2005年11月28日
第16回タイトル:「部門別原価計算終わり!」
総合原価計算に入りま〜す
★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0016号 2005.11月25日
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第16回タイトル:「部門別原価計算終わり!」
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★ 目 次
1. ごあいさつ
2.やっと部門別計算終わり
3.総合原価計算へGOー!
4. あとがき
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(1)ごあいさつ
------------- ---------------------------------------------------------
簿記の問題ってどうしても、ケアレスミスがでてしまいますよね。
ケアレスミスを無くすにはどうしたらよいか、いろいろと悩んだのですが
結局、これといった解決策はありませんでした。
とにかく、良く寝て、体調を整えることと、一つ一つの仕訳を正確に処理できる
ようになることではないでしょうか?
よく、処理が正確ではない段階で、効率を求める方がいるのですが
まずは、処理を正確に出来るようにすることから始めるべきです。
正確性が 増せば、処理のスピードも増します。
「悪魔のように繊細に!天使のように大胆に!」
まさに、簿記検定の合格するための言葉ではないでしょうか?
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(2)目 次:やっと部門別計算終わり
----------------------------------------------------------------------
前回は、部門別原価計算において、製造部門に補助部門費を配賦し、それから
製造部門費を製品に実際配賦したところまでをみました。
今回は、実際配賦ではなく「正常 配賦」について、その概要だけみてみましょう。
正常配賦を行なう場合には、製造間接費予算額を見積もり、これを基準操業度で割ることによって「正常配賦率」を算定しなければなりませんでしたね。
部門別原価計算においては、この製造間接費予算額が各部門ごとに見積もられる
ため「直接配賦法」または「相互配賦法」などで補助部門費予算額を製造部門に
配賦し、そのようにして算定された製造部門費予算額を基準操業で割って
「正常配賦率」を算定することになります。
ただし、2級の場合はこの「正常配賦率 」は資料で与えられるのがほとんど
でしょうから上述のことは、頭の片隅に入れておく程度でいいと思います。
1級では、重要論点にあたるので、必ずマスターする必要があります。
大まかな流れをしるしておきますね。
(1)年度の初めに、年間の製造部門と補助部門の製造間接費予算額を見積もる。
(2)補助部門費予算額を直接配賦法などで、製造部門に配賦する。
(3)製造部門に集計された製造間接費予算額を基準操業度で割り、正常配賦率を
算定する。
(4)実際の生産後、「正常配賦率×実際操業 度」により、製造部門から各製品に
製造部門費を配賦する。
(5)実際発生額を製造部門と補助部門に集計する。
(6)補助部門から製造部門へ金額を配賦する
(7)最後に、製造部門や補助部門の貸借差額により、配賦差異を算定し、これを
予算差異と操業度差異に分けて分析する。
それでは、部門別原価計算はここで終了です。
なお、この計算は製造間接費の配賦計算をより正確に行なうとともに、原価管理に資することを目的としていますので、個別原価計算に適用することもできますし
次にみ ていく総合原価計算にも適用できることは知っておいて下さい。
このことについても、後でふれたいと思います。
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(3)目 次:総合原価計算へGO!
