ひさしぶりの更新です。

 
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皆様、お元気でしたか。

事前にお知らせするべきかどうか。
思い悩んでいましたが、やはりお知らせするべきだと思い、
書くことにしました。

◯ 来月3月1日に発売の作品。


パケ
 

◯4月に発売する__、
 『完全独占!他メーカーでは絶対見られない!とてつもない超乳素人 2016-2017  ぜんぶ見せます!』

★これら2作品の発売後、5月からしばらくのあいだ新作発売は休止することにしました。

「ボンボンチェリーを全面的にリニューアルする期間がどうしても必要だ」との結論です。

ですので、
準備が間に合い、システムが整えば、年内にもリリースを再開するつもりですが、
ただし、従来のようなカタチでの発売にはならないと思います。
__といいますか、現行のような販売スタイル、また【作品構成】での再開は
考えておりません。

なにか、精確さを欠く物言いですね。
では、このような喩えならいかがでしょう。
劇場公開される映画は、劇場という器(うつわ)を前提として作られ配給される。
TVドラマは、テレビの編成を前提にオンエアされている。これも「編成」という枠組みの器といえます。
そして、AVは、DVDというパッケージ販売の器を前提として作られています。
現在発売されている大半のAVが、どれも120分の分数(一層一枚)になっているのも、
DVDという器をあらかじめ想定して作られているからです。
ところが__。
みなさんも良く知り得ているように、現在、メディアの変質によって、それらの前提としてある「器」の
形式や容量が変化しつつあります。
端的にいえば、インターネットがすべての分野で浸透し、我々の生活環境を劇的に変えてしまいました。
生活環境が様変わりしたことで、我々の生活習慣もいつのまにか変わってしまいました。

AVも同様の変革を強いられているわけですが、
撮影現場はいまだ旧態然とした「器」の存在に呪縛され続けています。
たとえば、次のような現場の常態化です。
120分の作品を作り上げるために費やされる、スタッフの疲弊と女の子たちの消耗。
なぜそのような人的消耗が生じるのかといえば、通常、AVは一日で撮り上げなければならないからです。
なぜ一日かと問われれば、これも旧態然とした業界慣習と、それに伴うコストの問題ですね。
昨今はさらに拍車がかかり、たった1日で、2作品を作り上げなければならない_そのような現状が
たしかにあります。
いわゆる「2本撮り」と呼ばれる、現場の常態。
低迷を続けるDVDの売り上げが事態をもっと深刻化させ、「2本+オムニバス用のワンシチュエーション」
あるいは、1日で「3本撮り」の現場さえも出てきているという、AV撮影の現在形。
そして、大いなる人的消耗は、そこに関わる人たちの精神の疲弊をエスカレートさせています。

ボンボンチェリーは私が女の子を探し出し、お願いして、そのまま制作をしています。
ですので、一般的なAVメーカーの制作プロセスとは異なっているのですが、
それでも、DVD販売という最終形態の大枠からは決して自由ではありません。

余談になりますが、昨年来から一部世間を騒がしているAV女優さんたちの「出演強要」問題、
思うに、この「旧態然とした【器】の呪縛」を保持し続けているAV業界のシステムと、
決して無関係ではないと私は推測していますが、みなさんはどう思われますか?
業界内外では誰もそのことを指摘していないので、書いてみました。

横道に逸れてしまいました__とはいえ、リニューアル後は、
この問題点もボンボンチェリーなりに改善しようと考えており、私なりの計画を練ってもいます。


◯さて__。
こうしてみなさんへの報告を書くと、私のBlogのコメント欄には、一部、このような感想が
書かれることが予想できます。
「偉そうに書いているが、けっきょくは売れないから辞めるんだろ、休むんだろ!?」と。

◯率直にいえば、ほぼ一年前に、販売数をきちんと自覚し冷静に立ち止まるべきでした。
そうして、「ボンボンチェリーを全面的にリニューアルする期間がどうしても必要だ」と、
発売の休止を決断し、販売形態と内容構成を練り直すべきでした。
そうすれば、もっと早くにリニューアル化が実現できていたかもしれません。
そういう自己反省はたしかにあります。

◯とはいえ、ボンボンチェリーのリニューアルに向け、かろうじて準備期間を設けられるのは、
いま現在、遅まきながら発売をしばらく休止する決断が、ここで出来たからでもあります。
このまま惰性のように、器の呪縛に引きづられて相変わらず発売を続けていたら、
それこそ完全撤退せざるを得なかったでしょう。
その意味合いでいえば、私なりの前向きな休止期間だと確信しています。

◯というわけで、
しばらくのあいだ、ボンボンチェリーはお休みさせてもらいます。
このBlogでは、リニューアルへ向けての近況は逐次、報告いたしますね。
よろしくお願いいたします!