本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組④」


「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組④」・・・今村翔吾 (祥伝社文庫)

(内容)
「人も同じ、身分は違えども煙草の銘柄ほどのもの」
煙管の吸い口を見つめ、平蔵は人の儚き生を思い、正義と悪との境を憂えていた―。
京都西町奉行長谷川平蔵は、火を用いた奇っ怪な連続殺人を止めるため、
最も頼りにする江戸の火消、松永源吾を京に呼ぶ。
源吾は平蔵の息子・銕三郎と真相に迫るが、やがて銕三郎が暴走し―。
勇壮な男たちが京の街を駆け抜ける!

鬼煙管
(帯紙)
誇るべし、父の覚悟
京都を未曾有の大混乱に陥れる火付け犯の真の狙いと
それに立ち向かう男たちの熱き姿!

後半部分で涙が溢れ出て止まらず(T_T)
第四巻「
鬼煙管」の感想は、源吾と一緒に号泣しました・・・
それだけしか記せない(>_<)

お気に入りのキャラ紹介は次巻にて


「九紋龍 羽州ぼろ鳶組③」


「九紋龍 羽州ぼろ鳶組③」・・・今村翔吾 (祥伝社文庫)

(内容)
火事を起こし、その隙に皆殺しの押し込みを働く盗賊千羽一家が江戸に入った。
その報を受け、新庄藩火消通称“ぼろ鳶”組頭・松永源吾は火付けを止めるべく奔走する。
だが藩主の親戚・戸沢正親が現れ、火消の削減を宣言。
一方現場では九頭の龍を躰に刻み、町火消最強と恐れられる「に組」頭“九紋龍”が乱入、
大混乱に陥っていた。絶対的な危機に、ぼろ鳶組の命運は!?

九紋龍
(帯紙)
喧嘩は江戸の華なり。大いに笑って踊るべし。
最強の町火消しと激突!
残虐な火付け盗賊相手に、火消しは一丸となれるのか

(裏帯紙)
すばらしい新人作家だ。
強力でダインミックで、実に泣かせる。
生き生きとした語りで、読む者の心をぐっとつかむ。
それもやさしく、あたたかく。巧い書き手だ。それでいて易きに流れない。
火消したちの矜持に、この世には命をかけて守るべきものがあることを
高らかに謳いあげるのだ。だがそこには悲壮はない。
男たちは果敢に業火のなかに飛び込み、己が仕事をなしとげるだけ。
男たちの颯爽とした心意気に何度も胸が熱くなった。~解説より~

羽州ぼろ鳶組シリーズ第3弾「九紋龍」さらに面白さバージョンUP!
カバーイラストもステキです!
(カバーデザイン:芦澤泰偉/カバーイラスト:北村さゆり)
①&②のカバーも火消しカッコいい後ろ姿のイラストがステキでしたが
③では、に組の組頭辰一後ろ姿九紋龍の入れ墨がイラストに
本作が本棚に平積みされていたら思わず手に取りたくなりますよね
物語も最高に面白いので手にされた方には逃さず読んでもらいたいです!

第3弾は、
残虐な火付け盗賊千羽一家相手に立ち向かう
千羽一家が富屋に押し入る前に小さな火事でも見逃さず迅速に消す
今回も
“ぼろ鳶”は他の火消し組と協力して大活躍するのですが
でも
羽州ぼろ鳶組シリーズの見所はそれだけではありません
登場人物がとても魅力的で、中でも“ぼろ鳶”組頭・源吾の妻深雪に惚れました
どんなに遠くの半鐘の音でも聞き逃さない地獄耳の源吾にも負けないほどの耳のよさ!?
小声の新之助のつぶやきを決して聞き逃さない(笑)
そして計算力が凄すぎ!算勘の並外れた才能でプロの商家を前に藩の窮状を救う
他藩だろうとお偉いさんだろうとすぐに懐に入りいつの間にか信頼関係を築く
特技!?はそれだけではありませんよ~ここぞという時のユーモアで
緊迫した場を癒やし和ませ、落ち込んだ人を励まし奮い立たせる
深雪に惚れない者はいない!
それで源吾は深雪に横恋慕した元同僚に酷い目に遭わされたことも
他の登場人物もステキなんですが長くなるので今回は深雪のみの紹介です
次回は誰を紹介しようかな!?