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1、総合原価計算とはなんぞや
いよいよ今回から、総合原価計算に入っていきます。
それでは、総合原価計算とはどういうものでしょうか? 以下にまとめました。
個別原価計算→個別受注の生産形態 に適用される原価計算(例:造船業)
総合原価計算→大量見込生産の生産形態に適用される原価計算(例:自動車)
2、計算方法
総合原価計算では、工場のベルトコンベアーにおける流れ作業をイメージすると
いいと思います。
例えば、丸いボールをベルトコンベアーの最初の地点に投入し、流れながら、工員たちが少しずつ磨いていく作業があるとします。
<イメージ図>
ボール2個投入●●???????◎? ???????????→○
(@100円) 未完成品1個 完成品1個
(50パーセント地点)
この作業により、黒いボールが磨かれて、ピカピカな白いボールになって完成品
になります。
総合原価計算では、このような流れ作業によって大量に生産されていく製品の原価を計算します。
ここで、ベルトコンベアーの始点で、材料であるボールを2個(@100円)投入し
当月の磨く作業に従事した工員の賃金が300円だったとします。
そして、1個 はベルトコンベアーの終点までいって、ピカピカの白いボールへと
磨かれて完成したのに対して、もう1個はベルトコンベアーのちょうど中間点の
ところで当月の作業が終了し、半分だけが磨かれた未完成の状態であったとして
この2個のボールの原価を計算してみます。
(原材料の計算)
まずは、原材料の計算からみてみましょう。
ボールを2個投入し、その金額が@100円でした。
よって、完成品の材料費と未完成品の材料費は以下のように計算されます。
完成品の材料費:1個×@100円=100円
未 完成品の材料費:1個×@100円=100円
(労務費の計算)
それでは、労務費はどのように計算されるでしょうか。
工員に対して、当月の賃金として300円を支払っています。
そして、当月の生産は、完成したボール1個と未完成のボール1個です。
すると、300円÷2個=150円/個となり1個あたりの労務費は150円と計算できそう
です。
しかし! そうは問屋がおろしません!
なぜなら、上記の<イメージ図>にあるように
完成品のボール→ベルトコンベアーの終点にある→100パーセント磨いた
未完成 のボール→ベルトコンベアーの50パーセント地点→半分しか磨けていない
ということになるのですから、完成品のボールと未完成品のボールとでは
工員の労働の度合いが異なっています。
よって、労務費の金額は、その労働の度合いに応じて、両者の間で発生額が異なるはずです。
そこで、総合原価計算では賃金のような加工費を「生産量×加工進捗度」である「加工換算量」の比率でもって計算をおこないます。
ここで「加工進捗度」とは加工の進み具合、つまり、ベルトコンベアーの進み具合であり、加工換算量とは、 図解では1個のボールの磨き具合を意味します。
では、実際に計算してみてみます。
まず、加工換算量を計算します。
完成品のボール:ボール1個(生産量)×加工進捗度100パーセント(全部磨いた)
=加工換算量1個
未完成のボール:ボール1個(生産量)×加工進捗度50パーセント(半分磨いた)
=加工換算量0.5個
次に、賃金300円を加工換算量の比率で按分します。
完成品のボール:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5) ×0.5=100円
以上より、ボールの原価は以下のように計算されます。
完成品のボール:材料費100円+労務費200円=300円
未完成品のボール:材料費100円+労務費100円=200円
3、理解は血となり肉となる
それでは、先ほどの例題は、黒いボールを磨いて白いボールにしていく作業
でした。
これが、白いボールにベルトコンベアーの流れに従って徐々にペンキ(金額300円)を塗っていって、黒いボールにする作業の場合は、どのように計算するでしょうか。
<イメージ図>
ボール2個投入○○???????◎?????????→●
(@100円) 未完成品1個 完成品1個
(50パーセント地点)
上記のイメージ図からも明らかなように、材料費(ボール)と労務費の計算方法は
さきほどの例題となんら変わりません。
よって、以下のように計算します。
(材料費)
完成品の材料費:1個×@100円=100円
未完成品の材料費:1個×@100円=100円
(労務費)
完成品のボー ル:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5)×0.5=100円
このように、材料費は生産数量を使って計算するのに対して、労務費などの加工費は加工換算量を使って計算しました。
それでは、ペンキの金額はどのように計算すればいいのでしょうか?
ペンキは材料費にあたるので、「生産数量を使って計算すればいい」と考えられるのですが
やはり、そうは問屋がおろしません!
