激渋Rock! -Salt Water Lure Fishing -

陸っぱりから、メバル・アジ・アオリイカ・HRFを狙います。 Evidence & Experience-Based-Mebaring:根拠と経験に基づいたメバリングを展開したいと思います。


『魚を釣るためには、竿やリールといったデバイス以上に重要なものがある。』

これは僕の持論。


しかし、ペテ師匠との一連のdiscussionを経た結果。

『デバイス以上に重要なものがある』≠『デバイスは重要ではない』。

魚を釣るうえでデバイス以上に重要な事は沢山あるけれど、デバイスが重要ではないわけではない。


このことに気がついた一つのテレビゲームがあった。


任天堂Switch、マリオカート8デラックス。


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6歳の長男と4歳の次男の元に来た、サンタクロースからのプレゼント。

幼少期のこどもにテレビゲームをプレゼントしてもらう事にはとても抵抗があった。僕自身、学童期はテレビゲームを全く家でやる事はなく、反動として、中学生になってから親が寝た後でこっそりとゲームをやって朝起きられず、更にゲームが見つかって親に怒られるという経験を数度繰り返している。結果的に、浪人時代にドラゴンクエストⅠ~Ⅴ・三国志シリーズ・信長の野望シリーズに嵌ってしまった。僕が3浪した(センター試験を4回受けた!)のはゲームに嵌ってしまったのが一因だと考えられる。

上記経験から。

幼少期からテレビゲームとの付き合い方を子供たちに理解してほしいと思い購入したのだが、実際には僕と妻が夜な夜なマリオカート大会を開いている(笑)。

さて、マリオカートデラックス8。

このゲームは、任天堂のキャラクターを選択することが出来る。
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また、キャラクターだけではなくフレームやタイヤ、空を飛ぶためのグライダーを選択することが可能である。キャラクターの重量や選択するカートの特性、タイヤやカイトの特性などから、スピードが速くなるが曲がりにくくなったり、逆にスピードは落ちるけど曲がりやすかったり、ドリフトしやすかったりという様々な設定が可能となっている。

やり始めた当初は軽量級のちびマリオやベビーピーチに2輪のバイクを選択していたが、今のお気に入りは加速4.75でドリフト特化型のロイ・パタテン。
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妻と二人で熱い夜を過ごしております(勿論エロい意味ではありませんwww)。

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さて、今回の本題。



マリオカートでは、キャラクターやフレーム、タイヤ、グライダーに特性があり、更に64あるコースも直線コースが比較的多かったり、コーナーが多かったり、ダートであったりと変化に富んでいる。

同じように、僕が楽しんでいる釣り(=自分の中ではリアルなモンスターハンティンな意味合いを持っている)においても、釣り竿やリール、フロートやライン、JHワームやプラグにも特性があり、釣れる条件でも釣果に差が出てくるかもしれない。

その顕著な例がアジングだと考えている。

僕は浜からフロートを使って鰺を狙っている。しかし、魚信を感知できなかったり、リグを上手く潮に同調出来ない状況で覚知するバイトでは、前回釣行時のように半分以上の確率でばらしてしまう。こういった状況下で、鰺が浜に寄ってきていてJH単体で釣りが成立した場合、バイトを覚知して取り込むことが可能な確率は著しく向上する。かといって、僕が選定するポイントや立ち位置において、JH単体での釣りが成立するほどの短距離戦が成立する条件は稀だ
☆一方で、尺メバルはそこにいること(入ってくる条件)が重要で、あまり使用するデバイスを選ばないと考えている。バイトしてくる尺メバルがいれば、ユール―でもワームでもなんでも釣れる。


まとめると。


シャロー・テトラ帯・漁港等でのフロートを用いた僕の鰺釣りにおいて、


1.JH単体での釣りが魚までの距離の問題で成立しずらい

2.フロートだと覚知出来ない魚信がある(かもしれない)
3.フロートだとバラしてしまう確率が高くなる場合がある


だから、"新規に竿を買います"という事ではなく。

まずどうして上記問題が生じてしまうのか考える事にする。

1.JH単体での釣りが魚までの距離の問題で成立し難い

漁港内反転流狙いという釣りをしていたことが僕にはある。通称激渋ポイントと僕が勝手に言っている漁港内ポイントは、目の前にミクロな反転流が形成されるため、通常は距離を稼ぐ必要がない。

