2006年05月

2006年05月31日

露草

旧作の椅子の作品1点+(まだ決まってない小品)を出すギャラリーコレクション展が週末から始まる。
あんまり展覧会展覧会した感じじゃないのでお任せでも良いんだけど簡単な補修も兼ねて神楽坂へ行ってきた。DM出す感じの展覧会じゃないので明日ぐらいにボイスのウェブに記事載せておきます。
思いっきり晴れてて、道も空いててすごく気持ちよかった。

昨日のこと。
前に住んでいて今まで弟が住んでいた家が数日後に取り壊しになるらしい。なので、置きっぱなしだった大学時代の写真や本などを引き取りに行く。思い出グッツがたくさんでてきてビックリした。思い出自体も忘れているけど、それを記録した物達が存在すること自体も忘れている。引っ越しの時のおきまりの『いちいち見てたらいつまでたっても終わらないでしょ』状態に簡単に入る。ひとつひとつはたいしたものは無いんだけど一通り見終わると結構驚いた。

自分の記憶と違う・・・

そんな事が沢山あった。
具体的には、学生の時、一人や数人で日本国内を一般道で隅々まで旅行する(渋いけど学生時代古墳とか好きで全国見て回っていた)のが流行ったんだけど、その中で大阪(奈良側は古墳のメッカの一つなんです)でしばらく滞在してから突然原因不明の全身ボツボツに見舞われて高熱を出して実家まで帰ってその時付けてた日記の中から。記憶では確か、大阪駅に友達を降ろして京都を抜けて病気がひどくなり城崎温泉をうらやましげに見ながら対岸で治るのを3日ぐらい待って、それでも帰るのが嫌だったので山陰の羽合とか伯耆とかの古墳を見て病院へ行き、鳥取砂丘で引き返して来た。そんな記憶だった。はず。
・・・なのに、実は日記で読む限り京都まで友達は一緒だったし、城崎温泉の対岸には居たんだけどちゃっかり3箇所ぐらいの温泉めぐりをしてるし、もっとビックリだったのが完全に鳥取で引き返してきた記憶があるのにもかかわらずその後出雲の方まで行って大社にお参りとかしてる。「投げたお賽銭がしめ縄にささらず悔しい。明日はいけてない日なのかな」だって。その晩に熱が出てる。

ウーン。
人の記憶ってあてになんないもんだなって改めて思う。それにしても昼に何食ったとか何処の道通ったとか本日お世話になった人ランキングまで書いてあるとは。よっぽど暇だったんだね。でもまったく覚えて無いおかげで知らない小説でも読んでる気分になれた。でも、入れ違ってしまっていた具体的な映像付きの間違い記憶は何処で作られたんだろう?

で、最後にもっと驚いたのはその後、実家(当時茨城にあった)について、3日休んで、東京にもどって、約5日後にはまた鳥取に居る!(もちろん全行程一般道)。さらに、よっぽど途中で旅を病気で邪魔されたのが嫌だったのかそのまま萩で西都原古墳群(宮崎県)に行くことを決意してしまって結局九州をのんびり一周してる。もちろん九州まで行ったのとかまでは忘れてないけどもっともっとずっと後だと思ってた。


これは勘違いシリーズのごく一部で、もっともっと沢山忘れていることがあった。美術の方でも、行ったことさえ忘れていた展覧会やすごく感動した展覧会のカタログとか学生の頃に頑張って作っていたファイルとかが出てきた。
こっちの方で一番ビックリしたのが中学2年の時にたまたま父親と銀座で時間が余って入った人間国宝新作展(渋っ)のカタログ。もちろん、それ以降は近くに水戸芸の有ったこともあって好きな作家と言えばジョン・ケージとかって感じになったんだけど、その時見た十三代目今泉今右衛門の陶器2点(蛸唐草模様に露草の模様)はしばらく忘れることができなかった。
今思うと何でこれが良いんだろうとかって説明できるんだけど、当時は何で良いと思うかがわからなくて何度も他の物を見たりしたけどやっぱりその露草の2点が衝撃なんだよね。そうやってその感情を確認した覚えがある。
多分、自分がこんな仕事しているきっかけの一つになったものだと思う。

