「私はフーイー」・・・恒川光太郎 (メディアファクトリー)
内容(「BOOK」データベースより)
ヨマブリと胡弓の響き、願いを叶えてくれる魔物、ニョラの棲む洞窟、
林の奥の小さなパーラー、深夜に走るお化け電車、祭りの夜の不吉な予言、
転生を繰り返す少女フーイーが見た島の歴史と運命とは―。
(2015年に読んだ本)
『転生を繰り返す少女フーイーが見た島の歴史と運命とは』
『夜市』の著者が紡ぎだす、新たな沖縄民話の世界。
「弥勒節」「クームン」「ニョラ穴」「夜のパーラー」
「幻灯電車」「月夜の夢の、帰り道」「私はフーイー」
沖縄怪談短編集とありますが、怪談というよりは異界?
不思議な世界を覗いた後味は、あまりよくなかったかな…
いつもの恒川ワールドの面白さが伝わらなかったです。
ただ、作者が読者のもやもや感を狙っていたのなら
私の感じた後味の悪さも、作者の思う壺ですね^_^;