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ハレクラニホテルのビーチフロントのレストランと言えば、夕日を背景にサンセット・フラを見ながらマイタイのグラスを傾け、食事ができるレストランとして多くの人に楽しまれています。樹齢100年を越すキアヴェの大樹の下で、海に落ちる陽を見ながら優雅なフラを見るために、ハレクラニホテルに部屋を取る人もいるくらいです。

1925年に書かれた小説「チャーリー・チャン」にも登場した由緒あるハレクラニホテルのレストラン「ハウス・ウィズアウト・ア・キー」は、当時のホノルルは治安がよく、家にカギをかけなくてもいいということに由来します。

この場所は、かつて海軍将校だったアーサー・ブラウン氏の邸宅がありました。そのブラウン氏を作家のアール・ダー・ビガース氏がよく訪れ、この地を題材に小説が生まれます。小説はベストセラーになり、映画も作られました。

1887年、現在侵食されている海岸線はもう少し沖になっていました。今のハレクラニホテルの敷地に3歳の少女が小さなキアヴェの苗木を植えました。樹齢129年と言われるハレクラニホテルのシンボルでもあるそのキアヴェの大樹が昨年8月に倒れてしまいました。

土曜日から日曜にかけての大雨のあと日付けが変わった午前12時過ぎ、キアヴェの大樹は疲れた体を休めるように根元から折れて横たわってしまいました。幸いにその時間帯に付近には人もなく、人を傷つけることなくひっそり逝ってしまったのです。折れて横たわるその姿は、本当に疲れて横たえる人のようです。

ハワイアンの生演奏にフラダンス、1977年からここでフラを踊っているダンサーのカノエ・ミラーさんは「古い友が亡くなった寂しさがあります。感謝の気持ちを伝えるためにキアヴェの大樹の最期を見届けにやって来ました」と樹が倒れた夜のテレビニュースで応えています。

内地の大地に根を張るキアヴェの大樹が突然倒れることはありません。年々侵食されている海岸線のキアヴェの大樹は長年にわたり海水の影響を受けたのは間違いありません。突然に倒れてしまった瀕死のキアヴェの大樹は、横たわったまま息を吹き返しています。

陽の強いい日には心地いい日陰をつくってくれたキアヴェの大樹。海からの心地いい風に、ハワイアン音楽に合わせて舞うダンサー、樹の葉の擦れ合う音も確かな演出の一つでした。大地に張る根はまだ生きていて、今新たなハレクラニの歴史を作っています。



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元気だった頃の大樹

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