2006年08月22日

自壊する帝国 

ソ連崩壊を見たある外交官の話

 ソ連邦末期、世界最大の版図を誇った巨大帝国は、空虚な迷宮と化していた。そして、ゴルバチョフの「改革」は急速に国家を「自壊」へと導いていったのだった―。ソ連邦の消滅という歴史の大きな渦に身を投じた若き外交官は、そこで何を目撃したのか。
 10万部を突破するベストセラーとなった『国家の罠』は、毎日出版文化賞特別賞を受賞し、雑誌「ダ・カーポ」による「新聞・雑誌の書評担当者が選ぶ最高! の本」で第1位獲得するなど、2005年出版界に大きなインパクトを与えた。さらに、検察による国策捜査の実態、不祥事が続発する外務省の内情を暴露したこの作品は、折からの小泉改革や市場原理主義に対する批判の流れのなかで、社会的にも大きな注目を集めることになった。
 そして、2006年5月。佐藤優の書き下ろしノンフィクション、待望の第2弾『自壊する帝国』が、いよいよ登場する。今回は時代をソ連邦崩壊前夜に戻し、外務省へ入省間もない佐藤優が物語の主人公となる。超大国ソ連邦の崩壊は、間違いなく20世紀最大級の事件だった。その過程を、最も近い場所で目撃できたことが、佐藤優のその後の外交官としてのあり方に決定的な影響を与えた。そこで培われた情報収集と分析のノウハウにより、彼は「外務省のラスプーチン」と呼ばれる「情報のプロ」へと成長を遂げることになる。さらに、「国家はあっけなく滅びる」という事実を突きつけられて、「国のあり方」「国柄」「国体」ということを真剣に考えるようになったという。
 本書は、ソ連・ロシアで起こった大事件を、様々な魅力的な登場人物と豊富なエピソード、さらに、綿密な分析に基づいて多面的にドキュメントするばかりではなく、同時に、現在大きな曲がり角にさしかかっている日本という国家のあり方を問う「日本論」「国家論」でもある。

(書誌データより引用)

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  • 著:佐藤 優
  • 出版社:新潮社
  • 定価:1680円(税込み)
自壊する帝国
livedoor BOOKSで購入


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自壊する帝国 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2006/05/30 メディア: 単行本 書誌情報 / livedoor BOOKS / 書評 / 社会・政治 ものすごい本だった。面白いとかそんな表現では伝えきれないんだけど。 在ソ連外交官だった著者が、巨大帝国の崩壊を書きとめた強
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books_review at 20:05│Comments(1)TrackBack(7)clip!社会・政治 

この記事へのコメント

1. Posted by keibi402   2006年08月31日 09:01
5 驚きました!この書評が掲載されたあと8月28日新潮ドキュメント賞をこの作品が受賞し、100万円を貰ったとの事!!
このブログの先見性に拍手します。

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