2009年01月

2009年01月31日

進化心理学が明かす脳と心の意外な真実

〈ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス〉ヒトの脳(心)は巧みにデザインされたかのようだが、実は自然淘汰が手近の素材を用いて場当たり的に拵えたもの。神経心理学の俊英が進化の意外な有りもの活用ぶりを通じて説く予想外の脳の真実

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  • ゲアリー・マーカス/鍛原多恵子 訳
  • 早川書房
  • 1995 円
脳はあり合わせの材料から生まれた
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2009年01月28日

人気作家たち夢の競演

巨匠マクベインの呼びかけに応え、名だたる人気作家が一堂に会した書き下ろしアンソロジー──それが本書である。広義のミステリを書くこと以外は制約を受けず、各人が思うまま腕をふるった成果をご覧いただきたい。本巻には、数学者刑事が活躍するディーヴァー渾身の雄編「永遠」を筆頭に、キングが語る9・11秘話「彼らが残したもの」、J・C・オーツ、モズリイ、ペリーらの力作中編、全5編を収録した。

●収録作品
「永遠」ジェフリー・ディーヴァー
「彼らが残したもの」スティーヴン・キング
「玉蜀黍の乙女(コーンメイデン)――ある愛の物語」ジョイス・キャロル・オーツ
「アーチボルド――線上を歩く者」ウォルター・モズリイ
「人質」アン・ペリー

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  • エド・マクベイン、白石 朗
  • 東京創元社
  • 1680 円
十の罪業Black
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<87分署>最後の事件を収録。夢の巨大アンソロジー

巨匠マクベインの呼びかけに応え、名だたる人気作家が集結した書き下ろしアンソロジー──それが本書である。広義のミステリを書くこと以外は制約を受けず、各人が思うまま腕をふるった成果をご覧いただきたい。本巻には、奇しくも“87分署最後の事件”となったマクベインの中編に、不運な天才犯罪者ドートマンダー、殺し屋ケラーなど人気キャラクターが登場する全5編に加え、マクベインによる序文を収録した。序文=エド・マクベイン

●収録作品
「憎悪」エド・マクベイン〈87分署〉
「金は金なり」ドナルド・E・ウェストレイク〈ドートマンダー〉
「ランサムの女たち」ジョン・ファリス
「復活」シャーリン・マクラム
「ケラーの適応能力」ローレンス・ブロック〈殺し屋ケラー〉

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  • エド・マクベイン、木村 二郎
  • 東京創元社
  • 1680 円
十の罪業Red
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2009年01月27日

世界中の昔話を集めた古典童話集の決定版

世界各国の民話昔話を、英国の古典学者、民俗学者アンドルー・ラングが収集再話した童話集の第8弾。収録作品は「王さまの健康をおいのりして」「七人のシモン」「王子とドラゴン」「笛ふきのティードゥ」「宝さがし」「若者と猫」「不死を求めて旅をした王子」「ニールスと巨人たち」「羊飼いのポール」「猫屋敷」「ほんとうの友の見つけ方」など、計23編。挿絵は初版時のものを使用。H・J・フォードの美麗なイラスト多数。完全新訳。

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  • アンドルー ラング、Andrew Lang
  • 東京創元社
  • 1995 円
べにいろの童話集 (アンドルー・ラング世界童話集)
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完全新訳で贈る英国怪奇の名作

ロンドンの医師サイレンスのもとには超自然現象に悩むさまざまな患者が訪れる。奇怪な謎に挑む“心霊博士”の冒険。屋敷の悪霊に取り憑かれた作家、前世の記憶から猫の町に引き寄せられた男、旅の途中で30年ぶりに母校を訪れ黒魔術に引きずり込まれた商人、激しい恋情のすえ驚愕の人狼事件を経験した青年……英国を代表する恐怖文学の巨匠による人気連作全6作を完全新訳で贈る。解説=朝松健

●収録作品
「事例一 霊魂の侵略者」
「事例二 古えの妖術」
「事例三 炎 魔」
「事例四 秘密の崇拝」
「事例五 犬のキャンプ」
「事例六 四次元空間の虜」

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なんと素敵なミステリ!なのか?

オルタンスというのは哲学を専攻する美しい女子大生、そしてアレクサンドル・ウラディミロヴィッチは、さる高貴な血を引く猫だ。彼は大哲学者にゴロ鳴きを聞かせるために雇われた雌猫チューチャに心を寄せている。そんな平和な街に起きる連続〈金物屋の恐怖〉事件!深夜0時直前、金物屋で大音響とともに鍋が散乱する。犯人は誰? 動機は何か? 文学実験集団ウリポの一員である詩人で数学者の著者が贈る、珍妙でミステリアスな物語。訳者あとがき=高橋啓

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愛鳥家シリーズ第一弾

夫に裏切られたレイチェルは、ロッキーマウンテン国立公園にほど近い叔母の農場でひと夏を過ごすことにした。地元の野鳥愛好会EPOCHの面々に誘われ、珍種の鳥探しに出かけた彼女だが、見つけたのはその2日前に叔母を脅していた雑誌記者の死体だった。その後、叔母が貴重な猛禽たちと姿を消すにいたり、レイチェルたちは調査に乗り出す。事件の鍵を握るのは、現場から飛び去った一羽のワタリガラス!? 鳥だらけの新シリーズ登場。訳者あとがき=早川麻百合

