魔法使いと踊るようです('A`)俺は幸せ──ようです

February 27, 2011

(#゚;;-゚)スコ!のようです

2 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:34:45 ID:PJxXnfoYO

(;゚∀゚)「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」

(*゚ー゚)「つー……また失敗したの?」

(*゚∀゚)「だって作んの難しいよ、トリュフ!」

(*゚ー゚)「いやいや……トリュフって意外と簡t」

(#゚∀゚)「うるせー! 料理が上手い奴は黙ってろい!!」

(*゚ー゚)「はいはいw」

(*゚ー゚)「じゃあ私はラッピングでもしよっかな~」

(#゚;;-゚)「しぃのチョコケーキ……美味しそう」

(*゚ー゚)「まあねー。愛を込めて作ったからね」

(#゚;;-゚)「彼氏……ギコ君の為だもんね」

(*゚ー゚)「そうそう。あいつ甘党だから、喜んでくれると良いな」

(#゚;;-゚)「しぃ、可愛い」

(*゚ー゚)「やだ、何かちょっと恥ずかしくなってきたw」





3 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:36:49 ID:PJxXnfoYO

(*゚ー゚)「ていうか、おばさん達帰ってくるの遅くない?」

(#゚;;-゚)「お母さんたちは……今日は、デ、デートするから帰らないって言ってた」

(*゚ー゚)「デート! 若いなあ~、良いなー」

(#゚;;-゚)「だからね、今日は泊まってっても良いよ」

(*゚ー゚)「泊まるって言っても、うちら家が両隣だしねw」

(#゚;;-゚)「うん……そうなんだけど……ねw」

(*゚ー゚)「ところで、でぃはチョコ作らないのかな?」

(#゚;;-゚) そ

(#゚;;-゚)「や、あの、私は別に、彼氏とかいないし、渡す相手も……いないし」

(*゚ー゚)「えー? 好きな人は?」

(#゚;;-゚)「……い、いない」

(*゚ー゚)「本当? モララー君と仲良くなかったっけ?」

(#゚;;-゚)「モララー君は……ただの友達だよ。委員会が一緒なだけ」



4 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:38:53 ID:PJxXnfoYO

(*゚ー゚)「じゃ、ジョルジュ君は? 結構イケメンじゃない?」

(#゚;;-゚)「あ、ああいう感じの、派手な人は……ちょっと苦手、かな」

(*゚ー゚)「あー、そっか。うーん……花の女子高生なのに、
     好きな人も彼氏もいないのは寂しくない?」

(#゚;;-゚)「でも、クーさんとかツンちゃんも彼氏いないって言ってたよ」

(*゚ー゚)「クーもツンも明日告るらしいよ?」

(#゚;;-゚) そ

(#゚;;-゚)「けど……でも、私……す、好きな人なんていないから!」

ダダダダッ バタン

(*゚ー゚)「あらら……ちょっと怒らせちゃったかな」

(*゚ー゚)「んー、勝手に帰るのもなぁ……。仕方ない、泊まってってあげよう!
     しぃー! おばさん達の寝室借りるよー」

(#゚∀゚)「うおおおおおおおお!! 出来ねえええええええええ!!!!」

(;゚ー゚)「あんた……まだ作ってなかったの……」



5 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:40:38 ID:PJxXnfoYO

──でぃの部屋
 
 
(#゚;;-゚)「…………どうしよ」
 
 
明日はバレンタインデー
みんなクラスの人とか部活の人とか先輩とか後輩とか…
好きな人に想いを伝える大切な日
 
 
(#゚;;-゚)「でも……私は……あの人には、きっと私の気持ちは届かない」

(#゚;;-゚)「可愛く無いし何の取り柄も無い私なんか……」



6 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:42:24 ID:PJxXnfoYO
 
 
 
 
この気持ちは諦めるしかない
 
 
 
 
 
 
 
……本当に諦めるしかないの?
 
