2007年02月17日

少子化対策なんてやるから不幸なことになる。

まぁ随分前のことになってしまいましたが、柳澤大臣は何とも気の毒な老人だ。「産む機械」は、装置論の観点からインプットとアウトプットの話をした文脈なわけで、何ら問題はない。ただ、そこに激しくかみつく福島瑞穂のような馬鹿がいることは容易に想像できるわけで、大臣としてそんな隙を見せてはならない。
僕が問題と考えるのは、むしろ「子供二人以上が健全」発言の方だ。

結婚や出産など、とても個人的で繊細な問題に、国家がどこまで「あるべき姿」を示していいものか。とても考えさせられる。個人主義が高度に発達したフランスで政治家がこんな発言をしたら、一発で辞任に追い込まれるだろう。それが国にとって好ましいのならば、黙って優遇税制で誘導すればいいだけだ。

そもそも、日本にとって少子化は問題なのか?

年金が回らなくなる? 賦課方式をやめて積立方式にすれば、移行期は多少苦しいが、別に何の問題でもなくなる。先進国は部分的に積み立て方式を採用し、移行に向けて取り組んでいる。出生率が高いアメリカ(移民がたくさん産む)や、フランス(労働時間が短かく、教育コストが安い)の真似が出来ないのだから、日本こそ積極的に移行すべきだ。

労働人口が減る? まともな移民政策をとれば済む話。ちょっと前までは(諸外国に比べて極めて低い)失業率を問題にしていたはずだ。

国力が衰退する? グローバル化経済の中で、まだそんなことを言うか。地理的にも(極東で、災害のリスクも高い)、政治的にも(法人税が高い、地価が高い)、日本に工場や本社機能を置いておく理由は、少子化を前提にしなくとも、ほとんどない。経済力が相対的に落ちていくのは当然だし、そもそも内需に乏しいこの国で、人口減少による生活水準の低下は軽微だ。

なにやら少子高齢化が国家の危機であり、なんとしてでも克服すべきだと、半ば合意が取れているかのように議論が進められているが、自由で安全で幸せな国民の生活を国の政策の目的とするならば、少子化に特別な対策を講じる必要はなく(少なくとも、今日び、産めや増やせやはないだろう)、他にやるべき仕事が山積みだ。

booboowambo at 09:23コメント(1)トラックバック(0)小話  

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1. Posted by 梅   2008年11月10日 18:37
4 内需に乏しくはないと思いますが

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