なぜなら、ペンキはベルトコンベアーの流れに沿って塗られていくので、完成品と未完成品とでは、塗り具合がことな るはずです。
よって、塗り具合を反映する、加工換算量の比率でもって、原価を按分しなければ
ならないのです。
(ペンキの計算)
完成品のボール:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5)×0.5=100円
以上より、ボールの原価は以下のように計算されます。
完成品のボール:材料費100円+労務費200円+材料費(ペンキ)200円=500円
未完成品のボール:材料費100円+労務費100円+材料費(ペンキ)100円=300円
ここで、なにが言いたかったのかというと、材料費は生産 数量で計算、加工費は
加工換算量で計算というように暗記してしまうと、上記のような問題が出題されたときに応用が利かず、間違ってしまいます。
このため、「どうしてこのような計算をするのか」という理由を考えながら、工業簿記の勉強をしていってください。
次回も総合原価計算をみていきます。
ただ、明日はどうしても忙しくて、ひょっとするとメルマガを書けないかも
しれません。
そのときは許して下さいね。
それでは!
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(4)目 次:あとがき
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前回では、会計基準の世界統一化(グローバル・スタンダード)のお話を
しました。
この流れは、民間だけの話しではなく、国や地方公共団体などの「パブリック・セクター」の領域にも及ぼうとしています。
政府部門の会計(公会計)では、多くの国が現金の出入りだけに着目する
会計基準を採用しています。これを「現金主義会計」というのですが
「グローバル・スタンダード」の会計基準ではこ れを、いま私たちが勉強している「簿記」である「発生主義会計」に移行しようとしているのです。
国家の会計である公会計においても、民間の企業と同じく、貸借対照表を作り
損益管理を行い、会計監査を受けるということが必要となってきます。
ちなみに、現在のわが国の国債の格付けはアフリカのボツワナと同じランクとされ財務信用度が低い状況にあります。
現在のように、財政破綻が叫ばれている状況では、この波を大きく受けることは避けられそうもありません。
そうすれば、きっと、皆様のような簿記を勉強してい る方達の活躍の場が広がるかもしれませんね!
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バックナンバー:http://blog.livedoor.jp/bokikentei/
Copyright(c)2005 ★絶対勝つ!簿記検定試験
お問い合せ先:info@xero-graphix.com
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★ 絶対勝つ!!簿記検定試験!■第0016号 2005.11月25日
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第16回タイトル:「部門別原価計算終わり!」
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★ 目 次
1. ごあいさつ
2.やっと部門別計算終わり
3.総合原価計算へGOー!
4. あとがき
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(1)ごあいさつ
------------- ---------------------------------------------------------
簿記の問題ってどうしても、ケアレスミスがでてしまいますよね。
ケアレスミスを無くすにはどうしたらよいか、いろいろと悩んだのですが
結局、これといった解決策はありませんでした。
とにかく、良く寝て、体調を整えることと、一つ一つの仕訳を正確に処理できる
ようになることではないでしょうか?
よく、処理が正確ではない段階で、効率を求める方がいるのですが
まずは、処理を正確に出来るようにすることから始めるべきです。
正確性が 増せば、処理のスピードも増します。
「悪魔のように繊細に!天使のように大胆に!」
まさに、簿記検定の合格するための言葉ではないでしょうか?