 
 
 
 
 
こんなに好きなのに──



(*- -) スー、スー
(*-∀-) グー、グー


ガチャッ



7 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:43:51 ID:PJxXnfoYO

ペタッ ペタッ ペタッ ペタ
コトン
カチャン

バサッ





お願い 想いが届くようにね
とっても 心こめた甘いの
お願い 想いが届くといいな





(#゚;;-゚)「……よしっ。出来た」








対決の日が来た



8 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:46:04 ID:PJxXnfoYO

──バレンタイン当日


(*゚∀゚)「おはよー!!」

川 ゚ -゚)「おはよう。何だ? 今日はやけに元気だな」

ξ゚⊿゚)ξ「いつも教室に入るなり、机に伏せて寝てるもんね」

(*゚∀゚)「今日は寝てられっかっての!
     昨日めちゃくちゃ頑張って作ったんだから!」

ξ゚⊿゚)ξ「何を?」

(*゚∀゚)「チョコに決まってんだろ。トリュフだぜ、トリュフ!」

ξ゚⊿゚)ξそ「え!? つー好きな人いるの?」

(*゚∀゚)「たりめーだろ!!」

(*゚∀゚)=3

川 ゚ -゚)「……ほう。トリュフか……。それはつーが作ったのか?」

(*゚∀゚)「おう! アタシも作った!」



9 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:48:03 ID:PJxXnfoYO

ξ゚⊿゚)ξ「アタシ……も?」

川 ゚ -゚)

川 ゚ -゚)「しぃじゃなくて?」

(*゚∀゚)「バカにすんなよな!
     ……しぃが作ったのは生地までだ」

ξ;゚⊿゚)ξ「は? 生地、って……」

川 ゚ -゚)「つーは何をしたんだ?」

(*゚∀゚)「丸めて粉まぶした!!」

ξ-⊿-)ξ「やっぱりね」

川 ゚ -゚)「想定の範囲内だ」

(*゚∀゚)「なんだよー。ツンたちは何か作ってきたのか?」

ξ゚⊿゚)ξ「私は……ってか私も実はトリュフだったりw」



10 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:49:51 ID:PJxXnfoYO

川 ゚ -゚)「私は生チョコだ」

(*゚∀゚)「え! 生チョコなんて作れんの?」

川 ゚ -゚)「ああ、簡単だ。生クリームと湯煎したチョコを混ぜて……」

ξ;゚⊿゚)ξ「待って! メモるから!」

(*゚∀゚)「すげーなぁ……で、二人は誰に渡すの?」

ξ゚⊿゚)ξ「それは……ねぇ?」

川 ゚ -゚)「秘密のアッコさんってやつだ」


ξ゚⊿゚)ξ川 ゚ -゚) チラッ


( ^ω^)('A`)


(*゚∀゚)「アッコさんって和田のほうじゃね?」



11 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:51:36 ID:PJxXnfoYO

(*゚ー゚)「ギコ君おはよう」

(,,゚Д゚)「おう、おはよう」

(((,,゚Д゚))) ソワソワ

(*゚ー゚) クスッ

(*゚ー゚)「ね、ギコ君」

(,,゚Д゚)「なんだ? しぃ」

(*゚ー゚)「放課後、渡すからね」コッソリ

(*゚Д゚)「ゴ……ゴルァ」



12 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:54:18 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚) チラッ

(#゚;;-゚)(クラス中がソワソワしてる……女子は好きな人の事を考えてドキドキしてて、
     男子も好きな子からチョコが貰えるかなって緊張してるみたい)

(#゚;;-゚)(みんな、何だか幸せな雰囲気で良いな……
     私のなんか……やっぱり、持って来なければ良かったかな……)


