2004年12月30日
不浄なる暗黒の書レビュー・上級クラス
匿名希望536番様より届いたBoVDプレステレビューでございます
たくさんのクラスについて書いていただき
ご苦労様です
引き続き募集しておりますので
悪好きの方は是非
※注
NPCクラスという性質上
プレイヤーの方は見ない方が良い場合があります
あなたのDMに確認のうえご参照ください
許可の出た方は⇒
たくさんのクラスについて書いていただき
ご苦労様です
引き続き募集しておりますので
悪好きの方は是非
※注
NPCクラスという性質上
プレイヤーの方は見ない方が良い場合があります
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ヴァーミン・ロード
転職前クラスの例:ドルイド、クレリック/ローグ
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:d6
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
体を蠢き回る甲虫や蛆虫に貸し与えることでその能力を得る虫フェチ野郎。呪文能力が減退し、基本攻撃ボーナスも下がる。キチン質の外皮ボーナスがついてACが強化され、虫が皮膚にたかっているおかげで変則的なダメージ減少能力を得るものの、本来的に戦闘向きのクラスではないためどうということはない。しかし10レベルで獲得できる集合意識は凶悪無比で、凄まじい虫の大群によってかなりの規模の都市を破壊することさえ可能になる。連携を組んで襲ってくる知力20超えの虫の群れ、というのは生理的嫌悪を通り越して純然たる恐怖を突きつけてくる。もちろん、蠢き回る虫達を全て駆除するのは非常に難しい。
このように最大レベルでの能力が非常に恐ろしいクラスではあるが、前提条件として巣作りにしか興味がないアホ虫クリーチャーの支配なんぞを受けにゃいかんので、自分と虫達以外は全部敵さ的純情昆虫少年には向いていない。評価はC。
ウォーリアー・オブ・ダークネス
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
暗黒の儀式を経て誕生した悪のファイター。たりないおつむから搾り出した技能ポイントを金輪際使わないであろう無駄技能に注がなければ転職できないが、意志セーヴが高く、毎レベル特殊能力が獲得できるのでポテンシャルは非常に高い。手に入る特殊能力は実は特技だったりするのでなお更中立ファイターがただの屑に思えてくるというおまけつき。その上で手に入るダメージ減少と呪文抵抗は中立や善の道に進んだファイターを身投げさせるほどのものだ。
悪いことは言わん。パラディン様になれなかったら、こっちで悪っぷりを発揮しとけ。なお、このクラスはワルな技法で強化してるだけなので、別段デーモンとかデヴィルとかやばそげなものと契約する必要はない。どんどんなろう。評価はA。
ウル・プリースト
転職前クラスの例:ローグ、ウィザード
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D8
呪文:クレリック並み(10レベルで9レベル呪文まで獲得)
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
神のパワーを盗み取って使用するクラス。前提特技が呪文修正特技なので呪文使い以外から転職するのもどうかというところだし、かといって呪文使いで転職しても元クラスの呪文は増えない。
クレリックの能力で使用できるのは僅かにアンデッド威伏と呪文使用だけで、領域特典は一切得られない。また転職時に信仰呪文を発動できる能力は封印されるので、目下のところこのクラスを有効に活かせるクラスというのが考えがたい。
僅かな希望としてMoWに載っているゲオマンサーへのつなぎという手も考えられるが、それにしても微妙な立ち位置である。低位スロットを高位スロットに変換する呪文変換、擬似呪文能力をコピーする能力などを活かせば、そこそこ活躍できるかもしれない。
尚、最終的にはクレリックに追い抜かれることになるが、10〜15レベルでは恐らくウル・プリーストの方が呪文習得速度が速い。この差分が生きることもあるだろう。また、腹心として擬似呪文能力の多いフィーンドを獲得したり、フィーンドをサモンして擬似呪文能力だけ奪って返すという手も使える。中〜高レベルの一時期には活躍の見込めるクラスである点にも留意しておく必要があろう。状況が限定されることとから評価はB。
キャンサー・メイジ
転職前クラスの例:レンジャー、ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
病気を振りまく病気の主。それはいいんだけど…「頑健無比」「追加hp」「毒への完全耐性」ってその前提特技なんですか。コアルールのウィザードが嬉々として選びそうな駄目チョイスです。