ただし、シャローという状況下で鰺を釣る際には、潮流を探るためや遠くにある沈み根へアプローチ出来るだけの飛距離が必要になる。結果的にキャロシステムやフロートを選択することになる。逆に言えば、1.2-2gのJHで充分飛距離を稼ぐことが可能であれば、この問題は解決するかもしれない。



2.フロートだと覚知出来ない魚信がある(かもしれない)

以前、GRF-TR68strageやPSSS610Sといった短距離の竿を使用していたことがある。GRF-TR85 PE specialしか使っていなかった僕にとっては、特にstrangeにおいて潮流の変化や地形、更には鰺のバイトといった情報を釣り手にとても与えてくれる竿だという印象がある。ただし、どうしても短距離戦になりがちなため、より遠くにいるシロメバルへのアプローチを考えた時に、やはり6ft8inchという長さは短く、複数本の竿を持ち込むことが困難なポイントも少なくなく、更に10gのフロートをフルキャスト出来る程の強さも無い。そのため、感度を向上させるためにショートロッドという選択肢は今のところはない。

では、どうやって覚知するべきなのか。

現在の僕が重要視しているのは。

リグに潮の重量を乗せる事。
テンションを竿先に感知し、テンションの変化を感じる事。

背後からの柔らかい風を受けながら、フロートリグをフルキャストし、払い出す潮の抵抗を感じながら、ゆっくりとリグをさびく。こうすることで常にテンションがリグに加わり、魚のバイトを覚知出来る可能性は高くなると考えている。これが出来なかったから、1月中旬の鰺釣りでは惨憺たる結果になったのだと考えている。

一方デバイス目線ではどうなのか。Strangeの良い点は、本気で鰺が釣れるタイミングが理解できるという特性を有していた点だ。目の前の一見単調に見える潮流の中、鰺がいるレンジの重量が手に伝わり、その重量が伝わって3カウント後にバイトが出る。そういった具体的な情報が伝わってくる点だ。残念ながら強風でストレンジを吹き飛ばしてしまったため、あの竿がどういう竿なのか今は手に取って確認することが出来ない。

一般的にデバイスという側面から"感度"という簡単なキーワードに当てはめれば、軽さ、トルザイドガイドやリールシートなどが答えになるのかもしれないが、デバイスに関しては僕は知識がないのであまり書く事は出来ない。


3.フロートだとバラしてしまう確率が高くなる場合がある

"フロートだとバラしが多い。"

これは僕だけの感覚かもしれない。デバイス云々ではなく、僕が技術的に劣っているという事だ。

しかし一方で、フロートだけどバラしがほとんどない場合もある。

バラしが少ない条件とは。

・上述したような竿に重量を乗せることが出来る場合
・小型ベイトフィッシュを捕食している場合
・地合

等があげられる。特にベイトフィッシュが接岸している場合、浜からのJH単体での釣りが成立することも少なくなく、結果的にバラすことが少ない印象を持っている。



こういった条件から、今僕が試してみたい釣り竿は。

GRF-TR85PEspecial
⇒メインはフロート、単体は2g~

欲しい竿
⇒メインはJH単体1.2gで、遠投することも可能。更に、フロートも背負える。

そんな竿を使ってみたいと今は考えている。
フロートメバルメインの時はGRF-TR85PEspecial、鰺メインでフロートメバルも狙いたい時に使える竿。


現段階使ってみたいと考えている竿は。

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1.2gのJHをメインに遠投出来て、10gのフロートも重量を感じながら投げれて、適度にテーパーはスローで年に一回歩かないかの真鯛も獲れて、軽量餌木を苦も無くキャストしアクションを付けられる。

そんな都合の良い竿はないかな。
などと邪な事を考えていたのですが、今はペテ師匠作の竿をお触りさせていただくのが楽しみです。同時に使わなくなったTict SRAM-TCR84S"reload"。僕の釣りには全く合わないこの竿を、何とかリメイクできないかどうか思案中。今年は忙しくなりそうだけれど、じっくりと取り掛かってみます。








子どもたちが眠り、久々にとることのできた一人の時間。


外は吹雪の中で、炬燵で暖まり、撮りためていたNFLのカンファレンスチャンピョンシップを見ながら釣りに向かう事の出来る時間。もちろん海に行ければいいのだけれど、雪の状況や悪化する海況等を考慮すれば、以前のように無理をしていく事は出来ない。ただ、釣りに向かうというのは釣行だけではないとかねがね考えている。自分の得た記憶と記録に向かうこの時間も、とても貴重だと思える。




