ガレージスタジオ

オリジナルデザインTシャツの web shop【ブーツ&スティックス】のダイアリー

2012年05月

ぴったり

いつのころからか、今の時期になるとうちの庭というか軒下に蕗ができるようになりました。
で、一昨日、刈り取って蕗料理を作ろうということになりました。

ふき1刈り取った蕗です。
これは途中段階で、写真はありませんが、この左側には
長さが半分くらいのがすでに皮をむいておいてあります。
やり始めたのが午後の2時で、この時は3時半くらいだったと思います。



ふき2上の写真の蕗の皮を全部むき終わったところです。
5時半・・・、いや6時近かったかも知れません。
こんなに大量の蕗の皮をむいたことなんてないので知りませんでした
が、蕗って皮をむいて置いておくとくりんくりんに丸まってくるんですね。
丸まった蕗を適当な長さに切るのは、けっこう大変でした。
(来年は、「数本むいたら切る」方式にしよう。)

ふき3全部を適当な長さに切ったら、後は炒め煮するだけです。
定番の油揚げと蕗の炒め煮だけ大量に作ってもねー・・・、ということで
4パターン作りました。
左奥が、油揚げと蕗の炒め煮、右奥が、砂肝と蕗のみりんしょうゆ煮、
右手前が、蕗のカツオだし+八丁みそ煮、&ごま、
左手前が、蕗とにんにくのオイスターソース炒め、です。

2時に始めた時にかけたのが、U ROY のドレッド・イン・ア・バビロンで、
そのあと、ロバート・ジョンソンのコンプリート・コレクション(2枚組)、
さらにその後、トーキング・ヘッズのザ・ネイム・オブ・ジス・バンド・イズ・トーキング・ヘッズ(2枚組)
と、CD5枚をまるまる聴いてしまいました。

で、なにが「ぴったり」だったかというと、ちょうど7時、最後の蕗とにんにくのオイスターソース炒めを
盛りつけ終わると同時に、5枚目のCD、ザ・ネイム・オブ・ジス・バンド・イズ・トーキング・ヘッズの
Disk2:「1980-1981」の最後の曲「ザ・グレート・カーブ」も終わりました。ぴったりと。

(一昨日、5時間蕗と格闘した後のあまりのぴったりさに、ちょっとした感動を覚えたのですが、
時間が経ってしまうと、「だから何?」的な感じがしますな。)


ジーンズの話(初リーヴァイス)

2ヶ月ほど前にリーヴァイスは一度も穿いたことがないと言いました。→ジーンズの話(赤耳)
が、前回のこの写真やバック・シンチャーの写真のジーンズは、リーヴァイスです。
DSC08650DSC08651





実は、ジーンズの話(赤耳)の2〜3日後、近所の古着屋でこのジーンズを見つけました。
なので、リーヴァイスを穿いたことがないと言った3日後には穿いていたのでした。
(このことを言おう言おうと思いつつ、ずるずるとここまで来てしまいました。)

えー、レザー・レーベルを見ますと 501XX C とあります。
これは、 501XX C 1937年モデルの復刻版だと思います。
なので・・・かどうかはわかりませんが、紙ではなく革が使われています。
(実は、この37年モデル、ちょっと欲しかったんですよね。以前、上野のジーンズショップに
行った時には、この37年モデルだけ置いていなかったんです。なのに近所の古着屋で
見つかるなんて・・・、ラッキーでした。)

この 501XX C は、調べてみたところ1937年にロットナンバーの変更で 201XX から 501XX C に
なったということらしいです。
C は、カスタムもしくはシンチ・バックの頭文字らしいです。

またまたですが、例のこの本によりますと、
完本ブルー・ジーンズ完本ブルー・ジーンズ
著者:出石 尚三
新潮社(1999-12)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
1937年のモデルからサスペンダーボタンが廃止されたということです。

ディティールを見てみますと、
DSC08653
セルヴィッジ(赤耳)
うっすらとだけど、赤い糸が織り込まれています。
縫い代の幅は広めです。
トラックスも入っています。


DSC08654クロッチ・リベット(股リベット)
リーヴァイスでは、誕生当時から打たれていましたが、
1942年以降廃止されたリベットです。
当時の社長、ウォルター・ハース・ジュニアが
キャンプ・ファイアーにあたり股が熱くなったことから、
中止を決定したという話もあるそうです。

DSC08657ヒドゥン・リベット
バック・ポケットの補強のためのリベットを馬の鞍や車のシート、
椅子の背を傷つけるのを避けるために表地の中に打った隠しリベット、
これを最初に使用したのは、1937年のリーヴァイスであったが、
この時は、コンシールド・リベットといっていたらしいです。

DSC08656
ヒドゥン・リベット
裏からみるとリベットが打たれているのがわかります。




DSC08655コイン・ポケットの内側
ここにもセルヴィッジが使われています。





DSC08649ダブル・アーキュエイト・ステッチ&レッド・タブ
これは一本針によるステッチで、糸が中央でクロスしていません。
アーチのカーブも左右で微妙にちがいます。

