2024年06月21日 ノルトラントの夏。 サビついた赤い水門が緩み、 野良人参の白い花が風に揺れる朝、 ノルトラントにも短い夏が来る。 乙女はリークで川芹を摘み、 昼には放った山羊の乳を牧舎で搾る。 遅い午後、 西日に向かってシェイパードが短く時を告げた。 狼たちは森に帰り、子熊が低地を巡る。 その夜、 数千年の営みをまるで初見のように、 梟だけが見つめていた。 カテゴリなしの他の記事 < 前の記事 コメント コメント一覧 (1) 1. 月影 2025年11月07日 12:53 「Under Sky」 淀んだ空気を、天井のエアコンが吸い込む。 夜に向かう、ネオンの熱気さえ ゴゴゴと、 振動を携え、吸い込もうとうごめいた。 じとりとした空気は、絶えるがことない。 割れたアスファルトから、甘い香りの吐息が 吹き上がる。 機械音が響く、街外れの空では、 カラスは、帰る時と、呼び寄せ、 旋回する。 怒声と笑い声が、響く街で 密かに落ちた、 山村の情景画。 0 bosanobu_rihaku がしました コメントフォーム 名前 コメント 記事の評価 リセット リセット 顔 星 情報を記憶 コメントを投稿する
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淀んだ空気を、天井のエアコンが吸い込む。
夜に向かう、ネオンの熱気さえ
ゴゴゴと、
振動を携え、吸い込もうとうごめいた。
じとりとした空気は、絶えるがことない。
割れたアスファルトから、甘い香りの吐息が
吹き上がる。
機械音が響く、街外れの空では、
カラスは、帰る時と、呼び寄せ、
旋回する。
怒声と笑い声が、響く街で
密かに落ちた、
山村の情景画。
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