さて、そろそろホタルイカの気配も出てきそうなこの時期に、昨年末から今年頭の記録です。



実は、年末に鰺が釣れる経験というのがあまりありませんでした。


理由はいくつかあるのですが、主な理由というのはメバルを主なターゲットとして狙っていたからかもしれません。(本当の事を言えば、ただ単に鰺を釣るのが下手くそなだけですが。)いずれにせよ、僕が主に狙っていたメバルでの立ち位置では、ごくまれに25㎝程度の個体が1匹釣れる程度でしか鰺が釣れる事がありませんでした。

それが、数年前にあるポイントに競合者であるG氏と同行する事で、『あれ、年末も鰺って釣れるの?』という疑問を持つようになりました。同時に、例え立ち位置が同じであってもメバルと鰺の狙い方が少し異なる事に気がつきました。

その違いとは何なのか。

古典的には、
・メバルが上を意識しているのに対して鰺はボトムを意識している
・鰺が釣れるときにはメバルは釣れない
・鰺は縦方向の意識が強くメバルは横方向への意識

と記載されていることが多いですが、実際にはあまり上記点を意識することがありません。これは上越糸魚川エリア、特にシャローという特性なのかもしれません。


僕自身は漠然と以下の問題を考えています。
潮が凝集するポイントと潮が凝集するエリア
SurfaceとSubsurface
前提となるベイトフィッシュの分布とベイトフィッシュのベイトの分布
実存するストラクチャーと形成されるストラクチャー
etc…
また、上記以上重要な点として、鰺が上越糸魚川エリアに接岸する理由/条件があると感じております。残念ながら、僕の中ではまだ言葉に落とし込むことが出来ません。鰺を釣る中で一つ一つ理由をつけていければ見えてくるものもあるかと、日々キャストを続けているというのが今の僕の限界です。




2018年12月中旬22時。

今季は比較的水温が高いと言われている。
それを実証かのように、メバルの初釣果が例年に比べ遅い。
12月中旬にも関わらず、胴長18㎝程の小さいアオリイカが釣れる。

こんな年もあるのだろう。

そう思いながらメバルを3尾釣って帰宅する事にする。

そのタイミングで釣友のG氏から僕の携帯に連絡がある。

『鰺が爆釣とは言わないまでも釣れてるよ。Max30cm!』

ああ、そうですか。でもメバルを釣ったので満足です。そう思いながら帰路に着いたが、妻が鰺を所望していたことを思い出す。G氏が入っていたであろうエリアに入り、フロート+JH0.8gにウェーブテールをセットしキャストする。

鰺が沸いていればSurfaceで反応があるだろうと思いつつキャストを繰り返すが、反応は無い。そもそもメバルが釣れていたところほどベイトの存在を認知できない。JHを2gに変更しレンジを刻んでいくが、それでも反応は無い。

G氏は中型クーラーボックスが半分程度埋まる鰺の写真を送り付けてくる。

『どこで釣っているのですか。教えてください。』

喉元までこの言葉が出かかったが、寸でのところで押し留まる。聴けばおそらく教えてくれるのだろうけど、鰺に関しては僕は彼の競合者だ。競合者にポイントを教わるという事は、釣果を得たとしても僕自身の満足度は下がる。

そうこうしているうちに日付は変わる。幸い明日は休みだ。一つ一つポイントを探りつつ移動を繰り返す。プレスポーニングの25㎝メバルを数匹釣るのは楽しいが、満足かと言えばクエスチョンマークがつく。

結局鯵の足取りを掴めず、マズメに向けて一休みしようと漁港に入る。

数時間の休憩後、起床。目覚ましがてら車をおり、まだ暗い中周囲を少し散歩していると。

"ぴしゃっ"

海面に何かがライズする。

目を凝らして海面を眺めると、時折ライズ音と波紋が確認できる。


何かいる。


そういえば、ここは春先にもベイトに絡んだ鯵が釣れるポイントだ。急いで車からタックルを取り出し、フロートリグにセットされたままの2inch Javastickをキャスト。ラインメンディングを行っている最中に、早くも魚信がある。急いで竿を立ててリールを巻くが、途中でばれてしまう。

急いでリグを回収し、再度キャスト。

フロートリグにしっかりとテンションをかけ、魚からの反応に集中する。・・・集中するまでもなく、魚がバイトする。すぐに竿を少し立てて強めの合わせをいれると、無事にフックアップ。

