本の国のアリス ー図書の庭Ⅲー

2000冊以上の読書日記より 1996年から現在までに 読んだ本の感想&あらすじを 過去から順に紹介していきます。

・暁佳奈

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」・・・暁佳奈 (KA文庫)

(内容)
「兵器」としての自分しか知らず、人形のようだった少女が変わっていく姿、
そしてギルベルトへの想いに気づいていく様に、
誰かを愛する気持ちの大切さ、大勢の中で生きる素晴らしさが感じられる。


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン エバー・アフター」
(帯紙)
世界は回る。いつかは終焉を迎えるとしても。
再会以来、新しい関係をゆっくり育んでいたヴァイオレットとギルベルト。
しかし、人気自動手記人形と陸軍大佐……。
多忙な二人は会うことすらままならず、すれ違う日々が続いていた。
また、C・H郵便社も変革の時を迎え、彼女を取り囲む世界が大きく変わろうとする中、
ヴァイオレットは“夢追い人”の街・アルフィーネを訪れる。
──お客様がお望みならどこでも駆けつけます。
これは「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の物語である。
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』シリーズ 感動の最終巻!

「薔薇と自動手記人形・プロローグ」
まだ獣であった少女がディートフリート・ブーゲンビリアに出会い
道具として拾われ、獣はその後、少佐の元へ
獣の少女にヴァイオレットと名付けた少佐
「愛している」の言葉をヴァイオレットに残した少佐に
かって獣であった少女は
「あいって、なんですか」と・・・

「薔薇と自動手記人形」
仕事で訪れた先で出会った渡し船の船頭・ヴァレンタイン
ヴァイオレットの依頼人は気難しいロックハート
数ヶ月ごとに孫宛ての手紙を代筆することに
その度にヴァイオレットはヴァレンタインの船を探すようになり
ヴァレンタインもいつ来るのかも分からないヴァイオレットの訪れを
心待ちするようになる・・・

「夜と自動手記人形」
画廊アルテミシアが強盗に襲われる
そこに偶然居合わせたディートフリート・ブーゲンビリアと
ヴァイオレット・エヴァーガーデン
2人で協力して強盗を撃退するお話ですが・・・
ディートフリートの心にあんなにも気嫌いしていた
ヴァイオレットへの気持ちの変化が!?
ー『かみさま、ぼくはやさしいひとになりたい』

「旅と自動手記人形」
大雨で家に帰れなくなったヴェネディクト、カトレア、
ヴァイオレットとラックス
郵便社はホッジス社長の自宅兼職場
郵便社の最上階がまるまるホッジスの部屋になっているので
4人はホッジスの部屋で一晩過ごすことに

「親愛なる貴方と自動手記人形」
ヴァイオレット・エヴァーガーデンとギルベルト・ブーゲンビリアは
遠距離恋愛中!その2人の往復書簡!?(ラブレター)の話
ホッジスやギルベルトの妹ユリアの手紙も

「夢追い人と自動手記人形」
ヴァイオレットとすれ違ってばかりでなかなか会えず
手紙の返信もしばらく途絶えてしまいギルベルトは気が気でならない
当のヴァイオレットは仕事で訪れたアルフィーネで
歌手志望のレティシアと出会ったことで
ライデンシャフトリヒに帰るのが遅れてしまう・・・


ヴァイオレットをはじめ、他の登場人物たちを
様々な角度で描いているのでとても面白かったです
ギルベルトがヴァイオレットに振り回せれていて可愛いね!?とか
ホッジス社長はみんなのお父さんだね?とか
心温まるステキな物語の数々にほっこりと優しい気持ちになれました

本作が『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』のラストストーリー
その先の物語を読むことが出来ないのは寂しい限りですが・・・
萩尾望都さんの『ポーの一族』のようにいつか又出会える日を心待ちに・・・!?
とりあえずそれまではヴァイオレットとはお別れですね・・・(T_T)

もう一度アニメや映画を観たくなりました
そして時間をおいて小説も再読したいと思います
何度でも楽しめる物語にはめったに出会えないので本当に貴重です
暁佳奈さん、すてきな物語をありがとうございますm(_ _)m


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)」


「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)」・・・暁佳奈 (KAエスマ文庫)

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上)」
(内容)
自動手記人形(オート・メモリーズ・ドール)』
その名が騒がれたのはもう随分前のこと。
オーランド博士が肉声の言葉を書き記す機械を作った。
当初は愛する妻のためだけに作られた機械だったが、
いつしか世界に普及し、それを貸し出し提供する機関も出来た。
「お客様がお望みならどこでも駆けつけます。
自動手記人形サービス、ヴァイオレット・エヴァーガーデンです」
物語から飛び出してきたような格好の金髪碧眼の女は
無機質な美しさのまま玲瓏な声でそう言った。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上)

「ヴァイオレット・エヴァーガーデン(下)」
(内容)
陸軍病院で“一人”目を覚ましたヴァイオレット。
大陸戦争で一命は取り留めたものの、
白く滑らかな両腕は失われ、義手になっていた。
そんなヴァイオレットの元にやってきたのは
彼女の後見人となったホッジンズ。
ホッジンズは軍を辞め、郵便社の事業を立ち上げようとしていた。
彼は親友との約束を守るため、
また、ヴァイオレット自身に幸せになってもらうため、
彼女に自動手記人形サービスの仕事を薦める。
「紹介しよう、ヴァイオレット・エヴァーガーデンだ」
ヴァイオレットは冷たい美しさを宿した相貌で、
人形のようにお辞儀をした。

ヴァイオレット・エヴァーガーデン(下)

TVのアニメ版を観た後、劇場版外伝を観て
そして本書を読んだのですが
『ヴァイオレット・エヴァーガーデン(上・下)』
内容を知っていても心にジーンと響きました
ただTVアニメの内容とはかなり違っていて
京アニの凄さを再認識!
原作の良さを損なわず感動のアニメに仕上げた京アニさん
監督、脚本、作画、音楽、声優さん、全てがほんとうに素晴らしく
毎回号泣しながらアニメを観ていました
小説版ではそこまでは号泣しませんでしたが(内容を知っているから)
心に染み入る物語の世界をアニメとは違う角度で楽しませてもらえました

これから外伝を読みます!楽しみ~♡


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