2009年04月14日

複製はなくならない


(source:GT Roman)

絶好調・任天堂が悩む海賊装置
[日経ビジネス]


だが判決が確定した今も、電気街やインターネット
上の通販サイトではマジコンを簡単に入手できる

法の行使力は判決後からかもしれないが、法律とは
違法と決定される自体にならなければ、何の効力も
発揮しない。捕まらなければ罪に問われる事はない。

しかし、法的に罪となった以上、世論もじわじわと
変わり、取り扱う場所が狭められていく。すぐには
効果はないが、確実に前進はしたのである。

調査した24時間の間に不正流通したニンテンドー
DS用ソフトの数は185万7988本で、被害相当額
は約59億円に上った

自分が不法複製を知りだしたのはゲームボーイの頃、
自分にネット環境が揃うまでは秋葉原とかの路上で
見た事のない、タイトル不明のカートリッジを売る
怪しい人くらい程度の情報くらいしか知らなかった。


ファミコンの時代からあるにはあるが、劇的に普及
させたのはネットが大きいだろう。気になる言葉を
検索すれば、カンタンに見つかる。

そこから不法複製に辿り着くのは容易だ。
どうやったら落とせる?なぜ動かない?ネットには
こうした初心者の悩みにも親切に教えてくれる人が
大勢いる。(中には嘘を教える愉快犯もいるが…)

ネットに精通していなくてもカンタンに出来る事が
一番危険だ。ビジネスで使うツールなども不法複製
が出回っているものの、入手、使用までにそれなり
の手続きが必要であり、素人には難解なものだ。
また、それらを必要とする人が少なかった事もマジ
コンほどに注目されなかった理由のひとつだろう。

かといって、今更ネットが全面禁止になる事はなく、
今以上に安易に接近、配布できるようになるだろう。
そうしない為には間違いなく、法的な抑止力が必要
なのである。


(source:official site)

2007年に任天堂がDSを発売し累計200万台を
販売したにもかかわらず、マジコンが猛威を
振るい「ゲームソフトでは儲けられない状態」

一度無料の味を知ってしまうと、中々元に戻れない
ものだ。ネットのおかげで発売日前日には公開され、
普通の人が製品版を買うよりも先にクリアする事が
出来るなんて出来た日には、マジメに買う人が馬鹿
に見えるのも仕方がない。

自動車や電化製品のニセブランドを巡っては、
各社が自社で調査団を作ったり、プロの捜査
会社を雇ったりして、対策にかなりの精力を
注いでいる

この手のコピー品には2通り対処があって、ひとつ
は不法複製を持っているだけで罪にしてしまう事、
もうひとつは不法複製はステイタスにならない事を
意識づける手である。

後者はブランド品などがうまく作っている。あの
世界では紛い物はゴミ以下の価値だ。

一方、前者は難しい。仮に違法に出来たとしても、
逮捕するまでの過程があまりにも煩雑である。

ゲームはブランドのような嗜好品に近いが、ある
意味、実用的な商品だ。実際遊べれば、正規品に
こだわらない人も多い。

だからマジコンが蔓延してしまった。

残る手として、複製上等という方式がある。こちらは
ソフト自体を所有する事に価値を作らないという
やり方である。

では何が価値か。それは遊ぶ権利だったり、ゲーム
内の資産だったりする。韓国のオンラインゲーム市場
の発足が海賊版対策から始まったという話も決して
噂ではない。

だが、その結果、ゲームそのものが歪められる恐れ
がある。ソフトに対価を払う形でしか、提供する事が
出来ない内容も存在する。

この記事へのコメント

1. Posted by R   2009年04月14日 18:47
ソフトに対価を払う形でしか提供することのできない内容ってなんでしょうか?
たとえばPS3のアーカイブスや、360のLiveアーケード、WiiのWiiウェアやVC、いずれもソフトを所有せずに遊ぶ権利そのものを購入するタイプですけれど、提供されているゲームを見ても、別段なにかゆがめられているようには感じられませんが。
こういう形で提供されるゲームが一般的になると、小売りは悲鳴をあげるかもしれませんけれど、そのまえに海賊版の横行でゲーム会社がつぶれていっては、ゲーム文化そのものが滅びていきかねないですからね。
2. Posted by 後藤   2009年04月14日 19:09
>Rさん

書いておきながら「内容」は難しいですね。

この差は

「権利はあるが、ソフトはない」
「ソフトを購入する」

という事で差は「所有できるか」でしょうか。マニア専用の欲求で切り捨ててもいいんですが、所有に慣れた人間からすると、ゲームを買っておいて手元にないとか、ビデオ買っても、DLさせてもらえず、見るだけとかになると高くても手元に置きたい衝動が出てくるので困ったものです。



3. Posted by ねこっち   2009年04月14日 22:54
日本の場合は、任天堂が、
「不正コピーされたゲームで、メーカーが被害を受けています」
というマイナスイメージ戦略のCMでもながしてしまえば効果は絶大だと思いますが・・・
本体に紙一枚増やすだけでも違うかもしれません。

その道具が不正で後ろめたい、もしくは後ろ指を刺される代物だとしてしまえばよいと思います、コストとしては安く上がるのではないでしょうか・・・PTAで議題に上がれば万々歳ではないかなぁと。
4. Posted by byto   2009年04月14日 23:43
一番の問題は、この手のツールの使い方を説明した本が"普通"の本屋で売ってることだと思います。

普通はネットで手に入ると言っても、
お金を払わずにゲームを手に入れる=違法もしくはそれに近いグレーゾーンだと感じます。
しかし、本を買うことで対価を払ったとか、"普通"の本屋に売ってる本にワルイコトは書いてないだろうと考えている人が結構いる気がする。

出版物を押さえるのはネットよりも簡単だろうし、世間への影響も大きいと思うんだけど、やっぱり難しいんだろうか?
5. Posted by zz   2009年04月15日 01:34
違法DLは万引き異常に酷い犯罪行為だと思うのに
国自らがやってる上に、見つかっても厳しい処分になってないのが問題なのだと思いますね

なんというか、そういうのがばれても
次からはばれないようにしろよ、
みたいな身内への警告みたいなニュアンスしか伝わってこないです・・・
6. Posted by 半可通   2009年04月15日 09:11
Xerox914登場による複写機の普及により、
少数なら印刷より低コストで複製が可能になり
新聞や本などの著作権の問題が論議され、

VHSやβの家庭用ビデオ録画機の普及により、
テレビやディスクやテープ商品などの記録で
著作権の問題が論議されてきました。

先例となった米国では「フェアユース」かどうかを
(一般市民から選ばれた)陪審員が判定して
【社会全体での利益が最大】になる調整して
きましたが……日本では微妙に違ってきてます。
(米国でも必ずしも最適解を出していないのだが)

マジコンやPCでのコピーなどはも更に低コストで
手軽にできるようになっているので、何が
生産者や流通業者や消費者……それらを含む
社会全体にとってベストなのか考えないとダメで
コミニティ至上のオープン体制(電子コミュニズム)
から、ガチガチの管理体制まで、試行錯誤している
最中です。(まだまだ、数十年は続くでしょう)

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