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トロント100民族のヒーリング

カリスマ漢方医から魔女ヒーラー・・・エスニックトロントでみつけた心とからだの健康法、世界のヒーリング、スピリチュアルワールド、不思議グッズについてのジャーナル

雑記

24 Apr

54. 地震の神さまのイースター

senor_temblores



やっと春の兆しを感じはじめたイースター(復活祭)の週末。いっせいに木々の緑が芽吹く日はもう明日かあさってか・・・といったところ。イエスキリストの死と復活を祭るクリスチャンでなくたって、生命や自然の“再生”を感じわくわくする季節です。

トロントにいると、カルチャーや教派ごとに、けっこう違った形でイースターが祝われるのをじっさいに見たり聞いたりすることができますが、今年はやはり、地震の神様をまつるイースターに想いが行きます。

数年前のこと、ケンジントンマーケットの近くに住むペルー人のヘスス アンヘロさんという知り合いがいました。(このおじいさんの名、英語読みだとジーザスエンジェル。「ヘーイ、ジーザス」とか「ちょっとはやくしてよジーザス」とかいう会話になるとなんか罰当たりな感じがしましたが・・・しょうがないですね)

このおじいさん宅の台所に、十字架に磔にされた黒い肌のキリスト像が赤い花で飾られ、お神輿のように街中にかつぎだされている写真が貼ってありました。それはペルーのクスコでイースターの週に行われる大イベントということで、どう見てもイエスキリストなのですが、その像は「地震の神様(タイタチャ・テンブロレス Taytacha Temblores)」と呼ばれていました。

インカで古くから信仰のあった地震の神さまが、磔にされたイエス・キリストの姿でクスコの守護神となっているのだそうです。1650年の大地震のときにイエスが十字架にかけられた油絵を教会から運びだしたとたん、激しい揺れがおさまったと伝えられており、その時に、「イエスさまは地震の神様に違いない」ということに。仮の姿というよりは“習合”、イエスさまでもあり地震の神様でもある、というほうが正しいのでしょうか。

このタイタチャ・テンブロレス像はクスコ大聖堂にまつられていますが、毎年、復活の日曜日にさきがけた月曜日に教会から運び出され、街の広場へ向かって行進します。大聖堂は昔はインカの神様に捧げた神殿だったところに建てられており、赤い花で像を飾るのも、アンデス地方の古代の習慣で司祭や指導者のミイラを飾ったのと同じようにしているそうです。像はもともとは、白い肌のイエスキリストでしたが、お祈りにきた人が灯すろうそくで、何百年もの間に黒く煤けたのだとか。

日本とおなじように環太平洋火山帯のうえにのっかったペルー。地震の怖さを身をもって知り、平和が続いても地震のことはぜったいに忘れることはありません。破壊と再生を繰り返してきたアンデスやインカの伝統を受け継ぐひとびとの守り神、それがタイタチャ・テンブロレスです。



kent_bosaizukin「緊急地震警戒速報の音
がこわいけどママが作った防災頭巾をかぶっていればちょっと安心」という東京にいるまだ3歳の甥のことを想い、日本の被災地の復活とみんなの元気復活を祈りつつ、「地震の神様」のポストカードをとりだしてみるイースターの朝でした。

17 Mar

53. 日本のためにお祈りする人、太平洋を隔てパニックに陥る人

日本のためにお祈りしてください、というメールがきました

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(写真 被災地の惨状・・・と報じるトロントスター紙の一面)

「東北関東大震災の被災地でまだ孤立状態の人たちに一刻も早く食糧や水が届き、そして皆一刻もはやく救出されますように」「被災した人々が凍えないように、捜索、救出、道路復旧作業が速く進むように天気が味方してくれますように」「福島第一原発の1号機、2号機、3号機、4号機の冷却が成功し作業をする人の健康が守られますように」
・・・遠くから何もできなくてお祈りするなら、できるだけ具体的な内容を唱えてみようと、日本のために本気で祈るカナダ人たちがこんなお祈りのフレーズをメールしてきました。禅仏教徒、カトリック信者、レイキプラクティショナー、スピリチュアルヒーラー、特に何の宗教も実践していない人たちも含めたグループからです。

そうでした、願いごとをするときや実現したいことを想うときは肯定文(〜しませんように、ではなくて 〜します、するぞー!です)で、内容はできるだけ具体的にするほどよいのだそうです。そして、3回繰り返す。3回、というのは、マジックナンバーなんですね。

