激渋Rock! -Salt Water Lure Fishing -

陸っぱりから、メバル・アジ・アオリイカ・HRFを狙います。 Evidence & Experience-Based-Mebaring:根拠と経験に基づいたメバリングを展開したいと思います。




メインターゲットであるメバルが釣れない。




今シーズンは過去数年で最も厳しいシーズンかもしれない。
メバルが厳しい条件なのか、釣り手側の条件が非常に厳しいのか。

1月末現在で 29.3-32.0-24.0-22.0-22.0 合計129.3㎝(Ave.25.86㎝)。

まあ、そんなもんかなぁと思っている。

思い返せば'15シーズン(一昨年前)は、アオリイカが非常に厳しい年だった。
生育個体が少ない結果、'16シーズンも厳しいであろうと予測していたが、ふたを開けてみれば'16シーズンは比較的まとまったアオリイカの釣果が得られた(まあ、貧果ではありますが)。その代りかどうか分からないが、'15秋は鰺の釣果を楽しめたシーズンであったが、'16シーズンは、纏まった鰺をほとんど釣っていない。

メバルはサイズが出る場所をいくつか抑えていれば、出る可能性がある。

でも、鰺は・・・。







1月初旬。


弱い冬型の気圧配置が緩む一瞬。
翌日も仕事があり、この日も短時間の釣行。
風と波が落ちるタイミングを予測して海へ向かう。
十分釣りになるため、ウェーダーをはいてShallowへ。

長野は0℃を下回っていたが、海の側は5℃近くある気温が暖かい。

目標の立ち位置で、いつものようにGRF-TR85PEspecialに自作フロート。
0.4g尺ヘッドにウェーブテールをセットし沖目の潮へ向かってフロートリグをキャスト。
リグをゆっくりとなじませながら、フロートをさびいてはスラッグをとるという動作を続ける。
律動的かつ単純な方法だけれど、フロートとリグは潮を掴み、魚のいる場所へ導いてくれる。
JH単体を使った釣りやフィネスな釣り、プラグを使った釣りもやってみたいけど、僕にはまだまだ。

フロートを使ったメバル釣りを深めていきたいと同時に、福井のメバルAnglesは、日本海Shallowにおいての非常に有効な釣り方を発見し、発展されたのだなぁといつも感じている。特に、フロートリグが潮を掴んだ瞬間は、何にも得難い緊張感を経験できるし、それこそがメバルを釣るにあたっての"前あたり"であることが多い。

この日も、一投目、ストラクチャー周囲というよりは、右方向からの離岸流と、左方向離岸流からの支流がぶつかる潮のヨレ手前でフロートリグに重みが増し、さらにヨレまでさびいてき他タイミングでリグ重量が変化し、いきなりリグをひったくるような当たりがある。

このタイミングでメバルが出るわけはないと思いながらも、急いでリールを巻く。
メバルほどの滑らかさと重厚感はないけれど、重くかつ落ち着きのない引き。
上がってきたのは、きれいな金色の中に紫色をまとった30㎝ありそうな鰺。

こんな時期に、このタイミングで鰺?

急いで温度計を出し、海水表面温度をチェック。


14.6℃・・・そうか。


鰺の地合いはおそらく長くない。
潮の流れ以外に変化に乏しいShallowは、メバルが定位するには適したポイントかもしれないが、鰺が足を止めるために必要な条件が少ない。明かりも無ければベイトも不明。更にこの時期は風を味方につけられず(=ウィンディーサイドでは釣りにならない)、深さも無い。それでもレンジコントロールやワームのローテーションを行いながら鰺の居場所を探していくが、少ないながら反応があるのはSurface。ワームはラメの入っている2-3inch。時間が経過するにつれて、ヨレは沖合へ移動していく。あまり多くはない当たりも、ヨレに従って沖合へ移動していき、反応が消える。

この間、時間は30分。

その後、潮の動きが止まる。

結果的にキープできた鰺は3匹だけ。
うち一匹は比較的大きな個体だったので自分の中では満足。
aji 30



日とタイミングを改めるとメバル29.3㎝。
3

やっぱり、今年はあそこではなく、ここがいい。
しかし、メバルが出てくるタイミングは驚くほど同じ。
大型メバルを釣るにあたって効率化できていると感じる。
同時に、まだ見ぬ34.1㎝を超えるには、今のままでいいのか。




さて、上記14.6℃

14.6℃という水温と、尺クラスの鰺にはおそらく相関がある。
リンクさせていただいているarakayanさんの検証である、島根半島における尺鰺接岸条件を思い出す。この記事を目の当たりにした僕にとって、海水温13-16℃というのは少し驚きだったのだけれど、今回の釣行も含めて、いくつか思い当たることがある。

僕たちのエリアである上越糸魚川で言えば、およそ12月中旬~1月中旬の海水温。この時期に、こんな大型の鰺が釣れるのかと言えば、あまり鰺を釣るという意識がないけれど、確かに鰺が釣れることがある。まだブログを始める前、年末にあるポイントでイナダを狙っていた時のこと。周りにはイナダが釣れていたのだけれど、下手くそな僕にはまぁ当たり前のように釣れない。その当時読んでいた釣りの本に"レンジを探れ"と書いてあったのを思い出し、根掛かり覚悟でボトムまで落とそうとしていた時に違和感。

『やった、イナダだ!』

そう思いながらごり巻して、上がってきたら勝手が違う。金色一部紫に光る細身な魚体。40㎝はあるかと思われる鰺。その時は、イナダを釣りたかったのであまり嬉しくなかったのだが、家に帰って刺身で食べるととてもおいしかったという思い出がある。

季節外れの鰺。

この時、また、一昨年前、そして昨年。僕は"季節外れ"と考えていたのだけれど、今思えば、鰺が接岸する必然性があるのかもしれない。フォールターンオーバーは、海域を一気に悪化させる要因ではあるけれど、同時に腐ったボトム堆積物は、植物性そして、動物性プランクトンを育てる。そして、海域が改善した条件で小型フィッシュベイトが接岸し、それに惹きつけられてイナダや鰆や大型鰺が接岸・・・。