手に入る能力はローグのものをなぞりつつ、コンテイジョン発動能力やウイルス発動能力、みみずを鎧にする能力(!!)などを獲得していく。ウイルスに偵察をさせたり意識を乗っ取らせたりするウィルス関連の能力、特に自身が病気そのものに変化する「病気形態」は強力無比。
クラスの特質からいって集団で組みにくい、あるいは前提条件が駄目すぎるといった欠点はあるが、地下に住む見捨てられた住人達の親玉として設定すれば面白いのではなかろうか。評価はB。
スロール・オブ・オルクス
転職前クラスの例:ファイター/ソーサラー、レンジャー/ソーサラー、クレリック
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:D8
呪文:既存クラスのものを2レベルおきに獲得(変則)、最大+4レベル
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、アンデッドの王オルクスの下僕クラス。ファイターの攻撃ボーナスに2レベルおきの特技か呪文レベルの獲得、優秀なセーヴに毎レベル特殊能力の獲得、となかなかおいしい条件が揃っているが、前提条件として死霊術の発動能力を混ぜ込まねばならない。後データだと分かっていてもあんまり取りたくない特技を取らなければならないのもミソ。まぁ、アンデッド好きならそれぐらいできるよね、という。うーん。
当然の話だが、守護者としてオルクスを選択した属性信仰のクレリックも転職に向いている。術者能力があまり伸びないため、特殊能力を活かしたファイタータイプとしての立ち回りをした方が強力になけれる資質がある。ファイターとソーサラーのコンビネーションは割と相性が良い方なので評価はB。ただし、オルクスは信者にも憎悪の矛先を向けてくるタイプのデーモンだということに注意。
スロール・オブ・グラズド
転職前クラスの例:ソーサラー/ローグ
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:D6
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、裏切りと姦淫の主グラズドの下僕クラス。術者能力が上昇していくが、スピードが遅く、その代わりに習得できる能力はというとダメージ呪文のダメージを上昇させる能力。しかも、術者レベルを上げるのと同様の割合でしか伸びないので非常に微妙。
他に上昇する能力はというとローグ補佐の形。しかしローグ補佐にしては技能ポイントが低く、急所攻撃も覚えないため中途半端に終わっている。
ここはひとつToB掲載のアーケントリックスターから転職させるという手が考えられる。特殊能力「裏切りの呪文」は遠隔急所攻撃と効力が重複するため、不意打ちならば一撃でものすごいダメージを与えることができる。状況が限定されすぎててイマイチ使いづらいのでB。ただし、グラズドは(ソーサラー呪文が使えるような魅力度の高い女性であれば)割と恩恵を与えてくれるデーモンだと期待はできる。
スロール・オブ・ジェイブレクス
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D10
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス級スライム、ジェイブレクスの下僕クラス。ベースアタックとセーヴが驚異的。獲得特殊能力はウーズなどを召還したり、デーモンなどを召還するものであまり戦闘にはマッチしない。唯一、"ゲロブレス"が使える状況があるくらいか。「自発畸形」と「(スライムの)デーモンの奴隷」というかなり行動制限のある前提条件を噛まされるために、あえてこの制限を受けてまでなりたいクラスかと言われれば疑問。決して弱いクラスではないので、評価はB。10レベルになるとクリティカルヒット食らわなくなるし。
スロール・オブ・デモゴルゴン
転職前クラスの例:ファイター/ソーサラー、ファイター/ローグ
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:D8
呪文:既存クラスのものを2レベルおきに獲得(変則)、最大+4レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、双頭の悪魔デモゴルゴンの下僕クラス。ACを上げる鱗肉や腕を伸ばす間合い強化もそこそこに強力だが、白眉は何といっても4レベルで手に入るダブル・アクション。全力行動が二回行えるようになるため、急所攻撃交じりの全力攻撃を二回叩き込むことが可能になる。10レベルになると一日一回デモゴルゴンに請願してリミテッド・ウィッシュが発動可能になるがそんなものウィザードでもできるのであって、ダブル・アクションには適わない。しかしこれも回数制限があるため、わざわざデモゴルゴンと契約して取りに来るほどかと言われれば微妙なライン。デモゴルゴン信者にはお勧めといったところか。評価はC。
ソウルイーター