中央でクロスする二本針のステッチは1947年かららしいので、
当然37年モデルは一本針ということになります。
ちなみに、そのクロスした部分は「ダイヤモンド・ポイント」というんだそうです。

リーヴァイスがレッド・タブを採用したのは、1936年9月1日だそうです。
1966年にロゴが変更され、1971年には、レッド・タブもそれに伴い
LEVIS から Levis と表記されるようになったそうです。
いわゆる「ビッグE」は、1971年以前のリーヴァイスっつーことです。

今は、このように復刻版がバンバン出ているので○○年以前とか以降とか、
もう何が何だかよくわかりませんけど・・・。

そんなことはとにかく、現在このジーンズ、ヘビー・ローテーション中です。

あー、言い忘れましたが、サイズがウェスト32となっていますが、
これはリジット(未洗い)で32ということで、当然これは中古であって洗ってあるわけで、
実質のサイズは30インチです。
(なぜか・・・、これは言っておきたかったです・・・。・・・なぜかね。)

ジーンズの話(レーベル)

常日頃からポロックの作品を一度生で観たい(ほんとか?)と思っていたし、
娘(高1)も受験が終わったら美術館に行きたいと言っていたしで、
じゃー、なんともいいタイミングでやってくれているポロック展に行こうっつーことで、
先日、国立近代美術館のジャクソン・ポロック展に行ってきました。

ポロックっていうとポーリングで描く人っつーイメージだったのですが、
そのスタイルに至るまでには、相当の苦労というか苦悩というか、があったということが
今回わかりました。
わかりましたが、まあ、やっぱり最盛期とされる1949〜50年のポーリングの
オールオーヴァーな構成の作品ですね。グッと来るのは。

僕的に注目したのは、製作しているところを撮ったフィルムです。
もっというと、そこに映っているポロックのジーンズです。
モノクロとカラーと2本が交互に上映されていたのですが、特にモノクロです。
モノクロのほうにはポロックの足元が映されていて、ジーンズの裾が折り返されていました。
(カラーにも足元のショットはあったのですが、引きの映像では折り返しているのに、
足元のアップになると折り返されてはいませんでした。)
撮影されたのは1950年、その頃のジーンズの生地は旧織機でおられているので、
アウトシームにはセルヴィッジ(生地の端)が使われているはずで、気をつけて見ていると、
折り返しには、バッチリとセルヴィッジが見えました。
(モノクロなので赤耳かどうかはわかりませんでしたが。)
「おお!やっぱ、赤耳か。」って感じでした。
そこで、どこのジーンズなんだろうと思いさらに見ていると、
一瞬ですが、右後から撮られたカットにジーンズのレーベルが映りました。
ベルトでレーベルの下半分は隠れていましたが、上半分は見えました。
左のほうに縦に太めの線が・・・、その瞬間、「リーだ。」と思いました。
リーのレーベルは、「 Lee 」と書いてあるだけです。
その Lee の L の上半分が見えたのだと思います。
L の下半分と ee はベルトで隠れてたっつーわけです。
ほんとに一瞬だったので、ほんとにそうかどうかはわかりませんが、
当時ポロックはニューヨークにいたので、典型的作業着で無骨なリーヴァイスではなく
オシャレで都会風なリーを穿いていた可能性は高いと思います。

ところで、このレーベル(ウェストの右後に付いている革または紙パッチです)なんですが、
例の↓この本によりますと、
完本ブルー・ジーンズ完本ブルー・ジーンズ
著者:出石 尚三
新潮社(1999-12)
販売元:Amazon.co.jp
クチコミを見る
リーヴァイスがこれを付け始めたのは、1886年だそうです。
それ以前はオイル・クロスのフラッシャー(宣伝用のチラシ)が付いてたそうです。
(これは、今でも紙のが、どのジーンズにも付いていますよね。)
そのフラッシャーには、「トゥーホース・マーク」に並べて「このデニムが裂けるようなことが
あったら、無料にて新品と交換します。」的なことが書いてあったらしいです。

それは店頭販売用であり、当然購入後ははずされてしまいます。
しかしレザー・レーベルならば、それを縫いつけたまま穿いてくれる。
位置もヒップの上だから、後からも目につきやすい。
恰好の宣伝であり、他社製品との差別化を図れる。
っつーことで、フラッシャーのマークや宣伝文句はそのままに、やや縮小する感じで
革に移して縫いつけた。これが1886年、ということです。
ジーンズにあたりまえのように付いているレザー・レーベルって元々は宣伝用だったんですね。
DSC08650
←これがリーヴァイスのレーベルです。
2頭の馬がジーンズを引き裂こうとしているこの「トゥーホース・マーク」
もこのデザインも100年以上の歴史があるっつーことで、
心して穿きたいと思います。


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