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ハワイのサクラのシーズンが終わりに近づいて来ました。ワイキキ周辺ではサクラは開花しませんが、温度が少し低いオアフ島の高地ワヒアワではサクラが見られます。12月から見られたサクラももう間もなく葉桜に変ろうとしています。

沖縄から持ち込まれた日本を象徴する「さくら」の木がワヒアワには何本もあります。ワイキキでは桜は育ちません。標高287mのワヒアワは冬は比較的涼しくなり、「さくら」が育つ環境があります。ワイキキからノースショアに行く途中ドールプランテーションに行くと、空気がひんやりするのを感じるでしょう。

日本ではサクラと言えばソメイヨシノが一般的ですが、ハワイのサクラは温暖な台湾、沖縄や奄美で見られる寒緋(かんひ)サクラです。親鸞聖人像があるワヒアワ本願寺にある10本ほどのサクラを始め、カリフォルニア・アベニュー沿いを中心に200本近いサクラの木があります。

ハワイのサクラは、日本のソメイヨシノののように一斉に咲く豪華さはありません。慎ましく少しずつピンクの花を咲かせるハワイの桜には、日本移民の遠く離れた本国を想う気持ちが秘められています。

ワヒアワに行くと最近のランチは日本の昭和時代を感じられる「ドッツ」でいつもいただいています。人口1万6千人の小さな町のほぼ中心にあるローカルに人気の日本食を出してくれるレストランで、70年以上も続いているローカルの日系人に人気のレストランです。

オーダーして待っていると、レストランの奥の席から日本語の歌が聞こえてきました。さくら ♪  さくら ♪ 野山も里も ♪ ・・・ 20人ほどのシニアーグループの方々が日本語で「さくら」を合唱されていたのでした。この日は定期的な日系人のランチの集まりのようです。

ハワイの日系人の中には、日本語が話せなくても伝統的な日本古謡を口づさめる人がいます。ハワイの日系人に長く歌い継がれてきたのでしょう。ちょうどワヒアワのサクラを見納めしてきたところで、こんなところで故郷を想う「さくら」が聞けるとは思っても見ませんでした。胸が熱くなりました。

この数年ハワイの長い歴史を持つレストランが相次いで閉店しています。ハワイの開発は、近い将来にはこんな小さな町にもやって来るに違いありません。すでにワヒアワの目抜き通りは面白みの無いファーストフードの店舗が相次いでオープンしています。素朴で質素な「ドッツ」に通えるのも長くないかもしれません。


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