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(2)目 次:やっと部門別計算終わり
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前回は、部門別原価計算において、製造部門に補助部門費を配賦し、それから
製造部門費を製品に実際配賦したところまでをみました。
今回は、実際配賦ではなく「正常 配賦」について、その概要だけみてみましょう。
正常配賦を行なう場合には、製造間接費予算額を見積もり、これを基準操業度で割ることによって「正常配賦率」を算定しなければなりませんでしたね。
部門別原価計算においては、この製造間接費予算額が各部門ごとに見積もられる
ため「直接配賦法」または「相互配賦法」などで補助部門費予算額を製造部門に
配賦し、そのようにして算定された製造部門費予算額を基準操業で割って
「正常配賦率」を算定することになります。
ただし、2級の場合はこの「正常配賦率 」は資料で与えられるのがほとんど
でしょうから上述のことは、頭の片隅に入れておく程度でいいと思います。
1級では、重要論点にあたるので、必ずマスターする必要があります。
大まかな流れをしるしておきますね。
(1)年度の初めに、年間の製造部門と補助部門の製造間接費予算額を見積もる。
(2)補助部門費予算額を直接配賦法などで、製造部門に配賦する。
(3)製造部門に集計された製造間接費予算額を基準操業度で割り、正常配賦率を
算定する。
(4)実際の生産後、「正常配賦率×実際操業 度」により、製造部門から各製品に
製造部門費を配賦する。
(5)実際発生額を製造部門と補助部門に集計する。
(6)補助部門から製造部門へ金額を配賦する
(7)最後に、製造部門や補助部門の貸借差額により、配賦差異を算定し、これを
予算差異と操業度差異に分けて分析する。
それでは、部門別原価計算はここで終了です。
なお、この計算は製造間接費の配賦計算をより正確に行なうとともに、原価管理に資することを目的としていますので、個別原価計算に適用することもできますし
次にみ ていく総合原価計算にも適用できることは知っておいて下さい。
このことについても、後でふれたいと思います。
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(3)目 次:総合原価計算へGO!
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1、総合原価計算とはなんぞや
いよいよ今回から、総合原価計算に入っていきます。
それでは、総合原価計算とはどういうものでしょうか? 以下にまとめました。
個別原価計算→個別受注の生産形態 に適用される原価計算(例:造船業)
総合原価計算→大量見込生産の生産形態に適用される原価計算(例:自動車)
2、計算方法
総合原価計算では、工場のベルトコンベアーにおける流れ作業をイメージすると
いいと思います。
例えば、丸いボールをベルトコンベアーの最初の地点に投入し、流れながら、工員たちが少しずつ磨いていく作業があるとします。
<イメージ図>
ボール2個投入●●???????◎? ???????????→○
(@100円) 未完成品1個 完成品1個
(50パーセント地点)
この作業により、黒いボールが磨かれて、ピカピカな白いボールになって完成品
になります。
総合原価計算では、このような流れ作業によって大量に生産されていく製品の原価を計算します。
ここで、ベルトコンベアーの始点で、材料であるボールを2個(@100円)投入し
当月の磨く作業に従事した工員の賃金が300円だったとします。
そして、1個 はベルトコンベアーの終点までいって、ピカピカの白いボールへと
磨かれて完成したのに対して、もう1個はベルトコンベアーのちょうど中間点の
ところで当月の作業が終了し、半分だけが磨かれた未完成の状態であったとして
この2個のボールの原価を計算してみます。
(原材料の計算)
まずは、原材料の計算からみてみましょう。
ボールを2個投入し、その金額が@100円でした。
よって、完成品の材料費と未完成品の材料費は以下のように計算されます。
完成品の材料費:1個×@100円=100円
未 完成品の材料費:1個×@100円=100円
(労務費の計算)
それでは、労務費はどのように計算されるでしょうか。
工員に対して、当月の賃金として300円を支払っています。
そして、当月の生産は、完成したボール1個と未完成のボール1個です。
すると、300円÷2個=150円/個となり1個あたりの労務費は150円と計算できそう
です。
しかし! そうは問屋がおろしません!