「夜哭烏  羽州ぼろ鳶組②」


「夜哭烏  羽州ぼろ鳶組②」・・・今村翔吾 (祥伝社文庫)

(内容)
「八咫烏」の異名を取り、江戸一番の火消加賀鳶を率いる大音勘九郎を非道な罠が襲う。
身内を攫い、出動を妨害、被害の拡大を狙う何者かに標的にされたのだ。
家族を諦めようとする勘九郎に対し、「火喰鳥」松永源吾率いる羽州「ぼろ鳶」組は、
大音一家を救い、卑劣な敵を止めるため、果敢に出張るが…。
業火を前に命を張った男たちの団結。

夜哭烏
(帯紙)
「これが娘の望む父の姿だ」
命の選択に、正解はあるのか。
火消しとしての矜持を全うしようとする姿に、
あなたはきっと、涙する。

(裏帯紙ー抜粋ー)
いやぁ、面白い!
読み終わってからもしばらく、興奮が止まらない。
魅力的な謎で引っ張られ、手に汗握る展開に翻弄され、
時折差し込まれるユーモアに笑い、クライマックスで泣かされ、
エピローグでこの上なく癒やされた。~解説より~

前作『火喰烏』では元花火師の秀助に翻弄されながらも
どうにか江戸の大火を消し止めた
源吾だが
火消し盗賊改の長谷川平蔵は証拠を掴むことが出来ず
火消しの黒幕一橋公を捕らえられなかった
秀助という火消しの中心人物を捕縛したことで
一橋公はもう火消しの手は使わない?と思っていたけど
本作「夜哭烏」ではさらに卑劣な手段に出てきた
火事のときは火元に一番近い管轄の大名火消しが太鼓を打ち
それを聞いた町火消しが半鐘を鳴らし他の火消しに火事を知らせ
半鐘を聞いて火事の様子を他の火消しは知ることが出来る
その肝心の管轄の大名火消しが催促しても太鼓を打たない!
それどころか閉門して他の火消しを寄せ付けず・・・
何故大名火消しは太鼓を打たないのか!?
それがまるで伝染病のように広がっていき
その後に起こる火事でも同様な事が起き続ける・・・
羽州ぼろ鳶組シリーズ第2弾は本格的なミステリー小説に!
中盤当たりからそのからくりが分かってくるのだけど
敵はなかなか尻尾を掴ませず被害は拡大するばかりで
こんなにもハラハラドキドキさせられるとは・・・

本当に面白すぎてラストが知りたくて今回も一気読みでした
次作の第3弾『九紋龍』を読むのが楽しみです(^^)


「火喰鳥 は周ぼろ鳶組」


「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」・・・今村翔吾 (祥伝社文庫)

(内容)
かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。
その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」―。
しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。
そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。
壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。
「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、
源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。

「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」
(帯紙)
「火の神様に、人の強さを思い知らせて下さい」
江戸随一と呼ばれた侍火消しの、再生と再起の物語。
「ぼろ鳶」と蔑まれるがクセ揃いの火消し集団の、一発逆転ストーリー!

(裏帯紙)
日本人の強さを、作者はこの物語に託した。
人の命を守るため、どこまでも突っ走る源吾。
窮地の中で火消しとして覚醒する新之助。
立場を越えて彼らに協力する、男たち、女たち。
これは凄い!疾走する物語に煽られるように、心が昂る。
興奮が収まらない。ノンストップでページを捲ってしまうのである。

本書は今村翔吾さんのデビュー小説です
凄い新人が出てきました!
面白すぎて解説にもあるとおり“ノンストップ”で正しく一気読み!

