日本のためにお祈りしてください、というメールがきました

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(写真 被災地の惨状・・・と報じるトロントスター紙の一面)

「東北関東大震災の被災地でまだ孤立状態の人たちに一刻も早く食糧や水が届き、そして皆一刻もはやく救出されますように」「被災した人々が凍えないように、捜索、救出、道路復旧作業が速く進むように天気が味方してくれますように」「福島第一原発の1号機、2号機、3号機、4号機の冷却が成功し作業をする人の健康が守られますように」
・・・遠くから何もできなくてお祈りするなら、できるだけ具体的な内容を唱えてみようと、日本のために本気で祈るカナダ人たちがこんなお祈りのフレーズをメールしてきました。禅仏教徒、カトリック信者、レイキプラクティショナー、スピリチュアルヒーラー、特に何の宗教も実践していない人たちも含めたグループからです。

そうでした、願いごとをするときや実現したいことを想うときは肯定文(〜しませんように、ではなくて 〜します、するぞー!です)で、内容はできるだけ具体的にするほどよいのだそうです。そして、3回繰り返す。3回、というのは、マジックナンバーなんですね。

普段はお祈りなど縁のないひとも、お祈りがあなたにとって何かをよく知ってやっている人も、どうせ「・・・をお祈りします」と言ったり書くなら、こんな時こそ“本気”でそう思ってやってみましょう。


東北関東大震災、カナダでのこんな報道
3月11日の東北関東大震災発生以来、カナダでも新聞の一面が連日、日本の様子を伝えています。

惨状を見て、被災地のために寄付や募金をしたり応援してくれる人もたくさんいますが、その一方、カナダやアメリカのメディアのセンセーショナルな報道のせいか、太平洋を隔てたここでパニックに陥っているカナダ人もいるようです。

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「福島原発の放射性物質がジェット気流に乗って世界中に拡散され、一ヶ月以内に北米の西海岸ににも届く可能性が」という新聞記事がでると、その翌日は太平洋側のBC州で食糧を買い占め屋内退避の準備をしはじめた人がいるというニュース。

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CTVのニュース番組では、日本滞在中のカナダ人フリーランスジャーナリストが現地レポート。「福島原発からの放射性物質の拡散やメルトダウンの恐怖で、大多数が大阪方面へ退避しはじめています。そのため会社や工場も休みとなったところがあります。たとえばSONYは、わずか70人しか出社していません。東京にはまだ逃げられない人がたくさん残って生活しています。お金がない、行き先がない、恐怖のあまり身動きがとれないからです」

ずいぶん説明不足の報道!このレポーター、自分が現在いる神奈川と福島第一原発のだいたいの距離も答えられません。フリーでもなんでも、ジャーナリストなのですから、もうすこしがんばってほしいところです。(注:このジャーナリストと本ページの写真は関係ありません)