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How Beautiful!

築80年の町家をリノベーション。旦那と猫と暮らす京女の茶道覚書とそのくらし

2011年02月

23 2月

スウィートスプリング

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私は無類のミカン好き。

小学校にあがる前の年のこと。
両親が出かけたので、一人で留守番をしていた。

ふと、階段下にあるミカン箱に気がついた。
一つ食べてみると、甘くて美味しい。あともう一つだけ、と思いながら、
パクパク食べているうちに、気がつくとほとんど食べ尽くしてしまった。

ひと箱。大記録である。

そのあと、案の定お腹が痛くなって吐いて死にかけた。
大袈裟ではなく本当に死にかけた。
回復したのち、母に「吐くという字は、口に十一と書くんやで。十でよいものを余分に
口に運ぶから吐いてしまうんや。わかるか?」と懇々と説教されてしまった。

そんな苦い思い出があるのに今でも大好きなミカン。
香りも味も色もサイコーな食べ物だ。


昨日、主人が仕事でお世話になっているお施主様から
色んな種類のミカンをもらってきた。

「うわっ、うわっ、うわぁ~」

自分でもびっくりするぐらい興奮してしまった。

その中にスィートスプリングという種類があった。
調べてみると温州みかんと八朔柑の交配品種だそうだ。
果肉が柔らかく、酸味が少なく後味がすっきりして爽やかな味らしい。
まだ市場にもあまり出ていない貴重品種だとか。

ちなみに柑橘類(ミカン科)ミカン属にはオレンジ類・グレープフルーツ類・
香酸柑橘類・雑柑類・タンゴール類・タンゼロ類・ブンタン類・ミカン類があるそうだ。
ネーブルはオレンジ類、温州みかんとポンカンはミカン類、デコポンは雑柑類、
はるみはタンゴール類。

あれれ…?スィートスプリングは…?

ま、美味しければいいですよね。なんでも。
15 2月

花は野にあるように


以前、大学の友人と泊った宿でのこと。

フロントで受付を済ませると、なんだかいい香りが…。

「…ん?香水にしてはやわらかい香りだなぁ」

そんなことをぼんやり思いながらキョロキョロ廊下を眺めていると、
いたるところに色とりどりの花が…。
そして花の近くには必ずアンティークの家具が置いてあったのでした。

華やかではなかったけれども、そのどれもに存在感があり、
アンティーク家具(古いもの)と花(最近摘み取られた新しいもの)の
妙にマッチした感じがとても素敵に見えました。
部屋が適度に薄暗かったのもよかったのかも。

千利休の利休七則の一つに
「花は野にあるように」
ということばがあります。

意味合いは少し違いますが、この宿主のもてなしの心が
すーっと私たちの心に素直に伝わり、居心地のよい一日を過ごすことができました。






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8 2月

ブルーフレーム

やってしまった…


毎週月曜日に更新するはずが…
新年早々誓ったのに…!
睡魔に負けてしまったワタクシなのでした。


そんな眠気を誘ったのはウチの対流式ストーブ。
猫のうるめちゃんが毎日、前でど~んと陣取っています。


対流式ストーブは部屋全体を暖めてくれるスグレモノ。
町家に来てから、冬にはコレが必須アイテムとなりました。
身体を暖めてくれるのはもちろん、のぞき窓から見える
炎を見ると何だかほっこりするんです。

心理学的にも証明されているみたいですよ。
暖炉の火を初対面の人と囲んで実験をしたところ、
リラックスできる、癒される、会話の相手が自分と似ていると
感じるなどの効果があったそうです。
productImg_01

ウチのストーブも気に入っていますが、今欲しいのが
アラジンのブルーフレーム。
約80余年もの間、少しずつ改良を加えながらもほとんど
その形を変えていないそうです。
イギリスには大切なものを何代にも受け継ぐ風習があります。
どんなに古くなっても、直して使い続ける。
このブルーフレームもそんなイギリスで生まれたそうです。


いつかウチの町家にも置くぞ!




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