「火喰鳥 羽州ぼろ鳶組」登場人物がとても魅力的です
主人公だけでなく他の登場人物も丁寧に描いているので
読み始めから物語の世界へと一気に惹き込まれていき
迫力ある火消しのシーンも目に浮ぶよう

時代小説でこんなにも読みやすい小説は珍しいかも
なぜかというと背景説明がほとんど無いので
テンポよく物語が進んでいく
②巻を読むのが今から楽しみです(^^)


「聡四郎巡検譚 ④~⑥」


「聡四郎巡検譚 ④~⑥」・・・上田秀人 (光文社時代小説文庫)

「抗争 聡四郎巡検譚 ④」
(内容)
「しばらく京で過ごせ」―将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、京へ着いた水城聡四郎。
「世間を見て来い」という命を果たすべく、吉宗の想い人、
竹姫の実家の清閑寺家から紹介された炭屋「出雲屋」へ。
出雲屋を訪れた聡四郎は、“京の裏”を探るために木屋町に案内されるのだが…。
古都で聡四郎は何を見るのか。

抗争4
(帯紙)
古都騒乱!
水城聡四郎、今日へ。
「これでは、政にひび割れができる・・・」
将軍吉宗の命で京へ入った道中奉行副役の水城聡四郎。
その前にまたも立ち塞がる者が現れるー。


「急報 聡四郎巡検譚 ⑤」
(内容)
「世間を見てこい」という将軍吉宗の命で道中奉行副役となり、
街道筋を旅する水城聡四郎は京から商人の町大坂へ。
しかし、大坂でも聡四郎を見張る眼はついて回る。
一方、聡四郎が不在の江戸の水城家では、
妻紅、剣の師入江無手斎たちが留守を守っていたが、突如、何者かが襲ってきた。
そして、聡四郎のところには吉宗からの書状が―。

急報5
(帯紙)
聡四郎、大阪へ。
水城家、危機!
「世間を見てこい」
将軍吉宗の命で京から大阪へ移動した道中奉行副役の水城聡四郎。
しかし、聡四郎不在の水城家が襲われたー。


「総力 聡四郎巡検譚 ⑥」
(内容)
愛娘の紬が攫われたと報せを受けた道中奉行副役の水城聡四郎は大坂から江戸へ急ぐ。
一方、水城家の災難をきっかけに、幕府、江戸の闇と多彩な勢力が蠢き出す。
当主の娘が攫われた水城家では、連日必死の捜索にもかかわらず、紬の行方は知れない。
聡四郎は娘を取り戻すことができるのか。衝撃のラストが待ち受ける!
壮大なる物語の巡検譚シリーズ、感動の最終巻。

総力6
(帯紙)
母・紅の覚悟、師・無手斎の悲痛
怒れる聡四郎、一人娘を救え!
「子というものが、ここまで心を乱すとはの」
愛娘の紬を攫われた聡四郎は、将軍吉宗からの急報で急遽江戸へ。
道中奉行副役として仕事を成し遂げた聡四郎と水城家に、最大の危機が訪れるー。

聡四郎巡検譚シリーズ①~③まではいまひとつでしたが
・・・『御広敷用心 大奥記録シリーズ』と比べるとですけどね^^;
でも④~⑥までは一気読みでした!
最終巻は手元になかったので⑤を読み終えた翌日近くの本屋さんにて購入!
紅と紬、袖と無手斎のことが気になり
とはいえ上田先生の本なので安心して!?いましたが(^^)
思っていた通りのエンディングに満足
ただ半分は持ち越しになったので新シリーズが始まるのかな!?
水城聡四郎の活躍はまだまだ続きます(と思う・・・)

「百万石の留守居役 シリーズ⑬⑭」


「百万石の留守居役 シリーズ⑬⑭」・・・上田秀人 (講談社文庫)

「舌戦 百万石の留守居役⑬」
(内容)
加賀藩邸の不祥事を咎める評定所に臨んだ百万石の筆頭宿老・本多政長。
対するは本多の仇敵、老中大久保加賀守。黒のものを白にする。
留守居役顔負けの舌戦の火ぶたが切られた!
数馬も義父・政長を援護するため、江戸城を駆け巡る。
そして加賀藩と本多の命運のかかった将軍綱吉との謁見は!?
舌戦
(帯紙)
「数馬よ、これが黒を白にする交渉術だ!」
加賀藩邸の不祥事を吟味する評定所に臨んだ本多長政。
百戦錬磨の弁舌で、本多の仇敵、大久保加賀守をやりこめる!


