レビュー:宿命の種族

2007年04月25日

宿命の種族(その2) 第2章 ハーフエルフとハーフオーク

 第1章と同じ体裁だが、この章の意味は大きい。
 「人間とは何か?」ということに関しては、数多くの言葉が有るが「ハーフオークとは何か?」ということに関する思想は圧倒的に少ない。
 PHBに少し載っているメモ程度の資料と、この本に書かれていることがほとんど全てのデータになるだろう(セカンド以前に遡るのも一つの手だが……)。

 なので、ハーフオークやハーフエルフのPCを作る予定のプレイヤーはここを読み込むと良い。
 彼らの思考を学び、あらゆる状況でそれらしく振舞えるよう訓練するのだ。
 ゲームで異種族をプレイするというのはそういうことだ。
 (めんどくさいと思ったら人間を選べば良い(笑))

 ……まあ、もちろんクソマンチキン風に“強いから選ぶ”というのも良いだろう(笑)
 DMが許可する限り、何でもできるのがサードというゲームである。

『レングス上がるからハーフオーク』

 で一向に構わないッッ!!
 暗視も有るしねッ!!
 その場合、この章には強いデータが一切無いので(というかデータが無い)凄い勢いでガッカリすると良いだろう。




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bm_nag at 11:44|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

2007年04月21日

宿命の種族(その1) 第1章 人間2

 人間ッ!!
 人間とは何か!?
 なぜ人間なのか!!
 人間と動物の違いは何なのかッ!?


 ……というわけではなく、単にゲーム内の人間という選択肢のスペックについて語るサプリメント(笑)
 それが『宿命の種族』
 生物学的に人間の“性能”や“行動様式”についてデータ解説されている。
 まあ、人間について知りたければ哲学書を読んだ方が良いわけで(笑)
 ゲームのサプリメントとしてはそれよりも、ファンタジー世界・D&D世界における「人間の生活」とか「芸術と工芸」、そして「人間と戦」などと言った項目が必要になるわけである。

 第1章は、

 『D&D世界で人間はどうやって生きているんだろう?』

 という素朴な疑問に答えてくれる。


 データ的な部分で言えば新しい神2個(都市の神ウルバヌス、人間優勢種を唱えるザルス)、都市のサンプル(港町スリー・フォールズ)などが記載されている。クソマンチキン風なことを言わせて貰えれば、ザルスの持つ“パーティの誰かのダイスをリロールできる”という「宿命」の領域が強いというか。ハイローニアス信者も持てるので、ズバリ言って本を買うとパワーアップというか。


p.s
 ヘルメットを取ったジョウゼンの姿がp17に!
c77719b1.jpg


 ハゲじゃなかった!

bm_nag at 12:32|PermalinkComments(3)TrackBack(0)