この後も活性の高い鰺からの反応を上手い具合に合わせることが出来た時にだけ、鯵を釣り上げることができ、周囲が明るくなるにつれて反応が薄れる。

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最終的に20cm平均の鰺を複数匹。
胃内容物は5-7㎝程度の小型ベイトフィッシュ。
奇しくも、春の稚鮎アジングポイントで、冬の小型ベイトフィッシュパターン。いや、パターンというのは短絡的だろう。おそらく、たまたま存在しているベイトが鰺を引っ張っているだけ。とはいえ、鯵がベイトに付いているのであれば、より強いポイントはあるはずだ。

次の日も出撃・・・とはいかず、海況が改善するのを待って出撃。


年末。

仕事納めが終わったその流れで出撃。ハタハタの接岸が遅れているのだろうか、シーバスアングラーは限定的であったため、複数の立ち位置で競合することなくキャストできる。

いくつかのポイントに入りベイトを補足する努力をするが、最もベイトフィッシュの反応が豊富であったのが僕にとってのホームポイントである幽霊テトラ。背後からのやや強めの風と、潮位と潮流がリグを上手く運んでくれる。

いくつかの弱い魚信に対して、JHとワームカラーのローテーションをしつつ、最適化できる条件を探る。この日はJavastick2inch+JH1.2gの組み合わせであった。リグを回収中にいきなりひったくるようにバイトがある。急いで引き上げると30㎝に届かない程度の大きさの鰺。今度は沖の潮のヨレでバイトが。と思えば、離岸流の際でも魚信がある。

結果。

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今度は少し良形の鰺を釣ることが出来た。

しかし、おそらく感知できないであろう多くの魚信、さらに、感知は出来れであろうが釣り切れない鯵の魚信、何とか釣り上げられる魚信。

疑問符がつく釣行であった。




久しぶりに海況が改善する1月上旬。

鯵が釣れているという情報を得て、仕事を終えて海へ。


南東の風4m/s。波は0.8m。鯵というよりはメバルな条件ではあるが、悪くはない。

そう思いながらキャストをするが、予想したほどにはうまくいかない。

あて潮、時折強く吹く南東の風、大きくうねる波。

ラインメンディングが出来ず、リグにテンションを乗せることが出来ない。

幾度となく波打ち際まで鯵を引き寄せるが、悉くバラしてしまう。

2時間ほど粘ったが、結論から言えば、釣り上げられたのはたった一匹。

心が折れて帰宅。




一連の釣行で得た教訓。

"おそらく感知できないであろう多くの魚信、さらに、感知は出来れであろうが釣り切れない鯵の魚信、何とか釣り上げられる魚信。"


鯵のバイトを感知すること。
多分、僕にとっては、ラインから得られる情報や、トルザイドガイドからもたらせられる反響、ましては竿のもつ感度が重要なのではないのだろう。

いや、これらは重要ではないわけではない。より重視することがある。

フロートリグにしっかりと重量を乗せること。
そのために、風向、風力、波高、潮位、潮の流れている向きを捉えること。
僕にとって、上記情報を得てこそ、次の段階でデバイス感度向上の重要性が出てくるのだろう。


こうやって考えていると、釣りに行きたくなってきた(笑)。




明けましておめでとうございます。




さて。



8月下旬から11月上旬まで長く続いたエギングが終了。



毎年のことながら、僕は燃え尽きてしまう。



今年は燃え尽きないように釣りをやろうと思っていたにも関わらず。



燃え尽き症候群とは、顧客にサービスを提供する職務(これをヒューマンサービスと定義します)への従事者が、まるで『燃え尽きたように』、急激にやる気を喪失し、休職・離職してしまう現象であるとされている。海外の研究グループ(MBI:Maslach Burnout Inventory)によると
1)情緒的消耗感:仕事を通じて情緒的に力を出し尽くし消耗してしまった状態
2)脱人格化:クライエントに対する無情で, 非人間的な対応
3)個人的達成感の低下
と定義されており、
原因にはストレス反応の結果生じるストレス反応だとされており、更には個人的要因・環境要因が関係すると言われている。
1)個人的要因:バーンアウトする傾向のあるヒューマンサービス従事者は、ひたむきさや他人と深くかかわろうと努力する姿勢が問題視されており、逆に問題が生じたとしてもマニュアル的対応で処理するような姿勢を取る従事者は消耗することが少ないとされている(同時に、信頼され感謝されるサービスが提供されることも少ない)。
2)環境要因:いうまでも無く、過重負担は職務ストレスの原因として多く取り上げられている要因であり、日々接するクライアントの数や長時間勤務、激しいノルマや睡眠時間の低下などがあげられる。
参考文献:久保真人 バーンアウト(燃え尽き症候群),日本労働研究雑誌 2007:(No.558); 54-64



