「咲きましたねぇっ!!」
←ぼくが本もってる日は、魔女さんのメルマガだからね、ってことだよ。魔女さんからのおたよりが、直接きみに届くから、みんな読んでね!
さあ、今日の魔法の本棚からは・・・
1. 今日の魔法の物語
♪こんな時にはこの魔法
♪今日の魔法使いさんは・・・
♪こころの本棚
2. 魔女さんのおまけのはなし
♪ちょっとだけナイショばなし
♪あなたへの魔法の呪文
3. グッドラックのひとりごと
〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜●Sense of Wonder●〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜
★今日のおはなし★
雪のひとひらが舞い降りた、そのあとは?
パンパカパーン、今日のおはなしは
ロラおばちゃんがやってきた
(作:フーリア・アルバレス 、訳:神戸万知 )
2004年4月:講談社
です。
なごり雪がとけたら、ほら、もう、春!
★こんな時にはこの魔法★
・こころの根雪をとかしたい
・帰ってこれる、そんな居場所をみつけたい
・元氣になれる、魔法をかけて!!
・・・そんなあなたへの、今日のお話は・・・
ロラおばちゃんがやってきた
(作:フーリア・アルバレス 、訳:神戸万知 )
2004年4月:講談社
〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜●Sense of Wonder●〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜
●<ロラおばちゃん>を迎えるミゲルの一家は、
ニューヨークからここ、ヴァーモント州に引っ越してきたばかり。
・・・パパとママが離婚して、ママが仕事から帰ってくるまで、
ぼくら、つまりぼくミゲルと、
妹のファニータのめんどうをみてくれるよう、
ママがロラおばちゃんにお願いしたんだ。
学校のみんなは、ヒスパニックのぼくをヘンな目でみる。
(ニューヨークの学校では、そんなことなかったのに・・・)
近頃のママは、すぐに涙をこぼす。
(だから、言葉にすごく氣をつかうんだ)
ファニータのいいこっぷりには、いらいらさせられてばっかりだ。
おばちゃんがくるのだって、本当は氣に入らない。
おまけに、またママを泣かせちゃった。
やっぱり、この家には4人目の家族が必要だ。
でも、ドミニカ共和国からやってくるロラおばちゃんは、
英語がひとこともわからない。
「おばちゃん」
って呼びかけるのだって、英語じゃだめ。
「ティア・ロタ」って、いわなくちゃ。
ぼくらはどきどきして、
おばちゃんをむかえに、空港へむかった・・・!
●物語のはじまり、この
<空港でのおでむかえ>のシーンがいいの!!
スペイン語しかわからないおばさんを見つけるのに、
ミゲルとファニータはスペイン語でアナウンスをすることに。
でも、スペイン語を上手に話すわけではないし、
空港のカウンターでアナウンスをするなんて・・・。
しり込みするふたり。
「こんにちは、ロラおばちゃん」
なんとかマイクに向かって話し始めたミゲルだけど、
あたまの中は、もうまっしろ。
その時、でてきたのは、ママが毎晩いってくれる、この言葉でした。
「大好き」
●大好き!!
この言葉をみた瞬間、
魔女さんのアタマの中にもあざやかにうかんできた光景が。
カナダにいた頃の、ジーンズ姿の魔女さん。
ランチタイムでにぎわう、学校の地下のコーヒーショップ。
クラスメイトのアナベル(メキシカン)が、
おなじくクラスメイトのアレハンドラ(メキシカン)に向かって、
顔中笑顔にして叫ぶとこ。
「アレ! テアモ!!」
アレハンドラ、大好きよ!!
ヨ・テ・アモ、わたし、あなたのことが大好き!
こうやって、大好き!と、笑顔で自然にいいあうひとたちの姿。
そうだ、たぶんミゲルもいったんだ。
おっらー、てぃあ・ろた。よ・て・あも、って!!