転職前クラスの例:モンスタークラス
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D8
呪文:なし
総合評価:S
出典:不浄なる暗黒の書
Sといってもなかなかなれるものではない。人型生物以外のクリーチャーが神格やデーモンによって強制される呪いの一種である。しかしながら、1レベル目でいきなり負のレベルを与える能力を獲得し以降も吸収を行う度に能力が拡大していく。セーヴは優秀だしベースアタックも優秀、それにこれといった弱点は存在していない。下手な基本クラスよりよほど強力だ。かつ、生きている状態なので、これだけのことをやってもアンデッドの不利な特徴を受けつがない。お勧め。
ディアボリスト
転職前クラスの例:ソーサラー、ウィザード
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:既存クラスのものを毎レベル+1
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
デヴィル学者と訳されているが、ダメージ呪文に不浄追加ダメージと猛悪追加ダメージが加算されるだけのクラスである。他はインプの使い魔が獲得できる(あるいは使い魔がインプに入れ変わる)というくらい。しかし前提条件も極めて簡単なので、クラス能力の多いクレリックはともかくソーサラー、ウィザードにはそこそこお勧めできるクラス。
なぜこれだけ条件が簡単で強力なのに絶賛できないのかというと、このキャラクターは一度死ぬと復活できないからだ。死ぬと悪魔に魂を捧げる契約をしているため、その悪魔に別の意図でもなければ復活など許してもらえないだろう(普通、なめられる)。かといって契約をごまかすとひどいしっぺ返しを受けかねない。この制限のため、評価はBにとどめておいた。
ディサイプル・オヴ・アスモデウス
転職前クラスの例:クレリック、ウィザード、ソーサラー、バード、アデプト、アリストクラート
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
魔王アスモデウスの使徒。情報収集に+10の技量ボーナスを与える「秘密を嗅ぎ出す」がいい味を出している。他にも悪属性の者に命令を下したり、チャームしたりと策謀に便利な能力が揃っている。逆に言えば決めうちとなる能力がないのが欠点で、どれもそこそこ使えるものの今ひとつ。
バードに組み合わせると最も効率が良さそうなのだが、そうすると今度は得意のバード知識が生かせなくなる。策謀能力の高い術者クラスをマルチクラスで作れれば使い勝手が出てきそうだ。能力増強のために数レベル組み込むにしては「悪の烙印」などのデメリットが大きい。評価はB。
ディサイプル・オヴ・ディスパテル
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D10
呪文:なし
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、戦の主ディスパテルの使徒。セーヴ、ヒットポイント、ベースアタックいずれも優秀でかつダメージを増やす鉄の猛撃、鉄の力、防御力を増やすアイアンスキン、アイアンボディが発動可能。また技能ボーナスは4と少なめではあるが、忍び足や視認、捜索に装置無力化というローグ系の技能も取得可能で、相手の数が多いときはサモン・エリニュスで掌握可能。転職条件も転職前クラスと相性が良く、転職して損なところがほとんどない。ファイターの場合はA評価、レンジャー、バーバリアンの場合はそのまま伸ばしていれば得られる特殊能力を捨てることになるからB評価ということになるだろう。善ファイターはつくづくゴミだ。
ディサイプル・オヴ・バールゼブル
転職前クラスの例:ローグ
ベースアタック:変則(最大+8)
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、裏切りの王にして蝿の王バールゼブルの使徒。セーヴが優秀な他は転職前職より技能ボーナスも下がるし急所攻撃の上昇度も下がる。はったり技能補佐の能力が幾つかつくが、SaSにあるはったり補佐特技で補える程度でもある。魅了系の能力が増えるが、魅力がよほど高くないと効果的でない、といずれの能力も中途半端。ローグの能力を大して落とさないまま全ての軍用武器が使えるようになるが、それがどうしたという程度である。サモン系能力が多少使えるようになるため、追い詰められた時に役に立つくらいか。評価はBとCの中間くらいだが、Bとしておいた。
ディサイプル・オヴ・マモン
転職前クラスの例:ローグ、ファイター
ベースアタック:変則(最大+8)
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、強欲の王マモンの使徒。セーヴが優秀だが、他の部分がかなりポシャっている。
