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終戦の3ヶ月前の1945年5月14日、名古屋空襲により名古屋城が焼失しました。1959年(ハワイ州になった年)に鉄筋コンクリートの名古屋城が再建されましたが、その耐震性や老朽化が問題となり木造の天守閣の再建が決定されたばかりです。400年前のオリジナルの設計図に沿って再建されます。

1615年、徳川家康が名古屋城を築城して、子の徳川義直を尾張徳川家初代の城主として住まわせました。今からおよそ400年前のことです。

ちょうど同じ年の1615年に、名古屋城の門前町の繁栄を見込んで小出庄兵衛が名古屋城から歩いて20分ほどの所(現在の中区栄)で小間物屋を始めました。小出庄兵衛の目論見は当たり、その後「十一屋呉服店」として発展していきます。

12日午後、400年以上の歴史を持つ名古屋の老舗百貨店「丸栄」が経営不振により、その長い歴史に幕を引くことを決定しました。数年前から株の取得をしてきた名古屋の医療品メーカー興和がTOB(株式公開買い付け)を実施して、戦後長く東証に上場してきた丸栄の上場を廃止させ完全子会社化します。長く慣れ親しんだ名古屋の「丸栄」がなくなるは寂しい気がします。

ネット通販の台頭などで経営に行き詰まっているのは名古屋の老舗百貨店だけではありません。アメリカの小売業も苦しんでいます。アメリカの百貨店メイシーズ(Macy's)やシアーズ(Sears)を始めとした衣料小売店などが、向こう数カ月以内に全米で4000店近い店舗を閉めることになりそうです。

オンラインショッピングの攻勢に、全米のショッピングモールの約3分の1がテナントの撤退で瀕死の状態です。メイシーズやシアーズのようなモールのメインテナントが撤退すると、集客力が落ちてモール自体が生き残れなくなります。アメリカのモールを真似てできた日本のイオンモールなども数年後にはアメリカを追随するはずです。

時代に逆行するようにハワイではショッピング街の建設が盛んです。ハワイの拡張されたアラモアナ・ショッピングセンターや出来たばかりのインターナショナル・マーケットプレイスの先行きを心配する人もいます。百貨店ニーマン・マーカスが売却を真剣に検討しています。世界の変動のスピードは私たちが思っている以上に速いようです。


 
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