森の蕎麦カフェ☆彡空のかおり☆彡応援ブログ&現場雑感

札幌市厚別区のイーストエンドにある森の蕎麦カフェ・空のかおり。亭主とは約半世紀のつきあいだ。このジャズが流れる店の片隅で勝手に“すぐソバ会?”事務局長などと名のり、ああでもない、こうでもないと騒いでいたのだが、いっそ雑感ブログにするとこにした。 さあ、話のオチはどうなるのか。まずは始めよう。

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手打ち十割蕎麦“空のかおり”

北海道そばの名店ランキング第1!!

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ホームページ
https://www.soranokaori.com/

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空のかおりが北海道そばの名店ランキング一位に選ばれた。その影響で連日大忙しとのこと。新しいお客さんがわんさか押しかけているらしい。

 

テレビの取材も入るとのことで、マスメディアのプロモーションは大きな影響力がある。お盆前にお米の配達に行ったが元気そうだった。

 

昨夜は三年ぶりの五山送り火。秋の気配が近づいてきた。昔、大学生達が真冬に懐中電灯でやらかしてエライ騒ぎなったようだ。笑。

 

やらかしてみたいなぁ!この歳になっても。笑。

 

ということで今季最後の不思議話。ニャハハ。あくまでエンタテインメントとしてご覧下さい。笑。今回は自分の経験だ。

 

今から四十年ほど前の夏、お盆の墓参りで母方の実家に帰省した時のことだ。実家は度重なる台風や津波で何度も移築されていた。

 

今も残るその建屋は広い河口に面した海岸の防波堤の内側にあった。防波堤までは墓地を挟んで数百メートルの距離であった。

 

墓地の坂道を抜けるとグッと視界が開ける。その防波堤からは蒼い海が一望できる。とてもきれいな景色で従弟たちとよく遊んだものだ。

 

防波堤の内側はコンクリートの長い道路があり車も走ることができる。その外は波消しブロックが連なる砂浜になっている。

 

防波堤の端からランウェイのように堤防が突き出ていて、晴れた午後はこの先端に腰かけて海を眺めるのが大好きだった。

晴天のその日、私は波消しブロックの下の砂浜で日光浴を楽しんでいた。夏の太陽は過酷だ。ジリジリと肌に食い込んでくる。

 

すると私の頭の上、防波堤の道の遠くから子どもの歓声が聞こえてくる。潮風に乗って大きくなったり小さくなったりだ。

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うぁ~、うぁ~” ぅわーっ!”

 

楽しげな黄色い声の集団は数人いるようだ。声の感じから就学前の子どもたちだろうか。妙に気になったのでブロックをよじ登った。

 

防波堤に手をかけて首を伸ばすとはたして数人のちびっ子たちがこちらへ駆けてくる。色とりどりの帽子にシャツと半ズボンやスカート。

 

虫かごと網は手にしていないが夏の午後の典型的な光景だ。家へ帰ればソーメンとラムネ、スイカで腹を満たした後は昼寝が待っている。

 

蚊取り線香の匂い、マッチを擦る音、だれかが遣う団扇の風・・・なぁんて自分の思い出を手繰っていると妙な光景が見えてきた。

 

その子どもたちの少し後ろに栗毛色の馬に跨った髪の長い女性がいるではないか。明るい水色のシャツに白い乗馬ズボンとブーツ。

 

あんな光景は初めて見た。田舎の防波堤で乗馬する妙齢のご婦人。数人の子どもがかむろか稚児のように纏わりついている。

 

絶対に妙だ。見た目からして変。変だ、変だ、ヘンダーソン!コマーシャルか何かの撮影かしらと思い周囲を見回してみた。しかし、変。

 

その集団をやり過ごしているとリボンの騎士御一行様は防波堤の角を曲がり墓地の坂道を下って行った。なんじゃありゃぁ?” やはり、変。

 

砂浜へ飛び下りてシュノーケルと水中眼鏡を鷲づかみにするとふたたび防波堤を登った。するとうぁ~、うぁ~”・・・戻ってきた。苦笑。

 

自分の本能が彼らにかかわるなと言っている。が、好奇心がサファイアに声をかけろと詰め寄ってくる。正直迷ったが声が出なかった。

 

上あごに舌がくっつき喉がふさがったような感じだった。一行は私の前を通り過ぎると来た道を悠々と闊歩して港の方へ消えていった。

 