はったりに技量ボーナスを与える「嘘」や確率をごまかす「チート」は面白いが、技能ボーナスの減少を補えるほどではない。「泥棒」「アイテム奪い」も同様に技能ボーナスの減少で相殺されるし、自分の味方に攻撃を弾く「攻撃転換」「呪文転換」が役に立つシーンは少ないだろう。アイテムを変造する「価値増加」はそんなことするヒマがあったら得意の「スティール」の能力でアイテムでも盗んだらどうだという気がするし、「ノンディテクション」の能力は同じ効果を持つアイテムで十分。いずれも技能ボーナスの減少、様々な特殊能力の獲得の放棄ということを考えると、わざわざ転職するまでもないなという気がかなりする。ただし、決して弱いわけではない。大元のローグがもともと優秀すぎるのだ。評価はB。
ちょっと変わった転職の仕方として、レベルの高いファイターを転職させる方法がある。急所攻撃ももたないただのごろつきだが、マモンの使徒はこういう頭の悪い強盗タイプが相応しい。無論こんなキャラクターは専業ファイターにも劣るような気がかすかにしないでもないので評価はB。
ディサイプル・オヴ・メフィストフェレス
転職前クラスの例:ファイター、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D8
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
攻撃ボーナスとセーヴが優秀。他にも特殊能力が様々についてくる。
「火の達人」「地獄の業火の手」はいずれもフレーバーくらいの能力だが、回数無制限の強力な遠隔接触攻撃に火への抵抗性、ヘルファイアー、ヘルファイアー・ストームの発動、そして炎の肉体は攻撃手として十分な破壊力を与えてくれる。
そもそも炎をまとうという異常な能力やら、硫黄の匂いを放つ炎をぶっ放したりやらしてるので「悪の烙印」もさほどの制限にはならず、むしろ格付けとして使うことすらできるだろう。
しかしながらヒットダイスは主戦力となる純粋戦闘系にやや劣り、擬似呪文能力であるため呪文固有の制限もある。何より火の効かない相手に対しては戦闘能力が大幅に落ちることなる。
悪神の使徒となると制限も多いため、評価はAに届かずB止まり。それでも、かなり強力なキャラクターであることに違いはない。
デモノロジスト
転職前クラスの例:ソーサラー、ウィザード
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:独自(4レベルまで)
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
デーモン召喚に特化したソーサラー。独自のスペルリストを持つため、ソーサラーの呪文レパートリーが増えるという見方もできるが、呪文レベルが低いためそれ相応の制限も受ける。全体的に馬力不足が目立ち、特にデーモン捕縛に関する擬似呪文能力はそのほとんどが中レベル以上のデーモンには通用しない難易度しかない。クラス作成者は呪文抵抗という言葉を忘れたのだろうか? それとも召喚術師なら呪文熟練(召喚術)と呪文熟練強化(召喚術)でも取れというお達しなのだろうか?
デヴィル研究者であるディアボリストに対してあまりに低いポテンシャルしか持ち合わせていない。魂を捧げずに得られる能力などこれくらいのものだろう。評価はC。デーモンバスターの一部にはこのクラスの者も存在するそうなので、想像を逞しくして利用するのがいい。
モータル・ハンター
転職前クラスの例:レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:D10
呪文:独自(4レベルまで)
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
定命の存在への攻撃のみに特化したレンジャー。来訪者しか転職できない。
内訳はというと、レンジャーの「得意な敵」を定命の者全体に拡大した「定命の存在の狩り」及び定命の存在の皮膚を剥いでかぶる能力がメイン。ただで擬似呪文能力向上が得られるので、強力な擬似呪文能力を習得できる来訪者が転職するのが望ましい。明らかにレンジャーの強化版なので評価はA。
前提条件を満たす意味でレンジャーとのマルチクラスにしたいところ。「得意な敵」でよく始末するヒューマノイドあたりを取れば殺戮能力が大幅に向上する。尚、レンジャーに得意な敵へのボーナスを二倍にするモンテ・パッチをつけている場合はこのクラスにも適用した方が良い。その場合は評価Sランク。
ライフドリンカー
転職前クラスの例:ファイター/ウィザード、クレリック
ベースアタック:クレリック
セーブ:3つ
HD:D12
呪文:なし
総合評価:S
出典:不浄なる暗黒の書