( ・∀・)「でぃさん! おはよう!」

(#゚;;-゚)そ「モララー君、おはよう……どうしたの? その紙袋……」

( ・∀・)「これ? いやー……下駄箱に入ってたり、
      来る途中でいろんな子から貰ったんだよねw」

(#゚;;-゚)「もしかして、全部チョコ?」

( ・∀・)「……うんw両手に持ちきれなくてさ、先生が紙袋くれたんだ」

(#゚;;-゚)「す、すごいね……モララー君。モテモテなんだね」

( ・∀・)「そんな事ないよwそれにほら、たくさんチョコを貰ってもさ、
      好きな子から貰えなかったら意味ないし」

(#゚;;-゚)「モララー君ならきっと貰えるよ。優しいしカッコイイもん」

(*・∀・)「そ、そうかな……。でぃさんにそう言って貰えると嬉しいな」



13 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 03:58:31 ID:PJxXnfoYO

( ・∀・)「ところでさ、今日の放課後なんだけど……」

(#゚;;-゚)「うん? 今日は委員会なかったよね?」

( ・∀・)「いや、えっと……委員会じゃなくて……。
      そのー……放課後空いてる?」

(#゚;;-゚)「あ……ごめんなさい。今日は、ちょっと」

( ・∀・)「え?」

(*゚;;-゚)「あの……ちょっと、用事があるかなー、なんて」

( ・∀・)「そ……っか、そうだよね! あはは。でぃさんだって忙しいよね!
      あ、もしかして誰かにチョコ渡すとか?」

(#゚;;-゚)そ「え、あの……」

(* ;;- )

( ・∀・)「顔真っ赤だよwでぃさん青春してるね~w」

(#゚;;-゚)「……もう、モララー君からかわないで」

( ・∀・)「あははwごめんごめん」

( ・∀・)「じゃ、僕はそろそろ席に戻ろうかなっ」

≡( ;∀;)



14 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:02:24 ID:PJxXnfoYO
 _
( ゚∀゚)「でぃちゃん! おっはよー」

(#゚;;-゚)そ「あ、お、おはよう……ございます!」
 _
( ゚∀゚)「なーんで敬語使うかなぁ。俺らタメなんだぜ?」

(#゚;;-゚)「ご、ごめんなさい……」
 _
( ゚∀゚)「まー、そういうとこがでぃちゃんらしいよな」
 _
( ゚∀゚)「ところで今、モララー泣いてなかった?」

(#゚;;-゚)「え? ま、まさか。泣くような事、言ってないと思う……けど……」
 _
( ゚∀゚)「まぁいいや! そんな事よりさ、ここで問題です!
     今日は何の日でしょう?」

(#゚;;-゚)「あ、バ、バリェンタインデーです!!」

(* ;;- )(噛んじゃった……)
 _
(*゚∀゚)(噛んだ! 可愛すぎる……!)


15 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:06:04 ID:PJxXnfoYO

(*゚;;-゚)「あの……バレ、バレンタインデーです……」
 _
(*゚∀゚)「せ、正解~! 今日はバレンタインデー。
     だからチョコ頂戴っ」

(#゚;;-゚)「あ、あの、あの……ごめんなさい!
     チョコ、一個しか持ってきてなくて、その……」
 _
( ゚∀゚)「一個って……本命チョコ?」

(* ;;- )゙
 _
( ゚∀゚)「……誰か渡す奴が居んの?」

(*゚;;-゚)「は、はい」
 _
( ゚∀゚)「……そっかー、残念」

(#゚;;-゚)「あの、ごめんなさい。明日で良ければ……チョコ持ってきましょうか?」
 _
( ゚∀゚)「明日ってwいいよ、気い遣わせちまってごめんな! じゃ」

  _
≡( ;∀;)



16 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:08:52 ID:PJxXnfoYO

ガラッ


( ´∀`)「おはモナー!」

( ´∀`)「おーおー。生徒どもがキラキラ輝いておる」

( ´∀`)「だが、みんな浮き足立っていられるのも今のうち……」

( ´∀`)「義務教育中の身分であるお前らに一言物申す」

( ´∀`)「中学校は食べ物を持ってきてはいけないのだよ」

( ´∀`)クックックッ

( ´∀`)「朝のHRは楽しい楽しい荷物検査ターイム!!」


ワイワイガヤガヤ

<ア、ソレオイシソー
<バカヤロ! クウナヨ

イチャイチャイチャコラ

<コンヤハカエリタクナイナ
<……!! ウ、ウチニクルカ?



