2007年03月

2007年03月30日

少年トムの〈魔使いシリーズ〉第一弾

ぼくはトム、7番目の息子の7番目の息子。ぼくが弟子入りしたのは魔使い。怖ろしいボガートや魔女やゴーストから人々を守る、危険で孤独な仕事だ。ぼくが魔使いに弟子入りするための最初の試験は、うらさびれた炭坑町にある幽霊屋敷で、ひと晩過ごすこと。ところが、だれもいないはずの地下室で地面を掘る音がする……。怖がりの少年トムは無事に魔使いになることができるのか? どきどき恐くて面白い。〈魔使いシリーズ〉第一弾。訳者あとがき=金原瑞人
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  • ジョゼフ・ディレイニー、金原 瑞人、田中 亜希子
  • 東京創元社
  • 1995 円
魔使いの弟子
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不思議な少女のバイオSF

塩の霧で立ち枯れした木々と、狂暴化した動植物に囲まれた地、キヌーヌ。剏造主パナードの手で最強の異形へと変えられ、殺人を強制されていた青年・金目(キンメ)は、彼を騎士と呼び慕う少女シエラと出会ったことで自我を取り戻す。主への復讐のため、異形のものたちに戦いを挑む金目。しかしシエラに内在する、進化に繋がる世界の秘密が、二人を想像もし得ない運命に導こうとしていた。稀有の想像力に彩られた、著者の第1長編。解説=山田正紀

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  • 菅 浩江
  • 東京創元社
  • 693 円
ゆらぎの森のシエラ
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青春ミステリーの傑作が20年ぶりによみがえる

赤城下ろしがふきすさぶ、寒い2月。父親の危篤の報を受けた斎木亮は、前橋駅に降り立った。そこで初恋の女性の妹・川村千里と偶然に出会う。彼女の口から初めて聞かされる、姉・麗子の死。睡眠薬を飲んで浴室で事故死、という警察の見解に納得のいかない、亮と千里は独自に調査を開始する。最近まで麗子と付き合いのあった中学時代の同級生を、訪ねるが――。著者の地元、前橋を舞台に、一途な若者たちを描いた青春ミステリの傑作。約20年ぶりの大幅改稿で贈る決定版。著者あとがき=樋口有介/解説=法月綸太郎
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  • 樋口 有介
  • 東京創元社
  • 680 円
風少女
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2007年03月27日

晴耕雨読な生活をするには……

都心4000坪の土地相続! その条件は下肥付き有機農業! 挑戦するは、安アパートに住まうワケありの4人──。自然の奇跡に心が和むさわやか農業ファンタジー。
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近衛文麿の隠された真実

昭和20年11月、元首相近衛文麿は巣鴨への収監を予知して自死した。しかし、その背後には元内大臣木戸幸一と進駐軍の調査官E・H・ノーマンによる驚くべき陰謀があった。近衛に開戦責任を負わせ自死させることにより歴史の何が隠蔽されたか。
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2007年03月26日

誰でも「設計図」を描けば話し上手になれる!

口べたで困っている人でもすぐに「論理的に話せる」ようになる、話し方の救済バイブル。うまく話せない最大の原因は、じつは「言うべきことがアタマの中で整理されていない」ため。本書では著者独自の「話の設計図」法により、誰でも論理的に話せるようになります。
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  • 安田 正
  • 日本実業出版社
  • 1365 円
ロジカル・コミュニケーション
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books_review at 18:25|PermalinkComments(0)TrackBack(5)clip!語学・教育 

