図書館のねずみ

南アルプスの伏流水を使った香り高い珈琲を啜りながら、じっくりお気に入りの本が選べる本好きのためのささやかなサロン、ブックギャラリー&カフェ風信。現在は店舗移転の為、日々奮闘しております。書店では扱っていないような古書、絶版文庫を集めています。

2009年02月

ローズマリー ハーブの王様

晩秋から早春までの花のない季節に、寒風に耐えて咲いてくれるのはローズマリーのうす紫の花。
ドライフラワーになりがちな、冬のテーブルやカウンター上には貴重な花だ。
スミレの花を小さくしたような小花が固まって咲いて美しい。
小さなガラスのつぼに生けると、枝の形が変化に富んでいて仲々趣がある。
カモミールの花、ラベンダーの花、ミントの花などハーブの花はガラスの一輪挿しによく似合う小花が多い。
ポロポロと、毎日花が落ちたり、花びらがすぐ色変わりするのが難点だが、贅沢はいえない。

ローズマリーの葉は枝ごと煮出して入浴剤やリンス代わりに使えるし、もちろん肉料理にはセージの葉と共に欠かせない。

絵葉書IMG2



















当店ではハーブの花のボタニカルアート・ポストカードを10種ほど作っています。
ローズマリーの他、ローズゼラニウム、セージ、パイナップルセージ、ナスタチウム、カモミール、ラベンダー、ボリジ、ベルガモット、サフラン。
(ポストカード1枚 100円  5種セット500円)

また、カモミールやミント、レモングラス、ローズヒップなどのハーブティーはいつも用意しています。
夏は生葉で淹れたりもしますが、今はドライで。

例によってお薦めのハーブの関連書を何点か。
1.「広田せい子のハーブブック」(栽培と楽しみ方) 1985年 山と渓谷社
  *せい子さんの「せい」という文字が正しく反映されないのでひらかなにしました。 

ハーブブックIMG2



























広田さんには文庫本もありますが、この最初の本が、広範にハーブの利用栽培を取り上げていてベストの入門書。

2.「ハーブクッキング」 北村光世 1989年 柴田書店
3.「HERBS ハーブ図鑑110」 レスリー・ブレンネス 1992年 日本ヴォーグ社
4.「ローズマリーの庭にて」(イギリス流ガーデニングの方法)
                  ローズマリー・ヴィアリー 1997年 読売新聞社


5.「ハーブレシピ」(北の田園の食卓から) 宇土巻子 1993年 文化出版局

ハーブレシピIMG2
























以上、みな好きな本ばかり、優れた入門書です。
お店でご覧下さい

音楽堂とゾーヴァ

木のホール・神奈川音楽堂へは当店から7、8分で行けます。
音楽通りへ少し戻るように行くのがフツウですが、小生は成田さんの境内を経由して行きます。
少し回り道をして、伊勢山神社まで参拝しつつ通り抜けるコースも、仲々楽しいコースです。(このコースは10分くらいかかる)
成田さんの水行堂脇の池にすんでいる亀などにかまってしまうと訳15分コースか。

この音楽堂は横浜の音楽ファンにとっては由緒ある聖地のような存在ですから、もう、設備が古く、集客人数が少ないからなどと言って建て替えるなどもってのほか。
そんな声が届いたのか、現在、大改修工事中でお休み。
春のコンサートが待ち遠しい。

ところで当店の音楽棚は2段分、5,60冊くらいか。小さな店なので、このくらいが限度。
でも、
「オーケストラの社会史」−ドイツのオーケストラと楽員達の歩み−(音楽の友社)
「ブーレーズ音楽論 徒弟の覚書」ピーター・ブーレーズ(晶文社)
「時間の園丁」武満徹(新潮社)
「ピアノ奏法」井上直幸(春秋社)など、
基本的な本を置いていますし、ゾーヴァの作品や画集もまとめて展示していますので、手にとってご覧下さい。

