天竺堂の本棚

読書は最高の娯楽!耽読、熟読、爆読中!!

明治末期の北海道を舞台にしたオタカラ争奪戦。
物語自体はなかなかに陰惨で血なまぐさいんだけど、カラッと乾いていて、どこかトボケたような雰囲気が漂ってるところがユニーク。そのせいか、アイヌのグルメネタをはじめ、西部劇やサイコホラー、果ては「8時だョ!全員集合」まで、いろんな要素がテンコ盛りなのに、作品内で違和感なく溶け合ってる。
大娯楽巨編なマンガです♪

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どこか遠くから電波に乗って飛来する声や音楽を、雑音の中からすくい取るラジオ。ツマミをいじってると、ノイズが突然、耳慣れない異国語の歌に変わってビックリしたりして。このIT社会では古くさいのかも知れないけど、独特な感動を呼び起こす機械でもあると思う。
そんなラジオでもって、ドラマチックな物語が展開するのが本書。
第二次世界大戦が迫るヨーロッパに生きる、ドイツの孤児の少年と、フランスの盲目の少女。接点などなかったはずの両者の人生が、砲弾飛び交う激戦の中、ラジオを通じて運命的に交錯する。
絶妙に緩急の利いた構成も見事だけど、端正にして詩情あふれる文章がまた素晴らしい。ドッカンドッカン爆発が起きてるシーンに静謐さを感じさせたり、悲劇的な状況の描写に美しさを覚えたり、そんな不思議な読み味。
読後にはラジオの深夜放送とか聴いてみたくなります♪

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こちらを見下そうとする尊大なクライアントを、鋭い皮肉でやり込めたい。拳銃を突き付けられたら、「あくびが出そうだ」と余裕カマしたい。大金の小切手をチラつかせられても、無関心に振る舞いたい。損得抜きで弱者の危機を救い、深く感謝されたい。リッチな美女から、「抱きしめて」なんて言われたい。
…こんな願望を、フィリップ・マーロウは高いレベルでかなえやがるのです♪

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SF版『ナニワ金融道』みたいな、宮内悠介の異色作。
遠未来の植民惑星「二番街」を舞台に、「バクテリアだろうとエイリアンだろうと、返済さえしてくれるなら融資をする」という方針の惑星間企業「新生金融」の社員コンビが、「宇宙だろうと深海だろうと、核融合炉内だろうと零下190度の惑星だろうと取り立てる」というガッツでもって奔走する。
物語の骨子からして面白そうなのに、実際の物語はさらにナナメ上。ガッツリとしたSFでありながら、ブッ飛んだホラ話でもあるぞ。名作『銀河ヒッチハイク・ガイド』っぽい読み味という評判なんだけど、そのとおりでした♪

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京極夏彦のオムニバス短編シリーズ第2弾。
本が好きな人が、本が好きな人へ向けて書いてるような物語。本とは何なのか? 本を読むことで何が得られるのか? …そんなモロモロが、物語に織り込まれてる模様。
舞台は明治時代だし、登場人物たちが直面してる問題も“明治的”なんだけど、ジェンダーだったりポピュラリティだったりオカルトだったり、何かと現代に通じてる。人間や社会の本質はなかなか変わらないものなんだろうし、そんな“変わらないもの”が詰め込まれているのが本なのかも…なんて思いました♪

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