普段はお祈りなど縁のないひとも、お祈りがあなたにとって何かをよく知ってやっている人も、どうせ「・・・をお祈りします」と言ったり書くなら、こんな時こそ“本気”でそう思ってやってみましょう。


東北関東大震災、カナダでのこんな報道
3月11日の東北関東大震災発生以来、カナダでも新聞の一面が連日、日本の様子を伝えています。

惨状を見て、被災地のために寄付や募金をしたり応援してくれる人もたくさんいますが、その一方、カナダやアメリカのメディアのセンセーショナルな報道のせいか、太平洋を隔てたここでパニックに陥っているカナダ人もいるようです。

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「福島原発の放射性物質がジェット気流に乗って世界中に拡散され、一ヶ月以内に北米の西海岸ににも届く可能性が」という新聞記事がでると、その翌日は太平洋側のBC州で食糧を買い占め屋内退避の準備をしはじめた人がいるというニュース。

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CTVのニュース番組では、日本滞在中のカナダ人フリーランスジャーナリストが現地レポート。「福島原発からの放射性物質の拡散やメルトダウンの恐怖で、大多数が大阪方面へ退避しはじめています。そのため会社や工場も休みとなったところがあります。たとえばSONYは、わずか70人しか出社していません。東京にはまだ逃げられない人がたくさん残って生活しています。お金がない、行き先がない、恐怖のあまり身動きがとれないからです」

ずいぶん説明不足の報道!このレポーター、自分が現在いる神奈川と福島第一原発のだいたいの距離も答えられません。フリーでもなんでも、ジャーナリストなのですから、もうすこしがんばってほしいところです。(注:このジャーナリストと本ページの写真は関係ありません)

14 Mar

24. ミス カナダは魔女 -魔女裁判がはじまる !?

きれいな魔女トロントの魔女人口は20代後半から40歳前後までが多いといいますが、カナダの全国美人コンテスト、ミスカナダ プラス(PLUS=大きめサイズ)の2007年度優勝者、ステファニー・コノヴァー(Stephanie Conover)さんも自他ともに認める魔女です。

そのステファニーさんをめぐり、トロントでは今年1月末ごろから裁判沙汰が起きています。

魔女裁判?

いえ、逆のはなしです。ミストロント2008審査員を依頼されていたステファニーさんに旧約聖書を引用した手紙を送りつけ、彼女を審査員から降ろしてしまった事務局長を、魔女たちが訴えようと準備中なのです。中世以降に迫害された魔女たちが聞いたらさぞ感動することでしょう。この事件はカナダでは新聞の一面を飾りました。いきさつをざっとまとめると・・・。
by ayumi mito (toronto, canada)

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1 Mar

23. 魔法書そして暮らしの手帳「ブック・オブ・シャドウズ」

現代の魔女たちの多くは、ひとりで活動しているようです。
自分がイニシエーションを受けた司祭のグループ(Coven)の儀式に参加し、情報交換をしたり魔女友達の輪を広げようとする人ももちろんいますが、独学で魔術を勉強し実践している人が増えているとか。

魔女の本さて、ソロ活動でもグループでも、魔女の必須アイティムは、聖杯(ワンド)や、剣、ペンタクル、キャンドルなどありますが、中でもたいへん重要なのは、「ブック・オブ・シャドウズ(Book of Shadows)」と呼ばれる、魔法書と暮らしの手帳をかねたような、魔女の手作りバイブルです。基本的には写本で、自分が実践する系統の伝統テキストを書き写し、そこに自分の手記や必要な情報を加えたり、削ったりして作っていきます。

ブックオブシャドウズ内容は、儀式の準備と手順、魔術の手引き、魔女のルール、ハーブの効用・使用法(魔術用とヒーリング用)、タロットや占星術、ルーンなどの知識、月の満ち欠け表、石やクリスタルの色・効用などの一覧、ビーズを使ったお守りや数珠の作り方、料理のレシピ、瞑想法など広範囲で、魔女にとって大切な情報がつまっています。そして、自分がこの世を去るときには「ブック・オブ・シャドウ」を燃やしてしまう(またはそうしてもらうよう手配しておく)のが通例だと聞きました。