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2009年01月20日

ヴィットブレット賞・カーネギー賞受賞

【カーネギー賞・ウィットブレッド賞受賞】
引っ越してきたばかりの家。古びたガレージの暗い陰で、ぼくは彼をみつけた。ほこりまみれでやせおとろえ、髪や肩にはアオバエの死骸が散らばっている。アスピリンやテイクアウトの中華料理、虫の死骸を食べ、ブラウンエールを飲む。誰も知らない不可思議な存在。彼はいったい何? 命の不思議と生の喜びに満ちた、素晴らしい物語。カーネギー賞、ウィットブレッド賞受賞の傑作。訳者あとがき=山田順子

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  • デイヴィッド・アーモンド/山田 順子 訳
  • 東京創元社
  • 735 円
肩胛骨は翼のなごり
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2009年01月14日

名作「時間のない国で」続編

リディ一家の次女ジェニーは、とっても変わった女の子。約束は忘れるし学校はサボるし、いつも薄着で靴もはかず、夕方まで外をうろうろ。おまけに怪しげな野生のヤギや、丘の上の幽霊とも仲良しらしい。そのヤギ、実はプーカという生き物で……。ちょっとズレていて、それでもほんのりあったかい、音楽一家リディ家の大騒動を描く。ガーディアン賞、ウィットブレッド賞、ビスト最優秀児童図書賞を総なめにした『時間のない国で』続編。訳者あとがき=渡辺庸子

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  • Kate Thompson、渡辺 庸子訳
  • 東京創元社
  • 2730 円
プーカと最後の大王(ハイ・キング)
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2009年01月09日

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ばん馬を見に行こう。

先日初めて『輓馬』を見ました。
帯広に10年近く住んでいながら一度も会場に入ったことはありませんでした。
それが、この世間の不景気の波をもろに食らっている北海道では、数箇所あったばんえい競馬場が、次々と閉鎖して、ついには帯広を残すのみとなったのです。

その帯広競馬場も一度は閉鎖の話が持ち上がり、ばんえい競馬が滅亡する危機に直面しました。

そこに現れたのが、大富豪孫正義氏でしたね。ニュースにもなってましたから、ご存知の方もいるかもしれません。

詳しくは、帯広競馬場のHPを。


兎にも角にも、そんな紆余曲折を経ての今日ですから、やっぱり興味を持つわけです。

で、実際正月早々に足を運んだわけです 。

で、で、感動したわけです。おびひろ記念の優勝馬フクイズミ に胸を打たれたわけです。

で、で、で、この本を早速宮脇書店に行って買って、一気に読んだわけです。1日ちょっとで。

で、で、で、で、こっちにも感動したわけです、はい。



物語としては、そんなに複雑ではありません。

東京で事業に失敗した40代の男が、借金取りから逃げるように故郷北海道へ飛んできて、初めてばんえい競馬を観戦して馬券を買い、ばん馬に人生を投影する。

その男の兄は調教師をやっていて、そこに居候する中で、自分の進むべき道や、生き方に対する自分のスタンスを見出す。そして・・・



前半の3分の1は、ばん馬の丁寧すぎるほどの描写に終始します。ばん馬中毒のおじいちゃんの口を借りて。

競馬といっても、皆さんの思い描くものとは大きく異なりますから、これは必要な部分でしょう。

かつ、ばん馬の説明に終わることなく、人生の悲喜・悲哀・無常・生殺与奪などを馬や競馬というフィルターを通して主人公である学に語らせます。

で、このときの思いや言葉が、後半3分の2で描かれる厩舎での生活において、少しずつ揺れ動き傾いていくのです。

今までの40年間の生き方と、これからの生き方。

『生まれて20年目の成人式が第1障害だとしたら、42歳あたりの厄年が第2障害だ』と、ばん馬にたとえて自分の生きる上での心の拠り所を道産子馬とばんえい競馬に投影するのです。




きっといいばん馬を見られたから、その興奮や感動も相まって、作品に対する思い入れが強くなっていますので、本当なら『ちょっとベタ過ぎる感は否めない』とか『描ききれていない人物がいる』などと苦言を呈する部分もあるのですが、今回ばかりはそんあことはどうだっていいんです!!



ばん馬の素晴らしさを後世まで伝えられればいいんです!!



世界に一つだけの無形文化財です。



みんなも北海道に行ってばん馬を見よう。



『北海道旅行モデルプラン』

札幌(好きなことしてください)→二風谷(にぶだに=アイヌの聖地)→旭川(旭山動物園行きましょ)→富良野(素敵な街)→帯広(ばん馬見て豚丼食って六花亭でお土産)

あくまでも一例です。




僕も、フクイズミをモデルに、いっちょ本でも書いたろかしらん。

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  • 鳴海章
  • 文藝春秋
  • 620 円
輓馬 (文春文庫)
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