硬度0の「軟水」のヒミツ

お風呂に入っただけでスキンケアができる……そんな超簡単な肌のお手入れ方法です。
お風呂に入って体を洗ったあと、肌が「キュッキュ!」としませんか? あの「キュッキュ!」感で汚れが落ちたと思っているかもしれませんが、それは「石鹸カス」が肌に残っている証拠。石鹸カスの膜で肌がコーティングされているのです。石鹸カスは、石鹸と水の中の硬度成分(カルシウムやマグネシウム)がくっついてできたもの。洗顔後の「つっぱり感」の原因とも言われています。撥水性があるため、化粧水が肌にしみこみにくくもなります。イギリスでも「家庭用水道水の硬度は皮膚炎の発症に重要な関連をもつ」という研究が発表されています。つまり、硬度成分は、肌にとっては厄介者。冬の痒いカサカサ肌・アトピー・髪の傷みなどの原因のひとつでもあるのです。
でも、硬度0の「Soft Water=軟水」で洗えば、石鹸カスは発生しません。そのうえ、お風呂あがりには、石鹸カスのかわりに、肌の上に「天然のクリーム」ともいわれる脂肪酸が残ってくれるのです。欧米や韓国では「Soft Water=軟水」はとてもポピュラーな存在。アメリカではホームセンターなどでも普通に売られています。
本書は日本で初めて本格的に「Soft Water=軟水」を紹介した本。「Soft Water=軟水」を使った化粧水風呂の作り方や、石鹸の選び方なども載っています。お風呂や洗顔で使う水を「Soft Water=軟水」に変えれば、石鹸カスに覆われていない、あなたの「ほんとうの素肌」が体験できます。頑固な肌トラブルに悩んでいる方はぜひご一読ください。

●目次
●はじめに……これはもしかして究極のスキンケアかも?
●スキンケアの基本
▼ソフトウォーターで快適生活
スキンケアの基本は化粧水……ってほんとう?
水のミネラルってどんなもの?
肌にやさしい硬度ゼロ水
イギリスでも硬度が問題に
日本は軟水の国?
水道水がお肌に影響 
なぜハードウォーターが肌によくないの?
自宅の硬度を調べてみよう
もし硬度がゼロだったらどうなるの?
ソフトウォーターとシャンプー
ターンオーバーで赤ちゃんの肌に
▼ソフトウォーターのお風呂を試してみよう
水道水をソフトウォーターに変える方法
ソフトウォーターができる仕組み
手作りウォーターソフナー 
市販のウォーターソフナー
●究極の石鹸を選ぶ
▼お風呂で使う石けん
石けんの種類
ほんとにいい石けんはどれ?
ソフトウォーターと無添加石けん
石けんに含まれる脂肪酸
▼肌質を考えた手作り石けんの作り方
オイル(油脂)について
安全・簡単に石けんを作る方法
手作り石けんレシピ
精製水のかわりに使うハーブティー
石けんに香りをつける
●化粧水風呂
▼化粧水風呂の基本レシピ
●手作り化粧品・掃除・洗濯
▼ソフトウォーターと手作り化粧品
▼ソフトウォーターで楽々お洗濯
●あとがき

●前書きなど
 わたしは、生まれつき超乾燥肌のアトピー体質で、迂闊にメイクもできない肌でした。ちょっとでも肌にあわないものをつけたら、とたんに「むずむず・ぽりぽり」となって、最終的には真っ赤にただれてしまうのです。
 「自分の肌はちょっと人と違うかも」と気づいてから、わたしのスキンケアはつねに「乾燥」との闘いでした。どうしても、なにを塗っても、肌が潤ってくれない。そんな状態が小学生のころからずっと続いていたのです。とくに冬場は全身が粉をふいて、唇は切れて、手はひび割れて……。学生時代は、寒いなか、学校のトイレで服を脱いで全身にクリームを塗ったり、ときにはまぶたの皮膚が腫れあがって目が開かなくなったり、いま思うと大変な苦労をしていました。
 そんな状態でしたから、スキンケア商品は、できるだけよいものを……と思って選んでいました。でも、世の中にはすごい数の化粧品があふれ、情報もたくさんあって、どの商品が自分にあうかわからないのです。ドラッグストアに行くたびに、より効果がありそうな商品に目を奪われ、しょっちゅう新しい商品に手をだしていました。
 そうやって、新しい商品、新しいスキンケア方法、と試しているうちに、もっと困ったことになってきました。いつの間にか一時も素顔でいられなくなってしまったのです。化粧水のうえに乳液、そして保湿のための薬。なにをどんなに塗っても、肌の赤みや発疹、黒ずみが治まらず、隠さずにはいられない状態。だから、お化粧なしでは外にでられないのです。そのお化粧も肌荒れを隠したい一心で、どんどん厚塗りに、どんどんハイテクになっていって。そうなると、家に帰ってお化粧を落とすのがまた一苦労です。強いクレンジング剤を使って、念入りに洗わなくてはなりません。それでも、ほんとうにちゃんと落ちたのかわからなくて不安だし、当然、洗顔後はまた慌てて保湿。化粧水、乳液、美容液、そして皮膚科でもらった塗り薬……。とにかく何層も塗らないと、わたしの肌は乾燥してしまうのです。
 そんなスキンケアをしていたわたしが、7年前から大きく変わりました。いまのわたしのスキンケアは、とてもシンプルです。そのキーワードは「ソフトウォーター(軟水)」。ソフトウォーターを使い始めてからというもの、わたしの保湿作業は大幅に軽減しました。それはほんとうに劇的な変化でした。あわてて何種類もの保湿剤を塗る必要が、まったくなくなったのです。いまは、お風呂上がりにさっと化粧水をつけ、ポイントにクリームを塗るだけ。夏場はクリームもいらないほどです。街にでるときも基本的にノーメイク。家でくつろぐときは手入れすらほとんどしません。とても楽ちんな生活です。