魔笛IMG




















ベストセラーの「ちいさな、ちいさな王様」(講談社)
「キリンと暮らす、クジラと眠る」(講談社)
「思いがけない贈り物」(講談社)
「エスターハーシー王子の冒険」(評論者)
画集「ゾーヴァの箱舟」BL出版


現在音楽書の棚の表紙を見せた飾り本はゴブスタイン作の「ピアノ調律師」(すえもりブックス)

ピアノ調律師IMG

























特に表紙に箔押ししてある調律師の道具の数々がオシャレ。






雪見風呂と温泉本

立春を過ぎましたが、雪国では一段と積雪が深まる本番。
温泉も一段と恋しくなる季節。回り一面雪景色となれば言うことなし。
雪見は今や日本人だけのものではない。
欧米人だけでなく、特に南国台湾の人たちにとっては最大の観光ポイント。
サッポロ雪まつりと秋田・横手のかまくら風景や雪吹雪・雪合戦のツアーは、和風旅館と露天風呂との組み合わせで、円高にもかかわらず人気が高いようだ。


当店は旅関係の雑誌や本にも力を入れていますが、その中で、温泉本は欠かせない分野です。


温泉めぐり











温泉ガイドの古典、田山花袋「温泉めぐり」は大正時代のベストセラーで、近年岩波文庫に入ったので、手軽に読めるようになった。



温泉百話






文庫では筑摩文庫2冊本の「温泉百話」(版元品切れ)も桂月から小実昌まで広く温泉エッセイをまとめて魅力的。



だが、温泉本として、美術本としても第一に挙げなくてはならないのは前川千帆の木版画集「浴泉譜」

浴泉譜






元本は戦争をはさんで十数年に渡って刊行された大型の木版画文集シリーズで、これは正に高嶺の花。
これを縮小して小型本として一冊にまとめたのが、写真に載せた龍生閣版(昭和29年刊)
大半がモノクロ図版になってしまったが、原本の雰囲気を良く伝えている。
(当店のものは表紙の状態が良くないもの4500円、普通のもの6000円也)

ロウバイ、そして樹の花を活ける

しばらくはドライフラワーで済ませていたテーブルの花は、今週はロウバイ(蠟梅)。そしてカウンターには年末から咲き続けているローズマリーの花。

ロウバイ





ローズマリー













雪やみぞれの中で、冬の寒さに耐えて咲くロウバイの花。夕暮れに、冬の明かり(ランプシェードの黄色い光)のように下を向いて咲く姿が印象的。
花弁はその名の通り、ロウのようなツヤ消しの渋い色で、古寺の庭に梅と並んで咲いている風情は仲々で、格調が高い。赤い実は野イバラの実。

このロウバイや梅が咲き出すと、マンサクのリボン状の花、トサミズキ、ヒュウガミズキ、アブラチャン、タンコウバイ、サンシュユ、そして花簪のようなキブシの花へと、どれも黄色い春の樹へとなだれ込む。
最後の締めは少し派手なレンギョウの黄色か。

この少し地味な樹の花たちは、どれも茶花としてもよく使われるが、花の寿命は短い。ハラハラとすぐ花びらが落ちてしまうのも、一期一会の茶席にはふさわしい。



今回は樹の花、野の花を活ける茶花の本と、四季の花を日常の生活のなかに取り入れた美しい写真満載の本を二・三ご紹介します。
‥鎮羮叱「野の花を活ける茶花十二ヵ月」
池沢昭夫・洋子「野の花三百六十五日」
2本千鶴「続・野の花三百六十五日」
いずれも文化出版刊

野の花365日














小社刊の伊藤海彦「鎌倉花信抄」も鎌倉でみられる樹の花のエッセイ集です。

鎌倉花信抄











また、これに関連した雑木林や森の花たちの写真集も常備していますので、手にとってご覧下さい。
プロフィール
ウェブサイト
お店のウェブサイト
http://home.netyou.jp/33/fushin/
クリックして応援!
どちらのボタンもクリックしていただけると応援になります。よろしくお願いします。
にほんブログ村 本ブログ 古本・古書へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
記事検索
携帯電話からもご覧になれます
QRコード
  • ライブドアブログ