気が付くと二時間ほどの時間が過ぎており夕方近くになっていた。私は母の実家に飛んで帰り叔母に事のすべてを報告した。

 

それに対して叔母は特に返答をせず叔父の話をした。叔父は仕事柄深夜に家を出ることが多くいつもあの堤防を通って港まで向かう。

 

その途中で髪の長い水色の着物を着た若い女性に何度か会ったことがあるという。驚いて体が動かなくなったらしい。深夜の話だ。

 

私は帰宅した叔父に髪の長い女性の話を尋ね自分が見た話をした。それに対して叔父は何も答えずこんな短い話を返してきた。

 

あそこの浜は海が荒れるたびにいろいろなものが打ち上げられる。今でも平家の落人の武具や女房の装飾品が上がることがある。

 

そう云うと叔父は両手の指で丸や三角、四角の形を作って見せた。私はなんとなく鎧の實や刀の鍔、勾玉などを思い浮かべた。

 

最後に叔父はこう云った。

あの浜、瑠璃ヶ浜て云うの、知っとるか?

 

瑠璃ヶ浜。

どことなく悲しい響きがある。

瑠璃色をした海が見える浜なのか、瑠璃が打ち上げられる浜なのか。

 

その夜、床についてもなかなか寝付くことができなかった。昼間のちぐはぐな出来事を思い起こしていた。だがもう一つ奇妙なことに気がついた。

 

防波堤の道を駆るサファイア王子の乗った馬の蹄の音、これが全く聞こえなかったのだ。子どもたちの歓声はあんなに聞こえたのに。

 

髪の長い女性と

夏の海を見るといつもこの話を思い出す。

 

不思議なことがあるものだ。

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手打ち十割蕎麦“空のかおり”

夏祭り大好評営業中!!

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ここ数日は蒸し暑くて夜中に何度も目を覚ました。裏山で子キツネがびょーびょー、て。

あまりに泣くのでユーチューでオオカミの声を聞かせた。

 

静まった。笑。

日々、捕まえては逃がしのくり返し。
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個人曰く、七たび捕らえて七たび放す。笑。

なんでも母親からここの人は優しいからお八つをいっぱいご馳走になってきなさいと云われたそな。笑。

まだダンスは無理やは。笑。

 

さあ、ここいらで季節の定番、怪談を一席。

まぁ、あくまでエンタテイメントとしてお楽しみください。笑

 

これは私が子供のころ母方の伯母から聞いた話だ。彼女がまだ小学の低学年で戦時中の出来事だった。母方の一族は九鬼水軍の末裔だった。

 

土地柄なのか不思議話が多く、私は子供のころから多くの物語を皆に聞かされていた。また自分自身でもいくつか体験したりしていた。

 

母の実家は伊勢湾に面したとある港町にあった。家業は海運、山林、養蚕、蜜柑、借家、雑貨・食料店などで大家族だったらしい。

 

その中の一人の叔父が海軍に奉職していた。南洋輸送隊の護衛艦勤務だったらしい。元は海軍陸戦隊に所属していた海軍中尉だった。

 

戦況が激化した年の真夏、ある夜にこの叔父が突然帰ってきた。叔母は激しい夕立後の出来事だったのでよく覚えていると言っていた。

 

玄関のガラス戸をしきりと叩く音がするので手前の部屋で寝ていた叔母が出てみると摺りガラスにぼんやりと大柄な影が映っている。

 

叔母はすぐに叔父だとわかったという。名前を呼んだが影は黙って佇んでいるばかりだった。何度も名前を呼ぶが返事がない。

 

物音に気付いた祖母が玄関に現われ鍵を外して引き戸を開けた。ガラガラという音とともにあらわれたのははたして叔母が大好きだった叔父だった。

 

叔母は裸足で飛び出して叔父の手を握り中へ引きいれた。叔父は半舷の短い休暇があり呉から電車を乗り継いで帰ってきたと言った。

 

海軍中尉の軍服を着た叔父の体は少し濡れていたという。叔母はこの季節なのでどこかで夕立にでもあったのだろうと思ったらしい。

 

そのうち家族が三々五々起きだして廊下へ集まった。皆一様に驚いたようだった。叔父は仏壇のある客間へ通されると近況報告を始めたという。

 