正解は、今の僕にはまだわからない。

可能性としては、十分あり得るけれど、残念ながらEvidenceがない。

あれだけメバルの情報を記録しているにも関わらず、鰺に関しては全くない。


メバルを狙っていて偶発的に鰺釣れることはある。しかし、あくまで"偶発的"であり、鰺を狙って釣ったわけではない。偶発的である以上釣れた条件に価値はないと考え、情報を積み上げていない。今となっては、メバルを狙う秋・冬・春に一致して鰺の釣果が得られるタイミングがあるにも関わらず、自分の中で確固たるEvidenceへと構築できていない。


まあ、愚痴っても仕方がないので、手持ちのデーターを見て考えてみる。

asi

サイズにかかわらず、釣果数での比較。
今年は昨年と異なり、58匹の鰺しか釣っていない。
鰺釣りのうまい人ならば、おそらく数時間で得られる釣果数だろう。
これを見ていると、まだまだ『鰺のいる場所』をとらえていないのだなぁと思う。

と同時に思い当たる一つの疑問。

『高海水温時には鰺、低海水温時にはメバル』

上記印象を強く持っているのだけれど、意外なことに、水温9-12℃という最低水温期に全体の半分の鰺を昨年は釣っていた。振り返ってみれば、シーズン初期に苦しんだ、上越メジャーポイントでの大型アジングから始まるGWにかけての鰺の接岸。この結果をもたらしているのは最低水温期の鰺だったような気がする。

この結果を水温別メバル捕獲数と比較すれば。

7

大型メバル
⇒水温13℃以上。
大型鰺
⇒水温9-12℃(最低水温期)+日本海における大型鰺接岸条件となる13-16℃。

つまり、これからが大型鰺のねらい目かもしれない。
残念ながらEvidenceが蓄積されていないため、正確にはわからない。
特定のポイントで釣れるとしても、Human pressureもあるので行く気がしないし、Gさんに怒られる。




鰺元年。


これは、今年から鰺を主眼に据えて釣っていこうということではない。
あくまでメインターゲットをメバルに据えながらも、鰺が釣れるときは、しっかりと鰺を釣ろう、鰺が釣れた時の情報をしっかりと記載していこうという僕自身の意識の変化。もちろん、メバル・アジだけでなく、シーバスやクロダイ・フラットやイカも同じように情報をとっていく。







半歩。 


更に、半歩。


足場を確認しながら歩みを進める。

目標の岩礁帯まで残された距離は約2m。

わずかな北風ではあるけれど、海面を騒がしく搔き立てる。

周期的に比較的大きな正弦波が股下まで海面を持ち上げ、僕の歩みを阻む。



・・・・・・・・・・・・・













11月中-下旬。


それまでアオリイカや鯵を釣ろう、ターンオーバーを理解しようと思いながら海に通っていたけれど、同時に、メバルの接岸の有無をチェックしていた。例年、この時期のShallowでは、ポイント選択を間違えなければ比較的簡単に出る一匹が、今シーズンは出ない。勿論、Deep areaはターンオーバーの真っただ中であり、サビキ釣りにすら鯵も釣れないような惨憺たる状況が続いていた。


結果として、シーズン最初の一匹は、24㎝の小さな個体。でも、煮付けにすると、身の奥まで煮汁が浸潤していき、とても美味しい。因みに、尺クラスのメバルは、大きすぎて身の中まで味が沁み込んで行きにくい。ゆえに、激渋家では、"油淋尺メバル"又は"アクアパッツァ"、"一夜干し"として食べる。


鯵もアオリイカも、そしてメバルも釣れない釣行がしばらく続く。

『今年はもう駄目なんだ。メバルは少ないんだ。』

そう思い、秋-初冬シーズンは終了しようと何度も考えたが、一週間もすれば再度釣りに行く。





そんな日々を過ごしていた12月上旬。


0-50㎝の波予測。
1-2mの北風が吹いた後静穏。
タイミングはピンだと思いながらも、いくつかのポイントを探る。
まあ、当たり前のように反応が無い中辿り着いた、本命ポイントの一つ。
昨シーズン秋・春に開拓した、僕が考えた"秋-初冬に効く"ポイント。
ウェーダーとライフジャケットを装備し、いざ目標の立ち位置へ。








・・・・・・・・・・・・・



チェストハイのウェーダーではあるが、既にインナーは濡れている。

立ち位置に立てば、波の飛沫を被ることはあっても、海水の流入はないだろう。



残り2m。



水深が大きくなってくるため、ゆっくりと歩みを進めていると。

『ドンッ』と大きな音がして、目標の岩礁に対して垂直に波しぶきが立つ。

飛沫が頭から降り注ぎ、周りから流入した海水に体のバランスを崩し足元を踏み外す。

幸い、踏み外したその先に、しっかりとした石があったため、転倒には至らなかった。



残り1.5m。



足が進まない。

頭の中で、甲高い警報音が響く。

その場所へ立ちたい。でも、行ってはいけない。






気持ちは前を向いているつもりだ。

でも、心の深いところで、一歩引いている自分がいる。

そういった自分に気が付いた瞬間に、全身の緊張感が緩む。



ため息をつきながら、夜空を眺めると、
長男の変顔
次男のどや顔

同時に、妻の笑顔が星空に浮かぶ。




昨年秋の実績から考えると、この状況下で目標の立ち位置に立つことが出来れば、尺に絡む大型メバルが釣れるという確信を持っている。いや、本心を言えば、Bocky君が打ち立てた34.1㎝を超えるメバルを本気で獲ろうと思って選択したポイントだ。


