2011年07月31日

デレク・ベイリーのES-175

INCUS RECORDSのHPに、デレク・ベイリーのGibson ES-175の部分部分のアップ写真と解説が掲載されていました。
それを見たらますます好きになっちゃいました。創意工夫っぷり。

まずは基本情報。
1963年製。シリアルNo.120592

弦:
Thomastik-Infeld
Jazz BeBop Series Round Wound medium light
もしセットのまま使用していたのだとすると、
1st:.013
2nd:.017
3rd:.021(wound)
4th:.030
5th:.038
6th:.053

Pick:なんと自作。材料は歯医者さんが歯を作る時に使うアクリル(?)素材。灰皿を「型」に使用。
Simplex Rapid
『DEREK BAILEY SOLO GUITAR VOLUME2』のジャケットに掲載されているのが完成品。

ギターの特徴:
1. ストラップを結びつける為に、ネックとボディの境目に革紐の輪。
2. フロント・ピックアップを上下さかさまに。元はP.A.F.だったはずだが、上下逆になってしまうにもかかわらずあえてgibsonのロゴ入りピックアップ('70年代頭)に交換(もしかするとカバーのみ交換)。
3. フロント、リアともにポールピースを極端に調整。2弦部分がへっこみ、1弦部分を盛り上げる。
4. リア・ピックアップのエスカッションの痛みがひどい。よほどピックが硬いのか。
5. 1,2弦のテールピースへの装着方法が変。弦交換時に溝からはずれにくくする為?
6. テールピースが汚い。コンタクト・ピックアップを固定した跡だとか。
7. 3,4弦のブリッジ接地部分にセロテープ?
8. ブリッジとリア・ピックアップの間、1,2弦部分にスポンジ的なもの。ミュート用?



bobandbob at 02:34│Comments(0)TrackBack(0)DEREK BAILEY 

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