上記内容を見ると自分が燃え尽きてしまう理由が良く理解できる。
1)個人的要因:魚釣りに対して情熱を持っているAngler程、釣りに対するひたむきさや釣りに深くかかわろうと努力する事は容易に想像することが出来る。ただし、残念なことに対象がイカであるだけに、常に満足できる釣果が得られるわけではなく、結果的に達成感が得られにくい。
2)環境的要因:あえて述べるまでも無い事ではあるが、釣りを続けるというのは体力的に過酷な状況というのが生じやすい。仕事を終えて、海に向かい、一晩中キャストし続け、マズメの一瞬だけ釣れて(⇒達成感が少ない)、また高速道路をふらふらになりながら長野に戻り、仮眠をとって仕事に向かう日々。加齢に伴って生じる体力の低下は、集中力の低下をもたらし、釣りだけではなく場合によっては仕事の質を下げてしまう事が生じうる。これもまた、釣りだけではなく仕事に置いての達成感を損なう条件である。



客観的に自分の釣行スタイルを見つめてみれば、燃え尽きる理由が良く分かる。特にアオリイカに関して言えば、地合いをいつ迎えるかというのが重要な意味を持つ。ただし、そのためには睡眠時間を削らざるを得ず、結果的に達成感は得られたとしても、肉体的・精神的な消耗感は強い。

逆に言えば、とても達成感のあったエギング釣行もあった(≒味わい深いエギング)。

来季は、こういった達成感、満足感の強い釣りを推し進めていきたいと考えている。






そんな若干燃え尽きた僕を奮い立たせる子供の一言。

『おとうちゃん、イカじゃなくて、魚食べたい。』

しばらく気象予報や海況のチェックから離れていた12月の中旬。久しぶりに開いた波予測は、メバルを釣るには絶妙な予測値をたたき出していた。タイドグラフと風予測を突き合わせつつ、出撃のタイミングを測る。今季はまだ2回の出撃が許されており、どう考えたって今日はチャンスだ。妻と子供たちに許可を得て、深夜に海へ向かう。



1.5時間後には、僕はポイントに立っていた。

波打ち際で手を海水につけると生暖かい。少し濁りが入っているが、もうしばらくすると風が濁りをどっかへ連れていくだろう。それ以上に、月明かりが気になるが、ストラクチャーを狙ってシェードを打っていこう。

潮が動き始めるまで、サラシにフロートをまみれさせたり明暗の際にユーリーをキャストしトレースしながらお茶を濁す。

そうこうしながら小一時間もたてば、潮が動き始め、濁りがあっという間にクリアな状態になる。同時に足元をよく見ると、明かりがこぼれるあたりにはオレンジ色の目をした小さな魚が溜まっている。この小型ベイトフィッシュがやってくるであろう潮に向けてキャスト。


メバルの魚信が比較的多く、数投に一尾の割合で釣れる。


アベレージサイズは25㎝程の中、比較的良型の個体をキープ。


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残念ながら、尺クラスには程遠い、大目に見てもせいぜい29㎝どまりの個体。やはり尺メバルは出るべくして出る個体であり、小型個体の中に混じる事はないのだろう。そう考え、尺が出る可能性を打っていくが今の僕に釣れるのはここまで。


場所を変えて、イカを数杯、アジを数尾釣って帰宅。
12月中旬にもかかわらず、イカが釣れるのにちょっとびっくり。

イカ大根
メバルの刺身
イカの刺身
鰺の刺身
メバルの皮の湯引き
メバルのあら汁
鰺の漬けユッケ

家族で美味しくいただきました。

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一連の釣行で得られた教訓。

"大きな達成感は、肉体的・精神的な消耗の向こう側に訪れる。"