34.1㎝という可視化出来ない壁は、果てしなく高い。


その高さを超えられる可能性がある1.5mはすぐ手が届く距離だ。


しかし、昨年までは遠いと感じなかったその1.5mが、今はとてつもなく遠い。


遠いと感じるだけ、僕は釣りが下手になったのだろう。


そして、釣り以上に価値のあるものを見つけることが出来たのだろう。





勇気をもって、誇りをもって、撤退することを決め、ゆっくりと来た足場を戻る。

戻り始めた瞬間に、海は静かになったような気がしたが、これは何かのトラップだろう。

おそらく、再度立ち位置へ向かう瞬間に大きな波が立ち、僕の体は一瞬で消し飛んでしまう。





浜に戻り、出来るだけ遠投してストラクチャー周囲を狙うが、ドリフト幅が短い。
この立ち位置からでは、しっかりと潮に乗せて、じっくりとアプローチ出来ない。



車へ戻り、ウェーダーとライフジャケットを脱ぐ。

お茶を飲みながら、いくつかポイントを見ながら移動する。

メバルな夜だなぁと思い、何だか感傷的になったので、BCBライングループへアクセス。




移動先途中での写真をグループへ送信。

mebaru 2


無数の水滴が写真上に写っている。

水滴なのか、はたまたオーブなのか、そういえばここ数日右肩が重い。
(注;釣りのし過ぎによる痛みです!・・・と思いたい。







まあ、そのあと何だかんだ色々あって、ユーリーで。

mebaru 1

32.0㎝。
またしても、32.0㎝どまりのプレスポーニング個体。
尊い命を感謝して、余すことなく食べさせていただきます。

おそらく、時合い的には粘ればまだ釣れたような気がするが、一匹で満足。
一匹で満足なのか、はたまた僕には一匹しか釣れないのか。
まあ、一匹しか釣れないのだと思います(笑)。









季節的にも、社会的にも釣りにはなかなか行けない。

でも、何とか行けば出てくれる一匹。


釣りって本当に楽しい。

でも、家族あって、仕事あっての趣味の釣り。

楽しい趣味の釣りがあるからこそ、家事育児そして仕事も頑張れる。


うん。
今の僕は釣りと上手く付き合っている(笑)。

9月下旬。

BCBライングループでのやり取り。





激渋;『シーマン総帥、数釣りは総帥には適いませんが、胴長で勝負していただけませんか。』

総帥;『激渋よ。おヌシ如きが儂に勝負を挑むとは・・・笑止千万!』

激渋;『そこを何とか、おねげぇしますm(__)m』

総帥;『よかろう。・・・カベ男、たろう、我が元へ集え!伸びきった激渋の鼻をへし折ってやれ!』

かべ男;『激渋め、調子に乗ったお主に、カツをいれてくれてやる!』

たろう;『鯵で、おぬしの高く伸びた鼻をへしおってくれるわ!』

(★一部全部脚色しております、皆様すみません。)



因みに、もう一人の総帥であらせられるBocky総帥

『ウォリャー!!! 我が釣魚に一片の悔いなし!!!』

⇒ある意味ぶっちぎりで優勝orz





そういったやり取りが、あったかなかったかはさておき。





大型のアオリイカを釣る事。
大型アオリイカを釣る過程で海を理解する事。
海、即ち、マクロ/ミクロでの潮流、ストラクチャーとの反転流。
そして、その向こう側には、まだ僕が出会っていない大型メバルの残影。


上記目的のため、BCBのAnglersのお胸を拝借しました。


Regulationは、アオリイカ2杯の合計胴長。
鯵の場合、最大長の7がけ(つまり、30㎝の鯵で30×0.7=21㎝換算)。





10月上旬。





実績の高いメバルポイントを元に、エリアを広く探る。
サイズの良いメバルは、ウィードを元に定位していることがある。
アオリイカも同様だと考え、春に"藻場ゲー"と称し、入っていくポイントを選択。
昨年春-夏に通い詰めたPt.4-Aなんかも幾度となく打って行くが、パッとした釣果はない。

今思えば、南淡路や佐渡において、潮の中での釣りを意識したはずであったのに、この時はまだ、潮よりもウィードを主体に釣りを形成していたように思う。これは、9月末に新仔を釣った時のイメージが、上越糸魚川というエリアでは強かったことが原因だったように思う。

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結果的には、マズメに釣った胴長18cmというのがこのエリアでの最大釣果。

この段階で、18㎝+18㎝=36㎝。



やはり、止水・ウィードというポイントは、アオリイカに関しては何か違うと感じていた。とりあえず、昨シーズンまでに捨ててきたメバルポイントの再評価をするついでに、20㎝代のアオリイカが複数出る場所を探っていく事にした。その中でも、東のエリアがとても気になっていた。

"上越のステージ"

このポイントに最後に入ったのは、はるか昔なような気がする。上越エリアに数多くはない、地磯が絡むエリア。僕の中のイメージは、佐渡の"深浦のステージ"(注;下の写真はおそらく宿根木)。

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ステージ上に張り出した磯立ち位置と、足元から比較的水深のあるポイントは、僕にとっては理想の立ち位置。一昨年前にこのポイントに辿り着いた時は、魚が釣れなかったことも相まって、あまり良いポイントだとは思う事が出来なかった。しかし、改めてこの立ち位置に立ってエリアを眺めると。
・潮通しがよい
・周囲に散見できるストラクチャー(Open&Closed sturucture)
・ストラクチャーに絡んでいるウィード(なんと、ホンダワラ!!)

なんだ、やっぱりメバルの一級ポイントじゃないか。

そして、アオリイカも爆釣とはいかないまでも、比較的短時間で良くでる。


このエリアで、胴長19.0㎝。

IMG_20160927_045338


この段階で、18㎝+19㎝=37㎝。


数日後、同エリアで。
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19+19.5㎝=38.5㎝。




おそらく、10月中旬には、シーマン総帥は胴長20㎝を出されるだろう。
そして、10月下旬には、胴長24-5㎝を出されるだろう。


予測勝敗ラインは、25㎝+22㎝=47㎝。
おそらくこの47㎝を超えるところで勝負が決する気がする。
とりあえず、目標を胴長22㎝超えるところに置くが、実はこのサイズを釣り上げたことはない。




