2005年11月20日

第10回タイトル:「製造間接 費の世界へレッツラゴー!5」5

★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0010号 2005.11月19日
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第10回タイトル:「製造間接 費の世界へレッツラゴー!5」
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★ 目 次

1. ごあいさつ
2.臨機応変にいこう
3. あとがき
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(1)ごあいさつ
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 明日はいよいよ、簿記検定試験の日ですね。
試験を受けるにあたりの心構えを書いときました。

1、前日は早く寝るべし
2、試験が終った後は、おもいっきり遊ぶべし
3、試験開始で、いきなり解き始めるのではなく、すべての問題に一度目を通し
  解けるところと、解けないところを見分け、自信のあるところから
  解いていくべし
4、解答欄に、解答を導く金額が書いてある場合があるので、解答欄にも
  一度、目を通すべし

 まあ、こんなところで しょうか。
明日、受験される方、気合いで、かつ、気楽に行ってきてください!!!
大丈夫!あなたなら、必ずやれる! 
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(2)目 次:臨機応変にいこう
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 製造間接費の予算の作り方には以下の2つがありました。
    「器」の作り方(予算設定の方法)→A固定予算
                     B変動予算
 このうち、A固定予算につ いては前回みました。
今日は、B変動予算についてみていきましょう。
変動予算には、実査法変動予算と公式法変動予算の2種類があり、このうち
実査法変動予算は1級で勉強しますので、公式法変動予算についてみていきます。

 B公式法変動予算とはどういう方法か
 公式法変動予算とは、簡単にいえば「器」の大きさを
「変動比率×実際操業度+固定費」という公式を用いて決定する方法をいいます。

 この方法の考え方
原価は、その操業度に対する原価の発生の仕方によって次の大きく2つに
分けるこ とができます。

  変動費・・・作れば作るほど比例的に発生する原価(例:材料費)
  固定費・・・生産量にかかわらず、常に一定の原価(例:減価償却費)

 よって、製造間接費の予算(器の大きさ)を算定するときも
製造間接費を変動費の部分と固定費の部分とに分けて算定しようというものです。

 つまり、「器」の大きさを基準操業度のときの大きさに固定せずに
基準操業度のときの「器」の大きさを基にして、実際操業度のときの「器」の
大きさに修正することで、そこから溢れ出た金額である予 算差異を正確に算定
しようとするのです。
 このとき、原価には上記のように変動費と固定費に分かれるため
実際操業度において、経営者が許容する製造間接費を算定するにあたり
「変動比率×実際操業度」の計算式で変動費をだし
この変動費に固定費をプラスしているのです。

 それでは、おまちかねの設例でみてみましょう。  

<設 例>
次の資料に基づいて、当月の製造間接 費配賦差異を計算し、その差異を予算差異と操業度差異とに分けて算定せよ。

 (資料)
1、年間予算データ
(1 )年間基準操業度144直接 作業時間
(2)年間の製造間接 費予算72,000円(内訳:変動費28,800、固定費43,200)
(3)予算設定の方法は公式法変動予算による。
2、当月実際データ
(1)実際直接 作業時間10時間
(2)製造間接 費実際発生額6,300円(内訳:変動費2,300、固定費4,000)

 aまず、(1)の年間データから正常配賦率と公式を算定します。
 
  変動費率・・変動費28,800円÷144時間(基準操業度)=200円/時間
  固定費率・・固定費43,200円÷144時間=300円/時間
  正常配賦率500円 /時間・・変動費率200円+固定費率300円

 「器」算定の公式
  変動費率200円×実際操業度+固定費3,600(月間)

 b次に、製造間接費勘定から仕掛品勘定への正常配賦額を計算してみましょう。
  ちなみに、この部分は製造間接費勘定の貸方のはなしです。

   正常配賦額:500円×10時間(実際操業度)=5,000円
 
 c最後に製造間接費勘定の借方にくる実際発生額6,300円を集計し、貸借差額で
  製造間接費配賦差異を算定し、これを「予算差異」と「操業度差異」に分けて  分析します 。

  製造間接費配賦差異・・製造配賦額5,000円−実際発生額6,300円=−1,300

 「予算差異の算定」
 ここで、さきほど算定した公式を使い、実際操業度10時間における
経営者が許容する製造間接費の金額(器の大きさ)を算定します。
ちなみに、この金額のことを「予算許容額」というのでおさえておいて下さい。

 予算許容額:200円×実際操業度10時間+3,600円=5,600円

上記の公式により、10時間の操業度において経営者は5,600円までなら
製造間接費の発生を許そうということがわかりまし た。 

それでは、この予算の「器」に実際発生額を入れてみて、製造間接費の浪費を
計算してみましょう。

 予算差異:5,600円(予算許容額)−6,300円(実際発生額)=−700円

 「操業度差異の算定」
 操業度差異は、固定費率を使って算定します。
 
操業度差異:固定費率300円×(実際操業度10時間−基準操業度12時間)=−600円

 この操業度差異は、12時間の操業を予定していたが、実際には10時間しか操業
しなかったことによる差異と考えてください。

 これらの計算は、実際 に問題を解くときは「シュラッター図」を書いて分析する
ことになります。この図はテキストに必ず載っているので、上記の計算式の意味と
「シュラッター図」がリンクしていることを確認しておくといいと思います。
 
 これで、製造間接費の論点は終了です。
 
 
      
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あとがき
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 簿記検定の3級を受ける段階で、わたくしは、まだ仕訳 をひたすら暗記
していました。しかし、仕訳の数は膨大でとても覚えきれるものでは
ありません。
もし、仕訳を暗記して勉強されている方にアドバイスなのですが
 簿記というのは、会社の取引を(1)資産(2)負債(3)資本(4)収益(5)費用の
5枚のカードを使って、取引を帳簿の記録するんだと考えてみてください。

 例えば、銀行から100円借り入れたという取引であれば
まず、取引から5枚のカードを選択します。
現金は資産ですから、(1)資産のカードを選択する。
借り入れは借金で負債ですから(2)負債のカード を選択する。

 次に、この2枚のカードが増加したのか、減少しのかを判断し
複式簿記のルールにしたがって、借方もしくは貸方にカードを置くのかを
選択するという具合です。

 そして、1つの取引について、トランプのように色々なカードの並べ方が
考えられるので、商品売買の分記法と三文法のように、処理方法がいくつも
あるのです。

 また、そのカードをどうして選ぶのか、さらに、なぜ金額はそのような
金額になるのか、ということを説明するものが会計学といえるのです。

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