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先日発売されたPS4用ソフト「ワンピース ワールドシーカー」をクリアしたので感想を書いていこうと思います。

本作は週刊少年ジャンプで連載中の国民的漫画「ワンピース」の連載20周年を記念して製作されたタイトル。アンリアルエンジン4を使った美麗なグラフィックとワンピースゲーム初のオープンワールドを採用したゲームだ。しかし、本作は大して広くない、スカスカのマップと少なすぎるボイス等オープンワールドゲームとキャラゲーの両側面から見ても残念なゲームとなってしまっている。ただ、爽快なワイヤーアクションやテンポが良く先が気になる物語だったりと光る点も多く見受けられた。

後半につれて盛り上がっていくストーリー

本作の物語は島を二分する海軍派と反海軍派の対立を主軸に展開していく。ルフィ達はとあるきっかけで出会った反海軍派のリーダー・ジャンヌに協力していく過程で彼女と島の壮絶な過去を知っていく。正直言って序盤のストーリーはほとんど動きがなくかなり退屈だが、海軍本部やジェルマ66などの他勢力が介入してくる中盤以降はワクワクしっぱなしだった。

しかし、残念なのが物語の完成度は高いのにそれを引き立てる演出が弱いこと。本作はキャラゲーとしては異常なまでにボイスが少なく、ミッションは多様性に欠け目的地まで移動して敵を倒すの繰り返しだ。個人的にはストーリーのシチュエーションに合わせてミッションのバリエーションをもっと増やして欲しかった。

スカスカで狭いフィールド

本作のマップは一応オープンワールドを名乗れる最低限の広さはあると思う。しかし、海外のオープンワールドゲームと比べるとどうしても見劣りしてしまうのが正直なところ。さらに問題なのが、本作のマップは狭い癖にスカスカなのだ。マップ上で起こるランダムイベントやランドマークみたいな物は皆無。あるのはそこかしこに散らばっている素材と単調なミッションだけだ。

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単調で地味な雑魚戦、派手で楽しいボス戦

本作の戦闘システムは非常にシンプル。四角ボタンで攻撃、丸ボタンでガード又は回避。L1+各種ボタンで各必殺技という具合だ。スキルを獲得することでジャストガード、ジャスト回避を行うこともできる。本作の雑魚戦はシンプル故に単調だ。雑魚敵の種類は片手で数えられる程度しかいないため戦略のバリエーションも少ない。その割りに数だけは多いので後半は基本スルーしてた。ただ、ボス戦となると話は別で本作のボスは種類が多く、それぞれユニークな攻撃をしてくる。例えば、ジェルマ66戦は三人それぞれ別の攻撃を仕掛けてくるし、ロブルッチ戦は剃を駆使したドラゴンボールのようなハイスピードバトルを楽しめる。

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サクサクなUI

本作のUIは非常にサクサクだ。例えば「アサシンクリード オデッセイ」ではマップ画面を開くのに数秒間ロードを挟むが本作にはほとんどそれがない。カーソルの移動もラグがなくスムーズに動かせる。個人的に最も評価したいのが、ファストトラベルの速さだ。マップが狭いのもあるのかもしれないがロードが短く、手軽にファストトラベルできるのはありがたかった。

まとめ

最初にも述べたとおり本作は、オープンワールドゲームファンにもワンピースファンにも薦めづらい微妙な作品になってしまっている。ただ、ルフィの能力を活かした移動やストーリーなど光る点も多く見つけられた。もし次回作があるならボイスを多めにして、素材探索以外の遊びも加えてほしい。

クリア時間:約18時間
評価:6/10

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