その後、僕が大学を出てから2年目ぐらいに他界してしまって(九州の今右衛門窯まで会いに行ったことがある。東京に居ますっていわれてしょんぼり帰ってきた。社会性ないね。で、結局あえずじまいでした)その代わりにと5万円ぐらいする分厚い作品集を無理して買ったのでその薄いカタログのことはすっかり忘れてしまっていた。


どの記憶違いもすごく興味深かった。

でもちょっと怖いのは俺の記憶って・・。ってとこかな。このブログも結局のところ少し前の記憶を文にしているわけだからひょっとすると実は昨日も全然違うことしてたかも、、、。なんて思いつつ朝に家に帰ると、最近の悪天候ですっかり元気な露草が咲いている。
朝のけだるい頭で眺めてたら昨日の記憶ぐらい多少ずれててもまあいいか。とりあえずがんばろ。ってことにした。

(雨)



露草

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千夜の終わり

嫌われ松子的人生がすでに始まっている山下です。数日前にちらっと書いた「千夜千冊」というWEBサイトにひょっこり訪れてみると、1144夜で終了しているのに気づいた。そして、最後をしめくくる一冊は柳田国男の海上の道だった。彼の絶筆だそうだ。この本の最後に「知りたいと思う事二三」というメモのようなものを残している(らしい)。その内容にグッときてしまった。「二三」と書いてあるのに、8項目ある。まぁ、それはおいといて、あの世がそこまで迎えに来ている人が、こうもまだ知るということに対して貪欲なことに、胸うたれた。わたしもこんなババアになりたい。

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2006年05月30日

ぼう

肝心なことができなく、そのわりにスーパー忙し。しかたないので次の展示の構想を頭でねりねり(さとう)


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2006年05月29日

おすすめ展覧会 など

::おすすめ+いきたい展覧会::

森美術館「アフリカリミックス」展
楽しいです。オープニングパーティーも楽しかった。いつもよりちょっとだけラフな感じがしました。作品が色とりどりなので心も軽くなります。
http://www.mori.art.museum/html/jp/index.html

小平で開催している笹口数さんの眼科(!)内での展覧会もおもしろそう。
http://a-i-t.net/jp/kodaira/


展覧会じゃないけど嫌われ松子をみました。たくさんのだめ男に振り回され、たくさんのだめ男を信じて結局悲惨(でも本人は幸せ)な人生を送る松子の一生を描いた作品ですが・・・
なんか自分も将来そうなっちゃうんじゃないかと、ちょっと思った。こえぇ〜。
意外と感動するシーンもあったり、観た後に松子の真似して爆笑誘ったり、なかなかおもしろい映画でした。定価\1800出してもこの映画なら得した気分。おすすめ。


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柏へ2

2bbc58a9.JPG展示している作品と大塚さん本人です。許可をもらって撮らせて頂きました。TSCAはとても広くてお洒落なスペースです。
(丸橋)


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2006年05月28日

柏へ

bccdac87.jpg昨夜、丸橋・雨宮・佐藤・山下の4名で柏のTSCA(Takuro Someya Contemporary Art)のオープニングパーティーに行って来ました。ボイスの春企画・百花繚乱展に出品されていた大塚聡さんがオープニングをかざる作家さんです。音がする作品ではないけれども、耳を傾けたくなるような(耳をすませば、音がきこえそうな)印象を持ったのは私だけでしょうか。スペース自体も面白い形をしていて、2F部分がコの字型、真ん中に大きな吹き抜け。すっかり長居をしてしまい、気づけば22:30。橋本〜柏は決して近くはないが、いいものが見れて満足でした。(山)