「愚劣 百万石の留守居役 ⑭」
(内容)
将軍綱吉との謁見後も江戸に留まる、
百万石の宿老・本多政長の動向を探る者たちがうごめき出す。
政長に随伴した数馬は、本多家と吉原の累代からの関わりに驚嘆する。
宿老不在の加賀でも、あらたな難題が。
急遽たずねてきた越前松平家の重鎮が、
予想をはるかに超える要求をつきつけてきた!文庫書下ろし。

愚劣
(帯紙)
「悶着を未然に防いでこそ、留守居役の本文。」
将軍との謁見を乗り切った本多長政が
加賀へ戻らないのを諸藩の留守居役がいぶかる。
周囲の注目をよそに長政は、数馬に吉原に伴をせよと言い出す。

数馬も留守居役としてだいぶ育ってきましたが
本多長政にまだ踊らされている感は否めません
でも「愚劣」ラストで吉原が全面的に数馬をバックアップすることに!
このことで数馬に留守居役としての箔がつき力を存分に発揮できる!?
国元でも家中の虫が蠢き、江戸は魑魅魍魎だらけで
加賀藩大変だー!
次回作はまだ手元に無いのですが・・・今から読むのが楽しみです


「百万石の留守居役シリーズ ⑨~⑫」


「百万石の留守居役シリーズ ⑨~⑫」・・・上田秀人 (講談社文庫)

「因果 百万石の留守居役⑨」
(内容)
お国入りの一行は加賀藩領内に入り、
婚約者琴の待つ金沢を目前にした高岡の名刹・瑞龍寺で、
藩主綱紀に襲撃者たちが襲いかかる。
藩士を励まし応戦する数馬に、「加賀の闇を見せる」と綱紀は決めた。
琴との婚姻も、そのひとつなのか。
休む間もなく数馬には、越前松平家を探る新たな命が下される。

因果
(帯紙)
「祝儀への道、なお険し。」
琴の実家本多家にかかわる徳川との深い因縁。
藩主綱紀は琴の婚姻に、数馬の“覚悟”を知る。
数馬の出した“答え”とは?


「忖度 百万石の留守居役⑩」
(内容)
お国入りの藩主綱紀への襲撃は、
百万石を世継ぎなしの危機に陥らせるものだった。
加賀藩を思うままにしようとした者は誰か。
綱紀と宿老本多政長は、数馬を隣藩福井に向かわせた。
加賀の監視役にして名門の越前松平家。
敵城で藩主面会に臨む数馬はいきなり包囲されてしまう。
活路はあるか!?

忖度
(帯紙)
「敵の本丸で大暴れ!?」
琴との仮祝言を挙げるも、数馬は難題を受け、
百万石の監視役・隣国越前へ。
四面楚歌の数馬を待つものは?


「騒動 百万石の留守居役⑪」
(内容)
藩主綱紀の使者として赴いた越前松平家で
刀を振るうことになった数馬に、追っ手がかかる。
仮祝言を挙げたばかりの琴も女行列を仕立て、
女忍の軒猿たちと数馬奪回に向かう。
そして数馬の岳父本多政長には、幕府から江戸召喚の命が。
綱紀を憎む将軍綱吉が揺さぶりをかけてきた。
どうなる百万石!

騒動
(帯紙)
「数馬の危機に、琴、動く。」
加賀藩使者への理不尽な仕打ち。
敵地の包囲網から生還なるか?