「ブック・オブ・シャドウズ」作成用の、重厚な表紙がついた全ページ白紙の本は、ウイッカショップやオカルトショップで手に入ります。表紙デザインはいろいろで、ウイッカショップではカスタムメイドにしてくれるところもあれば、ネット販売も増えています。

ところで、この「ブック・オブ・シャドウズ」作りが、いま北米のポップカルチャーに浸透してきています。魔女でなくてもブランクの「ブック・オブ・シャドウズ」を買い、自分のスピリチュアルノート兼 暮らしの手帳を作るのです。アリッサ・ミラノら主演のテレビドラマ『CHARMED(邦題:チャームド〜魔女3姉妹)』が大ヒットして、その主人公であるセクシーな三姉妹が「ブック・オブ・シャドウズ」を持っていたので、ティーンエージャーの間でちょっとした流行になったのがはじまりだと思います。お気に入りの装丁の、自分だけのためにカスタマイズした人生のガイドブック作りと考えると、なんだか素敵なプロジェクトではありませんか?

この魔女の参考書を最初に作って伝授したのは、現代ウイッカの生みの親であるイギリス人のジェラルド・ガードナー氏(Gerald Gardner 1884 -1964)といわれています。

「エコ エコ  アザラク、エコ エコ ゾメラク・・・」という、かの有名な(というか日本では黒井ミサの台詞で有名)呪文が知られるようになったのも、ガードナーの「ブック・オブ・シャドウズ」からです。

彼は世界大戦の時代を生きた人で、国家公務員でしたが魔術学者でもあり、中世の魔法書や、イギリスの特にケルト民族に伝わる様々な民間信仰のリサーチを続けていました。

後に本人もイニシエーションを受けて魔女になりました。そして司祭の立場になると、グループ(coven)の後輩魔女たちが望めば、自分の「ブック・オブ・シャドウズ」をすべて手書きで写させ伝授したそうです。ガードナーは、その写本を基にそれぞれが自分に合うように情報を加えたり削ったりするように勧めたといいます。なので出版されているブック・オブ・シャドウズのテキストは、ガードナー派のものでも著者によって記述にバラつきがあります。魔女宗自体、違った伝統を持ついくつもの派があって、ギリシャ古代信仰、ユダヤ密教のカバラ、エジプトの神々信仰などいろいろな要素が混ざっています。なので、他派のものだと、さらに違った内容になってくるはずです。

近頃の若い魔女たちの中には、ワードファイルにしたテキストやインターネットからダウンロードした情報を、アイポッドに入れてある人もいると、あるウイッカン組織のウエブサイトに書いてありました。時代とともに「ファイル・オブ・シャドウズ」になるのでしょうか。

そうそう、ガードナー派のブック・オブ・シャドウズの一部テキストを掲載している英語サイトを見つけました。夢実現のビジュアライゼーショントレーニング的な要素や、瞑想ガイドもあって興味深いですが、儀式によっては裸になったりする指示があり、なんで服を着てちゃダメなのかなあ・・・と思います。裸体になることの意味や効用、スピリチュアル現象との関わりを調べてみたいです。

英文のブック・オブ・シャドウズ(抽出)に興味のある方はこちらをご覧ください。http://sacred-texts.com/pag/gbos/gbos00.htm


参考:
- Ontario Consultants on Religious Tolerance掲載のカナダ統計局データ
- wiccanweb.ca
- Helen A. Berger著『A Community of Witches: Contemporary Neo-Paganism and Witchcraft in the United States 』ほか

17 Jan

21. 魔女もゾロアスターもユダヤ信者も、皆で祝う冬至の祭り

クリスマスそしてユダヤ教のハヌカ、自然信仰ペイガンやウィッカン(魔女)、カナダ先住民たちの冬至の祭、ゾロアスターの太陽の祭り・・・。冬至(Winter solstice)前後のトロントは、さまざまなスピリチュアルコミュニティがいっせいに顔見せします。

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そんなスピリチュアルイベントの縮図が、毎年ケンジントンマーケットで冬至の夜に行われる「光のフェスティバル
Kensington Market Festival of Lights)」です。(注 2010年の時点で、名前が変わりKensington Winter Solsticeケンジントン冬至パレードとなっています。だんだん宗教色が薄れ、誰でも参加できる子供のためのランタン作りとパレード参加が人気のようです)

 

