2005年11月20日

第11回タイトル:「製造間接費をまとめてみました」

★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0011号 2005.11月20日
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第11回タイトル:「製造間接費をまとめてみました」
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★ 目 次

1. ごあいさつ
2.製造間接費のまとめ
3.できるかな
4. あとがき
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(1)ごあいさつ
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 メルマガを読んでくださっている方にお詫びします。
誤字、脱字が多くてすみません!
一応、間違いがないかチェックしているのですが、後で読んでみると
けっこう、間違いがありますね。
今後、間違いのないように努力しますので、なにとぞ宜しくお願いします。
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(2)目 次:製造間接費のまとめ
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 1 、 製造間接費のまとめ
<製造間接費の論点>
(1)製造間接費勘定の借方
(間接費の実際発生額の集計)
間接費にあたるもの→ 間接材料費(補助材料費・工場消耗品費
           消耗工具器具備品費等)
           
           間接労務費(直接工間接作業賃金・間接工賃金
           従業員賞与手当等)
                
           間接経費(減価償却費・電力料・ガス代・水道代等)

(2)製造間接費勘定の貸方
(仕掛品勘定への配賦と差異分析)
 仕掛品勘定への配賦
  配賦の方法→実際配賦(実際発生額を配賦基準に基づき配賦)
        正常配賦(正常配賦率×実際操業度)
 
  上記正常配賦率の計算の仕方:製造間接費予算額÷基準操業度
  製造間接費予算の設定方法:固定予算
               変動予算(公式法変動予算)
  製造間接費配賦差異の算定:製造間接費勘定の貸借差額により算定
               上記差異の中身→予算差異
                        操業度差異
 
 
      
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(3)目次:できるかな
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 製造間接費のまとめの計算問題(腕試しにやってみてください)
次の資料に基づき、完成品の原価を計算するとともに、予算差異と操業度差異を
算定しなさい。
 <資 料>
(1)材料の消費額は、主要材料費が400円、補助材料費が100円だった。
(2)労務費の消 費額は、直接工の直接作業賃金が200円、間接作業賃金が200円
   だった。
(3)経費の消費額は、外注加工賃が100円、減価償却費が200円だった。
(4)製造間接費予算および、実際データは以下のとおり
   ・ 年間基準操業度120時間
   ・ 公式法変動予算による年間製造間接費予算は、変動費率20円/時間
     年間固定費は 3,600円
   ・製造間接費実際発生額は各自推定すること
   ・当月実際操業度は9時間
(5)当月は、月末仕掛品は存在していなかった。

(解答・解説)

(1)材料費の計算
   主要材料費400円→直接材料費→仕掛品勘定へ
   補助財旅費100円→間接材料費→製造間接費勘定へ

(2)労務費の計算
   直接工の直接作業賃金200円→製品の製造活動→直接労務費→仕掛品勘定へ
   直接工の間接作業賃金200円→製造活動以外の活動→間接労務費→製造間接費                                 勘定へ

(3) 経費の計算
   外注加工賃100円→製品製造に直接使用→直接経費→仕掛品勘定へ
   減価償却費200 円→製品製造に間接使用→間接経費→製造間接費勘定へ

(4) 製造間接費の計算
   正常配賦額の計算(製造間接費勘定の貸方)
    正常配賦率:変動費率20円/時間+3,600円÷120時間=50円/時間
    正常配賦額:50円/時間×実際操業度9時間=450円
  
   製造間接費配賦差異の計算
    実際発生額(製造間接費勘定の借方)の集計
  補助材料費100円+直接工の間接作業賃金200円+減価償却費200円=500円
  正常配賦額450円―実際発生額500円=−50円(製造間接費配賦差異)

   予算差異と操業度差異の計算
    予算差異の計算
   予算許容額(器の大きさ):変動費率20円×9時間+月間固定費300円=480円
    予算許容額480円―実際発生額500円=−20円(予算差異)
  
    操業度差異の計算
    (実際操業度9時間―基準操業度10時間)×固定費率30円/時間=−30円

(5) 完成品原価の計算(仕掛品勘定)
 直接費:主要材料費400円+直接工の直接作業賃金200円+外注加工賃100円
     =700円
 間接費:正常配賦額450円
 合計700 円+450円=1,150円