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2006年05月25日

HP更新のお知らせ

定期刊行物掲載のお知らせです。

トップから入る方はhttp://www.boice-planning.net

トピックスのページにはhttp://www.geocities.jp/boice_planning/topics.htmlから入ってください

※ボイスのHPは携帯からは繋がりませんのでご注意ください。

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2006年05月24日

今日の一品

91d62efd.jpg医療用のテーピング。先週末の靴ズレが悪化したためお薬塗ったり、ガーゼあてたり治療中。テーピングって巻き方で強力な効果を発揮して痛みがだいぶやわらぎます。ただのテープなのに。レッツテーピング!(さとぅ)

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忙しくなりそうな予感とカキツバタ

63d6ed08.jpg昼過ぎからYuka Sasahara Galleryで撮影のカメラチェックと展示の考え事。
丁度ギャラリーのお手伝いに来ていた豊田さんに試しに映ってもらった。
むー。うまくいくかなー?

それとは別に来週末から旧作のグループショウ。今日はじめて真剣に考えたんだけど思ってた作品2つのうち1つ、あまりにも周囲の環境づくりが大変なのでその労力は新作に向けることにした。
立体作品(半分インスタレーションみたいなもの)は気軽に振り回せないのでこういう展示の時には損した気分になるね。やっぱ絵か・・。やっぱ絵なのか?

なんて考えているうちに遅い時間になった。ユカさんと駅まで歩き。駅が微妙に別なので別れ、新宿
へ。途中でレントゲンから電話があり何かと思うと市川から別件で。
ついでなんで用事のあったゴールデン街で合流して一時間だけ飲んで帰る。

23:55の深夜バスにはじめて乗ってボイスまで帰る。最近バスに乗るのが苦じゃ無くなってきた。
それにしても深夜は倍額。400円って高いね。二人だったらタクシーしても良いな。

ギャラリーで色々打ち合わせ(ってほどキビキビしたもんでもないけど)したおかげでやることが倍増。
当然帰りたいところだけどやること少しでも済ませてから帰ろうと思う。

今日色々写真撮ったはずなのになぜか消えてる。なのでおとといぐらいに撮った職場に植えた杜若(かきつばた)。つぼみの中にいくつか花が入っていて終わったかと思うとすぐに次が咲く。いいね。


(雨)


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2006年05月23日

実家の庭には・・・

a697948d.先日、久々に実家へ帰って思ったのですが、やっぱり不思議なんだな〜と思ったことがあります。実は(とはいっても秘密ではないのですが)、実家の庭には小さな古墳があるのです。昔からあるので何も思わなかったのですが、こうして実家を離れるとやっぱり珍しいケースなんだなぁと思いますね。正式には市か県の所有物なのですが手入れなどの管理をしてくれるわけではないので、実際は私の家が管理をしています。芝生を敷いたり鳥居を建てたのも親父がやりました。そんな親父は「これで何か良いことあるだろ。」といつも笑いながら眺めています。
私の家の回りは古墳だらけで、家の道路を挟んだ反対側にも古墳があります。そこで親父が拾ってきたという変わった形の石(これは秘密ですが盗んだのだと思います)を窓の外にあるニセ獅子脅しの受け石として使っていたのですが、それが今回見あたらなかったので聞いてみたところ移動したそうです。どうしてなのか聞いても理由を言いません。あとになってお袋に聞いたらわかりました。少し前に隣町に郷土歴史博物館ができたので親父が見に行ったそうです。そうしたら、古墳を作っていた時代くらいの大昔の展示コーナーがあって、その中によく似た石を見つけたそうです。最初は喜んだようですが、よく見たらそれには「骨壷」と書いてあったという・・・。そんな親父は青ざめた・・そうです・・・・・・・。
ん〜こりゃプラスマイナスゼロだな、てゆ〜か若干マイナス気味だ。と思う今日この頃です。
(丸橋)

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