スポーツ選手の活躍は、出身・地元の人たちに喜びや元気を与える。
(御岳海は長野県民を熱狂させた)
特に圧倒的な王者を倒しての優勝は、ことのほか感動的だった。
茨城県牛久育ちの稀勢の里のことではない。
山梨では卓球の平野美宇の全日本卓球選手権優勝(最年少)が、地元山梨県民に力を与える出来事だった。
出身地、中央市(合併してつまらない名前になった)田富町分庁舎では早々と懸垂幕がかかり、横断幕もポスターも作り、祝った。
県では県イメージアップ大賞など新しい顕彰も考えているようだ。
オリンピックで補欠という裏方に回った悔しさをバネに、その後、ワールドカップ女子シングル最年少優勝で世界を驚かせた平野が、昨年と同じ対戦となった女王・石川に4−2で圧勝した。
4連覇を狙う女王を、終始圧倒して攻め続けた。
第5ゲームだけは優勝がちらついたのか、8−2から逆転され落としたが、その後は強い精神力で女王に何もさせなかった。
この日、準決勝戦で、いつも苦しめられているカットマンの橋本を問題としない勢いと集中力を、決勝でもそのまま発揮した平野の精神力は並ではない。
国際卓球連盟が、「その年最も躍進した選手」としてブレークスルースター賞を与えたのも当然だと思える。
平野は、絶対優勝すると宣言して、その通りにした有言実行の高校1年生(16歳)だ。
顔に似合わず、負けん気の強さは人一倍持っている。
同じく強気のライバルで親友の伊藤美誠も唖然とさせる強さだった。

ー東京新聞からー
平野


翌日の山梨日々新聞、1月23日(月)の第一面は当然、白鳳を破って横綱を確実にした稀勢の里ではない、平野美宇が皇后杯を掲げた写真が大きく載った。
山梨日々新聞をお目にかけたいが、白州らいぶらりーで見たのでここに載せられないのが残念だ。。
横浜に帰って東京新聞を見ると扱いが大きく違っていた。

ー東京新聞からー
稀勢の里


これで、最強の中国選手と互角に戦える若い戦力がもう一人増えた。
美誠は世界女王の丁寧を破ったし、中国スーパーリーグにも挑戦した美宇が実力をつけて一番手に躍り出た。
三連覇で敗れた石川佳純を加えて最強の布陣となる日本の卓球界からは、目が離せない。

この全日本選手権の最終日が行われた東京体育館は、初めて満員(6100人)の観客を集めた。
その中心には男子九連覇を達成した水谷隼と、抜群の強打で他を圧倒した平野美宇がいた。

ー東京新聞からー
水谷