なぜなら、上記の<イメージ図>にあるように
完成品のボール→ベルトコンベアーの終点にある→100パーセント磨いた
未完成 のボール→ベルトコンベアーの50パーセント地点→半分しか磨けていない
ということになるのですから、完成品のボールと未完成品のボールとでは
工員の労働の度合いが異なっています。
よって、労務費の金額は、その労働の度合いに応じて、両者の間で発生額が異なるはずです。
そこで、総合原価計算では賃金のような加工費を「生産量×加工進捗度」である「加工換算量」の比率でもって計算をおこないます。
ここで「加工進捗度」とは加工の進み具合、つまり、ベルトコンベアーの進み具合であり、加工換算量とは、 図解では1個のボールの磨き具合を意味します。
では、実際に計算してみてみます。
まず、加工換算量を計算します。
完成品のボール:ボール1個(生産量)×加工進捗度100パーセント(全部磨いた)
=加工換算量1個
未完成のボール:ボール1個(生産量)×加工進捗度50パーセント(半分磨いた)
=加工換算量0.5個
次に、賃金300円を加工換算量の比率で按分します。
完成品のボール:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5) ×0.5=100円
以上より、ボールの原価は以下のように計算されます。
完成品のボール:材料費100円+労務費200円=300円
未完成品のボール:材料費100円+労務費100円=200円
3、理解は血となり肉となる
それでは、先ほどの例題は、黒いボールを磨いて白いボールにしていく作業
でした。
これが、白いボールにベルトコンベアーの流れに従って徐々にペンキ(金額300円)を塗っていって、黒いボールにする作業の場合は、どのように計算するでしょうか。
<イメージ図>
ボール2個投入○○???????◎?????????→●
(@100円) 未完成品1個 完成品1個
(50パーセント地点)
上記のイメージ図からも明らかなように、材料費(ボール)と労務費の計算方法は
さきほどの例題となんら変わりません。
よって、以下のように計算します。
(材料費)
完成品の材料費:1個×@100円=100円
未完成品の材料費:1個×@100円=100円
(労務費)
完成品のボー ル:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5)×0.5=100円
このように、材料費は生産数量を使って計算するのに対して、労務費などの加工費は加工換算量を使って計算しました。
それでは、ペンキの金額はどのように計算すればいいのでしょうか?
ペンキは材料費にあたるので、「生産数量を使って計算すればいい」と考えられるのですが
やはり、そうは問屋がおろしません!
なぜなら、ペンキはベルトコンベアーの流れに沿って塗られていくので、完成品と未完成品とでは、塗り具合がことな るはずです。
よって、塗り具合を反映する、加工換算量の比率でもって、原価を按分しなければ
ならないのです。
(ペンキの計算)
完成品のボール:300円÷(1+0.5)×1=200円
未完成品のボール:300÷(1+0.5)×0.5=100円
以上より、ボールの原価は以下のように計算されます。
完成品のボール:材料費100円+労務費200円+材料費(ペンキ)200円=500円
未完成品のボール:材料費100円+労務費100円+材料費(ペンキ)100円=300円
ここで、なにが言いたかったのかというと、材料費は生産 数量で計算、加工費は
加工換算量で計算というように暗記してしまうと、上記のような問題が出題されたときに応用が利かず、間違ってしまいます。
このため、「どうしてこのような計算をするのか」という理由を考えながら、工業簿記の勉強をしていってください。
次回も総合原価計算をみていきます。
ただ、明日はどうしても忙しくて、ひょっとするとメルマガを書けないかも
しれません。
そのときは許して下さいね。
それでは!
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(4)目 次:あとがき
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前回では、会計基準の世界統一化(グローバル・スタンダード)のお話を
しました。
この流れは、民間だけの話しではなく、国や地方公共団体などの「パブリック・セクター」の領域にも及ぼうとしています。
政府部門の会計(公会計)では、多くの国が現金の出入りだけに着目する
会計基準を採用しています。これを「現金主義会計」というのですが
「グローバル・スタンダード」の会計基準ではこ れを、いま私たちが勉強している「簿記」である「発生主義会計」に移行しようとしているのです。
国家の会計である公会計においても、民間の企業と同じく、貸借対照表を作り
損益管理を行い、会計監査を受けるということが必要となってきます。
ちなみに、現在のわが国の国債の格付けはアフリカのボツワナと同じランクとされ財務信用度が低い状況にあります。
現在のように、財政破綻が叫ばれている状況では、この波を大きく受けることは避けられそうもありません。
そうすれば、きっと、皆様のような簿記を勉強してい る方達の活躍の場が広がるかもしれませんね!
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