2013年11月19日

ひとつの答えだろう


(source:official site Title:ToS)

「Project R1」の正式タイトルが「Tree of Savior」に決定。キム・ハッキュ氏が手がける「ROの精神的続編」の最新情報を紹介[4Gamer]

本作では,一度3Dグラフィックスでキャラクターモデルを作ってから,2Dのドット絵に落とし込む形でキャラクターを描いており,緻密さと温かさを兼ね備えたデザインを実現しているのだ

 見た感じ、オーソドックスな旧MMORPGの雰囲気を持っている。過去のランキングを追ってみるとMMORPGというジャンルは他のジャンル以上に保守的であり、このジャンルに新機軸や別の動機づけをしたものが成功した事例はなかった。この事からユーザーは今までの文法に則った新しい世界を求めていると仮定できる。


(source:official site Title:ToS)

 同作品で過去のMMORPGと大きく違うのは統計、プロファイリングの部分でユーザーの選択、行動などの蓄積を統計化、動機づけに役立てるようだ。ここにもう1歩コンテンツ指標を自動化するなどの機能があれば面白いのだが、現時点ではないらしい。

 だが、これも従来の遊び方を変えるほどのものではなく、良く言えば今までのように遊べ、悪く言えば、取りたてて見るべきものはない気がする。個人的にはMMORPGは異常なほどの時間を要求するので、あの時間を再び同じ結果の為に費やすのは気が引けてしまう。

 しかし、今も何10万という同時接続者数があるのを見ると、そう考えるのは少数派であり、大多数の経験者は日々の生活にMMORPGがあるライフスタイルが当たり前という形を求めていると思われる。 


(source:official site Title:WK)

50:50:50の三つ巴!シーズン制MMORPGウルフナイツ
[THISISGAME]


一般的なMMORPGと比較すると、多くのユーザーが同時にプレイして、キャラクターの成長やアイテム獲得、永続的なコミュニティを形成する点では似ているが、 プレイ時間が短く、新規、復帰ユーザーの参入障壁が低く、オートおよび作業場と競争する必要がないという違いがある

 「ツリーオブセイヴァー」が日常系MMORPGとすれば、この「ウルフナイツ」は戦闘系MMORPGと定義できる。ただ、過去のMMORPGとは少し違い、AOSやDOTA系に近い気がする。

ウルフナイツは、あるゲームが終わったらキャラクターのレベルとアイテムが初期化され、アカウントの完全にアカウントに帰属されたアイテムは保持されるシーズン制MMORPGだ


(source:official site Title:WK)

 この仕組みはブラウザMMOに多く取り入れられている。殆どのMMORPGは年数が経つにつれ、新規が減り、古参の比率が増えていく。これは後発が先発に追いつけない事がひとつの問題である。後発は後発でのレイヤーがあれば解決しそうだが、残念ながら旬を過ぎたタイトルではそれほどレイヤーが活性化しない。漫然とプレイする目的ならば先発と比較しないが、その世界で自分の価値を見出すという目的がある廃人、準廃人にとって、出遅れるのはそれだけで致命的だ。

 その問題を解決したのがこのシーズン制である。最初出遅れても数カ月後には全員同じスタートなので、そこからなら対等の条件でプレイできるというものだ。

 しかし、実際は対等な場合が少ない。それはシーズン中に投資した資産や蓄積がゼロになるのを普通は拒むからである。完全にゼロになるのが分かっていて、そのゲームに参加するのは過程こそが楽しいという理解がなくてはならず、これらの資産競争ゲームはあくまで他人よりも良い資産を持つ事がゲーム目的、勝利条件になっている事が多いため、本来はシーズン制と合致しにくい。このシステムは資産がなく、固有スキルなどで戦う格闘ゲームやバトル中しか資産効果が発生しないRTSなどの方が相性が良い。

 そのため、殆どのシーズン制では前回の功績を何らかの形で次のシーズンに持ち越す場合が多く、決して対等なスタートになっていない。そのため、持続するパターンはそのプレイスタイルを受け入れ、継続して遊ぶ価値を見いだせた人のみとなる。

 この「ウルフナイツ」が過程、ゲーム中での駆け引きが面白く、さほど資産に価値がないのであれば、このシーズン制とかみ合いそうだが、逆に資産に比重が多いのであれば、さほど従来のMMORPGと変わらず、シーズン毎に資産の線引きが或る程度で終わるかもしれない。

 そして、韓国ではまだこのシーズン制のMMOはメジャーではない。一度手に入れたものは決してなくならない事を望む声の方が多いだろう。そしてこれを打破するのは次から次にそれを上回る資産を作り続けて動機を作る方法しかなく、新規と古参の壁を高くするのである。

 ひとつは殆ど旧MMORPGの様子を持つもの。ひとつは資産を下げ、競技性を打ち出したMMORPG。かつてはひとつのパッケージに内包する事が多かったが、今は目的を細分化した方がいいのかもしれない。

(C)2003-2010 IMC Games Co.,Ltd.All Rights Resrved.