そして、そういった努力が出来なかった今年の僕には、スポーニングの尺個体は微笑まなかったのだろうな。



そう考えれば。


燃え尽きる程釣りをすること。


僕にとってはそれは重要な意味を持つことなのだ。



さて、年間釣行計画で予定されていた7回の枠が埋まってしまったため、今シーズンの僕のエギングは終了。

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合計78杯/9回

この後、エギングを主目的とする釣行ではないけれど、メバルや鰺を釣りに行ったついでに12杯追加。この日は大量に接岸しており、小一時間で12杯という数は一晩やれば凄い数になったのではないかと今では少し悔しい思いをしているが、まあ、この時の僕にとっては既にメバルの方が価値が高かっただけww(因みに、3時間アジングキャロロッド+2.5号餌木で粘ったGさんは32杯)。合計90杯という数は、昨年と比較すれば貧果であったが、個人的にはとても良い釣りが出来たと満足できるシーズンだったように思う。

今思い起こしてみても、色々な釣りが出来たのが楽しかった。

9月上旬。
『今年は良いかもしれない』という僕の予測に反し、序盤戦は数を出すことに苦労した。いつもなら適当な場所で適当に2.5号の餌木を投げていれば簡単に釣れていたアオリイカが、釣れない。釣れない理由は真水の流入とかいろいろとあるけれど、釣れるイカを足を使って追い求めていくという"ペテスタイルル"の釣りを今季は経験することが出来た。


9月中旬~10月初旬。
『今年は簡単ではない』という状況をトレースするような低調な釣行が続く。さすがに1釣行で1杯2杯という事はないけれど、1か所一杯8カ所回って合計8杯というような釣りを積み重ねていた。この釣りの良い点は、粘らずに移動をすることで、各場所で最も簡単に釣れる1杯を積み重ねることが出来たことだ。この時期のRun&Gun styleというのは、実はこの記事を書いている今の時期にとても役立っている。・・・のだが、それはまた別のお話。


佐渡遠征
『ペテ公を圧倒してやる』つもりが、圧倒されてぺしゃんこにされました(笑)。来年は10/13(日)が満月大潮で、10/28(月)が新月大潮ですので、このどちらかの週末に佐渡へ行きませんか?。日程調整お願いします。


10月中旬~
『今期はもう終了』と思いきや、実はアオリイカの大量接岸に出会えたのも今季は10月以降であった。特に、"味わい深いエギング"が払い出す潮の中で成立しており、かつ良型個体が比較的簡単に釣れる状況でもあった。


11月中旬。
まさかの大量接岸(笑)。



いやぁ、釣りって楽しいっす。
メバルは少し苦しい局面があるけれど、エギングは底抜けに楽しい。
ただし、来年はペテ公との佐渡遠征でエギング開始となるかもしれない。


さて、12月も中盤を迎えようとする今日この頃。

・・・
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メバルが釣れない (´;ω;`) 。

【★★★微オカルト注意!★★★】



半分くらいはネタです(笑)。







幽霊テトラ。



以前にも幾度となく書いたことがあるのだが、このポイントは基本的にテトラポットの上に立って釣りをするポイントで、複雑に入り込んでくる潮流と真正面に潮が払い出すという絶好の条件を有しており、比較的波に弱いという点を除けば、僕にとっては最も実績のあり続けるポイントの一つだ。



ある一点を除けば。




僕の幽霊テトラでの1st.コンタクトは数年前の真冬だったと記憶している。


テトラの上で釣りをしていると、不意に強く背中を押されるような感覚を受ける。恐らく時折強く吹く南風がそう思わせるのだろうが、あまりに強い感覚であるため、振り返って確認すると何か白いボンヤリとしたイメージが僕の眼球を通して視覚野に結像する。イメージの上部中央、所謂顔に当たる部分の真ん中から下1/3に位置には、赤い唇。そして、赤い唇はまるでにやけるように開き、僕をせせら笑っている印象を受ける。


不思議と怖い感じは全くしなかったが、強く押される感覚が頻回なので、『五月蠅い!』と少し声を大きく出すと押されなくなった。その後、それまでは全く反応の無かった海が急に騒がしくなり、27-9㎝程度のメバルや大型の黒鯛が小一時間程釣れ続けた後、僕の左右およそ50mにわたってホタルイカが接岸するという幻想的な経験(下の画像を参照)をすることが出来た。

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僕にとってはとても神秘的な経験であったと同時に、思い出深い経験でもあり、そこには恐ろしさ、怖さといった感覚はあまりなかった。