ヴァンパイアのみがなれる悪クラス。血を吸ってエネルギーを蓄積し、開放して強大な力を得ることができる。もともと強力なアンデッドではあるが、呪文能力が飛躍的に増大し、かつ吸血能力そのものも増加するため、戦闘中に「生命の井戸」ポイントを回復しながら戦闘することも可能。ヒットポイントの回復と筋力の増強を同時に行うなど追加能力は卑怯この上ない。ファイターなどを取って戦力を上げようとする暇があったらウォーリアー・オブ・ダークネスのクラスを取得するか、こちらのクラスを取ってクリーチャーとしての戦闘能力を上げる方がよほど良い。評価はS。
転職前クラスの例:ドルイド、クレリック/ローグ
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:d6
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
体を蠢き回る甲虫や蛆虫に貸し与えることでその能力を得る虫フェチ野郎。呪文能力が減退し、基本攻撃ボーナスも下がる。キチン質の外皮ボーナスがついてACが強化され、虫が皮膚にたかっているおかげで変則的なダメージ減少能力を得るものの、本来的に戦闘向きのクラスではないためどうということはない。しかし10レベルで獲得できる集合意識は凶悪無比で、凄まじい虫の大群によってかなりの規模の都市を破壊することさえ可能になる。連携を組んで襲ってくる知力20超えの虫の群れ、というのは生理的嫌悪を通り越して純然たる恐怖を突きつけてくる。もちろん、蠢き回る虫達を全て駆除するのは非常に難しい。
このように最大レベルでの能力が非常に恐ろしいクラスではあるが、前提条件として巣作りにしか興味がないアホ虫クリーチャーの支配なんぞを受けにゃいかんので、自分と虫達以外は全部敵さ的純情昆虫少年には向いていない。評価はC。
ウォーリアー・オブ・ダークネス
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:d10
呪文:なし
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
暗黒の儀式を経て誕生した悪のファイター。たりないおつむから搾り出した技能ポイントを金輪際使わないであろう無駄技能に注がなければ転職できないが、意志セーヴが高く、毎レベル特殊能力が獲得できるのでポテンシャルは非常に高い。手に入る特殊能力は実は特技だったりするのでなお更中立ファイターがただの屑に思えてくるというおまけつき。その上で手に入るダメージ減少と呪文抵抗は中立や善の道に進んだファイターを身投げさせるほどのものだ。
悪いことは言わん。パラディン様になれなかったら、こっちで悪っぷりを発揮しとけ。なお、このクラスはワルな技法で強化してるだけなので、別段デーモンとかデヴィルとかやばそげなものと契約する必要はない。どんどんなろう。評価はA。
ウル・プリースト
転職前クラスの例:ローグ、ウィザード
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D8
呪文:クレリック並み(10レベルで9レベル呪文まで獲得)
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
神のパワーを盗み取って使用するクラス。前提特技が呪文修正特技なので呪文使い以外から転職するのもどうかというところだし、かといって呪文使いで転職しても元クラスの呪文は増えない。
クレリックの能力で使用できるのは僅かにアンデッド威伏と呪文使用だけで、領域特典は一切得られない。また転職時に信仰呪文を発動できる能力は封印されるので、目下のところこのクラスを有効に活かせるクラスというのが考えがたい。
僅かな希望としてMoWに載っているゲオマンサーへのつなぎという手も考えられるが、それにしても微妙な立ち位置である。低位スロットを高位スロットに変換する呪文変換、擬似呪文能力をコピーする能力などを活かせば、そこそこ活躍できるかもしれない。
尚、最終的にはクレリックに追い抜かれることになるが、10〜15レベルでは恐らくウル・プリーストの方が呪文習得速度が速い。この差分が生きることもあるだろう。また、腹心として擬似呪文能力の多いフィーンドを獲得したり、フィーンドをサモンして擬似呪文能力だけ奪って返すという手も使える。中〜高レベルの一時期には活躍の見込めるクラスである点にも留意しておく必要があろう。状況が限定されることとから評価はB。
キャンサー・メイジ
転職前クラスの例:レンジャー、ドルイド
ベースアタック:クレリック
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
病気を振りまく病気の主。それはいいんだけど…「頑健無比」「追加hp」「毒への完全耐性」ってその前提特技なんですか。コアルールのウィザードが嬉々として選びそうな駄目チョイスです。
手に入る能力はローグのものをなぞりつつ、コンテイジョン発動能力やウイルス発動能力、みみずを鎧にする能力(!!)などを獲得していく。ウイルスに偵察をさせたり意識を乗っ取らせたりするウィルス関連の能力、特に自身が病気そのものに変化する「病気形態」は強力無比。
