2007年11月09日

『図書館総合展』 −仕事話中心

図書館総合展に、一応プライベートだけど微妙に業務で行ってきました。
http://www.j-c-c.co.jp/
去年も行きました。
http://blog.livedoor.jp/bookmanias/archives/50693647.html
概要はそんなに変わりません。
興味ある人は読んでください。
興味ない人に簡単に説明しますと、「データベース売ったり棚売ったりカウンター外注受けたりとかの図書館に関係する企業が100社ぐらいブースを作って宣伝したり、図書館業界の偉い人たちが講演するから、3日間で2万人ぐらい来るよ、実は図書館業界ってけっこう広いね」ってイベントです。

企業のやつで衝撃だったのは、キハラ株式会社の「ブンブン6」(会社HPには情報なし)。
電動ブックトラック。
ブックトラックに自転車のハンドルみたいな横棒がついてて、それを握ると動きがスムーズに。
100キロの本が載ってても片手でよゆう。
すげー。
45万(ふつうのは5万)。
たけー。
でも超便利。
よく考えたら普通の人ってブックトラック知らないよね。

あと、国会図書館さんが「国会図書館の書庫」というパンフを出していました。
今回から配布?
「あんだけ大量の本をどうやって納めておるのだ」というのは、R25ですら気になっているわけです。
そんな疑問も解決するかも。
かなりお勧め。

講演は1つだけ。
「Libraries of the Year 2007 この図書館がすごい!」
その年のナンバーワン図書館を決めます。
って言っても、図書館のよさなんて簡単に決められるもんでもありません。
IRIというNPOが、面白げな図書館をピックアップし、プレゼンとかして、観客の投票なんかで1つ最優秀を選ぶというイベントです。
去年から始まったのですが、去年選ばれた鳥取県立が新聞に載ったりもして、なかなかの反響だったようです。

今年は

愛荘町立愛知川図書館:町作りに関わったりと、地域密着度が高い
http://www.town.aisho.shiga.jp/lib/index.html

静岡市立御幸町図書館:ビジネス支援とか強い
http://tosho.city.shizuoka.jp/toshokan/miyuki/information.htm

矢祭もったいない図書館:蔵書を全国から寄付で募集
(ページなし?)

横芝光町立図書館:情報探索に力を入れたホームページ
http://www.library.yokoshibahikari.chiba.jp/

です。

愛知川図書館、観光イベントでお話し会をやったり、住民がタヌキを見つけたらシールを貼る地図を置いたり、町の昔の写真を展示したり、野外ステージを作ったりと、「町の文化の中心」という意識でやっております。
小さい町ならではのやり方ですが、楽しそうだ。

御幸町図書館は、普通だなぁ。
確かにビジネス支援とかは強いけれども、あくまで「他よりは強い」ってだけで、オリジナリティーってほどでもない気がする。

矢祭はニュースになったりして有名ですね。
図書の寄贈を募集したら40万冊集まったと。
最初から寄贈に頼るつもりではなかったとか、送料を送り主負担にしたらかえって良書が集まった(「いらない本送りつけてやれ、送料払ってくれるし」ってのがない)とか、裏話的なものがきけて面白かったです。
ニュースはどうしても「40万冊集まった。みんなえらい」が中心だったので。
「司書が練りに練った蔵書を構築すべきである」という反発があるのもわかりますが、そのお金がなかったときに、なにもしないか、とりあえず図書館を作るかっていう選択で、これはこれでありだと思います。
お金あるところがけちってやるのは問題ですが。

横芝光町図書館ホームページ、これは賛否両論でしょう。
今までの図書館は「お知らせ」とかばっか載っけてて、自分の図書館の蔵書ぐらいしか調べられなかった。
うちではホームページからなんでも調べられる。
「図書館の情報」ではなく「情報の情報」を載っけていると。
でも、これを図書館のページでやる必要あるのかなと思うのです。
図書館の上部にこのページを作って、そこから「情報探索手段の一環」として、図書館に飛べばよいのではと。
やっぱりね、情報とかどうとかではなく、「空間としての図書館」が好きな人も、けっこう多いと思うのですよ。
そういう人には、「図書館も情報を得るための単なるツールである」的なホームページの構成は、居心地が悪い。
っていうか情報多すぎ。
もっと整理しないと。

今年の1番は愛知川になりました。
まぁ、そうでしょう。

今年は全部公共図書館だったのですが、やっぱり去年に比べると地味な印象でした。
違いはあるけれども、オリジナリティーと呼ぶほどのものはない。
民間枠でも作って、もっと幅広く集めた方が良いと思うなぁ。
公共図書館って、やっぱり特徴出すにも限度があります。
うちの区みたいに、23区トップの密集度(「東京図書館制覇!」情報)だと、どこに住んでようが最寄りの図書館まで徒歩10分程度なので、一つくらいはっちゃけた図書館があってもいいと思うのですが、「最寄りの図書館が車で30分ある上にはっちゃけてて自分には使えません」だと困るわけです。
基本を押さえつつ独自性を出す公共図書館と、自由にできるその他の図書館。
それらを比べる面白さを、来年から見せてほしいものです。

参考:東京図書館制覇!
http://www.tokyo-toshokan.net/

bookmanias at 22:59│Comments(0)TrackBack(0) その他 

トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