ちょっとした観光名物にもなっている「光のフェスティバル」、仮装してランタンを持ち、パレードし、踊ったり歌ったりするカーニバルだと思っているトロントニアンも少なくありませんが、これは、1年で一番夜が長い冬至を境に太陽の降り注ぐ時間がどんどんのびていく新しい始まりの日をお祝いする、ネオペイガン信仰の人々にとっての特別な行事でもあるのです。

 

sunパレードの中に、カラスのマスクと衣装をまとった人を見かけます。これは北米先住民の冬至伝説である「太陽を盗んだカラス」をたたえる人々。人間の男が太陽を自分だけの宝物にして、箱の中に閉じ込めてしまったのを、子供に化けたカラスが「お父さんちょっとだけ見せてよ・・・」と甘えて、まんまとそれを盗み出し、空に戻した日とされているのです。

 

太陽のマスクをつけ松明を持った人はミトラ教の太陽神。それから、良い子にはお菓子を届け悪い子には炭を置いていくというイタリアの魔女ラ・ベファーナに扮した人もいれば、トロント周辺に住む本物のウィッカン(魔女)たちも参加しています。

 

アレキサンダーパークでは火を囲んで、ダンスやペイガンの儀式などが行われます。北米発祥のクワンザというアフリカ系のお祝いは、アフリカのシンボルカラー、赤、黒、緑の三色キャンドルに火を灯します。そして、焚き火のまわりでザクロやドライフルーツを食べるのはゾロアスター教の伝統。ゾロアスター信者にとっても冬至は重要な「生まれ変わった太陽の祭り」の日です。

 

歩行者天国にしたストリートで、燭台(メノラー)にたてた7本のキャンドルをともし囲んで歌をうたうのは、ユダヤ教ハヌカを祝うグループ。ケンジントンマーケットにはシナゴクが2つあり、多くのユダヤ人が集まります。ユダヤ教ではハヌカ自体、“光の祭典”と呼ばれているそうです。そして、そこを通り過ぎると、次の角にはイエスの降誕シーン再現のパフォーマンスをするクリスチャンの若者たち。

 

1年で一番闇の長い真冬の夜空を、無数のランタンの光や炎が照らし出します。サイケデリックな光景に酔うのか、皆が本当にポジティブなエネルギーを呼び寄せているのか・・・なんだか不思議な癒し効果のある夜です。光が再び地球に返って来る前夜祭、宗教どうしの争いさえも不思議に思えてくるのです。

 

ケンジントンマーケットについてもっと知りたい?

http://www.toronto2g.com/ethinictown_kensington_market.htm

 

14 Feb

16. ジュースセラピー全盛期!

ジュースバー日本で生ジュースが流行し家庭用ジューサーがよく売れているそうだが、トロントもまた、ジュース療法のブーム。ショッピングモール内やブロアストリート、クィーンストリートウエスト、ビーチーズなど「ネイバーフッド」とよばれる商店街でもBooster Juice、Juice for Lifeなど生ジュース専門店が次々とオープンした。

トロントのジュースバーは、フルーツの生ジュースやデザート感覚で飲むスムージーだけではなく、本格的ジュース療法に使えそうなものも出している。

にんじん、りんご、しょうが、バナナ、レモンのミックスにエキナシアのエキスを数滴たらした「免疫アップジュース(immune boost)」とか、ビーツ、ミルクシスル(アザミの種類)、しょうが、グレープフルーツなどを組合わせた「肝臓洗浄ジュース(Liver Flush)」などという、効き目のすごそうなネーミングのジュースの数々。銀杏エキスやロイヤルゼリー入りの生ジュース、青汁なども。

生ジュースの値段はサイズにより、1杯$5〜$12ぐらい。ジュースバーとレストランを組合わせた店もあって、どこもけっこういそがしそうだ。

大学の研究室が果物や野菜ジュースの効果を発表し、テレビや新聞でとりあげられると、そのたびに違ったジュースが大流行。日本で健康関連のテレビ番組がとりあげた食品が、あっという間に売り切れたり、全国で大ブームになるのと同じような現象が起きている。

ざくろジュース市販のジュースを使った果汁セラピーも流行中。たとえば、ざくろジュース(pomegranate juice)。「ざくろジュースは前立腺ガンによく効き、毎日飲み続けると病気の進行をかなり遅らせることができる」というカリフォルニア大学での実験結果をCBCテレビなどのニュース番組がとりあげてから、トロント中のスーパーマーケットにざくろジュースが並ぶようになった。1年間で40%も売り上げが増えたそうだ。