●版元から一言
わたしたちがこの本を刊行したのは、実際に「Soft Water」を使って肌荒れが大幅に改善したからです。それはまさに衝撃的な体験でした。肌荒れに悩む多くの人に、このことをどうしても伝えなければ! というのがこの本を出版した理由なのです。
わたしたちの体験で、実際に効果があったのは次の4点です。
(1)20年以上治らなかった冬の痒いカサカサ肌が完治した。
(2)化粧水が肌にしみこむのを生まれて初めて実感した。
(3)毛穴が目立たなくなり、二の腕などにできていた小さなブツブツがすべてなくなった。
(4)フケが出なくなって、髪の毛はさらさら。梳かさなくてもいいほど髪が絡まない。
上の4つは、すべて径書房編集部が実際に体験したことです。著者の上関久美子さんは、超乾燥肌のアトピー体質ですが、彼女もまた大幅に肌荒れが改善したそうです。もちろん、Soft Water は、だれにでも効果があるわけではありません。主婦性湿疹が治らないというひともいました。それでも、いまや径書房は全員、「Soft Water」のとりこ。「もう一生 Soft Water を手放せない! Soft Water 以外のお風呂には入れない!」が、いまの私たちの最大の悩みなのです。肌荒れで苦しんでいるひとは、あきらめるまえに、ぜひ一度、Soft Water をためしてみてください。
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硬骨のドキュメンタリストが語る「世界」の話

世界を駆けめぐり、NHKスペシャルを150本も作った日本を代表するドキュメンタリストの本。
──世界をこれだけのスケールで見つめたドキュメンタリストは、ほかにいない。
──世界をこれだけのスケールで描いた本は、ほかにはない。
私たちは毎日、あらゆる出来事についての膨大な報道に接する。だが、膨大な断片になった報道にいくら接しても、私たちは世界を知ることはできない。世界観を持てない私たちは、場当たり的な反応だけで世界と接し、次第に孤立を深めている。
私たちはなぜ、世界を知らなければならないのだろう。
日本が世界のなかで存在感を示せず、漂っているのはなぜだろう。
そのなかで生きる私たちひとりひとりの孤独感や浮遊感は、どこから生まれてくるのだろう。
日本の置かれた現状と、私たちが抱えている心もとなさは、同じ根っこから発生しているのではないだろうか。
膨大で断片的な報道は、世界観を持つことができない私たちの有り様をそのままに表している。
報道とはなにか。
世界を理解するとはどういうことなのか。
私たち人間はなにを求めて生きているのか。
世界で起きたあらゆる事件を語りながら、川良浩和は、同時にそれを読者に語りかけている。
いま、これだけのものが書けるドキュメンタリストは、どこにもいない。