「分断 百万石の留守居役⑫」
(内容)
数馬の岳父本多政長は加賀藩筆頭宿老。
その政長が幕府に召喚された。
外様の陪臣から譜代大名への格上げの誘いか。
江戸城には、加賀の分断を狙う将軍綱吉のほか、
本多家に代々遺恨をもつ老中大久保加賀守もいる。
政長ともに江戸へ急ぐ数馬は、
留守居役として新たな舞台に立とうとしていた。

分断
(帯紙)
数馬、再び陰謀渦巻く江戸へ!
留守居役として新たな舞台が待ち受ける。


⑧巻までは数馬の頼りなさを感じながら読んでいましたが
⑨~⑫巻を読んだことで気付きました!
“百万石の留守居役シリーズは数馬を育てる物語なんですね”
本当に今更ですが・・・^^;
今回読んだ4冊でだんだん数馬はたくましくなってきました
琴と仮祝言を挙げたことで責任感が出てきた
琴もさらにパワーアップ!武家の嫁とは思えないほどの行動力で
数馬を守るためなら自ら敵地にも赴くほど
そんな男気の!?琴を嫁にもらったのですから
頼りなかった数馬も大きくならざるえませんね
⑫で岳父本多政長と共に敵地・江戸へ乗り込み
留守居役としての役目を果たすべく奮闘する数馬
本多政長に直に鍛えられ成長していく数馬
次回作を読むのが今から楽しみです


「緑の川 風の市兵衛 弐㉔」 


「緑の川 風の市兵衛 弐㉔」・・・辻堂魁  (祥伝社文庫)

(内容)
北町奉行所定町廻り同心・渋井鬼三次の息子・良一郎が
幼馴染みの小春と失踪した。
書き置きから大坂への欠け落ちが疑われた。
腕利きの文六親分の下ッ引をつとめる良一郎が何故?
“鬼しぶ”と綽名される友の心中を察した市兵衛は、
若き日、算盤を学んだ大坂へ。
二人の捜索中、市兵衛は良一郎が探っていた、
大坂に本店を持つ騙りの噂が絶えない両替商を見つける…。

緑の川

「市兵衛、そろばんを学んだ大阪へー。」
《鬼しぶ》の息子・良一郎が幼馴染みの娘と大阪に欠け落ち?
同じ頃、商家の奉公人を狙う騙りの両替商が大阪から江戸に進出し・・・。
~『帯紙』より~

序章「難波新地の心中」で始まったので
大阪?市兵衛と過去の繋がりなのかな?と思っていましたが
鬼しぶこと町方の渋井の頼みで大阪へ行くことに
大阪で心中したお菊の妹が
鬼しぶの息子・良一郎の幼馴染み小春で
二人はお菊の弔いのために大阪へ行ったのか?
市兵衛は御用聞き見習いの富平と二人を連れ戻しに大阪へ行く
でも小春が何故育ての両親に詳細を告げずに大阪へ行ったのか!?
市兵衛は、お菊の弔いのためだけではないのでは!?と訝かっていた

冒頭の心中事件の詳細が次第に紐解かれ
小春と良一郎の目的が分かってくる、そのストーリー展開が見事でした
とってつけた理由ではなく読んでいる側もこれなら納得!

「風の市兵衛シリーズ各巻読み切りなのでとても読みやすく面白い
でも本作は㉔巻目とかなりの長編物なので
良一郎や小春の生い立ちもちゃんと前作までに描かれている
そのエピソード(伏線)を「緑の川」でパズルのピースを埋めるように見事に回収!
さすが、辻堂魁さん!
「風の市兵衛シリーズ前の作品を再読したくなりました!


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」・・・暁佳奈 (KAエスマ文庫)

(内容)
「お客様がお望みならどこでも駆けつけます
自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」
ヴァイオレットと依頼主の心温まる交流、
そしてC・H郵便社メンバーの活躍など、
上・下巻に詰め込みきれなかった
珠玉の新規エピソード6編をお届けしますー。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝

『王女と自動手記人形』
 第一話はTVドラマで放送されたエピソードです
 「これは言わば伝統行事なのです」
 「それが公開恋文なのですね」
 ドロッセル王国の第三王女シャルロッテが婚約者フリューゲルの王子のへ送る恋文
 ヴァイオレットはその恋文の代筆を頼まれ
 同僚のカトレアがフリューゲルのダミアン王子の代筆をする事に
 ヴァイオレットとカトレアは王女と王子の為に代筆を辞めることに?
 
