バホ~ニカラグア料理レシピNO4
October 27 2011
バホ
アメリカはすっかりハロウィーンの準備万端で、多くの家の前にはジャックオーランタン(パンプキン)が置かれ、スーパーではキャンディーやチョコなどの大きな袋入りのお菓子がやたら目に付くところに山積みになっています。中には31日まで待てないのか既に衣装を着てしまっている子供達を見かける事もあり、かわいいな~と思ってしまいます(笑)ハロウィーンが終わると11月の感謝祭サンクスギビングそして12月のクリスマスという風に一気に今年の追い込みイベントが続きます。感謝祭もクリスマスもアメリカでは家族が集まりお祝いするのが普通なので、招待したお家はディナーを用意するため大忙しとなります。昨年のサンクスギビングは夫の家族が遠方から訪ねてきてくれたので、お粗末ながらも私もディナーを作りました。普通サンクスギビングは大きなターキー(七面鳥)を丸ごと焼くのですが、毎年ターキーを食べてもう飽きてきたので、簡単なのになかなか見栄えがするビーフウェリングトンを作りました。大きいものではなく一人サイズで人数分、焦げ目をつけたフィレ肉、パテ、マッシュルームとシャルロットを炒めたものを重ねてパイ生地で茶巾絞りのようにして包んで出来上がりというものです。今年の予定は未だ話に出ていないので、どうなるのかな~と思っているところです。後クリスマスといえばプレゼントですが、クリスマスが近付くとお店が凄く込み合うのでそれを避けるためにここ数年は夏が終わるころからプレゼントを買い始め、今年も既に終了です。かなり気が早いのですが、そうすると落ち着いてホリデーが迎えらるんですよね。
今日はバホBAJO(VAJOとかく場合もあるそうです)という大きなお鍋で沢山作るニカラグア料理のレシピです。日本ではユカ芋やプランテインが手に入りにくいかもしれませんが、もし購入できるのならお試しください。お肉のマリネ液はさっぱりとさわやかな味なので普通に使用されるのにもお勧めです。
バホの材料と作り方
約4人分
*カップは全てアメリカのサイズ1カップ=240mlです
・ブリスケット(肩バラ肉)約900g
・ビターオレンジジュース又は
オレンジジュース+ライムジュース 1カップ
・ニンニク 1tsp みじん切り
・玉ねぎ 中1個 大き目のみじん切り
・トマト 中1~2個 大き目のみじん切り
・ピーマン 1個 大き目のみじん切り
・トマト 中1個 輪切り
・玉ねぎ 中1個 輪切り
・塩 少々
・ユカ(キャッサバ芋)450g程 皮を剥いて食べやすい大きさに切る(冷凍の場合はそのまま)
・プランテイン 青い物+熟して皮が黒っぽくなっているもの 各1本~2本
青い物は皮を剥いて4等分し、黒い物はよく洗い皮を剥かずに4等分します。
・バナナリーフ お鍋に入れる分とお皿に敷く分 よく洗って出来れば温める
アメリカでは冷凍したものがラテン食材店やアジアの食材店で売られています。たまに冷凍されていない物が売られていることもあります。日本で簡単に手に入るのかどうか少しわかりません(すみません)
・水 適量
・キャベツサラダ
作り方
お肉を3cm程の幅に切り分けます。厚みがある場合は薄めにスライスされた方が食べやすく、お肉も調理されやすくなります(写真のお肉は少し厚みがあったので調理時間を増やしました)ボールにたっぷりの塩を入れ、お肉を入れて塩で覆い冷蔵庫で一晩寝かします。次の日、塩をよく洗い流します。紫の字で書かれている材料を全てミキサーに入れ液状にします。お肉をボールに入れてミキサーにかけたものを注ぎ、ラップでカバーして冷蔵庫で更に一晩マリネします。
追記:ニカラグアでは塩で覆ったお肉を外で数時間放置するようですが、冷蔵庫の方が安全だろうと思い、冷蔵庫にと書きました。翌日何度かよく洗い流さないと、かなり塩辛くなりますので気をつけてください。もし塩分が心配な方は、お塩で覆っておく時間を短くされるといいと思います。
大きなお鍋の底に高さのある程度ある蒸し台(ラック)を置きます。(数時間火にかけるので水が沢山入るようにする為です。)水をラックの下まで入れます。私は高さ3cm程のラメキンをおき、その上にラックを置きました(高さを出せるもので耐熱性のものなら何でもいいと思います)。その上にバナナの葉を敷き詰め鍋の中にバナナの葉でボールを作るような感じで敷き詰めます。この時バナナの葉が破れないようにしてください。バナナの葉は火であぶると破れにくくなりますので、もし可能でしたら火であぶられてから使われてください(強火でフライパンを温めて、そこで葉を温めてもOKです。)バナナの葉の中に材料を入れて包み込んで蒸すので葉で鍋の内側の側面をカバーするような感じで敷き詰めてください。葉を敷き終わったらユカ芋、プランテインを入れて少し塩をかけます。その後マリネしたお肉を入れ、最後にその上に輪切りにしたトマトと玉ねぎ、そして肉をつけてあったマリネ液をかけ、バナナの葉で覆います。鍋に蓋をし火にかけます。約2時間半から3時間程で出来上がりです。圧力鍋ですと時間が短縮できます。調理中に水がなくならないようにくれぐれもよく注意されて下さい。
人数分のお皿に新しいバナナの葉を敷き(盛り付け前にレンジで葉を10秒程軽く温めれば香りが引き立ちます)、すべの材料を分けて盛り付けます。皮付きプランテインは盛り付けのときに皮を剥がしてください。
先週ご紹介したキャベツサラダをその上に盛り付け出来上がりです。
***バナナの葉が無い場合はアルミホイルで作れますが、バナナの葉の風味がつかないので出来れば葉を使用されて下さい。またバナナの葉が沢山無い場合、アルミホイルを人数分だけ切り分け、その上に小さく切ったバナナの葉を敷き、お肉、プランテイン、ユカと輪切り野菜、マリネ液をかけ、ホイル焼きするような感じで包み込まれたものを蒸されてください。こちらの方はあくまで私流なので邪道かもしれませんが、鍋に葉を敷き詰める本来の方法よりかなり手軽に出来き、バナナの葉の香りもつきますのでお勧めです。
btw, 我が国ニッポンではHalloweenを『ハロウィン』とカタカナで表記するらし。ハロ『ウィーン』と伸ばさない事実に驚愕した。日々不思議ジャパンを発見中。少し早いけど、『Happy Halloween』。 あたいはもちろんお菓子配るし貰いに行くよ!!
ちなみに日本は半世紀前から嫌いですよ~(≧∇≦)
日本語のカタカナ表記はほぼ間違ってるから私も分からない…なぜtrafficがトラヒックなのか…とかね。
あと、最近とっても解せないのが、イギリス好き(でも英語は日本人英語・笑)の日本人にアメリカ英語をバカにされる事(笑)
とっても不思議だよ~!
アメリカはもう雪が降ってる地域があるよ。週末モールに行ったらM.A.Cの店員の化粧がハロウィーン仕様になっていて、いつもに増してすごくて直視していいのか迷った(笑)ま、時間があったらいつでも遊びに来て頂戴