クラスの特質からいって集団で組みにくい、あるいは前提条件が駄目すぎるといった欠点はあるが、地下に住む見捨てられた住人達の親玉として設定すれば面白いのではなかろうか。評価はB。
スロール・オブ・オルクス
転職前クラスの例:ファイター/ソーサラー、レンジャー/ソーサラー、クレリック
ベースアタック:ファイター
セーブ:2つ
HD:D8
呪文:既存クラスのものを2レベルおきに獲得(変則)、最大+4レベル
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、アンデッドの王オルクスの下僕クラス。ファイターの攻撃ボーナスに2レベルおきの特技か呪文レベルの獲得、優秀なセーヴに毎レベル特殊能力の獲得、となかなかおいしい条件が揃っているが、前提条件として死霊術の発動能力を混ぜ込まねばならない。後データだと分かっていてもあんまり取りたくない特技を取らなければならないのもミソ。まぁ、アンデッド好きならそれぐらいできるよね、という。うーん。
当然の話だが、守護者としてオルクスを選択した属性信仰のクレリックも転職に向いている。術者能力があまり伸びないため、特殊能力を活かしたファイタータイプとしての立ち回りをした方が強力になけれる資質がある。ファイターとソーサラーのコンビネーションは割と相性が良い方なので評価はB。ただし、オルクスは信者にも憎悪の矛先を向けてくるタイプのデーモンだということに注意。
スロール・オブ・グラズド
転職前クラスの例:ソーサラー/ローグ
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:D6
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、裏切りと姦淫の主グラズドの下僕クラス。術者能力が上昇していくが、スピードが遅く、その代わりに習得できる能力はというとダメージ呪文のダメージを上昇させる能力。しかも、術者レベルを上げるのと同様の割合でしか伸びないので非常に微妙。
他に上昇する能力はというとローグ補佐の形。しかしローグ補佐にしては技能ポイントが低く、急所攻撃も覚えないため中途半端に終わっている。
ここはひとつToB掲載のアーケントリックスターから転職させるという手が考えられる。特殊能力「裏切りの呪文」は遠隔急所攻撃と効力が重複するため、不意打ちならば一撃でものすごいダメージを与えることができる。状況が限定されすぎててイマイチ使いづらいのでB。ただし、グラズドは(ソーサラー呪文が使えるような魅力度の高い女性であれば)割と恩恵を与えてくれるデーモンだと期待はできる。
スロール・オブ・ジェイブレクス
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D10
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス級スライム、ジェイブレクスの下僕クラス。ベースアタックとセーヴが驚異的。獲得特殊能力はウーズなどを召還したり、デーモンなどを召還するものであまり戦闘にはマッチしない。唯一、"ゲロブレス"が使える状況があるくらいか。「自発畸形」と「(スライムの)デーモンの奴隷」というかなり行動制限のある前提条件を噛まされるために、あえてこの制限を受けてまでなりたいクラスかと言われれば疑問。決して弱いクラスではないので、評価はB。10レベルになるとクリティカルヒット食らわなくなるし。
スロール・オブ・デモゴルゴン
転職前クラスの例:ファイター/ソーサラー、ファイター/ローグ
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:D8
呪文:既存クラスのものを2レベルおきに獲得(変則)、最大+4レベル
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
アビスのデーモンプリンス、双頭の悪魔デモゴルゴンの下僕クラス。ACを上げる鱗肉や腕を伸ばす間合い強化もそこそこに強力だが、白眉は何といっても4レベルで手に入るダブル・アクション。全力行動が二回行えるようになるため、急所攻撃交じりの全力攻撃を二回叩き込むことが可能になる。10レベルになると一日一回デモゴルゴンに請願してリミテッド・ウィッシュが発動可能になるがそんなものウィザードでもできるのであって、ダブル・アクションには適わない。しかしこれも回数制限があるため、わざわざデモゴルゴンと契約して取りに来るほどかと言われれば微妙なライン。デモゴルゴン信者にはお勧めといったところか。評価はC。
ソウルイーター
転職前クラスの例:モンスタークラス
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D8
呪文:なし
総合評価:S
出典:不浄なる暗黒の書
