早見 俊のボン人日記

時代作家の平凡な日々を綴ります。

昨日、中山義秀文学賞の選考が行われました。
拙作、「うつけ世に立つ 岐阜信長譜」(徳間書店)が候補作になったことから
待ち会が開催されました。
伊東潤先生が呼びかけてくださり、徳間書店さんが幹事となって編集者さんや
作家諸氏が集まっての賑やかな待ち会となりました。
残念な結果でしたが、生まれて初めての待ち会、心地よい緊張感を味わうことができ、
参加頂いた皆様の温かい励ましや称賛に執筆意欲がかき立てられました。
足りなかった点、至らない点を謙虚に受け止め、今後の糧とします。
改めて、参加くださった方々、
「うつけ世に立つ 岐阜信長譜」を読んでくださった読者にお礼と感謝申し上げます。
とにかく、書いて、書いて、書かねば。

宝島社の「このミステリーがすごい」週刊文春の「ミステリーベストテン」
今年も国内、海外共に回答しました。
例年、散々に迷った末の回答で、迷うのもミステリー好きの楽しみです。
回答作品は12月に発表されますので、よろしかったらご覧ください。
ただ、一作、思わぬ拾い物というか大変に感心した作品を記しておきます。

ジャック・グラス伝 宇宙的殺人者    アダム・ロバーツ  新ハヤカワSFシリーズ

これ、アイザック・アシモフやランドル・ギャレットを彷彿とさせるSFミステリーなのです。
アシモフの人間に危害を加えないはずのロボットによる犯罪、ギャレットの魔術の呪文をかけられた
密室での殺人。面白かったですね。
ジャック・グラス伝は三話から成り立っていますが、特に第二話「超光速殺人」が秀逸。
地球にやって来た異星人一行、警戒厳重な屋敷内で殺人が起きます。
被害者は撲殺されていました。ところが、被害者も容疑者たちも異星では無重力状態で生活しており、
何らかの凶器を持ち上げて殴ることは不可能です。
この不可思議な殺人に挑むミステリマニアのお嬢さまもキャラが立っています。
いやあ、感心しました。

って、感心している場合ではありません。
選ぶより選ばれる作品を書かなくては。

11月4日、栃木県さくら市で操觚の会のトークイベントとサイン会を実施して
まいりました。
操觚の会より、鈴木英治局長をはじめ秋山香乃、神家正成、誉田龍一、谷津矢車諸氏と
私が参加致しました。
会場は栃木県文化財の瀧澤家という旧家です。
会には歴史愛好家の方々が多数、おいで下さり、我々のトークを熱心に聞いてくださいました。
栃木県、特にさくら市喜連川周辺の歴史を中心に参加諸氏、各々の個性が出たトークを
繰り広げたものの、話はあちらこちらに脱線する場面もあり、来場頂いたみなさんの温かさに支えられ
無事終えることができました。
イベントの後、購入頂いた自著にサインをしたのですが、サインをするたびに実に拙い、ひどい字
に自己嫌悪と申し訳なさで一杯になります。
イベント後は、「春の院展」が開催されているさくら市ミュージアムを見学し、懇親会に参加しました。
花塚市長や奥様、市民の方々と交流できました。
懇親会の席上で、思いもかけない素晴らしい仕事が某参加作家に依頼(正式発表後に記します)
され、今後、さくら市と操觚の会の交流が深まると期待されます。
そして、喜連川といえば日本三大美肌の湯として有名な喜連川温泉があります。
それゆえか、イベント、懇親会にいらっしゃった女性のみなさん、お美しい方ばかりで参加作家一同
眼福にあずかりました。

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