チェリージュースが痛風やリウマチの痛みを和らげるのに効くというのも、改めて注目されている。血中の尿酸を減らす効果があるそうで、こちらも、モンモランシー種(タルトチェリー)をつかった実験結果が発表されている。自然食品店に行くと、様々なブランドのチェリージュースが置いてある。ロブローズなどのスーパーでは1リットル12ドルもする高価なものを売っているが、それでもニュースでとりあげらると、すぐに売り切れ。

昨年は、カリフォルニアから輸入したオーガニックにんじんジュースジュースを飲んだトロント市民2人がボツリヌス菌で麻痺症状などを起こし入院する事件が起きたり、プレジデントチョイスブランドの100%にんじんジュースも危険だとかで販売禁止になったりしたにもかかわらず、ジュースバーや市販オーガニックジュースの人気は揺るぎないのである。


資料:CBC、カナディアンプレス

トロントにあるフランチャイズジュースバーのサイト、メニューなどもありhttp://www.juiceforlife.com/
http://www.boosterjuice.com/

 

2 Dec

15.風邪をやっつける世界の民間療法

オレガノオイルここトロントでも皆が口をそろえていうのが、「風邪はひきはじめが肝心!」である。

 

日本では、緑茶や紅茶でうがいして予防、ひきはじめには葛根湯、生姜湯・・・などが支持されているようだが、トロントの人々はどんな民間療法を使っているのだろう?

 

 

エキナシアのエキスや錠剤

 

民族・バックグラウンドを問わずカナダで人気。エキナケア、パープルコーンフラワーとも呼ばれ、野生の花からとれる。昔から北米の先住民が愛用していた風邪薬。今では処方箋を扱う薬局や、ショッパーズドラッグマートなどチェーン店の棚にも並んでいる(医師は処方しない)。

 

トロントで流行中の生ジュースバーでも、エキナシア入り風邪予防ジュースというのがメニューにある。エキスの小瓶は6ドルから10ドルで入手できる。

 

オレガノ オイル、人気上昇中

今年、トロントの自然食品店ではエキナシアを抜くいきおいで売れているとのこと。カプセル入りもあるが、オイルのミニボトルが人気。かなり強いので飲む場合は水やジュースに2、3滴おとす。サラダドレッシングに数滴加えるのもよい。

 

炭素菌テロが騒がれた時やSARS発生のときに、オレガノオイルが感染予防効果ありと報道されて以来、小さな瓶を常にバッグに入れて持ち歩いている人もいる。

 

タマゴ酒外国バージョン(アルコール類 + 蜂蜜 + タマゴ)

使用するアルコールはいろいろ。たとえば、キッチナー市などのドイツ系コミュニティでは温めたビールを使う人あり。30度ぐらいに温めるとよいそうだ。フランス系その他ラテン系伝統はホット赤ワインを使用。

 

強いお酒いろいろ + はちみつ

イタリア、ポルトガル、ギリシアなど地中海諸国出身の大人たち、または単に酒好きの間で「フルー(インフルエンザ)ショット」と呼ばれ人気。

 

フルーショットとは、本来インフルエンザ予防注射のことをいうのだが、こちらは、お酒のショット。イタリアはコニャックやグラッパ、ポルトガル・スペインはブランデーなど、いろいろ。

 

ダンフォース・リトルアテネのバーで私があまりに咳き込んでいるときに、バーテンダーがメタクサに蜂蜜をいれて出してくれたことも。

 

どうやって手にいれるのか・・・?「コールドブッシュ」

ジャマイカ系の年配のおばさんが教えてくれた、カリブ海の島々に伝わる風邪の咳や呼吸器系疾患に効くとされる煎じ薬。トロントでもカリビアン系のお年寄りたちは、どこからか乾燥した材料を手に入れてくるという。

 

島や国ごとによって入れるものが多少変わってくるらしいが、主な材料は、マリファナ(!)、サワーサップ(果物)の葉、オレンジの枝葉、菩提樹の葉、カリブ海の島々に育つ植物サーチ・ミー・ハート(search-me-heart)や、リーフ・オブ・ライフ(leaf-of-life)とよばれる薬草。

 

