ブロカント(骨董市)

2006年04月18日

ひさしぶりのブロカント

お店を始めたからというもの、営業時間が異常に短いにもかかわらず、結構忙しくて(というのは言い訳で、よく寝ているからという話もありますが)朝早く起きてブロカントになかなか行く機会がありませんでしたが、月曜日の今日は復活祭の休日で久しぶりにブロカントに行ってきました。

パリ郊外、我が家から電車で30分くらいのところなのですが、生活地域としては庶民かそれ以下、でも初めてそこでやるブロカント(初めての場所の場合、結構いい出物があります)で1000店舗の出店というから、鼻息荒く、お弁当を作って(ブロカントに行くと、食べるところがあまりないので)行ってきました!!!

が、、、1000店舗出てもやっぱり貧しい地域は、ろくなものがありませんでした。今日あそこにいた人たちで、フランス人は何人いたでしょう?95%は移民でしょう。とても複雑な気持ちになりました。低賃金所得者のためのアパートが並び、出ているもののほとんどが服。多くのものがパリでは路上にごみとして出されているようなものが売買されていました。

何も買わず帰りましたが、帰りバスを待つ人たちが沢山いました。が、そこもフランス人らしき人はいず、また活気のない街でした。パリ市内でも貧しい地域はありますが、みんなスリとか泥棒をして活気があります。でも、そこは灯の消えたでした。希望のない瞳の人しかいないのです。

仕事があれば働いて、なかったら生活保護で食べていき、つつましやかな質素な生活が垣間見れました。でも、街は荒れているわけではありません。

フランスにはまだまだ沢山のフロントナショナルの人がいます。外人排除運動をしています。でも、しんどい、つらい誰もがしたがらない仕事をしているのは移民です。ベトナム戦争の時の本を読んでも、フランス軍には北アフリカ人しかいなかったと。前線の一番危ないところにはフランス人はいません。

パリに住み始めて民族差別を感じましたが、一番最初に気づいたきっかけはスーパーのレジ係りです。フランス人はいません。もちろんごみ清掃にもフランス人はいません。

フランスは民族差別以外にまだまだ階級差別があります。この国にはアメリカンドリームはありません。

大学の授業料は無料です。頑張れば誰でも入学できます。でも、博士課程を取ったからといっていい仕事は出来ません。手に職をつけれることは大学では学ばないからです。(これは日本も同じですよね)専門的なことを習える私学の学校に行ったらいいのですが、授業料は高いです。所得の高い家庭の人以外通えません。

フランスの会社は、入ってすぐに一人前の仕事をしなくてはいけません。日本みたいに上司が仕事を教えてはくれません。入社と同時に、何年も働いた人と同じように働かないといけません。誰でも入れる大学で勉強をした人がいくら頑張って勉強して博士課程を取ろうが、実践ですぐに働けないから就職口はありません。

お金のある階級の人たちは、お金のある階級の人たちで世界が回ります。お金のない人たちはお金のない人たちの中でしか世界が回りません。

仕事を一生懸命しても、認められて主任になったり、給料があがったりもしません。全て縁故です。お金持ちの階級の人がしたの階級に落ちるのはたやすいですが、お金のない人たちがお金持ち階級の人たちの仕事にありつけることはまずありません。

今日本では生活格差が広がったとか、下流社会とかそういう言葉が出てきていますが、私の眼から見ればみんな中流以上です。

我が家の近くにも、低賃金所得者達の町がありますが、暑い日はみんな歩道に出ています。家は狭く、沢山家族がいて、部屋の中が暑くてたまらないから外に出るのですが、お金もないから喫茶店にもいけず、結局家の前の歩道でたむろするのです。そういう人たちは日本にいるでしょうか?

60平米のアパートに、3家族10人で暮らしている人と同じ語学学校で(当時パリで一番安い語学学校でした)その人いわく「まだ、私達は運がよかったのよ。夫と子供と12平米の部屋で住めるだけ」と言っていました。

今日の町の人たちは、1ヶ月10万円くらいで1家族生活していると思います。ちなみに私の周りのフランス人で、月給20万円以上もらっている人は給料がいいほうです。10万円から17万くらいが平均でないでしょうか?
私が28歳のときの年収が250万くらいだったのですが、それを30代後半のフランス人に言うと「そんなにもらってたの?」と驚かれました。私の年齢で250万円の年収より低い人を探す方が当時日本では難しかったのですが・・・

フランスは株式会社神戸のように、イメージを売るのが上手いです。安いフランス料理店は日本でもないですし、他の国でもないようです。日本に流れるパリのイメージは高級な街ばかりです。庶民の街とガイドブックで歌ってても、ちっとも庶民の金額でないところが紹介されています。

パリの人で、エルメスのバーキンとかケリーバックの名前すら知らない人がいます。日本に支店のある老舗の紅茶のお店、マリアージュフレール(ちなみにフランス国内より、日本国内のほうが支店が多い)も知らない人が多いです。ポアランヌの田舎パンも有名ですが、この間パーティで、「初めて見たわ、このパン」と言ってる人が何人もいました。日本のガイドブックでは必ず紹介されているお店なのですが。

中村えりこは自分のイメージを高級ブランドで売りたいからでしょうが、以前彼女のエッセイで「バレンタインの贈り物のカタログに70万円の商品が載っていた。こんなプレゼントをもらった女性は幸せね」みたいなことが書かれてたけど、誰が半年分の給料のプレゼントなんてするんやろう?どこにそんな人がいるのだろう?