17 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:10:29 ID:PJxXnfoYO

(#´Д`)「先生の話を聞けモナ!」

川д川「あの……モナー先生」

(#´Д`)「なんだモナ!」

川д川「イライラする時は甘いものが良いんですよ」

川д川「これ、どうぞ」

川д川つ チョコ

(#´Д`)「先生にくれるモナか?」

川д川「はい……(100円の義理チョコだけど)」

(*´∀`)ニパアアアア

(*´∀`)「教師生活を始めて早20年……。
       初めて生徒からチョコを貰ったモナ」

川д川「それは毎年の荷物検査で、生徒からチョコを没収しているからでは……?」



18 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:12:02 ID:PJxXnfoYO

(*´∀`)「嬉しいモナ! ハッピーモナ!」

川;д川(可哀想な人……)

(*´∀`)「HR終わり! 青春するお前らに幸あれ!
       先生はもうぼっちじゃない!」

(´∀`*)≡ ワーイ

(#゚;;-゚)(ああ、どうしようどうしよう何て言って渡せば良いの……)

(#゚;;-゚)(あの、これ、つまらない物ですが……)

(#>;;-<)(って違う違う! それじゃ何だかお堅い感じ……)

(#゚;;-゚)(す、すすすっすす好き、です!)

(#゚;;-゚)(無理! 絶対無理! 告白なんて無理無理!)



19 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:15:21 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)(これ、どうぞ!
     べ、別にあなたの為に作って来たんじゃないんだからね! 
     義理なんだからね!」

(#>;;-<)「これも違う~!」

/ ,' 3「……わし、何か間違っとる?」

川д川「いえ、社会教諭の荒巻先生。
    何も間違ってませんよ。ささ、授業の続きを」

(#>;;-<)「どうしたら良いの~」

( ;∀;)(でぃさん……チョコを渡すシミュレーションしてるんだ……)
 _
( ;∀;)(くそう……でぃちゃんの好きな奴って誰なんだ? 殴ってやる!)

(#゚;;-゚)(よし。やっぱりシンプルに、チョコです、どうぞ。が良いよね)

(;゚;;-゚)(ああ、もう緊張で心臓止まりそう)



20 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:18:24 ID:PJxXnfoYO

──ぃ。でぃ! でぃ!!

(#゚;;-゚)そ「は、はいぃ!」

(*゚ー゚)「何やってんの。もう下校の時間よ?」

(#゚;;-゚)「え? しぃ……え? 下校?」

(*゚ー゚)「でぃったら今日はずっと上の空で……
     話しかけてもぼーっとしてるし」

(#゚;;-゚)「じゅ、授業は?」

(*゚ー゚)「とっくに終わってるわよw」

(#゚;;-゚)「給食は……?」

(*゚ー゚)「あんた、ぼーっとしながら食べてたわよ?」

(;゚;;-゚)「ええー……」

(#゚;;-゚)「あ、あれ? つーは?」

(*゚ー゚)「つーはねー、告白が上手くいったみたいよ」



21 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:21:51 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)「え? ほ、本当?」

