実は、最近あるアフィリエイト関連書籍の監修に数人のアフィリエイターの方と共に携わっている。

先日第1回目の打ち合わせに集まったのだが、そこで出版社側から出された書籍のイメージは「儲かるアフィリエイト」。ある意味、昨今のアフィリエイト関連本の流行に乗った企画ともいえる印象で、どこかアフィリエイトというものを「特別視」しているものだった。

これは、最近のアフィリエイトに関する記事・書籍に共通するものなのだが、単なるマーケティング手法の一つでしかないアフィリエイトがなにか「特別儲かるお得なシステム」というような論調で語られ、「なにかやる気さえあれば誰でも簡単儲かるモノ」という、どこか歪んだイメージがかなり反映されているものだった。

ただ、実際の所は、というと・・・
すでにアフィリエイトをやっている方なら殆ど全員がこう思っているはず。

「そんな簡単に儲かるわけないじゃん」

そう、アフィリエイトはあくまで「簡単に始められる」というだけで「簡単に儲かる」という訳ではない
いかに「集客」して、いかに「商品を見せて」、ココ(サイト内)で「購入してもらう」か・・・。
極論を言えば「モノを売る」という段階までは実際のネットショップとそう変わらないのではないだろうか。(当然ながら、実際には仕入・発送・集金がないだけでリスクも手間も比べ物にならないが)

実は、この辺の事について前回の打ち合わせ中に我々と出版社側の持っているイメージに大きな溝があり、企画を根底から否定するような発言も・・・かなりのライターさん泣かせの打ち合わせとなってしまった。(ある人のトドメともいえる発言もあり(笑))

ただ、そこはライターさんもプロである。数日後には今回の打ち合わせ内容を踏まえた代替案をしっかりまとめてくれた。

出版前の企画なので当然ながら内容は明かしちゃいかんのだろうが、代替案の「第一章」の第一項目は・・・

「簡単にできる」と「楽して儲かる」は別の話だということを理解する

ちょっとだけ判ってもらえたようだ。