なんでこんなものを取っておくのだろう、と自分でもいやになる時があります。

clobber Tシャツ







また!って感じですが、Tシャツです。(Tシャツ屋なのでね)
えりはボロボロ状態で、首のうしろの部分も、ここにはマークがプリントしてあって
それを切り取ったからなのですが、ありません。

考えてみると、Tシャツは捨てないですね。思い入れのあるものは、特に。
思い入れのないのはプリント部分を残して、あとは適当な大きさに切って
ウエスとして使います。
ではその残したプリント部分はどうするの?っとなると、
とりあえず「取っておく」の状態です。

このTシャツもいずれプリント部分を残しウエスとなる運命にあるのですが、
今のところはまだTシャツの状態です。


そういえばこのTシャツ、ニューヨークで買ってむこうでよく着ていました。
これはスリフトストアではなく、普通のお店で買いました、新品で。
この写真では色がうすくなっていますが、カラフルなシリアルの絵でした。
その色使いがポップで、かわいかったから気にいったのだと思います。

よく着ていたのですが、やはり声をかけられるのです。
しかしストーンズTのときのような、わかりやすいものではなく、
「■☆Δ●Θ・・・Very Good!」と言って
プリント部を指差してニッコリするのです。

一応こちらも、「サ(?)・・サンキュー」と答えてにっこりします。

好意的なのはわかるのですが、わけがわからないと気持ち悪いので調べました。
というか、当時の英語の先生(ボストン出身、アイリッシュ系、早口)に聞きました。

わかりました。
プリント部には Clobber COLOR CHEMISTRY とあります。
この Clobber がわからなかったのですが、Clubber のことで
「棒でたたく」という意味だそうです。これだと辞書にも載っています。

通常ある単語は商品名に出来ないってことです、たぶん。
たばこのKOOLとか、水着のSPEEDOとかと同じだと思います。

で、全体の意味としては「人工着色料、反対!」って感じになろうかと思います。
(まちがっているかなあ・・・ここに来て急に自信がなくなった)

まあ、こう考えると

「■☆Δ●Θ・・・Very Good!」と言って
プリント部を指差してニッコリ              

も、賛成してたんだ、と納得です。


こう書いていると、けっこう思い入れがはいってきました。
でも、うしろのプリント部分を切ってしまったしなあ・・・。

で、切り取ったマークはというと

clobber 帽子







裏地に縫いつけました。
自作の帽子です。
赤いタグもこのTシャツのものです。

このマークとタグをこういうふうに使いたくて
この帽子を作ったような気がします。

この帽子、古くなって、かぶることが出来なくなっても、
自分でもいやになるけれど、「取っておく」のだろうなあ・・・。