(*゚ー゚)「うん、相手は隣のクラスのフサギコ君!」

(#゚;;-゚)「わぁ……つー凄いね。告白、したんだね」

(*゚ー゚)「ね、私たちの中で一番彼氏とは縁が無さそうだったけど」

(*゚ー゚)「昨日頑張ってトリュフ作るのを見ててね、
     ああ、つーも女の子だったんだなって思ったの」

(#゚;;-゚)「それは失礼じゃ……。でも良いな、凄い……」

(*゚ー゚)「っていうか、でぃも今日誰かにソレ渡すんじゃないの?」

(#゚;;-゚)そ「え? あ! そうだ!
      もうこんな時間!? 帰っちゃったかな……」

(*゚ー゚)「でぃ。大丈夫、まだ諦めないで、ね」

(#゚;;-゚)「でも……」

(*゚ー゚)「彼はまだ残ってるわよ。今週は見回り当番だもの」



22 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:23:36 ID:PJxXnfoYO

(;゚;;-゚)「……しぃ、もしかして」

(*゚ー゚)「でぃの好きな人、見てりゃ分かるわよ」

(;゚;;-゚)「な、な、なんで?」

(*゚ー゚)「だってでぃったら体育の授業の時にガン見してるんだもんw」

(*゚;;-゚)「やだ、どうしよう……!」

(*゚ー゚)「つーか早く行けっての! 頑張ってね」

(#゚;;-゚)" コクン

(#゚;;-゚)「ありがとね、しぃ!」


タタタタッ


(*゚ー゚)「ん~! 青春してるねぇ!」



23 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:26:23 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)(どこにいるかな……)

(#゚;;-゚)(そうだ! まずは職員室に……!)


ガララッ


/ ,' 3 そ

(#゚;;-゚)

(゚-;;゚#)

(#゚;;-゚)「……いない!!」


ピシャッ タタタタタッ


/ ,' 3「わし……いるよ?」

川д川「荒巻先生ドンマイです。チョコあげます」

/ 。゚ 3「ヒッ!? い、いつの間に! ここにいるのはわし一人のはず……
    まさか……おぬしはわしの命を狙う刺客か!」



24 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:27:48 ID:PJxXnfoYO

川д川「ふふふ……。貴方も随分耄碌したものね。
    私の気配に気づかないなんて」

/ ,' 3「くっ……一生の不覚」

川д川「荒巻! 覚悟ぉぉぉぉぉぉ!!」

/ ,' 3「ぐあああああああ!!」

川д川

川д川「……先生、この小芝居いつまで続けます?」

川д川「そもそも職員室に呼んだのは先生じゃないですか」

川д川「しかも何ですか? バトルごっこですか?」

/ ,' 3「うん。君、こないだのテスト満点だったからね、褒めようと思って」

川д川「そうですか」

/ ,' 3「お茶でも淹れてあげよう。
    お、こんなところにお菓子が。ラッキー」

川;д川「それ、私がたった今渡したチョコじゃないですか」



25 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:29:30 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)(どこ? 校庭にもいないし……
     まさか本当に帰っちゃったのかも……)

(#゚;;-゚)(もう! 私って何でこうダメな子なんだろ……)

(#゚;;-゚)(しぃは優しくて可愛いし、つーは活発で誰からも好かれてて……)

(#゚;;-゚)(私なんて……根暗だし、ひ弱だし、友達も少ないし……)

(#゚;;-゚)(……だから、先生の男らしくて明るいところに惹かれたのかな)

(#゚;;-゚)(もし先生が見つかっても、私のチョコなんて受け取ってもらえないかm)

 (*゚ー゚)『諦めないで』

(#゚;;-゚)そ(と、とにかく探そう! まだ諦めちゃダメだ!)


─────…………



26 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:31:17 ID:PJxXnfoYO

(;゚;;-゚)「……はぁっ、はぁっ……体育館にもいない……」

(;゚;;-゚)「も、ダメ……」




チョコレイト──


(    )「ん? まだ残っている生徒がいたのか」

(#゚;;-゚)そ

(    )「早く帰りなさい。もう外は暗いんだぞ」

(#゚;;-゚)「あ……ああ……!」

(    )「さっきも校内を彷徨いていた男子生徒を2人帰したのだが」

( ゚∋゚)「女子が一人で帰るのは危険だ。先生が送っていこう」



──ディスコ



27 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:34:50 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)「クックル先生!!!」

( ゚∋゚)「いかにも」

(#゚;;-゚)「あ、ああああのあのあのわ、わ、私……
     クックル先生を探していてですね……」

( ゚∋゚)「私に? 何の用かな?」


──チョコレイト・ディスコ


(#>;;-<) ギュッ

(#゚;;-゚)