こういうエッセイを載せるから、日本人は勘違いすんねん。大罪や、と思わずにいられませんした。

金銭面で日本人は豊かです。フランス人(移民たちも含めて)はお金はなくても、人生、生活の楽しみ方を知っています。精神的に豊かなのは庶民のフランスの人達だと私は思います。(金持ち層は見栄と偏見で生きてる人が庶民に比べて多く、日本人よりはるかに裏表のある人が多いといわれたことがある)私はそんなフランスが好きです。


ボンジュールパリのHPも見てね!!
www.bonjourparis.jp



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2005年08月22日

ベリーブーケ(Berry Bouquet)と骨董市

私の花屋さんの友人姉妹が先日からパリに来ています。
目的は、買い付け!!
お店は花屋さんなのですが、一緒にアンティーク製品を売っているのです。

一般的に日本の人が知っている骨董市は
クリニャンクールかヴァンブの蚤の市です。
そこでは確かに欲しいものはだいたい手に入るけど、
実は比較的高い値段で売られているのです。
私はアンティークのコーヒーマシーンやポットを集めていますが、
探しに行くのはBrocante(ブロカント)です。
日本語に直訳すると、古物商売、要はフリーマーケットです。
ブロカントは定期市ではないのですが、パリ市内、郊外だけで
8月は35件あります。8月がパリにとってのオフシーズンなので、
ハイシーズンの6月、9月は軽く100を越えるブロカントが
パリ、パリ郊外で主に週末行われています。
ブロカントの専門誌は、毎月2,3冊発行されていますので
それを見て、どこに行こうかなあ?と考えるのは結構楽しいものです。

このブロカントはプロだけ、アマだけ、
プロとアマチュア混合の3種類あります。
プロだけのものに行くと、
入場料が必要の場合もありますし、
高い値段で売買されています。
確かに状態も良いものなのですが、私はそこまで本格的に
収集はしていないので、今まで1回しか行った事がありません。
アマだけの場合、街によってはただのガラクタ市で
骨董といえるようなものがないときもありますが、
いい街に行くとかなりの掘り出し物があります。

ブロカントに行く場合の私の注意事項は
1、出店舗数
 ・・・最低でも100以上出てないと行く気がしない。理想は250−400の出店数
2、お金持ちの街かどうか
 ・・・一度450出店のブロカントに行ったのですが、、、ひどかった。
    商品で骨董といえそうなものが皆無だったのと、本当にごみみたいな
    ものばかりでした。新しく、HLM(低賃金所得者の為のアパート)が
    周りに乱立している街だったのです。
    お薦めは、近くにお城があること。パリ郊外でも結構お城はあります。
    お城の近くは高級住宅街が多く、また昔からその土地に住んでいる人が
    多いので、良い骨董品がみつかるのです。またアマの場合、商売で
    ブロカントをやっている人達じゃないので、安く売っています。
    私が5ユーロでアマから買った1950年代のコーヒーマシーンが
    別のところでプロが70ユーロで売ってて、いい気分になりました。

ちなみに、以前に古城で有名なロワール川沿いのフランス人の家に行ったとき、
屋根裏部屋から18世紀のドレスが出てきました。
状態は悪かったのですが、こういったものがブロカントで
出てくる可能性はあります。ちなみにその人達は、
腐っても18世紀ということで、なんとかして修復しようとしていましたが、
その後どうなったかは知りません。

今日私の友人姉妹はVARENNES JARCYというパリ郊外の街のブロカントに
電車で行ってきました。物も安く、いいものがあったと喜んでいました。
出店数が150しかなかったので、私は行きませんでしたが、
来週は出店数が300のブロカントが電車に乗って簡単に行けるところで
2つ行われますので、一緒に行きます。
街もそんなに悪くなさそうなので、楽しみです。
結果報告は来週に・・・

車があれば、来週はパリ、パリ郊外で10つのブロカントが行われるので
もっと周ろうと思えば周れるのですが、車がないので致し方ありません。

最後になりましたが、私の花屋さんの友人姉妹は
神戸でベリーブーケというお店をしています。
とても素敵なお店で、HPも素敵なので
ぜひ覗いてあげてください。
http://www.berry-bouquet.com/index.html/

今週のパリはみんなバカンスに出ているようで、
本当にお店は暇でした。
早くみんなパリに帰って来てー!!


bonjourparis at 06:29|PermalinkComments(1)TrackBack(0)この記事をクリップ!