  以上より、完成品原価1,150 予算差異−50円 操業度差異−30円

 いかがでした?
 こんなの楽勝だぜ!という方もいれば、イマイチできなかったという方も
いらっしゃるのでは?
 次回からは、いよいよ個別原価計算にはいっていきます。それでは!
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(4)目次:あとがき
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 簿記の範囲がどんどん広がっていっていますよ ね。
最近の公表された会計基準だけでも、固定資産の減損会計、企業結合会計
退職給付会計の改定などがありますね。
 また、新しいリース会計の基準もでるみたいですし、なにより
会計の憲法というべき、「財務会計の概念フレームワーク」が現在作成中
ですしね。
 これらは、1級の範囲に入るので、2級の段階ではあまり関係ないのですが
1級の勉強量がどんどん増えているようです。
 簿記の勉強は、もう、ホントに、何度も繰り返しやるほかないです。
いろいろと勉強方法を考案してみたのですが、結局、こ れしかなかったですね。

 なんとか、受験生の皆様の負担を軽くしようと、いつも、講義をなんとかもっと分かりやすく教えることはできないものかと考えているのですが、ある日
プレゼンテーションソフトで動く映像とナレーションをいれたものを作成しては
どうかと、閃きました。
 これだと、物の動きと金額の動きを動画で追うことができますし
これをビデオやDVDにおとせば、何度も見ることができますしね。
 今現在、四苦八苦しながらも作っている最中です。
いつの日か、みなさまに公表できたらいいな、 って思っています。
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第10回タイトル:「製造間接 費の世界へレッツラゴー!5」5

★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0010号 2005.11月19日
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第10回タイトル:「製造間接 費の世界へレッツラゴー!5」
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★ 目 次

1. ごあいさつ
2.臨機応変にいこう
3. あとがき
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(1)ごあいさつ
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 明日はいよいよ、簿記検定試験の日ですね。
試験を受けるにあたりの心構えを書いときました。

1、前日は早く寝るべし
2、試験が終った後は、おもいっきり遊ぶべし
3、試験開始で、いきなり解き始めるのではなく、すべての問題に一度目を通し
  解けるところと、解けないところを見分け、自信のあるところから
  解いていくべし
4、解答欄に、解答を導く金額が書いてある場合があるので、解答欄にも
  一度、目を通すべし

 まあ、こんなところで しょうか。
明日、受験される方、気合いで、かつ、気楽に行ってきてください!!!
大丈夫!あなたなら、必ずやれる! 
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(2)目 次:臨機応変にいこう
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 製造間接費の予算の作り方には以下の2つがありました。
    「器」の作り方(予算設定の方法)→A固定予算
                     B変動予算
 このうち、A固定予算につ いては前回みました。
今日は、B変動予算についてみていきましょう。
変動予算には、実査法変動予算と公式法変動予算の2種類があり、このうち
実査法変動予算は1級で勉強しますので、公式法変動予算についてみていきます。

 B公式法変動予算とはどういう方法か
 公式法変動予算とは、簡単にいえば「器」の大きさを
「変動比率×実際操業度+固定費」という公式を用いて決定する方法をいいます。

 この方法の考え方
原価は、その操業度に対する原価の発生の仕方によって次の大きく2つに
分けるこ とができます。

  変動費・・・作れば作るほど比例的に発生する原価(例:材料費)
  固定費・・・生産量にかかわらず、常に一定の原価(例:減価償却費)

 よって、製造間接費の予算(器の大きさ)を算定するときも
製造間接費を変動費の部分と固定費の部分とに分けて算定しようというものです。

 つまり、「器」の大きさを基準操業度のときの大きさに固定せずに
基準操業度のときの「器」の大きさを基にして、実際操業度のときの「器」の
大きさに修正することで、そこから溢れ出た金額である予 算差異を正確に算定
しようとするのです。
 このとき、原価には上記のように変動費と固定費に分かれるため
実際操業度において、経営者が許容する製造間接費を算定するにあたり
「変動比率×実際操業度」の計算式で変動費をだし
この変動費に固定費をプラスしているのです。