 でも、カナダ育ちの若い世代のジャマイカンは、コールドブッシュは「じいちゃんばあちゃんが飲む、マズくて何が入ってるかわからない煎じ薬」というイメージをもっている。若者たちの多くはヴィックス咳止めシロップのほうを断然支持しているようだ。

 

 

その他いろいろ

 

南米系のお店ではローズヒップティーが風邪に効くハーブティーとして人気。ドイツやスイスの田舎から伝わったといわれるのが、ゆで玉ねぎにハチミツ。もっとも多くの国で利用されるのは生姜。生姜湯や生姜入りの紅茶はもちろん、子供が軽い咳をしているとジンジャーエールを飲ませる親も。

 

ネパールやインドのターメリックスープ(スパイスと塩をお湯でといて飲む)、韓国の唐辛子焼酎は体がポカポカしてくる・・・が、これはわたしの場合だと、香辛料に慣れていないので、濃いとお腹をこわす。

 

ビタミンサプリメント信仰の強い北米では、ビタミンC1日1000mg療法というのもポピュラー。そして、ユダヤ系の伝統ともいわれるチキンスープはカナダでも定番となっていて、日本でいうと「おかゆ」の座をしめている。

20 Aug

5.発明家フランクリンの暦本

生活の知恵がつまった
アメリカの暦本 Farmer's Almanac


「オールド・ファーマーズ・アルマナック」や「ファーマーズ・アルマナック」という本は、快適に暮らすためのバイブルとしてアメリカやカナダのカントリーライフには欠かせないもの。日本ではよく「暦」系の本がありますが、それに似た感じで使われています。

月や太陽の動き、惑星配置、潮の満ち引きなどの天文学や占星術のデータを基にして作った1年間の天気予報、そして、どの日がどんな作業をするのに向いているか、ケガの応急処置法、生活の知恵、レシピ、植物や野菜をうまく育てるヒントなどが載っています。本は毎年秋に発売されます。

「オールド・・・」のほうの、出版社のホームページは、抜粋した内容が載っています。毎月のベスト・デーの欄は、けっこう興味ぶかい・・・。
Old Farmer's Almanac

たとえば、2004年の8月(アメリカ東部標準時間):

タバコや良くない生活習慣を止める:5、6、10、11、29日
髪の毛を切る:1〜4、19、20、23、24、28〜31日
ベイキング:18、20、25〜27日
など。


発明家のフランクリンがはじめた「アルマナック」

アルマナックに似たものは18世紀始めごろ、すでにヨーロッパで書かれていたそうですが、アメリカで1732年に、科学者のフランクリン(雷の正体をつきとめて避雷針を発明した)がソーンダースというペンネームで出版したものが一般によく知られるようになった最初のもの。

後に「ファーマーズ・アルマナック」を作ったトーマスという人は、よく当たる天気予報の秘訣を知っており、彼のつくった年間予測の8割は正しかったといわれています。

月や惑星の動きが自然や人間にどんな影響を与えるかは、世界の古代文明においてもよく研究され、利用されていたのですから、フランクリンやトーマスも、そういう情報からも知恵を拝借していたのでは、とも言われています。

ベスト・デーはほんとうか?

先進国の都会では、惑星配置や自然の影響をそのまま人間が受けるような(またはそれに気づくような)環境や生活習慣が少なくなっていると思います。

24時間、街も人も動いているし、暖房、冷房、除湿機もフル回転、それにいろいろな薬を使って体調を整えるなどしている。

だから、アルマナックのベスト・デーも、たとえば髪を切る日、とかベイキングの日などは、昔ほど影響はないのではないかと思う。けれど、試してみるのもおもしろいのでは。


多国籍シティのホリスティックヒーリング
カナダ トロント
神秘と科学が共存する都市


カナダのオンタリオ湖畔にひろがるトロント市は、ナイアガラの滝から1時間半ほど北へ行ったところにあります。このブログをはじめた頃は、「世界170カ国から移住してきた約100民族が同居する都市」だったのですが、いまや200を超える民族が暮らす、ますます多国籍なコスモポリタンシティとなりました。

トロント住民の半分が外国生まれというだけあって、この街にはさまざまな言語や食文化に加え、各国に伝わる昔ながらの健康法や病気治療法、スピリチュアルヒーリング、神秘的なおまじない、占いなどがあふれています。⇒ 続きを読む(エスニックタウン紹介もこちら)


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★カナダレイキ協会(英語)



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