(#゚;;-゚)「こ、こ、こ、これ! 受け取ってください!!」

( ゚∋゚)「……私に?」

(#゚;;-゚) コクコクコクコク

( ゚∋゚)「これは何かな?」

(#゚;;-゚)「あの、チョコです……。今日はバレンタインで……あの」

( ゚∋゚)「チョコか。
     確か……学校に食物を持って来てはいけない規則のはずだが」



28 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:37:50 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)「あ……す、すみません」

( ゚∋゚)「規則は守る為にある。破るのはイカンぞ」

(# ;;- )「……っ」

(# ;;- )「すみませ……」


( ゚∋゚)ノ ( -;; #) ポンポン

(# ;;-゚)「……え?」

( ゚∋゚)「まぁ、先生として、規則を破る生徒はイカン……が。
     男として、女性からチョコを貰えるのは嬉しい事だ」

( ^∋^)「ありがとう」

(*゚;;-゚)「あ……あ……」

(*^;;-^)「ど、どういたしまして!!」


チョコレイト・ディスコ



29 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:39:05 ID:PJxXnfoYO

( ゚∋゚)「さ、もう帰らないと。先生の車で送っていこう」

(#゚;;-゚)「す、すみません……」

( ゚∋゚)「でぃの家はどの辺かな?」

(#゚;;-゚)「あ、うちは……学校を出て左に曲がって……」

(#゚;;-゚)(あれ? 先生……私の名前、覚えてくれてた……?)

( ゚∋゚)~♪ ←ロリコン体育教師。でぃを前から狙っていた。

(*゚;;-゚)(私なんかの名前を……う、嬉しい)



30 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:41:05 ID:PJxXnfoYO

( ゚∋゚)「ところで、これ開けても良いか?」

(#゚;;-゚)「はい、どうぞ! お口に合わないかもしれませんが……」

( ゚∋゚)「む、なんとデカイ……ハート型、か」

(#゚;;-゚)「あの、あまり凝った物じゃなくてすみません」

(#゚;;-゚)「でも、先生の為にと思って、
     たくさんプロテインの粉を混ぜたんですよ!」

( ゚∋゚)

( ゚∋゚)「うむ。プロテインは良い。実に良い」

(#^;;-^)「喜んでもらえて良かったです」

(;゚∋゚)(プロテイン入り、だと……? なんという異色のコラボ)


チョコレイト・ディスコ



31 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:45:32 ID:PJxXnfoYO
 _
(#゚∀゚)「チクショー!!
     あの筋肉バカのせいで、でぃちゃんを見失ったじゃねーか!」

(#・∀・)「でぃさんが誰にチョコを渡すのか見ようと思ってたのに!!」

 _
( ゚∀゚) (・∀・ )
 _
( ;∀;) 人 (;∀; ) 同士よ!!
 _
( ;∀;)「でぃちゃんはなぁ、怯える姿とか
    話しかけると挙動不審になるとこが、小動物みたいで可愛いんだ」

( ;∀;)「でぃさんはいつも穏やかで、本を借りに来る他学年にも優しくて
   なんか……守ってあげたくなるんだよなぁ」
 _
( ;∀;)「失恋した者同士、これからもよろしくな」

( ;∀;)「ああ、同じクラスでも
      あまり話した事ないけど、こちらこそよろしく」
 _
( ゚∀゚) ジー

(;・∀・)「な、何?」


32 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:47:05 ID:PJxXnfoYO
 _
( ゚∀゚)「なんかよく見たらお前、綺麗な顔してんな」

(;・∀・)「はぁ!?」
 _
( ゚∀゚)「そうか……。そうだよな」

(;・∀・)「な、何だよ……」
 _
( ゚∀゚)「恋の傷は恋で治すもんだよな! よし!」

(;・∀・)「いやいやいやいやいやいやちょっと待って僕たち男同士だろ!?」
 _
( ゚∀゚)「俺はノンケでも」
(;・∀・)「言わせねーよ!?」


チョコレイト・ディスコ


33 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:49:03 ID:PJxXnfoYO

(*゚∀゚)「なー、うまいか? そのトリュフ!」

ミ,,゚Д゚彡「絶品! これ、つーちゃんが作ったの?」

(;゚∀゚)「ま、まあな!!」

ミ,,^Д^彡「俺、料理が上手い子って好きだから!」

(;゚∀゚)「だよな! 女なのに料理が出来ないなんて
     そんな奴いるわけないハハハハ」

(;゚∀゚)(しぃに料理教えてもらお……)