『永遠と自動手記人形』
 第二話は『ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝』として映画化
 孤児だったエイミーはヨーク家の養女となり寄宿学校へ入学
 ヴァイオレットがエイミーの淑女教育を依頼される
 
『ベネディクト・ブルー』
 クラウディア・ホッジンズに拾われたひとりの名も無き戦士
 その瀕死の少年がホッジンズに仕事と名前をもらいベネディクト・ブルーに・・・
 C・H郵便社のポストマン、ベネディクト・ブルーの物語
 
『カトレア・ボードレール』
 C・H郵便社の自動手記人形カトレア・ボードレールの恋話
 「僕と、結婚を前提に交際してくれませんか?」
 お相手はライデンで人気の香水店を経営している調香師のクリス
 恋って『する』じゃなくて『落ちる』と書く
 「恋をするなら好きって気持ちだけがいい・・・!」
 カトレアの恋の行方は!?
 
『ギルベルト・ブーゲンビリアとクラウディア・ホッジンズ』
 まるで正反対の性格の2人が唯一無二の親友となるまでのお話
 2人の最初の出会いは殴り合いに始まるのだがそれがどうして親友に!?

『郵便屋と自動手記人形』 
 C・H郵便社が何者かに襲撃され社長のホッジンズと秘書のラックスが連れ去られる
 ギルベルト大佐とのデートの為着飾っていたヴァイオレットは
 カトレアやベネディクト、C・H郵便社の面々と共に
 完全武装でホッジンズとラックスの救出に向かう
 大佐とのデートはどうなる!?
 
6編ともとてもステキな物語でした
『劇場版ヴァイオレット・エヴァーガーデン』を観るのが今から楽しみです
本来なら4月に公開予定でしたが新型コロナで公開延期に
でもやっと公式サイトで“2020年9月18日公開決定!”の発表がありました
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター』が原作なのかな?
購入して手元にあるのですが・・・先に読むか、映画を観てから読むか・・・思案中^^;


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)」


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)」・・・暁佳奈 (KAエスマ文庫)

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上)」
(内容)
自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)』
その名が騒がれたのはもう随分前のこと。
オーランド博士が肉声の言葉を書き記す機械を作った。
当初は愛する妻のためだけに作られた機械だったが、
いつしか世界に普及し、それを貸し出し提供する機関も出来た。
「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。
自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」
物語から飛び出してきたような格好の金髪碧眼の女は
無機質な美しさのまま玲瓏な声でそう言った。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上)

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(下)」
(内容)
陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。
大陸戦争で一命は取り留めたものの、
白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。
そんなヴァイオレットの元にやってきたのは
彼女の後見人となったホッジンズ。
ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。
彼は親友との約束を守るため、
また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、
彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。
「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」
ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、
人形のようにお辞儀をした。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン(下)

TVのアニメ版を観た後、劇場版外伝を観て
そして本書を読んだのですが
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)』
内容を知っていても心にジーンと響きました
ただTVアニメの内容とはかなり違っていて
京アニの凄さを再認識!
原作の良さを損なわず感動のアニメに仕上げた京アニさん
監督、脚本、作画、音楽、声優さん、全てがほんとうに素晴らしく
毎回号泣しながらアニメを観ていました
小説版ではそこまでは号泣しませんでしたが(内容を知っているから)
心に染み入る物語の世界をアニメとは違う角度で楽しませてもらえました

これから外伝を読みます!楽しみ~♡


ギャラリー
  • 「鬼煙管 羽州ぼろ鳶組④」
  • 「九紋龍 羽州ぼろ鳶組③」
  • 「夜哭烏  羽州ぼろ鳶組②」
  • 「火喰鳥 は周ぼろ鳶組」
  • 「聡四郎巡検譚 ④~⑥」
  • 「聡四郎巡検譚 ④~⑥」
  • 「聡四郎巡検譚 ④~⑥」
  • 「百万石の留守居役 シリーズ⑬⑭」
  • 「百万石の留守居役 シリーズ⑬⑭」
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