2010年06月16日

サディスティック・ミカ・バンドのお話 & 映像

日本のロック・バンドも数多くあれど、個人的に記憶に残っているバンドに加藤和彦とミカ夫妻を中心とした サディスティック・ミカ・バンド があります。

アルバムも 「サディスティック・ミカ・バンド」 (シングル盤、サイクリング・ブギ付き) 「黒船」 「ホット! メニュー」 「ミカ・バンド・ライヴ・イン・ロンドン」、アルバム未収録ナンバーを含む 「ザ・ベスト・メニュー!」 これらのレコードとCDもリリースされていましたが、CDでのベスト盤は、「ベスト・オブ・サディスティック・ミカ・バンド」 のタイトルでアルバム未収録を含めリリース。

ライヴ・イン・ロンドンでのミカのショット個人的には、「ライヴ・イン・ロンドン」 が一番記憶に残るアルバムですが、カセット・テープで録られたという音質的には しょぼい ものでしたが 演奏の方は素晴らしく 何度も聴きましたね!

左のフォトは ’75年のロンドンでのライヴで、バンドのインスト演奏中にポラロイド・カメラで観客を撮り、その写真を手に持って踊るミカのショット。 (ミカさんは、楽器をやらないのでバンドのインストなどや自分の歌 以外の時は、たいてい踊っていたらしい)

もちろん、ブルース・バンドではありませんが、ギターの高中正義はスライド・ギターを弾くなどバンド・メンバーはテクニック面でも、当時の日本を代表する人たち ・・・

さて、今でも時々聴くミカ・バンドですが、特に好きなナンバーを意味なく挙げてみたい。

「ヘーイ ごきげんはいかが」 「塀までひとっとび」 「どんたく」 「マダマダ・サンバ」 「タイムマシンにおねがい」 「ブルー」 そして 「ハイ・ベイビー」 など。 「ハイ・ベイビー」 は 「ヘーイ ごきげんはいかが」 と並んで個人的に大好きな曲。 他にバンドのインストにもいい曲が多数ある。

さて、こんなミカ・バンドも熱狂の全英18回の公演 (ブライアン・フェリーのロキシー・ミュージックの前座) を最後に、加藤和彦とミカ夫妻は離婚という結末になり ・・・ 解散ということに。

その後、残されたバンド・メンバーは サディスティックス や ドラムの高橋幸宏は イエロー・マジック・オーケストラ (YMO) に参加し一世を風靡したり、ソロなどで活動していましたが、なんと ミカ・バンドは、’89年に再結成。
しかし、新ミカ 桐島かれん を立てCDも華々しくリリースされましたが、オリジナルのサディスティック・ミカ・バンドのような良さはあまり味わえませんでした ・・・ その後も 木村カエラ を立てての二度目の再結成なんかもやっていますが、興味は湧きませんでした。

オリジナルと区別するため、Mika から Mica へと微妙に英文表記のみ変えられていました。
(ご存知のように、加藤和彦さんは 昨年亡くなられましたので今後 再結成はない と思います)



サディスティック・ミカ・バンドの映像 & 音源

両ナンバーとも演奏のノリは イマイチといった感じですが、貴重な映像です ・・・

「塀までひとっとび」 (Suki Suki Suki) のオリジナルは、セカンド・アルバム 「黒船」 に収録。
「ライヴ・イン・ロンドン」 には熱いライヴが!





「ハイ・ベイビー」 は、シングル・カットされたが当時のアルバムには未収録。
ベスト・アルバムに収録されたナンバー。
映像的には さらに古いもので、メンバーも 一部 違います。
いや〜、名曲ですね。 さらに、スタジオ・ヴァージョンは出色の仕上がりでした ・・・





最後に、サード・アルバム 「ホット! メニュー」 に収録のナンバーから。
「ヘーイ ごきげんはいかが」 ・・・ このナンバーは彼らの傑作!
個人的には、同アルバム収録の 「ブルー」 なんかも大好きです。
裏ジャケには、なぜか ドブロのリゾネーター・ギターが写っていた ・・・



当時の動く映像は、個人的には 「涙もの」 でございます ・・・



カセット・テープで録られた 「ミカ・バンド・ライヴ・イン・ロンドン」 は、ブルースなら同じくカセットで録られた あのマジック・サムの 「マジック・サム・ライヴ」 に匹敵する伝説のライヴ!?
(ブルースアワーなので、ちょっと よけーなこと書いてみました ・・・)


関連記事 :
ロックの小話


この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