JYJのライブも無事、すべて終了しましたね^^
東京ドーム最終日。
JJはまたしても号泣だったそうですね。
甘えたな末っ子体質なくせに、
妙にプライドが高くて、
我慢強くて……
そう言うところを見ると、どんなに可愛く綺麗でも、やっぱり男の子なんだなぁって。
ファンの前で潤んだ涙を見せたことは何度かあったけど。
ここまで泣いたことはなかったね。
どんだけ苦しかったか。
どんだけ辛かったか。
その気持ちを理解してあげることは出来ないけど。
それでも前に進むことを選んだ君だから。
心から応援するよ。
眠りにつこうとして、目を閉じた瞬間。
ベッドの横の棚に置いておる携帯が鳴りだした。
「もしもし」
『…………っ』
声にならない声が聞こえた。
携帯のディスプレイを見なくても、確かめなくても分かるから。
「ジェジュン」
俺は躊躇うことなく最愛の人の名前を呼ぶ。
『ユノ……っ』
「ジェジュン、お疲れ様…」
『ユノ、ュノ…っ』
ただただ俺の名前を呼ぶ声は、震えていて…。
でもそれを必死に隠そうとしてるから、俺は気付かない振りをする。
『ユノ…ユノ……』
「ジェジュン、どうしたの?今日は大好きな歌を歌えたんだろ?」
『怒って…ないの?』
「何に怒るの?」
『何って…ォレが………ステージに立ったこと…っ』
涙を必死に抑えようと、一生懸命に深呼吸をする音が携帯越しに聞こえる。
それでもおさまらない感情が唇から零れる落ちる。
『ごめんね、っく……ごめんね…っ』
「ジェジュン、謝らないで。お前は何も悪くないから」
5人ではなく、3人で。
俺達5人の夢の舞台であったあのステージに立ったことを。
ジェジュンはひたすら謝り続けた。
「ジェジュン、お願いだから泣かないで?」
『ユノぉ…』
「俺は、ジェジュンの歌声が好きだから…お前が好きな歌を歌えるなら、それだけで俺も幸せだよ?」
彼が笑ってるだけで俺も幸せで。
彼が泣いてるだけで俺も悲しくて。
こんなにも自分を振り回すのはコイツだけで…。
「ジェジュン、愛してるよ」
『オレも……』
「ジェジュン」
『ユノ…』
何度も何度も、何度も「名前を呼んで?」と言ってくるジェジュンに、俺はジェジュンが落ち着くまで名前を囁く。
「ジェジュン…目、擦っちゃだめだよ?明日瞼が腫れちゃうから…」
そう言うと、ふふっと笑い声が聞こえた。
「やっと笑った」
『…どうして分かるの、オレのしてること?』
「ジェジュンを愛してるから」
そう囁けば小さく「ぅん」と頷いた。
明日も早いからと言って、電話を切る。
その瞬間にも、縋るように俺の名前を呼ぶジェジュンを…こんなにも抱きしめてやりたいと思ったのは初めてだった。
そして、数日後。
またしても眠りにつこうと目を閉じた瞬間。
突然携帯が鳴った。
「もしもし」
『ユノ…』
この前よりは幾分明るい声のジェジュンに、俺も少しだけ安心した。
『ユノ、迎えにきて?』
「…?どう言うこと?」
『オレを、迎えに来て?』
「…え、日本まで?」
『いいから…。扉を開けてよ…』
最後の言葉に、まさかと思いつつ、玄関の扉を開けに行くと…。
そこには、彼が居た。
「…ただいま、ユノ」
優しく笑った彼。
でも、目には涙の膜が出来ていて…。瞬きしたら零れ落ちそうなほどだった。
「ジェジュン……っ」
ぐいっと胸の中に彼を抱くと、ぎゅうっと背中に腕をまわしてしがみ付いてきた。
小さく震える彼を、壊れないようにそっと。
だけど、彼が不安にならないように力強く抱き締める。
「ユノ、ユノの匂いだ…」
「えっ?」
「ふふ…ユノは、お日様みたいな匂いがするね?すっごいあったかい…」
彼の額に、頬に。何度も触れるだけのキスをして…。