Sといってもなかなかなれるものではない。人型生物以外のクリーチャーが神格やデーモンによって強制される呪いの一種である。しかしながら、1レベル目でいきなり負のレベルを与える能力を獲得し以降も吸収を行う度に能力が拡大していく。セーヴは優秀だしベースアタックも優秀、それにこれといった弱点は存在していない。下手な基本クラスよりよほど強力だ。かつ、生きている状態なので、これだけのことをやってもアンデッドの不利な特徴を受けつがない。お勧め。
ディアボリスト
転職前クラスの例:ソーサラー、ウィザード
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:既存クラスのものを毎レベル+1
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
デヴィル学者と訳されているが、ダメージ呪文に不浄追加ダメージと猛悪追加ダメージが加算されるだけのクラスである。他はインプの使い魔が獲得できる(あるいは使い魔がインプに入れ変わる)というくらい。しかし前提条件も極めて簡単なので、クラス能力の多いクレリックはともかくソーサラー、ウィザードにはそこそこお勧めできるクラス。
なぜこれだけ条件が簡単で強力なのに絶賛できないのかというと、このキャラクターは一度死ぬと復活できないからだ。死ぬと悪魔に魂を捧げる契約をしているため、その悪魔に別の意図でもなければ復活など許してもらえないだろう(普通、なめられる)。かといって契約をごまかすとひどいしっぺ返しを受けかねない。この制限のため、評価はBにとどめておいた。
ディサイプル・オヴ・アスモデウス
転職前クラスの例:クレリック、ウィザード、ソーサラー、バード、アデプト、アリストクラート
ベースアタック:クレリック
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:既存クラスのものを1レベルおきに獲得、最大+6レベル
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
魔王アスモデウスの使徒。情報収集に+10の技量ボーナスを与える「秘密を嗅ぎ出す」がいい味を出している。他にも悪属性の者に命令を下したり、チャームしたりと策謀に便利な能力が揃っている。逆に言えば決めうちとなる能力がないのが欠点で、どれもそこそこ使えるものの今ひとつ。
バードに組み合わせると最も効率が良さそうなのだが、そうすると今度は得意のバード知識が生かせなくなる。策謀能力の高い術者クラスをマルチクラスで作れれば使い勝手が出てきそうだ。能力増強のために数レベル組み込むにしては「悪の烙印」などのデメリットが大きい。評価はB。
ディサイプル・オヴ・ディスパテル
転職前クラスの例:ファイター、バーバリアン、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D10
呪文:なし
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、戦の主ディスパテルの使徒。セーヴ、ヒットポイント、ベースアタックいずれも優秀でかつダメージを増やす鉄の猛撃、鉄の力、防御力を増やすアイアンスキン、アイアンボディが発動可能。また技能ボーナスは4と少なめではあるが、忍び足や視認、捜索に装置無力化というローグ系の技能も取得可能で、相手の数が多いときはサモン・エリニュスで掌握可能。転職条件も転職前クラスと相性が良く、転職して損なところがほとんどない。ファイターの場合はA評価、レンジャー、バーバリアンの場合はそのまま伸ばしていれば得られる特殊能力を捨てることになるからB評価ということになるだろう。善ファイターはつくづくゴミだ。
ディサイプル・オヴ・バールゼブル
転職前クラスの例:ローグ
ベースアタック:変則(最大+8)
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、裏切りの王にして蝿の王バールゼブルの使徒。セーヴが優秀な他は転職前職より技能ボーナスも下がるし急所攻撃の上昇度も下がる。はったり技能補佐の能力が幾つかつくが、SaSにあるはったり補佐特技で補える程度でもある。魅了系の能力が増えるが、魅力がよほど高くないと効果的でない、といずれの能力も中途半端。ローグの能力を大して落とさないまま全ての軍用武器が使えるようになるが、それがどうしたという程度である。サモン系能力が多少使えるようになるため、追い詰められた時に役に立つくらいか。評価はBとCの中間くらいだが、Bとしておいた。
ディサイプル・オヴ・マモン
転職前クラスの例:ローグ、ファイター
ベースアタック:変則(最大+8)
セーブ:2つ
HD:D6
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
九層地獄のデヴィル、強欲の王マモンの使徒。セーヴが優秀だが、他の部分がかなりポシャっている。