●目次
序章 時の花びらが落ちて、ドキュメンタリーが生まれる 007
第1章 1989年、平成元年の衝撃
昭和から平成へ・・・天皇の戦争責任をめぐる手紙 018
ベルリンの壁崩壊・・・歴史の美しい火花 035
ヨーロッパ・ピクニック・・・鉄条網に咲いた赤いバラ 040
ショプロンの門・・・ハンガリーの草原を人々が駆け抜け、物語は続いた 045
いま世界が動く・・・冷戦後、初めての戦争報道 055
第2章 新しい戦場と向き合う
我々が世界だ・・・We Are The World 068
悲歌のシンフォニー・・・殺しあう人間 083
サラエボでの上映会・・・子ども捜しの旅 089
IOC委員たちの戦争・・・民族へ帰る若者たち 103
エルサレムの糸杉の丘にて・・・成立しない対話 110
コソボ・・・被害者が加害者の顔に変わる時 121
平和への祈り・・・戦争の泥沼に咲く蓮の花 130
第3章 ヒロシマから見える世界
終末時計・・・核を手放さなかった人間の記録 142
生き地獄・・・ヒバクシャ 150
絆・・・ヒロシマの心 159
チェルノブイリ・・・ヒロシマと同じ運命を背負った人間の標本 174
キューバ危機・・・もうひとつの戦慄のストーリー 182
最悪のシナリオ・・・途方もない核の時代に生きる 196
サダコ・・・絶望から希望の物語へ 209
第4章 我々はどこへ行くのか
「鳥の目」「虫の目」で見る・・・歴史の奔流 220
時祷詩集・・・愛と救済のオープニングテーマ 226
移民たちへの恐怖・・・ヨーロッパにできた新たな壁 233
感染爆発・・・ウイルスが人間を襲う 238
通貨危機・・・ホットマネーが国家を襲う 245
アイデンティティー喪失・・・巨大な精神の空白が生まれる 255
テロの時代・・・新しい戦争が始まった 263
終章 次の時代へ行く、旅立ちの岬にて 279
あとがき 294

●前書きなど
 歴史の裏にはさまざまな犠牲と教訓がある。世紀末ベルリンの壁が崩壊し、20世紀に登場して世界をイデオロギーで二分した共産主義はすでに過去のものとなり、強大なソビエト連邦も消えた。この間わずか2年である。21世紀になるとアメリカ同時多発テロが起き、いま人間は、憎しみが報復を生む混沌を生きているかのようだ。世界はコンピュータネットワークでつながり、グローバル化が進み、一見進歩したかのようにみえる。だが、恐ろしいブラックボックスが潜んでいるような薄気味の悪さがある。コンピュータは歴史を、ビデオを早送りするかのような、身体感覚を越えたスピードにしてしまった。世界は異なる人種の共存から、民族による棲み分けへと進んでいるかのようだ。ボーダーレスが進むどころか国益まるだしの対立が激しくなってきた。

 日本は、平成から今に至る道程を、立ち止まって検証する時期にきているように思う。劇的に世界が変わるなかで、舵を切ってきた国の進路はこのままでいいのか、このままいくのか、軌道を考えるかけがえのない時を迎えているような気がする。1989年以降の番組を辿りながら、1995年のNHKスペシャル年間シリーズ「戦後50年、その時日本は」の最後に、毎回つけたナレーションを思い出す。
 「日本は戦後、経済大国の道を歩みました。この間、私たちは何を選択し、何を捨ててきたのでしょうか。この50年の記録を、次の100年のために使ってください」。
 いま、このたった20年足らずの歴史を顧みるよすがとして、歴史が産み落とした膨大な番組群を串ざしにしたようなこの記録が、次の時代へのメッセージを放つものになってほしいと思う。

●版元から一言
 いまNHKのあり方が問われている。私たちも、もろてを上げてNHKを礼賛するわけではない。しかし、いま世界で、優れたドキュメンタリーを作っているのは、英国国営放送BBCと、日本のNHKしかない。そのことを考えると、NHK不要論に組することはできない。
 ただ事実を伝えているだけ、という姿勢で、私たちは多くの物語を報道から与えられる。報道にはそもそもそういう側面があり、それゆえに、いま報道は、マルクス主義や世界宗教に変わる世界観を作り出してもいる。そのことに対して、作り手や視聴者が無自覚になったとき、私たちはまた過去の過ちをくり返すことになるだろう。
 それを回避する唯一の道は、さまざまな報道が、さまざまな形であるという状況を作り出すことにしかない。視聴率やスポンサーを意識しつつ行なわれる報道も重要である。だが、それだけになったら、世界はまた単一的な色彩を帯びる。
 国営放送であるNHKが、どちらを向いて番組を作るのかが、日本の民主主義の成熟を測る物差しになるだろう。
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ひらがな詩人

