2005年11月22日

第12回タイトル:「個別原価計算にいってみよう!」

★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0012号 2005.11月21日
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
第12回タイトル:「個別原価計算にいってみよう!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
★ 目 次

1. ごあいさつ
2.ヤマト対タイタニック号
3.あとがき
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
(1)ごあいさつ
--------------------------------------- ------------------------------- 
 ようやく、メルマガに図らしきものを書くことができました。
これからは、少しは見やすくなると思います。
メルマガの発行計画なのですが、現時点では、全部で22回程度で直接原価計算
までいって終了する予定です。
ご利用は計画的に。
----------------------------------------------------------------------
(2)目 次:ヤマト対タイタニック号
----------------------------------------------------------------------
1、原価計算の種類には(1)個別原価計算 (2)総合原価計算(3)標準原価計算
(4)直接原価計算の4つがありました。
今日は、このうちの(1)個別原価計算についてみていきましょう。

2、個別原価計算とはどんな原価計算なのか
 個別原価計算とは、個別に注文を受けて、生産される製品に対して適用される
原価計算をいいます。その具体例としては、造船が挙げられます。
 これに対して、例えば、テレビ等の電化製品や自動車のような大量見込み生産
されるような製品に対して適用される原価計算が総合原価計算なのです。

3、個別原価計算の論 点
 個別原価計算は、製造指図書をもとに、原価計算表を作成し、製品の種類ごとに原価を集計して製品原価の計算を行います。
大きな論点としては、以下のものがあります。

個別原価計算の論点:(1)原価計算表の作成と勘定記入
          (2)仕損の処理

この二つについて、以下みていきましょう。

4、(1)原価計算表の作成と勘定記入の論点
個別原価計算の問題においては、「原価計算表の作成」と「勘定記入」の2つが問われます。
よって、原価計算表と勘定連絡図の両者がどのように リンクしているのかという
ことを理解することが重要です。
このことについて、以下の設例でみてみます。

<設 例>
次の資料に基づいて、原価計算表と仕掛品勘定を完成させなさい。
(資料)
当造船所は、製造指図書N0,1を発行し、タイタニック号を建造するとともに
製造指図書N0,2を発行して。戦艦ヤマトを建造している。
当月の原価の消費額は以下のとおりである。
(1)当月直接材料消費額 製造指図書N0,1:10,000円製造指図書N0,2:20,000円
(2)当月直接労務費消費額 製造指図書N0,1:5 ,000円製造指図書N0,2:3,000円
(3)製造間接費は直接作業時間を配賦基準として、正常配賦する。
   正常配賦率200円/時間 製造指図書N0,1:10時間製造指図書N0,2:20時間
(4)タイタニック号については、当月に完成したが、戦艦ヤマトについては当月
 未完成である。

まずは、原価計算表の作成からみていきましょう。
この表はけっして難しくないので、表の作成についてはこれといって解説はいらないでしょう。
            <原価計算表>
      N0,1(タイタニック号)   N0,2(戦艦ヤマト)
直接材料費     10,000        20,000
直接労務費     5,000         3,000
製造間接費     2,000         4,000
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
合 計      17,000         27,000
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
備 考      完 成         仕掛中        
                    

 つぎに、原価計算表と勘定連絡図 との関係についてみていきましょう。
ここは、大事なところですよ!


    材 料         仕掛品(N0,1タイタニック号)
 ━━━━┳━━━━     ━━━━━┳━━━━━
     ┃10,000N0,1へ   材料10,000┃製品17,000
     ┃20,000N0,2へ   賃金5,000 ┃
     ┃         製造間接費┃
                 2,000 ┃
    賃 金    
 ━━━━┳━━━━      仕掛品(N0,2戦艦ヤマト)
     ┃5,000 N0,1へ    ━━━━━┳━━━━━
     ┃3,000N0,2へ 材料20,000┃次月繰越27,000
     ┃ 賃金3,000 ┃
製造間接費┃
   製造間接費 4,000 ┃
 ━━━━┳━━━━
     ┃2,000N0,1へ        ↓
     ┃4,000N0,2へ        ↓この指図書別のものを合算したもの
     ┃              ↓が解答の仕掛品勘定

                    仕掛品勘定
                ━━━━━┳━━━━━
                材料30,000┃製品17,000
                賃金8,000 ┃次月繰越27,000
                製造間接費 ┃
                  6,000 ┃
                    

 このように、個別原価計算の問題を解く時は、指図書ごとに仕掛品勘定を
考えると理解しやすいと思います。
このように考えること で、次回みる仕損の論点がよくわかると思います。

----------------------------------------------------------------------
(3)目 次:あとがき
----------------------------------------------------------------------
レリバンス・ロスト/理論と実務の乖離
よく、サラリーマンの人などに、工業簿記は理論と実践が乖離してて役に立たないと言われます。今日は、このことについてお話しいたします。

 1970年代後半以降、管理会計の理論と実務の乖離が問題化してきました。
また、80年代半ばにな って、キャプラン等は既存の理論モデルは現代の経営管理者が解決しようとしている問題状況に適切でなくなってきており、現代の企業環境に適切な革新的管理会計モデルを構築すべきと訴えました。
このレリバンス・ロストに触発され、1980年代後半以降、新しい管理会計の手法が数多く誕生しました。

 このように、原価計算方法に対する反省から管理会計においては、現在、以下のような2つの方向性が生まれています。

第1の方向性:工場のオートメーション化などによる間接費の増大に対応し、間接費の配賦を より精密に行い、製品原価の正確な計算を行おうとする
       方向
       →活動基準原価計算(ABC)

第2の方向性:JIT環境の進展に伴い、製品原価の計算のためには、簡素化した
       原価計算システムでよいとする方向や、計画と統制のためには
       基本的な原価情報だけでよいとする方向
       →バックフラッシュ・コスティング
        TOC(制約理論)

これらは、いずれも1級や公認会計士試験の範囲ですが、興味があるという方は
ぜ ひとも、さっさと2級を合格していただき、1級にあがって勉強してみてください。
バックナンバー:http://blog.livedoor.jp/bokikentei/
Copyright(c)2005 ★絶対勝つ!簿記検定試験
お問い合せ先:yukihiro@xero-graphix.com

読者登録の解除はこちら
http://www.mag2.com/m/0000175798.html
このマガジンは『まぐまぐ!』を利用して配信されています

bokikentei at 16:42│Comments(1)TrackBack(0)

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by 同人誌を中心に無料でエロ動画情報   2011年10月04日 07:11
4 eqotg{_q, www.ex-navi.biz, 同人誌を中心に無料でエロ動画情報, http://www.ex-navi.biz/?page_id=299

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔   
 
 
 
過去の講義
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計: