図書館のねずみ

南アルプスの伏流水を使った香り高い珈琲を啜りながら、じっくりお気に入りの本が選べる本好きのためのささやかなサロン、ブックギャラリー&カフェ風信。現在は店舗移転の為、日々奮闘しております。書店では扱っていないような古書、絶版文庫を集めています。

お知らせ

野毛よ、さらば!

仲秋の名月の日、台風17号の強風の中、当店は閉店いたしました。
7年という短いような、長いような時間でしたが、ご来店いただいたお客様に感謝申し上げます。


「いつまでもあると思うな・・・」が現実となりました。
大量の本や書架は十数回にわたって山梨の家に運び、やっと一息入れたのが10月2日、山梨ではまだミンミンゼミの鳴き声がして驚いた。
しかし、これはラストソングだったようで、3日4日はもう声を聞かない。
おそらくこのセミは仲間がすべていなくなっているのを知って、絶望したのではないか。
収穫の終わった田んぼの空はすべてアキアカネの群れでいっぱいだ。
ヒガンバナも盛りを過ぎている。
9月中旬には初めてクロツグミのオスを確認した。
マックロだ。
やはり茶色のメスが、2羽近くにいる。
いつもの美声ではなく、グェッグェッとカエルのような地声だ。
これですっきりした。


今後は甲斐駒ケ岳山麓の北杜市白州町唯一の古本屋をめざして、書庫整理の日々が続く。

白州夕暮れ



この本の山がすべて書棚に収まるだろうか?かなり疑問。

本の海3本の海2

本の海4本の海1


とりあえず、ネット通販を充実させていかねば…。
とうとう、野毛をおさらばするのですが、ブログで書き残したことも多い。
ジャズ喫茶「ちぐさ」は書いたが、「ダウンビート」を書いていない。
野毛に取りつかれて通い続けた、故平岡正明のことも書いていない。
野毛浦の切り立った崖と海、石垣の色々も…書けなかった。
昭和の街の雰囲気を少しは残している野毛地区だが、もっと素敵な家並みを残す町が人知れず残っている。
その町のことも少しは紹介したい。気持ちもある。
ブログはもう少し続けたい。
(野毛・秋の大道芸とジャズプロムナードの初日の日に記す)

満月の夜、再開店しました。

真夏の日差しが戻ってきた。
この2,3日、野毛の街中には木陰というものがほとんどないことを実感。
野毛山公園まで登らないと緑陰の一息とはいかない。
街中に樹を増やさないと・・・。
老人にも子どもにも優しい街を目指してほしい。
さすがに夜は涼風が感じられるようになった。
中秋の名月の夜、野毛の路地から電線越しに眺める月は「野毛八景」の一つかも。

八月中旬から休業していたお店も、この9月13日より再始動になりました。
店の奥の倉庫整理、本とガラクタの山に大苦戦、予想以上の段ボールの山になりました。
店内も溢れた本・雑誌を仕舞い、すっきり、さっぱり、きれいになっています。
スリッパというものをなくし、靴のまま入っていただくようにしました。
一度ご来店になり、ご確認を。

雑誌のバックナンバー、絶版の文庫や新書など並びきれないものも多く在庫していますので、お問い合わせください。
倉庫から出してきます。
また、ネット販売も徐々に充実し行きたいと思っています。
特に絶版文庫の在庫は、「横浜一」と自負しています。
探求書がありましたら、メールをください。


今週のおすすめ本は、次の2冊の絶版文庫
カーソン・マッカラーズ
「夏の黄昏」「The member of the wedding」(福武文庫・絶版)売価800円

夏の黄昏


日影丈吉
「応家の人々」(徳間文庫・絶版)売価500円

応家の人々


ご両人とも、当店では全作品を取り扱っています。
マッカラーズの第一作品「心は寂しい狩人」(新潮文庫)と、丈吉「夜汽車」(白水社刊)の2冊は『高価買入れ中』です。

冬鳥観察と鶴見線80年

野毛本通りのクロガネモチの実が赤くなると、大岡川にユリカモメが目立つようになる。
都橋付近ではデコイのように4〜5羽のカモメが浮いている。
冬鳥の季節到来。
カモメ類や海ガモ類の観察に、鶴見川河口の貝殻浜に行ってみよう。
整備された川岸を歩くと、この貝殻浜のほんの2〜30メートルだけがかろうじて自然のまま残されている。
護岸の土のあるところには、ホトケノザの朱い花やハキダメギクの白い小花、セイヨウタンポポの花などが見られる。
もともとここは、魚河岸通りの人たちがむき身を取った貝殻を捨てた場所。
白い貝殻が波に洗われている。
ところどころの杭にはユリカモメが1羽ずつ止まっていて動かない。
近くの釣り船の間には海ガモ類のいくつか。
10羽20羽と群れている。
ほとんどがキングロハジロのようだが、少し異なったものも混じっている。
図鑑がないと似たような海ガモ類は同定できない。
お薦めのハンドブックは、日本野鳥の会から出した小冊子「水辺の鳥」。
もう少し詳しいのは、「フィールドガイド・日本の野鳥」

日本の野鳥



時々水中にもぐるが、仲々すぐには出てこない。
あれ?と思っていると、かなり離れたところに現れる。
水中で移動しているようだ。
貝を探しているのか。
水草を食べているのだろうか。
水はかなりきれいだが、水中深く潜っている様子までは分からない。

鶴見線が橋を横切っていく。
この貝殻浜から見た鶴見線の光景は、間違いなく鶴見八景の一つに数えられる。
惜しむべきは、アーチ型の橋が、何の風情もない道路のような橋に変わってしまったこと。
また、”タンコロ”と呼ばれて長く親しまれていたチョコレート色のクモハ12型が、ステンレス製に黄色いラインの入った205系に変わってしまったことも、少し残念。

この鶴見線(南武支線も含めて)開業80周年の記念として、1日乗り降り自由の記念パスが19日まで発売中なので、小さな旅に出かけてみてはどうでしょうか。
(大人1500円)

鶴見線ポスター


海に限りなく近い駅「海芝浦」(鶴見つばさ橋も一望できる)、浅野駅の珍しい三角ホーム、浜川崎駅近くのアウマンの家(旧日本鋼管のドイツ人技師用の宿舎)、昭和モダンの面影を伝える国道駅など、鉄道ファンが泣いて喜ぶ見所イッパイ。
記念のヘッドマーク付きの電車も、ときどき運行しているようです。

ヘッドマーク


この昭和5年開業の鶴見線、昭和6〜16年には、扇島の海水浴場の客で夏は大混雑だったようです。
武蔵白石―浜川崎間にかつてあった、海水浴前という臨時停車場から渡し舟で往き来したという。
都会に一番近くて、水のきれいな海水浴場として大人気だった。
また、鶴見駅と繋がる前の本山駅(1942年廃止)や、国道駅完成時の賑わいについては、語るべきこと多し、別の機会に
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http://home.netyou.jp/33/fushin/
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