天才ひらがな詩人、くりすあきら君の画文集が、5刷を越えるロングセラーが新装版で登場。知的障害・肢体不自由・脳性麻痺・腎臓障害を抱える晶くんは、誰もが認める天才詩人。気持ちそのままに書かれた晶君の詩や手紙は、多くの人を元気に、幸せにしてくれます。NHKホリデー日本「ありがとうの手紙〜ひらがな詩人と苦労人力士」に、文通友だちの琴冠佑関とともに出演。琴冠佑関との魂の交流を描いた続編『ありがとうの手紙』(仮)は、近日発売予定。

目次

●おかあさんがなきました[中学校]
●にんげんっていいね[養護学校高等部]
●おとなになったら[デイサービスセンター]
●晶のこと あとがきにかえて

●版元から一言
ひらがな詩人・くりすあきら君
NHKで35分のドキュメンタリー「ありがとうの手紙〜ひらがな詩人と苦労人力士」に出演。

おかあさんがなきました
ふろばでなきました
ぼくのことでなきました
ぼくはあたまがええから
すぐにわかりました
おかあさん
くらいかていはやめんさい──『ぼくはてんさいかのう』所収

知的障害・肢体不自由・脳性麻痺・腎臓障害など多くの障害を抱えている「くりすあきら(栗栖晶)君」は寡黙である。だが、ひとたび筆を握ったら、きらめく言葉がまさに泉のようにあふれ出す。

5刷を数える『ぼくはてんさいかのう』を、このたび新装改定しました。
私たちスタッフも、この本を読むたびに泣き、そして笑っています。
この本で、生きることの悲しみと、それを超えていくユーモアの力を感じてください。

あきら君の新刊『ありがとうの手紙(仮題)』
3月末刊行予定。
毎日のように、いろいろな人に手紙を書くあきら君。大物俳優・コメディアン・主婦・ガードマンなど、その相手は本当に多彩。NHKで紹介された琴冠佑関に送った手紙と、そこから始まった琴冠佑関との魂の交流は、新刊の『ありがとうの手紙(仮題)』でお読みになれます。
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2007年03月23日

「お父さん」らしさって何だろう?

父性再評価へ
結婚制度を飛び越え(赤ちゃんの半分は非婚カップルから)、高い出生率(2.0!)を保つ、恋愛大国フランスの父親たちの生活と意見。

恋愛も、子育ても、仕事も----すべてを手に入れようと闘ってきた女たち、男たち。その多くが気づき始めている。父性のない社会は生きにくいということに。結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった深い罠から、フランス社会はどのように抜け出し、高い出生率を保持しつつ、父親への考察を深めているのか。

赤ちゃんの半数が非婚カップルから生まれる現状から、父性の再評価まで、父親たちへのインタビューを通して浮き彫りにされる、フランスの男たちが抱える、苦悩と歓び。


目次

1章 パパになった
ジャン――出産に立ち会う/父親手帳――手帳交付という儀式/マルク――父との「失われた時」/父親学級/出産とは、自分の母親を殺すこと/父親が産まれようとする苦しみ

2章 父性をめぐる現代史
父親の不確実性/フランスでDNA鑑定を制限する理由/認知というアクション/事実婚で子を産む/五月革命と「父親殺し」/八〇年代――父親の敗退/めんどりパパの出現/父親の復権/父親の出産休暇

3章 あんなパパ こんなパパ
父を見て父親になる/父を探して/養子を育てる/人工生殖とホモセクシャリティー/複合家族――パパ?それとも……

4章 神と精神分析
はじめに言葉ありき、父ありき/現代的なパパ、ヨセフ/エディプス・コンプレックスを脱して/父系社会と母系社会

5章 父性をめぐる西欧史
ローマ時代からキリスト教の時代へ/愛情深い中世の父親たち/近代――婚姻という砦/ルネッサンスの教育論/革命前夜/革命――幸福と子ども/ナポレオン法典の揺り返し/父親の不在、そして疎外

6章 男ってなんだ?
広告の中の男と女/女が男に求めるもの/メトロセクシャル/異なるものへの畏怖/母の姓、父の姓

7章 「父親学」の現在
母の支配を脱して/時間をつかさどる人/父の胸/親と親を足し算して……/父からすべての人へ

おわりに
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  • 浅野 素女
  • 築地書館
  • 1890 円
フランス父親事情
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