「ワラにまみれてョー、育てた栗毛、今日は買われてョー、町へ行く。オーラ、オーラ、オーラ達者でなー、風邪ひくな…はなす手綱が震えるぜー
 俺が泣くときゃョー、お前も泣いて、ともに走ったョー丘の道。オーラ、オーラ、オーラ達者でなー、可愛いたてがみ撫でて、撫でて、撫でてやろー」
三橋美智也の「達者でな」を聴くたびに、家族同様の馬への愛情が伝わり、グッとくる。
馬を飼ったこともない人にもこうだから、家に馬がいた記憶を持つ農家の人たちにはたまらない泣ける歌だ。
この歌の作詞が横井弘。
春日八郎の名曲「やまのつりはし」もこの人の作詞、山村の暮しを書かせたら名人だ。
(やまのつりはしは「吊り橋ファン」にはたまらなく面白い)

馬が農作業に使われなくなった今、自宅で、カフェの看板馬として、馬を飼うことは可能だろうか?
サラブレッドは無理としても、木曽馬・野間馬・宮古馬などの小さな在来馬、ポニーではどうか。
エサ代が月に5000円、2〜3カ月に1度蹄を削るのに4000円から1万円、年に2〜3回のワクチン注射に1万5000円。
競走馬の管理代月に5〜60万円と比べれば想像以上に安い。
大型犬並みだが…3.6m四方の小屋と放牧場(10坪くらいでもO.K)と、日ごろの蹄の手入れ、そして獣医師が近くにいることが必要。
これらは馬術競技場を持つ馬の町・小淵沢がある近くにある白州では可能だが、馬の寿命2〜30年の世話ができるか。
小屋と放牧場の掃除、ブラッシング、散歩、健康チェック…「小さなウマ飼いになる」(成文堂新光社・2010年刊)は、そんな新しいウマ飼いのための実用の書。

小さな馬飼いになる


スウェーデンの馬事情はどうか?
スェーデンの田舎町では、ごく普通にペットとしてポニーを飼っている。
都市近郊でも厩舎付き住宅は珍しくない。
さすがウマ大国・スウェーデン。
民芸品のきれいに彩色された木の馬の数々、スウェーデン土産のNO.1だ。

スウェーデンの馬


今のところは、馬どころ盛岡の「チャグチャグ馬っ子」の玩具や、有名な民芸品「三春駒」「八幡馬」でガマンしよう。

三春駒八幡馬赤




           三春駒  


                       八幡馬
スウェーデン・ダーラルナの木の馬と並べても、遜色のない立派なものだ。
少し大きめの存在感のあるものが良い。
南部駒の産地・花巻にはいくつも馬の民芸品があったようだが、ほとんど消えてしまったのは残念だ。
八ヶ岳山麓に馬の郷土玩具がないのも寂しい。