 それでは、おまちかねの設例でみてみましょう。  

<設 例>
次の資料に基づいて、当月の製造間接 費配賦差異を計算し、その差異を予算差異と操業度差異とに分けて算定せよ。

 (資料)
1、年間予算データ
(1 )年間基準操業度144直接 作業時間
(2)年間の製造間接 費予算72,000円(内訳:変動費28,800、固定費43,200)
(3)予算設定の方法は公式法変動予算による。
2、当月実際データ
(1)実際直接 作業時間10時間
(2)製造間接 費実際発生額6,300円(内訳:変動費2,300、固定費4,000)

 aまず、(1)の年間データから正常配賦率と公式を算定します。
 
  変動費率・・変動費28,800円÷144時間(基準操業度)=200円/時間
  固定費率・・固定費43,200円÷144時間=300円/時間
  正常配賦率500円 /時間・・変動費率200円+固定費率300円

 「器」算定の公式
  変動費率200円×実際操業度+固定費3,600(月間)

 b次に、製造間接費勘定から仕掛品勘定への正常配賦額を計算してみましょう。
  ちなみに、この部分は製造間接費勘定の貸方のはなしです。

   正常配賦額:500円×10時間(実際操業度)=5,000円
 
 c最後に製造間接費勘定の借方にくる実際発生額6,300円を集計し、貸借差額で
  製造間接費配賦差異を算定し、これを「予算差異」と「操業度差異」に分けて  分析します 。

  製造間接費配賦差異・・製造配賦額5,000円−実際発生額6,300円=−1,300

 「予算差異の算定」
 ここで、さきほど算定した公式を使い、実際操業度10時間における
経営者が許容する製造間接費の金額(器の大きさ)を算定します。
ちなみに、この金額のことを「予算許容額」というのでおさえておいて下さい。

 予算許容額:200円×実際操業度10時間+3,600円=5,600円

上記の公式により、10時間の操業度において経営者は5,600円までなら
製造間接費の発生を許そうということがわかりまし た。 

それでは、この予算の「器」に実際発生額を入れてみて、製造間接費の浪費を
計算してみましょう。

 予算差異:5,600円(予算許容額)−6,300円(実際発生額)=−700円

 「操業度差異の算定」
 操業度差異は、固定費率を使って算定します。
 
操業度差異:固定費率300円×(実際操業度10時間−基準操業度12時間)=−600円

 この操業度差異は、12時間の操業を予定していたが、実際には10時間しか操業
しなかったことによる差異と考えてください。

 これらの計算は、実際 に問題を解くときは「シュラッター図」を書いて分析する
ことになります。この図はテキストに必ず載っているので、上記の計算式の意味と
「シュラッター図」がリンクしていることを確認しておくといいと思います。
 
 これで、製造間接費の論点は終了です。
 
 
      
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あとがき
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 簿記検定の3級を受ける段階で、わたくしは、まだ仕訳 をひたすら暗記
していました。しかし、仕訳の数は膨大でとても覚えきれるものでは
ありません。
もし、仕訳を暗記して勉強されている方にアドバイスなのですが
 簿記というのは、会社の取引を(1)資産(2)負債(3)資本(4)収益(5)費用の
5枚のカードを使って、取引を帳簿の記録するんだと考えてみてください。

 例えば、銀行から100円借り入れたという取引であれば
まず、取引から5枚のカードを選択します。
現金は資産ですから、(1)資産のカードを選択する。
借り入れは借金で負債ですから(2)負債のカード を選択する。

 次に、この2枚のカードが増加したのか、減少しのかを判断し
複式簿記のルールにしたがって、借方もしくは貸方にカードを置くのかを
選択するという具合です。

 そして、1つの取引について、トランプのように色々なカードの並べ方が
考えられるので、商品売買の分記法と三文法のように、処理方法がいくつも
あるのです。

 また、そのカードをどうして選ぶのか、さらに、なぜ金額はそのような
金額になるのか、ということを説明するものが会計学といえるのです。

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