葵ちゃん、1歳半になりました。

離乳食もそろそろ完了。

私が教科書にしていたBLW COOKBOOKも、対象年齢は1歳半くらいまでのような気がします。
赤ちゃんが興味を持つまでは食器やカトラリーは使わない。と書かれているだけです。 

温かく見守り、食事の時間を共に楽しむ。
このスタンスをずっと貫けばいいのか。
それとも赤ちゃん扱いはそろそろ卒業し、少しずつ食事時にもしつけを考えた方がいいのか。

迷っています。


BLWのその後を、本国イギリスではどんな風に進めているのか。
調べてみたいなーと思いつつ、できていません。


今の葵ちゃんは、お茶碗の上に別のお皿を重ねてご飯を潰したり
「バイバーイ」と嬉しそうにおかずを放り投げたり
スプーンでせっせとおかずをコップの水の中に入れたり
コップをひっくり返して「じゃ〜♪」と水をこぼしたり
それはもう毎日楽しそうです。

・・・。

お姉ちゃんのときには、このころからきっちり「ご飯は投げないで」と言い聞かせていました。
その結果4歳になった今、ご飯は投げません。
しかし食事中きちんと椅子に座っていることは今でも全然できません。
後ろを向いたり横向きに座ったり、あちこち引きずるので床は傷だらけ。
「ブッブー」とパンを車に見立ててテーブルで走らせたり
必要以上におかずをかき混ぜてひっくり返したり
お手拭きをシチューに入れたり
思い出すだけでイライラするのでこれ以上書きませんが、
「きちんと食べられる」という状態には程遠いです。
食後のテーブルの下は葵ちゃん以上に散らかっています。
あれこれ言い続けてきたこの3年間はなんだったのだ。


もう、口うるさく言うのめんどくさいな。と、思えてきました。
効果もないし。
毎日怒って長女のスルースキルはどんどん高くなるし。

私は、お茶碗にお手拭きを入れるのも食パンに煮物を乗せるのもご飯にリンゴをちぎって混ぜるのも全然面白くないし、やりたいとも思いません。
だけど長女にとってはまだ面白い。
ということは、ほっといてもそのうち面白くなくなってやめるんじゃないだろうか。

子供の発達段階に応じた能力の獲得というものがあるわけで、
1歳の子に箸を使えないと叱ったって無理。
毎日毎日叱って2歳でやっと箸が使えるようになるよりは、
4歳で初めて箸を持って、楽しみながらすぐ使えるようになる方が、親も子もハッピーだと思うのです。


ご飯で遊ぶ葵ちゃんをみて、
それを叱らない私をみて、
真似をして遊び出すお姉ちゃん。
本当は遊びたいのに、今まで怒られるからと押さえつけていたものが出てきているように見えるのです。
抑圧されたまま大きくなるよりは、飽きるまで遊んで、学んで、納得して、
「きれいに・かっこよく食べたい」って意欲が自分の内から湧き上がってきたときに、
親はそのやり方を教えてあげられればいいと思います。
そして食事のマナーなんてものは、親からしか学べないものでもないのです。

食べ物の大切さや、マナーを身につけることの大切さは折に触れて伝えていけばいい。
毎日叱りつけて形だけ整えても、そうする意味を子供が分かっていなかったら、
親のいないところではやっぱりできません。

前にも紹介したアドラー心理学の本を最近読み返しているのですが、
やっぱり子供を一人の人間として尊重すること。
それが子供に自分で成長する力をつけさせるように感じています。

とはいえ、きちんと「椅子に座って食べる」ということはBLWの基本ルールなので、
そこだけは葵ちゃんにもきっちりお願いしていこうと思います。



離乳・幼児食 ブログランキングへ

にほんブログ村 子育てブログ 離乳食・幼児食へ
にほんブログ村