10月満月大潮。

味わい深いエギングで、自己記録となる胴長22.5㎝。

1



更に、同一エリア内少し水深のあるポイントで、胴長20.5㎝。
3


胴長22.5㎝+20.5㎝=43㎝までサイズを伸ばす。


2

更に、胴長21.5㎝を追加。

胴長22.5㎝+21.5㎝=44.0㎝。

2杯合計胴長47㎝を獲るために、残り3㎝。


その3㎝を求めて、夜の上越糸魚川を徘徊するが、ターンオーバーの嵐。



そうこうしているうちに、シーマン総帥が。
注)総帥の釣果です!
シーマン①

注)総帥の釣果です!
シーマン2


29㎝+27㎝=56㎝。

この段階で、勝負はついてしまう。


11/30 タイムアップ。


激渋;『総帥、ま、負けました。』

総帥;『激渋よ。おヌシも、まだまだよのぉ。』

激渋;『いや、何とかなると思ったのですが・・・』

総帥;『たわけ!おヌシがワシに張り合おうなどと。 100年はやいぞ!』


というやり取りがあったか無かったかはさておき。

(注;シーマン総帥は、心優しい穏やかなお人なので、こんなやり取りはありません。)
(さらに注;しかし、釣りになると容赦なくなるのも我が総帥の特性でもありますww。)




何故負けたのか。


敗因を考えるのはとても悔しいことなのだが、達観してみれば、おそらく来年以降の釣りに繋がってくると思うので、少し考察してみる。

①魚影の濃いポイントを選択
全体的に、アオリイカの魚影が濃かった今シーズン。
その中でも、総帥は、魚影が圧倒的に濃いとされるエリアを選択されていた。
今シーズンに限って言えば、総帥のこの『魚影が濃いエリアを徹底的に攻める』という姿勢こそが、重要だったように思われる。一方僕は、対メバル用に選択したポイントにしか向かっておらず、結果として『二兎を追う者一兎も得ず』という状況となってしまった。

②アオリイカの釣れるタイミングを選択
言わずもがな、マズメ。そして、煌々と光り輝く満月。
最高のシチュエーションで、最高の一杯(一杯ではないけれど)を獲っていた。

③技術・知識・経験
これは僕にはどうしようもありません(´;ω;`)。
まあ、少しづつ僕も腕を磨いていくしかないように思います。
あと、でかいアオリイカが釣れる時は、Cayenは駄目だと思う。
しっかりと胴に乗り、アオリイカのジェットを吸収してくれる竿が必要。

まあ、圧巻だったのはやっぱり29㎝のアオリイカ。

Homeで釣れない時(底荒れ&ターンオーバー)に、釣れる場所へ向かう。

来年は是非とも、おともの端くれに加えていただきたいです(笑)。







ところで、メバルさんは、今年は留守のようです。

まぁ、そんな年もあります。

10月中旬の満月大潮を境に、季節が大きく変化していく。


長野では、時折10℃近くまで早朝の気温が低下する。
山々の木々が徐々に色づき始め、秋の気配が濃厚となってくる。
同時に、冬型の気圧配置が形成され、物理的に海に出られない日が続く。




10月下旬。

数日続いた荒天の合間の晴れた日。
海況は比較的落ち着く(波高50-100m)。
仕事が終わり、子供たちの世話と寝かしつけ。
ふと気が付くと時刻は22時30分、僕も寝ていたようだ。
急いでタックル一式を車に放り込み、一路近場の上越へ向かう。


ポイントに入る時、先行者が丁度帰られるところだった。
『こんばんわ。今日はどうですか。』挨拶をして状況を教えてもらう。
数名のAnglerに声をかけるも、一応に『今日は駄目だよ。』とのお答え。

『お疲れ様です。』と声をかけて、立ち位置に入る。

風は少しだけ強く背後から吹く。
波高は予想どうり~50㎝で、ウネリはない。
水色は悪くは無く、潮も見える範囲では強く動いている。
状況としては全く悪くはないのだが、サビキAnglerのウキが沈まない。
風下にも関わらず、足元には泡の集塊があり、その周囲で夜光虫がキラキラ輝く。


アオリイカの定位しているであろうポイントを想定し、潮に乗せて餌木を落としこんでいく。更には、潮の更に先を探して餌木に潮の面を探らせる。反応が無いため、餌木を強く、大きく、素早く動かすも反応は無い。


結局、数時間粘るもアオリイカからの反応は無い。
朝マズメにかけてエリアを大きく移動しながら打って行くが、ダメ。
西へ西へと向かい、いつものポイントでサビキをしているおじさんに挨拶。

『お疲れ様です。鯵はどうですか?』

どうやらマズメに小さな回遊があったようだが、20-25㎝の鯵が数匹。

少し考える事があったため、他のエリアで釣りをしていたGさんに電話を入れる。

激渋 :『釣れた?』
Gさん :『全く釣れん、なんか潮の色がおかしい。潮が動いているのに鯵がいない。』


そうか。
エリア全域で状況が良くない。
更に、昨晩入ったポイントでの状況。


"風下にも関わらず、足元には泡の集塊があり、その周囲で夜光虫がキラキラ輝く。"







フォール・ターンオーバー(Fall turnover)


ネットで調べれば色々出ているけれど、最も本質的な記事はこれ
GOGIさんのブログ"西中国の沢と海『海を読む』"シリーズ。
GOGIさんのブログ記事と、津田さんの星空キャスティングは、いつ読んでも新たな発見があると感じるのは僕だけでしょうか。


で、Fall turnoverを僕の通うポイントに当てはめて考える。





①秋の高気圧による日本晴れに起因した海水温の局地的な上昇と、冬型の気圧配置による局地的な海水面温度の低下によって、表面海水温度の変化が生じる。温度の変化により、これまで均一に安定していた海の中で、強い対流が生じる(温度変化だけではなく、それ以外に因子があるが、ここでは割愛)。

②強い対流と同時に、ボトムの汚泥が全層に分布した結果、濁りに加え海中の溶存酸素濃度が低下。"消えない泡"の存在と、"キラキラ光る夜光虫"の存在が、対流の存在を示唆している。
(注;蛍烏賊パターンでは、深場の水が上昇していることが条件の一つになる事があるので、逆に夜行虫存在下で黒鯛が爆発したこともあります。おそらく、ターンオーバーが良い方向へ回っている一つの条件のように感じております。同じ富栄養化でも、初夏、晩秋、初春では意味合いが違うと考えられます。強い澄み潮が続く真冬の時期を超えた後に生じる富栄養化は、魚が寄る条件になる事は容易に想像できます。)