●マイクをうばいとった妹のファニータが話し出します。
「こんにちは、ロラおばちゃん。
カウンターで待っています。大好きです」
ふたりの「大好き!」に迎えられて、
カウンターで出会ったロラおばちゃん。
黒髪にはピンクのハイビスカス、
カラフルなサマードレス、
口元にはつけぼくろ。
ぼくらと同じ、なめらかな小麦色の肌。
「おばちゃんも、あなたたち、大好き!」
そして、ロラおばちゃんは、
ぼくらのうちに、不思議な魔法をかけはじめた・・・。
●雪の季節にはじまるこの物語。
本の表紙も、雪景色。
そこにやってきた、太陽のようなロラおばちゃんは、
みんなのこころに鮮やかな大輪の花を咲かせていくのです。
さむざむとした白一色の雪景色だったのは、
ミゲルのこころだっておんなじ。
そこに、
少しずつ友達ができたり、
リトルリーグに入ったり、
パパとニューヨークで3日間をすごしたり。
毎日は、パパの描く絵みたいに、色鮮やかになっていきます。
(パパのパレットには、素敵な色がいっぱい!)
●これって、おばちゃんの魔法?
氣がつくと、ミゲルにも、
ミゲルの家族にも、そのまわりにも、
おばちゃんが笑顔の輪をひろげてる。
おばちゃんのつくってくれるおべんとうを食べると、
いつもすごいことが起きるんだ。
おばちゃんは、にっこり笑う。
「愛情たっぷりにつくったものは、
なんにでも魔法がかかっているの」
おばちゃんはスペイン語しかしゃべれないのに、
おばちゃんのしてくれるお話はちゃんとわかるし、
近所のひとたちとも、いつのまにやらお友達。
おばちゃんは、魔法をかけるの?
ウィンクしながら、おばちゃんは答える。
「そうよ、おたがいが、
わかりあえるための魔法をね」
●物語の中には、
「何がほしいの?」
と、願い事をたずねる場面が、何度もでてきます。
たとえば、誕生日。
ミゲルにとって、いちばんのお願いは、
パパとママがまたいっしょにくらしてくれることでした。
家族で集まるときに、パパが―ママが、いなかったら、
すごく悲しい。
「何があっても、大好きな人を失ったりはしないのよ」
ロラおばちゃんと暮らしていくうちに、ミゲルは
両親が結婚していなくても、
ずっと家族でいつづけることだって、できるかもしれない?
ということを学んでいきます。
●ママに抱きしめられながら、
ファニータとおばちゃんのおはなしを聞くミゲル。
おばちゃんの<特別のおはなし>、それは、
故郷のドミニカ共和国のおはなし。
ドミニカは、世界でいちばんの場所。
でも、ママも、ファニータも、感じています。
自分にとって本当の故郷は、今の、ここにあるのだと。
「故郷は、どこにいても、大好きなひとといる場所なの。
それが、いちばんの場所なのよ」
●物語の終わりに、一家は
世界でいちばんの場所、ドミニカ共和国で
クリスマスを迎えます。
ロラおばちゃんが来てくれてから、一年たちました。
ミゲルとファニータは、ドミニカへやってきたことが
プレゼントなので、
もうこれ以上、サンタにおねだりはできません。
でも、ここでは、
なにかをたのんだらおまけをもらいなさい、って
ロラおばちゃんが、いってたっけ。
「たしかにおばさんは、正しいね。
きみに、おまけをあげよう」
サンタクロースがうなずいてくれた。
でも、ぼくはもう、いろんなものをもっている。
クリスマスの後は、ニューヨークのパパのところへ行くし。
ぼくの本当にほしいものは?
そうだ!
●『ロラおばちゃんがやってきた』の原題は、
『How Tia Lola came to stay』。
Tiaは、スペイン語で<おばさん>。
さぁてさて、モンダイはその次。
実は、この「stay」の前に、「visit」とあって、
それがバッテンされているのです!