敵の潜水艦に攻撃され船は大破し漂流中のところを友軍に救助された。負傷していたので本土へ向かう補給船で内地送還となり昨日到着した。

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祖母が何か食べたいものはないかと聞くと叔父はスキヤキが食べたいと言ったらしい。深夜だったが人を走らせて材料を整えた。

 

七輪で火を起こし鍋を炙って肉を焼いた。叔父は皆の前で礼を言いながらスキヤキをほおばり酒を呑んだらしい。叔母も相伴にあずかった。

 

じゅーじゅーと肉がはぜる音や香ばしい香り、叔父の嬉しそうな顔、皆の話し声などをはっきりと覚えていると叔母は言っている。

 

食事が済むと叔父は休みたいと言った。祖母が仏間に床を延べ寝巻を用意してその場はお開きとなった。叔父は礼を言って襖を閉めた。

 

夜が白みはじめる頃、ようやく海から涼しい風が吹き始めた。するとまた玄関から激しくガラス戸を叩く音が聞こえる。電報です!電報です!

 

うたた寝だった家族の誰もが飛び起きて玄関に走った。果たしてそれは叔父の戦死を告げる軍令部からの短い知らせだった。

 

誰もがその場から動くことができなかった。小さな紙きれをそれぞれが奪い合うように手に取ったは無言で見つめあっていた。

 

そんなはずはない。

何かの手違いに違いない。

だいたい本人はここにいる。飯を食い、酒を呑み、大声で笑い。

しかし、

 

叔母は長く薄暗い廊下を走り抜け仏間へ飛び込んだ。襖が外れんばかりの勢いだった。家族がそれに続いた。昨夜と同じ床が延べてあった。

 

寝巻が昨夜と同じ枕元に置かれていた。皺ひとつない白いシーツ。軍服の掛かっていないハンガーだけがかすかに揺れていた。

 

蒸し暑い夏の夜、

夕立の季節になるといつもこの話を思い出す。

 

不思議なことがあるものだ。

空のかおりは春満開!

花もダンゴも楽しめる!!

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今日の特別メニュー
春満開セット(食後のコーヒー&ケーキ付)

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GWは空のかおりへGO!
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春だ。この季節の夕刻には札駅南口から西側の円山方向を見ると北大植物園越しに霞の中に揺れる萌黄色の山並みが見える。私はこの情景が大好きだ。毎年楽しみにしている。エスタの歩道から眺めるこの薄暮の北の小都はなぜか私の旅愁をかきたてる。

 

風に揺れる街路樹、電灯、足早に行きかう人々、バスの警笛音やタクシーの走り去る音。スモールランプを点けた車が多くなる時間、エスタの大きなガラスドアが開くたびに賑やかな店内放送が聞こえる。これにバスターミナルとJRの喧騒が重なって押し寄せてくる。

 

お耳、大忙し。笑。

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そんなとき、ふと思う。あれっ、これっていつかと同じ光景?自分のいるべきところは別のところにあんじゃないか?偶然ここに迷いこんだのでは?この後は踵を東に返し件の高架前の陸橋を駆けあがるとエスタの裏手の通路を抜けて札駅へと進む。

 

アルミ枠のガラス窓にコンクリートの壁、薄暗い蛍光灯の無機質な駐車場。通路を抜けドアを押すとホワイエの向こうに多くの人が行きかう札幌駅が見える。ああ、戻ってきた!なんとなく安心。でも少しガッかり。またいつもの世界じゃん的な。笑

 

みなさんはこれと同じ経験はおありだろうか。見慣れた路や街角に突然いつもとは違う空気が流れ戸惑ってしまう、周りと自分の時間軸が微妙にズレている、そこにいるはずもない人の声や姿を感じるなど。デジャビューの進化系?新二人自分体験。笑。

 

電車で自分にクリソツな人物を見かけた時は正直ドキッとした。

ああ、いるんだ、そこに。でもワシもここやでぇ~って。笑。

 

私が二人いた的な。それはそれで何となくお得な感じもするが、倍の労苦はご勘弁。ニャハ。そう、空のかおりもいつも同じとは限らない。この連休、たまには我を忘れいつもと少し違ういつものところでプチ・デジャビューしてみてはどうだろうか?

 

我忘れ デジャビューな春 倍楽し。笑。

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