③さらに、本来状況が良いとされているシャローエリアは、強まる冬型気圧配置により海況が安定しない。ただ単に底荒れした状況であれば、荒れの影響の少ないポイントで釣りをすれば良いが、ターンオーバーは、こういった荒れの影響の少ないポイントにまで深く影響を与える。結果的に、安定しないシャローエリアと、ディープエリアの溶存酸素濃度の低下により、エリア全体で魚/烏賊の生息が難しい環境となる。

★注意事項
日本海(特に上越糸魚川)は、瀬戸内海と比較し圧倒的にShallowだけれど、富山側には深海長谷があり、水深200-700mに生息する蛍烏賊が接岸することを考慮すれば、かなり深い層(低温層)との対流がある可能性がある。ただし、今回の検討に関して言えば、深層の水との対流はあまり関係ないかもしれない。おそらく、汚泥はせいぜい水深数十メートルまでのエリアでしか存在しないだろう(要検証)。



10/27
ShallowではTurn over続行中。
夜光虫はそこら中で湧いているが、ベイトの気配がない。


11/2
Shallow~DeepまでTurn over続行中。
いつものサビキおじさんと話しをすると、鯵も釣れていないようだ。
勿論、僕にも何も釣れない。
と思っていたのだけれど、カベ男さんが某ポイントでしっかりと結果を出されていた。

エリアを考えよう。


11/4
41歳の誕生日。
子供たちが(ケーキ目当てで)お祝いしてくれた後に、上越へ。
目先を変えてHappyFishing直江津へ向かうも、長い車の列に萎える。
結局、近傍の堤防で鯵やアオリイカを狙うも、Human pressuerでこちらも萎える。
★入ったポイントでは、やはりターンオーバーの影響が強い印象があったが、距離にして200m沖合にあるHappyFishing直江津では、鯵が大量に釣れており、更にイナダやサゴシ等が揚がっているらしい。Deepポイントは、悪い状況も長続きする印象があったが、更に深場へ行けば安定しているのかもしれない。


4連続ボウズ釣行。


心が折れた。

"黙然と処るも、また動なり"
少し落ち着いて、海が回復するのを待とう。
そう思いながら、リンクさせていただいているarakayanさんのブログ記事に目を通していると。


ある記事が目に留まる。


そして、そこには心が打たれる言葉がある。


そもそも11月の島根半島はアジングが成立しにくいのかもしれない
⇒もしかすると、日本海に共通する問題なのか。

週末の夜、子どもたちに夕飯を食べさせ、風呂に入れて寝かせるのは、今の僕にとって最も大切な任務
⇒耳が痛いです。

シーズンインとアウトが年によって2〜4週間くらいずれることがめずらしくない
⇒海の状況に起因すると思ってます。鯵が接岸しやすい条件を鯵自身が選択しているのだろう。そして、今の上越糸魚川の状況は、おそらくターンオーバー。

現時点では、地道に釣行を重ねデータを蓄積していくしかない、という答えしか出せない
⇒この点こそ、僕が見習うべき最も重要な姿勢だとおもいました。




釣れなくても良い(半分負け惜しみ)。
釣れない状況を経験して、それを糧にすれば良い。
海へ行かなければ何も分からないし、そもそもデーターを積み重ねられない。
僕が真に目指しているのは、Experienceに基づいたEvidenceを構築していく事。
そして、更にExperienceとEvidenceに基づいて、上越糸魚川の海を読んでいく事。


よし、行こう。

釣れなくても、何かを得ればよい。



11/8
早朝2時に長野を出発。
朝マズメ3時間の短時間勝負。
狙いは、一応アオリイカ、鯵、メバル。
海の色とターンオーバーを確認できれば良い。
レンジとエリアを効率よく探れるポイントを選択する。

メインタックルは、Cayen(CA-85L)とし、バックにはエギングケースとスーパーボールフロートw/JH、メタルジグを持参。暗いうちはメバル&鯵、マズメはアオリイカ&鯵という、3兎を追う釣行計画を立てる(まあ、3兎を追う者1兎も得ずというのはよくある事)。

まず、深いエリアを確認するが、これまでの釣行と大きくは変わらない。打ち寄せる波とサラシによって形成された泡と夜行虫の存在。さらに、暗い中、視認出来る範囲で海全体がうっすらと白く濁っている。やはり、水深が比較的あるエリアは、まだ悪い状態で安定している。

であれば。

数分歩いて、エリアを効率よく探れるポイントへと移動。
レンジを探るポイントと異なり、海の濁りは幾分改善しているが、秋の走りの時期や、冬のメバルの時期と比較すれば、白濁している。ただし、ウィンディーサイドとなっているため足元にはゴミがあるが、泡は全く無く、夜光虫も足元に僅か存在するのみ。

そうか。全層で循環を始めたとしても、やはり改善するのはShallowからなんだ。


徐々にマズメの時間は熟していき、明るくなるが、アオリイカからの反応は皆無なため、6:00に竿を納める。


帰宅準備をし、DeepとShallowを見比べながら歩いていると、やはり水色は圧倒的にShallowで改善している。ふと何気なく海を凝視していると、水面で何かが跳ねる。ベイトの群れが何かに追われている。急いでメタルジグ(BiSlider 7g)をセット。キャストし、ボトムをとって、ブルブル震わせながらリフト。その後、テンションフォール中に、魚からの反応がある。

鯵だ。


すごく綺麗な紫がかった金色。体高もある。

嬉しい!

