先日、青森の方からご注文をいただきました。ありがとうございます。

青森は、僕にとって特別な印象のあるところで、
青森というと、このことを思い出します。

ずいぶん前の話になるのですが、学生の頃、東北のほうを課題の
撮影を兼ねて一人旅をしたことがありました。

何日目かで青森に着き、ある農村を撮影しながら歩いていた時でした。
いきなりものすごい雨が降ってきたので、近くの農家の軒先に避難しました。

するとその家の方が、何事かと出ていらしたので、僕はわけを話し、
雨宿りのお願いしたところ、なんと、見ず知らずの男を座敷に上げてくれ、
そのうえ、お茶まで出してくれました。
その時、ともに出されたのが、分厚いスルメでした。

スルメになる前は、小型ロケット(あくまでイメージです)くらいあったんじゃないの?
と思えるほどの、それまでも、またそれ以降も出会ったことがない、
最初で最後、超特厚のスルメでした。

そのあまりにもすごい厚さのインパクトのために、もてなしてくれた
お婆ちゃんとお母さん、と通訳をしてくれた中学生の男の子、
その3人の顔は、まったく記憶に残っておりません。(ごめんなさい)

だけど、その人たちの人情が、なによりも厚かったことは、
今後もずっと、忘れることはないと思います。ありがとうございました。