はったりに技量ボーナスを与える「嘘」や確率をごまかす「チート」は面白いが、技能ボーナスの減少を補えるほどではない。「泥棒」「アイテム奪い」も同様に技能ボーナスの減少で相殺されるし、自分の味方に攻撃を弾く「攻撃転換」「呪文転換」が役に立つシーンは少ないだろう。アイテムを変造する「価値増加」はそんなことするヒマがあったら得意の「スティール」の能力でアイテムでも盗んだらどうだという気がするし、「ノンディテクション」の能力は同じ効果を持つアイテムで十分。いずれも技能ボーナスの減少、様々な特殊能力の獲得の放棄ということを考えると、わざわざ転職するまでもないなという気がかなりする。ただし、決して弱いわけではない。大元のローグがもともと優秀すぎるのだ。評価はB。
ちょっと変わった転職の仕方として、レベルの高いファイターを転職させる方法がある。急所攻撃ももたないただのごろつきだが、マモンの使徒はこういう頭の悪い強盗タイプが相応しい。無論こんなキャラクターは専業ファイターにも劣るような気がかすかにしないでもないので評価はB。
ディサイプル・オヴ・メフィストフェレス
転職前クラスの例:ファイター、レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:3つ
HD:D8
呪文:なし
総合評価:B
出典:不浄なる暗黒の書
攻撃ボーナスとセーヴが優秀。他にも特殊能力が様々についてくる。
「火の達人」「地獄の業火の手」はいずれもフレーバーくらいの能力だが、回数無制限の強力な遠隔接触攻撃に火への抵抗性、ヘルファイアー、ヘルファイアー・ストームの発動、そして炎の肉体は攻撃手として十分な破壊力を与えてくれる。
そもそも炎をまとうという異常な能力やら、硫黄の匂いを放つ炎をぶっ放したりやらしてるので「悪の烙印」もさほどの制限にはならず、むしろ格付けとして使うことすらできるだろう。
しかしながらヒットダイスは主戦力となる純粋戦闘系にやや劣り、擬似呪文能力であるため呪文固有の制限もある。何より火の効かない相手に対しては戦闘能力が大幅に落ちることなる。
悪神の使徒となると制限も多いため、評価はAに届かずB止まり。それでも、かなり強力なキャラクターであることに違いはない。
デモノロジスト
転職前クラスの例:ソーサラー、ウィザード
ベースアタック:ウィザード
セーブ:1つ
HD:D4
呪文:独自(4レベルまで)
総合評価:C
出典:不浄なる暗黒の書
デーモン召喚に特化したソーサラー。独自のスペルリストを持つため、ソーサラーの呪文レパートリーが増えるという見方もできるが、呪文レベルが低いためそれ相応の制限も受ける。全体的に馬力不足が目立ち、特にデーモン捕縛に関する擬似呪文能力はそのほとんどが中レベル以上のデーモンには通用しない難易度しかない。クラス作成者は呪文抵抗という言葉を忘れたのだろうか? それとも召喚術師なら呪文熟練(召喚術)と呪文熟練強化(召喚術)でも取れというお達しなのだろうか?
デヴィル研究者であるディアボリストに対してあまりに低いポテンシャルしか持ち合わせていない。魂を捧げずに得られる能力などこれくらいのものだろう。評価はC。デーモンバスターの一部にはこのクラスの者も存在するそうなので、想像を逞しくして利用するのがいい。
モータル・ハンター
転職前クラスの例:レンジャー
ベースアタック:ファイター
セーブ:1つ
HD:D10
呪文:独自(4レベルまで)
総合評価:A
出典:不浄なる暗黒の書
定命の存在への攻撃のみに特化したレンジャー。来訪者しか転職できない。
内訳はというと、レンジャーの「得意な敵」を定命の者全体に拡大した「定命の存在の狩り」及び定命の存在の皮膚を剥いでかぶる能力がメイン。ただで擬似呪文能力向上が得られるので、強力な擬似呪文能力を習得できる来訪者が転職するのが望ましい。明らかにレンジャーの強化版なので評価はA。
前提条件を満たす意味でレンジャーとのマルチクラスにしたいところ。「得意な敵」でよく始末するヒューマノイドあたりを取れば殺戮能力が大幅に向上する。尚、レンジャーに得意な敵へのボーナスを二倍にするモンテ・パッチをつけている場合はこのクラスにも適用した方が良い。その場合は評価Sランク。
ライフドリンカー
転職前クラスの例:ファイター/ウィザード、クレリック
ベースアタック:クレリック
セーブ:3つ
HD:D12
呪文:なし
総合評価:S
出典:不浄なる暗黒の書
ヴァンパイアのみがなれる悪クラス。血を吸ってエネルギーを蓄積し、開放して強大な力を得ることができる。もともと強力なアンデッドではあるが、呪文能力が飛躍的に増大し、かつ吸血能力そのものも増加するため、戦闘中に「生命の井戸」ポイントを回復しながら戦闘することも可能。ヒットポイントの回復と筋力の増強を同時に行うなど追加能力は卑怯この上ない。ファイターなどを取って戦力を上げようとする暇があったらウォーリアー・オブ・ダークネスのクラスを取得するか、こちらのクラスを取ってクリーチャーとしての戦闘能力を上げる方がよほど良い。評価はS。