チェリーピンクの唇にもキスを落とした。
火ついた身体は。
相手を貪るように求めて…それでも足りなくて。
お互いが1つに溶けあうまで、何度も確かめ合った。
ぽわんと色っぽい表情を見せるジェジュンを胸の中に閉じ込める。
「ジェジュン……ライブの時も、この指輪してた?」
左手の薬指に光る指輪に小さなキスをする。
頬を少しだけ赤くしたジェジュンは、俺の真似をして指輪にキスをした。
「ユノと一緒にステージ立ちたかったから…」
「…ジェジュン」
「オレ、歌うの好き。歌うと、素直になれる。笑顔も、涙も…自然と零れてくる」
「ジェジュンは、歌うために生まれて来たんだよ。歌い続けるのがお前の運命なんだよ」
「でも…っ」
言葉を詰まらせたジェジュンの瞳から、一粒の涙が零れた。
「それでも、その場所にユノがいなきゃ歌う意味なんてない…」
真剣な顔で。
俺の目をじっと見つめて。
この世で、彼以上に俺を愛してくれる存在がいるであろうか。
一生懸命に気持ちを伝えてくる彼が堪らなく愛しい。
「ジェジュン…」
「ユノ…」
言葉に詰まった俺達は、ただただお互いを強く抱き締めた。
なんて答えるのが正解なのか分からなくて。
ジェジュンの名前を呼ぶことしか出来ない自分がもどかしかった。
「ユノ、愛してるって言って?」
「愛してる」
「もっと…」
「お前だけを愛してる」
「もっともっと言って?」
「生涯、お前だけを愛し続けるよ」
満足したのか、ジェジュンは安心した表情を見せて、囁いた。
「オレも、生涯ユノだけを愛するよ」
認めてくれる人が少なくてもいい。
誰も認めてくれなくてもいい。
お互いさえいれば、生きていけるから。
お互いさえいればどんな逆境も乗り越えられるから。
それでも不安が消えないのなら。
俺の生涯を捧げよう。
世界で一番愛しいジェジュンに。
END.
東京ドーム最終日。
JJはまたしても号泣だったそうですね。
甘えたな末っ子体質なくせに、
妙にプライドが高くて、
我慢強くて……
そう言うところを見ると、どんなに可愛く綺麗でも、やっぱり男の子なんだなぁって。
ファンの前で潤んだ涙を見せたことは何度かあったけど。
ここまで泣いたことはなかったね。
どんだけ苦しかったか。
どんだけ辛かったか。
その気持ちを理解してあげることは出来ないけど。
それでも前に進むことを選んだ君だから。
心から応援するよ。
眠りにつこうとして、目を閉じた瞬間。
ベッドの横の棚に置いておる携帯が鳴りだした。
「もしもし」
『…………っ』
声にならない声が聞こえた。
携帯のディスプレイを見なくても、確かめなくても分かるから。
「ジェジュン」
俺は躊躇うことなく最愛の人の名前を呼ぶ。
『ユノ……っ』
「ジェジュン、お疲れ様…」
『ユノ、ュノ…っ』
ただただ俺の名前を呼ぶ声は、震えていて…。
でもそれを必死に隠そうとしてるから、俺は気付かない振りをする。
『ユノ…ユノ……』
「ジェジュン、どうしたの?今日は大好きな歌を歌えたんだろ?」
『怒って…ないの?』
「何に怒るの?」
『何って…ォレが………ステージに立ったこと…っ』
涙を必死に抑えようと、一生懸命に深呼吸をする音が携帯越しに聞こえる。
それでもおさまらない感情が唇から零れる落ちる。
『ごめんね、っく……ごめんね…っ』
「ジェジュン、謝らないで。お前は何も悪くないから」
5人ではなく、3人で。
俺達5人の夢の舞台であったあのステージに立ったことを。
ジェジュンはひたすら謝り続けた。
「ジェジュン、お願いだから泣かないで?」
『ユノぉ…』
「俺は、ジェジュンの歌声が好きだから…お前が好きな歌を歌えるなら、それだけで俺も幸せだよ?」