「visit」は<訪問>、「stay」は<滞在>。
さあ、ミゲルがサンタクロースに頼んだお願いって?
このシーンで、不覚にも
(いや、しょっちゅうなんですが)、
魔女さんはメガシラがあつくなってしまうのです。
ロラおばさんが、魔女さんのこころの雪も、
いつのまにかとかしてくれたのかな・・・?
●一見、空色にみえるこの本の表紙は、一面の雪景色。
そこに、カラフルなドレスを着て、
髪にハイビスカスを飾った、
大きく手を広げる、おんなのひとの後姿。
もしこころが一面の雪景色になってしまったような氣がしたら、
会いに来て。ロラおばちゃんに。ほら、
あなたのこころにも、ロラおばちゃんがやってきた!!
〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜●Sense of Wonder●〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜
★今日の魔法の物語★
ロラおばちゃんがやってきた
(作:フーリア・アルバレス 、訳:神戸万知 )
2004年4月:講談社
〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜●Sense of Wonder●〜〜〜*〜〜〜*〜〜〜
★こころの本棚★
おさがしの気持ちはありましたか?
・パワー! (^o-)ミ☆
・家族のぬくもり ( *^-^)ρ(^0^* )
・つながる幸せ (*^ー^)人(^ー^*)
・あいじょう (⌒_⌒)
〜〜〜●〜〜〜●〜〜〜a Good day for You〜〜〜●〜〜〜●〜〜〜
★魔女さんからのおまけのはなし★
『ロラおばちゃん』の舞台となったヴァーモント州は、
ニューヨーク州のとなり、
カナダと国境を接したアメリカ北東部の州です。
大きさからいえば、アメリカで45番目。
人口でいえば、アメリカで49番目です。(つまり、下から2番目・・・)
名産はなんと、メープルシロップ。
<りんごと蜂蜜>(^0^)というよりは、
<りんごとメープルシロップ>(笑)という感じの酪農地帯だとか。
ミゲル一家は、いってみれば
東京から山梨県あたりにひっこした感じなのでしょうか(?)。
いわゆる<人種のるつぼ>であるニューヨークに比べ、
人口の96.2%が白人、
ヒスパニックはたった0.9%です。
(2000年米国国勢調査より)
ミゲルがなかなかとけこめなかったのも、
まわりの友達がおかしな質問をしてきたのも、わかりますね。
一家のふるさと、ドミニカ共和国は、
キューバの東南に位置する島です。
スペイン領・フランス領をへて、お隣のハイチ共和国から独立。
現在はアメリカ保護領となっていて、
米国への出稼ぎ・移住者は百万人ともいわれているそうです。
カリブ海ならではのターコイズブルーの海と、
コロンブスの大陸発見当初の歴史的遺産もみられる美しい島。
ロラおばちゃんのいう、
<世界でいちばんの場所>。
魔女さんも、いつかいってみたい!!
★あなたへの今日の魔法の呪文★
世界のうつくしいものは、
みんなへのすてきな贈りものだ。
ロラおばさんはいつもいっている。
その贈りものは、ただ、手をのばして、
感謝しながら受けとればいい。
〜〜〜●〜〜〜●〜〜〜a Good day for You〜〜〜●〜〜〜●〜〜〜
★グッドラックのひとりごと★
ぼくはこの、愛情たっぷりのロラおばさんのお料理が
食べたいなー。
ロラおばちゃんが、ミゲルのママのたんじょうびにつくった
<すりつぶしたバナナのフライドオニオンのせ>
のレシピは、ここだよ。
魔女さん、つくってくれるかなー。
ドミニカ共和国の名産はコーヒー。
砂糖の生産国なので、
みんなたっぷりお砂糖をいれるんだって。
よかったら、ぼくといっしょにドミニカ風のお茶にしようよ。
ハイビスカスだって、咲いてるかもよ。
ここ、<魔法の本棚>で、いつだってキミのこと待ってるよ!