数匹かかるが、抜き上げで悉くばらしてしまう。
Strangeを持参していれば、ワインドでおそらく獲れたであろう。
残念。

時計を見ると6:20。帰宅する。

1478560851629[201]

一匹だけど、アジフライにしました。
子供たちが『美味しいよ。また釣って来てね。』と言ってくれました。






この貢のまとめとして。


僕のように場当たり的に釣れればよいという姿勢ではなく、arakayanさんの実直にアジを追い続けるスタイルを、僕はとてもRespectしている。ブログ記事は淡々としているが、より重要な点、おそらくそれは"続けていくことの重要性"を垣間見ることが出来る。

彼のブログ記事へ、半ばReaction biteしてしまった。その中でのやり取り。
『この現象(注釈;ターンオーバー)が日本海でどのように起きて、魚にどのような影響を与えると考えておられるのか、もしよろしければ激渋さんのご意見を教えていただければ幸いです。』

このarakayanさんからのご質問に答えたいと思い本稿を書いたのだが、あまり良く纏まらない。
一つには、文才のなさ。
一つには、海に対する理解の中途半端さ。

ここで、事実だけ挙げていく。
①10月末以降北よりの気圧配置が徐々に増えていった。
⇒気温の低下+海域の底荒れ
②Shallow Semi-Deep Deepが良くない。
③水深10mを超えるラインでは鯵が釣れている。
④11月中旬になって、上越地区でカタクチイワシの接岸。
⇒Shallowが良くなってきている
⑤徐々に季節が進めば、全体的に落ち着くと考えられるが、海が荒れる日が増える。

これを踏まえて、僕が考えるArakayanさんへの答え。

『日本海でどのようにターンオーバーが起きているのか』
・北よりの気圧配置により、海が時化て底荒れが生じる。更に、気温の低下に引っ張られてた水温の変化が海水の循環を引き起こし、ボトムの栄養塩(≒赤潮プランクトン)を全層に噴き上げた状態がしばらく持続。結果的に全層での貧酸素化が生じる。
元来干満差の少ない日本海では、この現象がしばらく持続する。
しかし、季節が進むにつれ、Shallowからターンオーバーが完了し、全域が落ち着いて冬の海へ向かっていく。

『魚にどのような影響を与える』
ターンオーバー最中は、上述したように、プランクトンによる富栄養化と、それに伴う溶存酸素濃度の低下により魚が海域に寄りにくい状況だと考えられる。ただし、悪い状況はShallowから改善されるため、荒れの落ち着いたタイミングでのShallowではベイトフィッシュの寄りがある。その後、全域で海が冬へと向かっていく。
★ターンオーバーが完了したのち、海が安定して冬へと向かっている結果、arakayanさんの書かれていた13~16℃の海水温帯が、鯵がShallowへやってきやすい(おそらくベイトマター)状況になるのでは。



さて。
季節はゆっくりと動いている。
そろそろ"胸がクッ"っと痛くなる季節だ。

10月中旬。



満月大潮の週末。




天気図と天気予報と風と波予測を見ながら、そして、妻のご機嫌を伺いながら、いつ釣りに出るかを検討する。おそらく、10/14-15は濁りが取れ切っていないだろうし、風も潮も少し違う。人的Pressureはかかるだろうが、ここは日曜日に出ようと予定を立てる。

久しぶりに釣友と同行し、しゃくり方(サウンド・ジャーク)やアオリイカの狙い方に関して意見を交換したいと思っていたが、入釣するエリアが異なるようだ。残念ながら、その20kmの移動時間が僕には勿体なかったのと同時に、これからのメバル季節へ向けて、どうしてもHome pointの"潮の流れ方"を掴んでおきたかったため、今回も単独釣行。

夕マズメから朝マズメまで釣りをしたかったが、家族の許可が出ない。

結果、子供たちが寝ている間に出て、子供たちが戦隊ヒーロー&仮面ライダーを見ている時間に家に辿りつけるような釣行計画(2:30長野出発-4:00実釣開始-6:30納竿-8:00帰宅-帰宅以降就寝まで子供たちの面倒を見る)を立て、美しい奥様の裁可を得る。




10/16



10月中旬の早朝2:00はとても寒い。
内陸長野であるのと同時に、月明かりが示す放射冷却。
上信越自動車道途中、気温3℃を示す電光掲示が、秋の深まりを示す。



3:45にポイントに立つ。


煌々と照り付ける月明かりの中、この日の風は静穏。
潮流は強くなく、波高は大きく、沈み根周辺にはサラシが形成される。

実は、前々回釣行時にYamagablanks Calistaを破損してしまった。
テトラから足を滑らして転倒した時にティップを傷つけてしまったのだろう。
修理には3週間ほどかかるようなので、今回は新たに購入したCA-86Lを持参。



一投目。

立ち位置から数m下がって柔らかく3.5寸の餌木をキャスト。
佐渡遠征時に、シーマン総帥に頂いた、Yozuriの3.5寸オレ/金。
この餌木は、無数のアオリイカを獲得してきたため、墨で薄汚れている。
それでも、この時期のShallowで、一投目に投げる3.5寸と僕の中では定着。

柔らかいダート後のテンションリトリーブ中、"ズッ"っと竿先に重みが加わるのを感じる。

釣れたのは、19cm程の個体。
潮の中ではなく、ウィードに定位した個体だろう。

数m進んで、テトラ先端へ。
3.5寸餌木をフルキャストし、ウィードの繁茂する1st. 2nd Breakの先へ。
しっかりとボトム着底後、強く、大きく、素早く餌木をシャクルが、竿が反応しない。
おそらく、PYROFILTMという素材が、あまり粘りの強いタイプの素材ではないのだろう。
Lクラスの竿にも関らず、Ex.Fastアクションという設定に違和感を覚えていたのだが、そういう事か。

僕個人的には、あまり好きではない設定の竿(胴にしっかりと乗る、regular actionが好き)だ。おそらく、Blue Current シリーズの中で、最もバーサタイルな設定となっている(がために、メバルロッドにしては、少し張りが強すぎる)85TZ NANO "All Range"を少しエギング色強くした様な竿だ。まぁ、エギングロッドだから当たり前か。


ただし、一投目からアオリイカを釣り上げる事が出来た、幸先の良い竿だ。

この一点で、僕はMegabass社製CA86-L 海煙CAYENという竿が好きになった。


3.5寸shallowタイプの餌木へ変更し、足元で餌木へのアクションを確認する。
すると、横方向への動き(ダート)がとてもスムースに出来ていることに気付く。
潮があまり動いていないこの時間帯、アオリイカはまだウィードから出てこないだろう。

