デイリー牧師ノート

上田昌司が、医学やキリスト教について書きます。(新旭キリスト栄光教会牧師、島本キリスト福音教会名誉牧師、医師、医学博士、現在勤務医です。)健康に関する内容の実施についてはご自分の責任でお願いします。          

2020年06月

老人ホームの勤務を終えて、
坂道を下りながら、考えた。
最近、奇跡の信仰について瞑想しているのだが、
その新しいヒントが閃いた。
三時間の勤務が終わったので、ほっとすることもあるのか、
老人ホームを出た直ぐの、下り坂で、新しいアイデアが、
突如やって来ることが良くある。
世に、いろいろなパワースポットというものがあるが、
ぼくにとっては、数少ないパワースポットだ。
奇跡の信仰の、祈りの言葉は、「・・・を下さい」とか、
「・・・をしてください」というような従来の祈りは通じない。
信仰告白のような祈りが有効である、と教えられていた。
ところが、昨日のインスピレーションでは、マルコ11:24の、
「何でも祈り求めることは、すでにかなえられたと信じなさい。
そうすれば、その通りになるであろう」の聖句の実践では、
すでにかなえられたと信じて、神に対して、感謝・感激の祈りをすれば、
従来の祈りの形式を、そのまま使えるという事が分かった。
簡単なことだが、こういうことでも、閃きがないと、悟れない。
坂道を上る時は、エネルギーと体力を消耗する。
疲れるし、汗をかく。
坂道を下るとき、その反対に、エネルギーが外から入って来るのではないか。
体細胞に余裕が生まれる。
それが閃きとなるのではないか。

昨日は、朝はひどく雨が降っていたが、徐々に晴れて、
昼頃にはいい天気だった。
こういう日は、朝から雨の予定できているので、
なかなか心の切り替えが難しい。
日曜の朝は、晴れた日は、教会周辺の草取りをしている。
教会の庭や周辺道路。
綺麗にしても、1か月すれば、元通りになるのだが。
綺麗な花を咲かせようと思ったら、雑草を除かねばならない。
雑草の方が強いのだ。
マリーゴールドの種が落ちていても、
なかなか花を咲かせるまでにならない。
雑草を除いてやると、一気に伸びて花を咲かせる。
草取りは、習慣になる。
やり出したら、やみつきになる。

ぼくは81歳となって、元気だが、
力を入れるべきことを、厳選して、生きるべきことを、
痛感している。
先が短くなってきたからである。
せいぜい20-30年となってきたからだ。
日々の鍛錬がうまくいけば30年。
うまく行かなかったら、20年未満。
10年になる可能性もある。
だから、自分の死後に淡雪のごとく、
消滅してしまう事のために時間を使うことを、
節約すべきと考えるようになった。
教会や教団も、自分の死後存続できるか、
存続できるようなものを、残さねばならない。
存続できないようなものを、残しても、のちの人に重荷になってしまう。
良い後継者を得ることが、育てることが、必要である。
それができなかったら、せめて文書だけでも残したい。
そういう心境である。

人類始まって以来の難問は、神はどこにおられるか、
という疑問であろう。
イエスキリストは、「天にいます父」と神を呼ばれた。
天は、天国ともとれるし、宇宙全体ともとれる。
神を父と呼ぶこと自体、当時は大変な革命だった。
神を身近な存在と解したからだ。
神を父と呼ぶことは、自分は神の子だとの理解の上に立つ。
自分が神の子という事は、自分自身に神のすべての資質が、
備わっているということと、
自分は父の神の愛を受けて生きているという理解が前提になる。
キリストの信仰の内容は、新約聖書の記されている。
聖書は人類の宝物。
命に溢れている。
キリストは自分と父とは一つであるという信仰があった。
ヨハネ17:11「私たちが一つであるように、彼らも一つになるためであります。」
父と一つという事は、自分の内に神がいるということになる。

人生の中で、何時でもできることと、
災難にあった時しかできないことがある。
コロナ禍では、またと得難い体験をしているのだから、
例えぶらぶらしていても、日々が貴重である。
でも、こういう暇な時間は人生では、そうないものだ。
インターンの最中に、急性虫垂炎になって、
入院手術した。
1週間、寝て過ごした。
まだ50前後の母親が心配して、田舎から出てきてくれた。
東京オリンピックがあった。
次の年、医者となって、9月から、滋賀県マキノの診療所に赴任した。
そこでも得難い貴重な経験をした。
今回、コロナ禍の最中、足止めを食らって、他府県へ行けなくなった。
それで、滋賀県へ行けなくなった。
これまで毎週、教会と畑仕事で2回行っていた。
それが、2か月間行けなかった。
それで、常日頃できない勉強をした。
ジョセフ・マーフィー先生の本を読んで、
人生に奇跡を起こす勉強をした。

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