彼が笑ってるだけで俺も幸せで。
彼が泣いてるだけで俺も悲しくて。
こんなにも自分を振り回すのはコイツだけで…。
「ジェジュン、愛してるよ」
『オレも……』
「ジェジュン」
『ユノ…』
何度も何度も、何度も「名前を呼んで?」と言ってくるジェジュンに、俺はジェジュンが落ち着くまで名前を囁く。
「ジェジュン…目、擦っちゃだめだよ?明日瞼が腫れちゃうから…」
そう言うと、ふふっと笑い声が聞こえた。
「やっと笑った」
『…どうして分かるの、オレのしてること?』
「ジェジュンを愛してるから」
そう囁けば小さく「ぅん」と頷いた。
明日も早いからと言って、電話を切る。
その瞬間にも、縋るように俺の名前を呼ぶジェジュンを…こんなにも抱きしめてやりたいと思ったのは初めてだった。
そして、数日後。
またしても眠りにつこうと目を閉じた瞬間。
突然携帯が鳴った。
「もしもし」
『ユノ…』
この前よりは幾分明るい声のジェジュンに、俺も少しだけ安心した。
『ユノ、迎えにきて?』
「…?どう言うこと?」
『オレを、迎えに来て?』
「…え、日本まで?」
『いいから…。扉を開けてよ…』
最後の言葉に、まさかと思いつつ、玄関の扉を開けに行くと…。
そこには、彼が居た。
「…ただいま、ユノ」
優しく笑った彼。
でも、目には涙の膜が出来ていて…。瞬きしたら零れ落ちそうなほどだった。
「ジェジュン……っ」
ぐいっと胸の中に彼を抱くと、ぎゅうっと背中に腕をまわしてしがみ付いてきた。
小さく震える彼を、壊れないようにそっと。
だけど、彼が不安にならないように力強く抱き締める。
「ユノ、ユノの匂いだ…」
「えっ?」
「ふふ…ユノは、お日様みたいな匂いがするね?すっごいあったかい…」
彼の額に、頬に。何度も触れるだけのキスをして…。
チェリーピンクの唇にもキスを落とした。
火ついた身体は。
相手を貪るように求めて…それでも足りなくて。
お互いが1つに溶けあうまで、何度も確かめ合った。
ぽわんと色っぽい表情を見せるジェジュンを胸の中に閉じ込める。
「ジェジュン……ライブの時も、この指輪してた?」
左手の薬指に光る指輪に小さなキスをする。
頬を少しだけ赤くしたジェジュンは、俺の真似をして指輪にキスをした。
「ユノと一緒にステージ立ちたかったから…」
「…ジェジュン」
「オレ、歌うの好き。歌うと、素直になれる。笑顔も、涙も…自然と零れてくる」
「ジェジュンは、歌うために生まれて来たんだよ。歌い続けるのがお前の運命なんだよ」
「でも…っ」
言葉を詰まらせたジェジュンの瞳から、一粒の涙が零れた。
「それでも、その場所にユノがいなきゃ歌う意味なんてない…」
真剣な顔で。
俺の目をじっと見つめて。
この世で、彼以上に俺を愛してくれる存在がいるであろうか。
一生懸命に気持ちを伝えてくる彼が堪らなく愛しい。
「ジェジュン…」
「ユノ…」
言葉に詰まった俺達は、ただただお互いを強く抱き締めた。
なんて答えるのが正解なのか分からなくて。
ジェジュンの名前を呼ぶことしか出来ない自分がもどかしかった。
「ユノ、愛してるって言って?」
「愛してる」
「もっと…」
「お前だけを愛してる」
「もっともっと言って?」
「生涯、お前だけを愛し続けるよ」
満足したのか、ジェジュンは安心した表情を見せて、囁いた。
「オレも、生涯ユノだけを愛するよ」
認めてくれる人が少なくてもいい。
誰も認めてくれなくてもいい。
お互いさえいれば、生きていけるから。
お互いさえいればどんな逆境も乗り越えられるから。
それでも不安が消えないのなら。
俺の生涯を捧げよう。
世界で一番愛しいジェジュンに。
END.