そう考え、8割程度の力でキャストし、カウント30でshallow餌木を中層に送り込む。ウィードエッジまで強く餌木をアピールし、エッジ近辺で横方向に竿を倒す。竿先の反発を使って餌木をさびき、フォールさせ、ラインスラッグをとり、再度餌木をさびく・・・といった、縦方向の強いジャークではなく、横方向に一定のリズムで餌木をダートさせる。

数回のアクション後、フォール中に、グィンと竿に重みが乗る。
考えた通り、そして、出ると予測したところでアオリイカの反応がある。


楽しい。


ただし、もしメバルならば。
このウィード絡みの釣りで出るメバルは、おそらく28㎝どまり。
尺メバルを狙うには、強く大きく動く潮流の中でリグに潮を掴ませるべきだ。



餌木をキャストするのをやめて、海を眺める。

2


月は、西へと大きく傾いているが、払暁にはまだ時間がある。
潮流を探して移動しようかと考えたが、ある言葉を思い出す。


孫子(孫臏)兵法 
『兵に四路五動あり。黙然として処るも、また動なり。』
‐路は四方向、前進・後退・左に進む・右に進む、という四つの動きだけでなく、実は最も大切な五つ目の方法がある。それは、その場にとどまるという、敢えて動かないこと。これが、四路五動の五つ目の"動"。戦で焦っては兵を失い、無理をすれば全滅する。だから戦略家は、まず勝てる環境が整うまで待って、戦う。反対に言うと、勝てる環境にならなければ下手に動かない。-


まあ、ただ単に時間的余裕がなかったため、動きたくなかっただけですが(笑)。


言い訳をもう一つ。
この時考えていた事は、風の変化と潮位。この日3時まで静穏だった風は、6時には南西3mへと変わる予測となっている。Shallow areaでミクロに形成される潮流は、特に風の影響を受ける可能性があることに対する経験的な理解。そして、朝マズメにかけて下げと南風で潮が強く払い出すという予測。これが、僕が期待していた勝てる環境

そういった理由から、"黙然として処る"というを選択する。



潮が動くのを待ちつつ、オープンなウィードエリアを狙う。
3.5寸⇒2.5寸⇒3.0寸とエギサイズをローテーション。High pitchなジャークから、Slowなダートへと、アオリイカにアピールするため色々と手を打つが、悉く反応は無く僕には釣れない。こういった、アオリイカや魚にアピールさせてバイトを誘うのは難しいなと感じる。渋い状況でバイトを誘う技量。僕にとっては永遠の課題だと思うが、それはそれ。やはり、潮の中で活性の高いメバルやアオリイカを釣るのが、僕が求めて行くべき釣りだと感じる。



そうこうしているうちに、背後から風が吹く。
水面が少し騒がしくなり、左方向からは払い出す潮。
右方向からは、払い出す潮に楔を打つように潮が入っていく。
丁度目の前のウィードエリアが、左右の潮による反転流下となっている。

3寸SSタイプの餌木をウィードの少し向こう側へキャスト。
潮流により活性が上がったと思われるアオリイカを狙うも反応無し。
数投、同様のポイントを同様に攻めるも、アオリイカは乗ってこない。

それならば。

ウィードエリアの先。
月光のもと、少し水色の濃い"影"のようなスポットがある。
その影へ向かう様、3.5寸SSタイプの餌木(V0)を、払い出す潮に向けてフルキャスト。
ゆっくりとテンションをかけていくが、潮流に餌木が捉えられているのだろう、餌木の沈降速度がかなり落ちている。結果的に、シャクリの動作を入れると、餌木が潮の中でサスペンドしているようなイメージ。これこそが、Shallow餌木(V0)の真骨頂だと思う。

カウント10、表層でサスペンド。
カウント20、中層でサスペンド。
カウント50、更に深い中層でサスペンド。
カウント70、着底後の小さなシャクリで、ボトム付近でサスペンド。

エギングでカウント70は、僕の中ではすごくSlowな展開。
でも、思い起こせば、メバルを釣っていく過程で、潮流の中のカウント70後からのテンションリトリーブというのは、展開としてはそんなに稀ではない。

そこでふと気が付く。

メバルと同じことをやれば良いのだと。

カウント70からの小さなシャクリを数回入れる。
サスペンド/テンションリトリーブ中に、潮流が変化する面を見つける。


この奥だ。メバルと一緒だ。


再度フルキャスト。カウント70、着底後の小さなシャクリで、ボトム付近でサスペンド。小さなシャクリ‐テンションリトリーブを繰り返し、"面"を探る。軽くなった場所で、竿先に軽くテンションをかけながら、ゆっくりと餌木を"面"を超えて落としこんでいく。餌木は、潮流の密な"重い"レンジへと落ちていき、竿先にじんわりと潮流の重さが乗ってくる。

潮の重さを十分に餌木に乗せ、手首で小さくアクションを加える。

再度テンションを竿にかけていく最中。

トン。小さいけれども、明確な反響が手元に届く。

よし来た。
竿先に更にテンションをかけ、魚信に対して聴きに行く。
グィッと重さを感じ、更にはアオリイカ独特の滑らかな引きを感じる。

手前のウィードが気になったので、ロッドを下げ、アオリイカを浮かせる。
CA86-L海煙は、Fast taperなので、無理をせずドラグセッティングは緩め。
アオリイカの漏斗部位から、墨と海水が噴出されるたびにドラグが出ていく。

それでもゆっくりとアオリイカを寄せ、寄る波に同調させてランディング。

1

シーズン最長胴長22.5㎝(ということに無理矢理してますww)。


写真を撮り、急いでキャスト。
烏賊の活性が高まっていると思い、表層‐中層で、エギを強く・早く・大きく動かす。

しかしながら、全然ダメ。

先ほどと同様、影へと至る潮に向け、Shallow餌木をフルキャストし、面を探り、餌木に潮流を掴ませてからの小さなアクションで。良いアプローチが出来たときにアオリイカが反応し、バタバタバタと4杯釣れる。アオリイカの活性が決して高くはない印象だったけれど、この方法でだけ高活性。

3


徐々に明るくなり、マズメの爆発を期待する。
潮は先ほどよりもどんどん強くなり、先ほどまで気付かなかった潮目がキャスト範囲に。

よし、釣ってやる。

そう思うも、何故かアオリイカからの反応が消失。
そうこうしているうちに、手の届く範囲でナブラが多数。
足元をよく観察すると、きれいな茶色の背をした鯵の大群。
潮通しが良すぎて、ベイトを狙ったフィッシュイーターが入ってきたのだろう。

時間を確認すると、ちょうど6時。

予定時刻より30分早いが、竿を納める。







帰宅して、悪阻の妻を休ませて、子供たちと恐竜公園へお出かけ。

1

眠いけれど、至福の時間。



お昼寝を挟んで、子供たちとCooking.