この記事へのコメント

1. Posted by 通る   2013年11月20日 10:45
ウルフナイツは少し興味がある。
LoLでもNasusというチャンピオンは狩りによる成長が必要なキャラクターです。
LoLはRGBと対人とシュミレーション
が合わさったコンテンツを40分位に集約してる。
その集約を2時間にしたら・・・
これにハクスラ要素があれば一つの回答かも知れません。
2. Posted by 半可通   2013年11月21日 00:18
「Tree of Savior」日本で売れるのか?

運営ハンビットPCゲームで売るより、日本でなら
スマホゲームとして作り直す方が良いのでは?
3. Posted by 後藤   2013年11月21日 12:01
>半可通さん

万人が「FFXIV」遊べるPCではないですからね。7,8年前のノートPCのような人も多いのではないかと。

個人的にはスマホでもいいかと思うのですが、別記事にも書いたようにスマホのプレイスタイルとMMORPGのプレイスタイルが微妙にずれているように思えるのです。内容次第ですが。

チャットしてガッツリ操作しないとならないようなFPSみたいなMMORPGはPCのように遊ぶ場所と時間を限定した方がいいと思います。

逆に半自動、放置状態のプレイであれば、スマホの活用にも適していると思うのですが、私の勉強不足か、ぴったりのタイトルがまだ見つかっていません。
4. Posted by 通りすがった   2013年11月23日 13:39
>半自動、放置状態のプレイ
グラナドエスパダ…!
5. Posted by Q   2013年11月23日 21:08
まさしくGEですな
スマホ操作も確か対応してたはず
6. Posted by 後藤   2013年11月24日 01:21
GEはPCがメインであり、スマホプレイがあったとしても補助ではないかと。ハイブリッドが成功していればひとつの形だと思うのですが、自分が見てみたいのは、スマートフォンでのゲームプレイを分析し尽くした上で作られた、スマートフォンだけのMMORPGです。UIやミッションのボリュームこそスマートフォンにカスタマイズされつつありますが、まだまだいけると思うのです。

違った客層、違ったプレイスタイルでソーシャルゲームは市場を席巻しましたが、その中核はPCのオンラインゲームと何も変わらないものだったと自分は思っています。オンラインゲームとはあの動機しか結局、ビジネスに出来ないのか。そんな疑問をぶち壊してくれるようなものが新しい遊び方や場から生まれてほしいものの、芽すら感じられません(辛うじてLoLやDOTA系が資産競争から抜け出た価値観を作り上げているのが救いです)
7. Posted by 半可通   2013年11月28日 07:55
> 7,8年前のノートPCのような人も多いのではないかと。

Windows8のタブレットあたりを視野に入れているなら
それなりに「売り」になるかもとは思っています。
ゲーム単体より、タブレットPCの「おまけ」売り。

ROでも露店で放置とか普通でしたし、シナリオ部はソロ〜MO
運営イベントはMMOとか切り分けるのでは???

いずれにせよ、日本で運営がGEと同じ会社では
PC用で同じ売り方でなら「それなり」にしか売れない。

ROの日本運営ガンホーも、PC用MMORPGでは再ヒットを
PC用では出せなかった。パズドラはスマホ用です。
8. Posted by :3   2013年12月15日 18:04
まさにこんなオンラインRPGがタブレットクラスのデバイスで出来れば簡易で良さそうですけどねえ。

家で使うことを仮定した場合、「PCとタブレットを使うこと、どこが違うのか?」という疑問ですが、タブレットの場合、「パソコンを開けなくて良い」「指でなぞって動かせる」ということが、自分が想像している以上に参入障壁を下げるようですw(<-- 自分の近辺を観察した場合に限る)。ソフトキーボードではチャットはやりにくそうですが(笑)。
9. Posted by 後藤   2013年12月16日 00:23
>3さん

割と早い頃に両手フリーな状態で使えるデータ端末が出るのではないかと思っています。今や、待ち歩く人の4人に1人はスマホ片手なので。

空間ディスプレイはそう早く商品化されないと思いますが、ディスプレイの軽量化は凄まじいので革新的なデザインがあれば、ながらPCみたいなのは一般的になるのではないかと思っています。

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