2009年05月12日

思い込みと現実の差


(source:official site)

3年連続増収増益を続けるカプコンが今期の事業
戦略を発表[ファミ通]


不況、ゲーム離れ、任天堂市場と言われる中、同社
は増収増益を続けている。漠然とモンハンが売れて、
海外で受けたタイトルが数本あるからと思っていた
のだが、実際のデータを見ると、いかに上っ面だけ
の認識だったのか、思い知った。

「ストリートファイター検廖屮丱ぅハザード5」
の2タイトルで合計約700万本を出荷、海外
売上構成比は90%と市場構成比に合致

日本の売上が欧米の1/10と言うのは知っていた。
だが、市場構成比は曖昧に2割くらいと思っていた。
しかし、実際は1割らしい。 


(source:official site)

同社の決算資料を見ると、この市場構成比の変移が
わかりやすく書かれている。

2000年あたりでは

日本:19億ドル
欧州:27億ドル
北米:33億ドル

であり、この時点でも日本が全世界の市場で占める
シェアは約2割だった。しかし、印象的には何故か、
半分くらいは日本が持っている、ゲーム大国という
根拠のない認識があった。

昨年度を見ると

日本:32億ドル
欧州:110億ドル
北米:126億ドル

となっており、日本が2倍も成長していない間に、
欧米は4倍近く成長した。その結果、市場構成比が
1割程度になってしまったのである。

だが、国土、人口からすれば、この比率は真っ当な
気がする。ここで日本が北米と同じ数字になるのは
あと4倍以上売れる必要がある。


(source:official site)

また、国内における各社のシェアも任天堂が6割
近く占めていると思っていたが、実際は3割であり、
自分の認識と違っていた。

しかし、2位のバンダイナムコゲームスは約15%、
任天堂がシェアにおいて他社よりも圧倒的という
事は事実である。

実際に数字を見てきた人には何を今更な話だが、
自分は勝手な思い込みで間違った認識をしていた。
猛省せねばならない。

この記事へのコメント

1. Posted by MIG-29   2009年05月12日 16:07
>その結果、市場構成比が1割程度になってしまったのである。

予想以上というか「予想外」と言えるほど、日本のゲームの国際的地位が暴落してましたか…

しかし、いまだそれすらも認識してないどころか、未だに「ゲーム大国という根拠のない認識」を絶対視するのも多いですが…

2. Posted by 斉藤   2009年05月12日 16:20
そんな感じだろうなと思っていましたが、はっきり数字を見ると唸っちゃいますね。

これはゲーム業界に限らず他分野でもこの傾向があるんではと思います。
(正確な数字は見てませんが)

長引く不況が日本弱体を生んだのか、その逆なのか。。
3. Posted by mno   2009年05月12日 19:56
スクエニと、その下請けだったはずのレベルファイブの差が詰まりすぎです・・・。
4. Posted by (*'ー')   2009年05月12日 20:41
サブカルチャーを牽引してきた団塊Jr世代が働き盛りなっていろいろ終わりましたね。
5. Posted by いっちょかみ   2009年05月12日 22:27
何気に「ポケモン 4.60%」がすごい。
6. Posted by ZARUSOBA   2009年05月13日 18:28
SEGA頑張ってますね。
ハードから撤退した時は、どうなるかと思いましたが…
国外だと、もっとシェア大きいんですかね?
7. Posted by mno   2009年05月14日 00:26
PS3のRPGは2006年から3年がかりで、たったの15本。
ttp://www.psmk2.net/ps3/list.php?genre=41

PSPもまだ少なく感じます。
ttp://pspmk2.net/list.php?genre=41

一方、DSのタイトル数は・・・
ttp://ndsmk2.net/


年に5本は「買う数」です。
「選んで買う」ためにはこの3倍はタイトルが必要です。
8. Posted by MIG-29   2009年05月22日 18:30
今日、日経の例のコラムでカプコンのことが挙げられてました。

ttp://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?n=MMITew000022052009&landing=Next

かつて「KY過ぎて沈没寸前だった」カプコンが、他のサードが「勝ち馬に乗ろうにも乗れない」状況でいかに「火中の栗を苦もなく拾い上げる」程までになったのかが書かれてました。
9. Posted by R   2009年05月22日 19:19
その記事ではGCのときのバイオ独占戦略から追っかけてますけれど、じつはアーケードで「1942」や「戦場の狼」をリリースを始めた当初から大失敗と大成功を繰り返し、何度も倒産そうになるたびに奇跡的なヒット作をひねりだして復活を遂げてるんですよね、カプコンは。
しかし、スト兇箸バイオとかロックマンとか逆転裁判、モンハンとか、いったん大ヒットしたら、短期間にしつこいぐらいにマイナーチェンジ版や続編をリリースするのもまたカプコンなんですよねえ。そしてそれがけっきょくユーザーが飽きるスピードを速めブランド価値を低下させ、倒産の危機を招いたりするんだから、何とも計画性のない企業というか。順風満帆のときに安易な続編ものばかりに注力せずにがんばってれば、あえて火中の栗を拾いにいく必要もないと思うんですが、会社傾かないと本気出せない人たちなんですかね。いろんな意味で任天堂とは対照的な企業です。
10. Posted by 後藤   2009年05月22日 19:32
>MIG-29さん

以前のセミナーの内容の総論的なものに感じました。個人的には対義語を解く、その解き方のさわりでも入っていれば嬉しいんですけど、対義語に注目している、というところで止まっていますね。

自分の言葉で言えば「ジンクスを壊せ」とでもなるのでしょう。

11. Posted by MIG-29   2009年05月22日 19:40
R殿>
「倒産級の大失敗⇔起死回生の大ヒット作登場」を断ち切れるのか、それともこれまで通りになるかは時間を待たなければ判りませんが、他社が尻込みしすぎて出来なかった「次世代機での新規タイトル投入→国内外でヒット連発」は評価すべきかと。

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