‐激渋Cook!  贅沢アオリイカのイカ天 編‐

実は、元ネタはこれ
Bocky君のお母さまは、魚料理がお得意らしく、是非お母さまにも釣った魚料理ブログをやっていただきたいくらいです。

それはともかく、このイカ天?を見たとき、『これだ!!』ってなりました。

アオリイカは身が甘いのですが、やはり20cmを超えてくると甘みが増す反面、身が分厚すぎて隠し包丁を入れないといけなくなったりと、とても面倒です。ただし、釣った魚は美味しくいただくをモットーに日々釣りに頑張っている僕としては、釣った魚/烏賊を美味しく食べてこその"釣り"だと思っております。

で、色々調べて作ってみました。


①材料
2
玉ねぎ人参蓮根。つなぎの薄力粉・昆布だし・塩・卵。
アオリイカは、必ずエンペラを剥いで、一晩冷蔵庫で干す(水分を飛ばす)。
★1)エンペラが残っていると、ミキサーがうまく機能しません。
★2)冷蔵庫で干すと、油で揚げる時に水分が跳ねません。

②野菜をみじん切り
3
みじん切りの後、レンジスチーマーで軽く野菜を蒸す。

③アオリイカを細かく切って、Vermixで細かく破断。
4

5

④具材を合わせる
6

アオリイカと、みじん切りにした野菜とつなぎをボウルで合わせ、卵黄を入れて混ぜる。
卵白は泡だて器でメレンゲにし、最後にボウルの中に入れ、柔らかくかき混ぜる。

⑤揚げる
7

⑥出来上がり
8



子供たちが全部食べてしまったので、僕のイカ天はありませんでした(´;ω;`)。

でも、美味しいといって食べてくれるのは、釣り人冥利に尽きます。










さて、この貢の最後に。


いったい、僕は今回の釣行で、何を釣っていたのだろう。

そう考えたとき、アオリイカの向こう側に見ていたのは"メバル"。
ウィードエッジ、ストラクチャー、潮そして複合的に形成される明暗。
そして、目に見えない潮流の中で捕食体勢をとっているメバル(アオリイカ)。



メバル釣りを始めた当初は、ぺテ師匠のご教示にしたがって、活性の高いメバルを獲ることを目標にしていた。そして、その基本的理念は今も変わらない。活性の低下した"一匹"を、手を変え品を変え引き出す釣りをしないわけでは無いし、活性の高い大型メバルが簡単に釣れる状況はあまり多くはない。それでもなお、活性の高まった個体へアプローチするという姿勢は、僕の釣りの基礎部分を形成している。

フロートの釣りには、ある立ち位置から広範囲をテンポよく探れるという利点がある。
でも、この利点だけを追い求めていくと、"テンポよく探った広範囲でメバルのバイトがなければ、活性の高いメバルがいない"という事になる。現に、最近まで僕もこのように考えて、足で稼いでいく中で、活性の高い大型メバルを獲ってきた。

しかし、最近"味わい深いエギング"をする中で疑問が出てきた。

今回の釣行でもそうであったのだが、"そのポイント・そのキャスティングコースの行きついた潮の面下のみ高活性"という事実。普通に潮を考えずにキャストし、その近辺でしゃくっても(僕には)出てこない。潮へ乗せ、レンジを刻んだ先のone actionで簡単に出る。勿論、初心者の僕なんかよりもはるかに経験値の高いAnglerは、こんなことしなくても、アオリイカを多く釣っているのだろう。だけど、僕にとって、シーズン通してアオリイカを釣っていて一貫しているのが、潮に乗せる釣り。

この疑問をメバルに当てはめてみる。

メバルは、Surface / sub surface。

本当にそうなのか。

加来匠氏の書籍の中で、『50m先の水深20m』という類の記述がたまに確認できる。正直言って、そんなところにメバルはいないと思っていた。又はいたとしても、それは瀬戸内という特殊状況下での事だろうと考えていた。

でも、今は、確信は出来ないけれど、可能性はあるかもしれないと感じる。

昨シーズン、あるエギングポイントでフロートを利用したメバルを狙ってみた。左方向から払い出すように強く潮が流れており、フロートのバックドリフトが可能な状況であった。Floatingタイプのフロートには反応が無く、Sinkingタイプのフロートで、28-29㎝のメバルが6匹バタバタと釣れた経験をした。

フロートのリトリーブで反応するSurface/sub surfaceのメバルでは無く、潮に着き、そして潮の面やレンジを超えて出てこないだろうけれど、その潮やレンジに入ってきた捕食対象を積極的にバイトしているメバルがもしかすると存在するかもしれない。因みに、釣友(皆、僕より上手なAnglers)に『●○というポイント(このエギングポイント)はどう思いますか?』と尋ねたところ、『深すぎる』という返答だったと記憶している。


そう考えると、今シーズンメバルを狙う中で自分自身でやってみたい課題。

JH/プラグ/フロートに限らず、より潮流を意識した釣りを試みてみたい。

そして、僕自身にとって最も価値が高い、フロートの釣り。
福井のAnglerが、日本海でメバルを獲っていくために研鑽された技術を、上越糸魚川という僕のフィールドで、僕自身も深化していきたい。



そう強く思う。


・・・が、釣りに行けませぬ(´;ω;`)ウゥゥ。

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