(*゚∀゚)「ちなみに何の料理が好きなんだ?」

ミ,,゚Д゚彡「柳川鍋!」



(*゚∀゚)「は?」

ミ,,゚Д゚彡「え?」


チョコレイト・ディスコ



34 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:50:04 ID:PJxXnfoYO

(*゚ー゚)「でぃは上手くいったかな~」

(,,゚Д゚)「ん? 何か言ったか?」

(*゚ー゚)「んーん、何でもないっ。ね、ギコ君……もう一回しよ?」

(*゚Д゚)「ゴルァ……」


チョコレイト・ディスコ



35 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:51:29 ID:PJxXnfoYO

( ^ω^)「ツンが作ったトリュフ、とっても美味しいお!」

ξ゚⊿゚)ξ「当然でしょ? 私が作ったんだから」

( ^,ω^)「うまうま」

( ^ω^)「ところで何でトリュフにしたんだお?」

ξ゚⊿゚)ξ「そ、それはあんたがトリュフ豚っぽいからよ!」

ξ;゚⊿゚)ξ(本当はトリュフしか作れないだけなんて言えない)

( ^ω^)「おー……?」

( ^ω^)「お! 確かにブーンはトリュフ豚だお!」

ξ;゚⊿゚)ξ「はぁ?」



36 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:53:26 ID:PJxXnfoYO

( ^ω^)「昔は高級食材のトリュフを探し当てるのに豚を使ったんだお」

( ^ω^)「これが不思議なもので、豚は上手いことトリュフを見つけるらしいお」

ξ;゚⊿゚)ξ「へぇー」

(*^ω^)「つまりブーンは、ツンという最高の女性を見つけ出した豚なんだお!」

ξ*゚⊿゚)ξ「な!? バ、バカ! あ、あんたなんかただの豚で十分よ!」

( ;ω;)

ξ;゚⊿゚)ξ「ちょ、冗談……冗談だから! ごめん!」


チョコレイト・ディスコ



37 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:55:31 ID:PJxXnfoYO

('A`)「クーさん」

川 ゚ -゚)「なんだ? ドクオ」

('A`)「このチョコ……生チョコ? だっけ。
    これ、俺の顔に似てません?」

川 ゚ -゚)「ドクオの顔を隠し撮りして模作した自信作だ。
     どこからでも食べるがいい」

('A`)「今、何か盗撮的な犯罪の臭いがしましたね」

('A`)「しかし、嬉しいけど嬉しくない……。なんて悲しいチョコなんだ」

川 ゚ -゚)「どうした? 食べないのか?」

('A`)「いえ、勿体無くてですね。こんなチョコを貰ったのは初めてで」

川*゚ -゚)「そんなに褒めるな。照れるだろう?」

('A`)「褒めたかな……? いや、ある意味凄い。
    最大の賛辞を贈っても良いくらいだ」

('A`)「モチーフが違っていれば」

('A`)「あ、片目が溶けてきた」


チョコレイト・ディスコ!



38 :以下、VIPに代わりまして名無しのようです:2011/02/21(月) 04:56:57 ID:PJxXnfoYO

(#゚;;-゚)スコ!のようです



歌手:Perfume
歌 :チョコレイト・ディスコ



boonkei_honpo at 00:41│Comments(1)TrackBack(0) 青春 | 音楽短編フェス

トラックバックURL

この記事へのコメント

1. Posted by zettaimmenselyel   December 04, 2011 07:35
なので、こちらに書きますね。

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
魔法使いと踊るようです('A`)俺は幸せ──ようです