この経験以降、僕は幽霊テトラに通いつめていく。



一投目から尺クラスのメバルが釣れたり、見たことも無いような体高のメバル(ブルー尾短型)が釣れたり、年無クラスの黒鯛が釣れたり、尺鰺が乱舞したり。勿論パラダイスのようなこの状況が成立するのはごくごく稀であり、常に釣れるわけではない。ただ不思議な事に、釣れるときは背中を押されたり、なんとなく違和感を覚知するような独特の雰囲気がある時に多いような気がしている。




当初はとてもいやらしく感じていた白いイメージの中に浮かびせせら笑っていた赤い唇も、今となっては『よっ、また来たな!』程度の暖かさをその場所で感じるようになり、まるで高校時代の同級生とでも会うような気軽ささえ出てきたような印象を持つと同時に、初めてここでコンタクトがあった時のようないわゆる明確な"白いイメージ"を持つことは既になくなっていた。






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話のベクトルを少しだけ変更します。

この夏、偶然にも機会があったため『稲川淳二の怪談ナイト』という稲川淳二氏の講演会に参加してきました。
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講演会というか、要は怖い話を聞く会です。

内容は詳しくは書かないですが、ありきたりな怖い話、心温まる不思議な話、都市伝説に絡ませた話など、2時間の講演があっという間に過ぎるほどに思えるほど興味深い時間を過ごすことが出来ました。特に、"心温まる不思議な話"には僕もグッときました。話が終わり明かりが落ちる瞬間に稲川氏がそっと涙をぬぐう仕草を見せるといった、とても練られた演出が素晴らしいと感じました。


この怪談ナイトという講演会の後半は、心霊写真コーナーで成立しています。色々な心霊写真を稲川氏が我々に見せてくれるという、これも興味深い内容でした。

その中で一つ気になる話がありました。
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上記写真。

皆様はお分かりになると思いますが、水面から浮かぶ(女性の?)顔が認められます。
この写真で認められる女性の顔。当初は横を向いており、とても鋭い表情をしていたようです。それが徐々に正面へと向かうと同時に『優しい表情に変化している』と稲川氏はおっしゃっていました。


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優しい表情に変化している』事。
幽霊テトラで僕が覚地している"何か"の印象も。
どこかしら優しさや懐かしさに似たイメージを持っていた。


持っていたのだが・・・。









2nd.コンタクトはこの秋、9月の新月大潮周りだった。



特に光量も無く、払い出す潮以外にアオリイカが釣れる要素を認識することは無し。にもかかわらず、ある場所に入った瞬間に、アオリイカからのコンタクトが劇的に増える。コンタクトは多いものの、なかなか乗らない。なぜかイカが途中で触腕をはなしてしまう。時には1回のキャストで数回の魚信があり、イカが手を離した瞬間にエギをしばらく放置すると釣れるというちょっといつもと異なる反応があったポイントもあった。

波は0.4mくらいで時折気になる程度のウネリが入ってくるといった状況。


暗い中でも横にはいくつも払い出す潮があり、背後から優しく吹く風は、『優しい表情』にも思えるほどであり、釣れるという強いイメージを持つ。僕は普段はあまりウェーディングをしない。ウェーダーを装着したとしても、せいぜい波打ち際に立ち込むぐらい。でも、この時はなぜか膝上まで水に浸かりながら、ポイントを奥へ奥へと入っていく。


イカの反応は多く、今シーズンの釣果を思えばまあまあ釣れる。一つの払い出す潮で数杯。移動した払い出す潮で数杯釣れ続けるうちに、膝上まで水に浸かりながらどんどん移動を繰り返す。



"あそこの払い出す潮まで行きたい"

"あそこのストラクチャーの際にエギを通したい"




そんなことを考えながらどんどん奥に入っていく最中に。

何の気無しに自分が来た道を確認する。入水したポイントからは50m程で、時折強く干渉した波が腰上まで到達し、ゴロタ石は徐々に大きくなっており、足元は不安定になってきている。



冷静に考えれば、こんなところまで入ってきてよいはずがない。




そう考えた瞬間、進行方向に強烈な違和感を覚える。同時に、蒸れたウェーダーの中冷汗が胸元を伝わり、総毛が粟立つ。『これ以上進むべきではない』という思いが僕の中で優勢となり、戻ることを決断し来た道を戻る。とてもじゃないが振り返ることなどできないような、尋常じゃない雰囲気を背後に感じつつ、1時間かけて立ち込んできた道のりを10分程度で浜へ。

何とか最後のストラクチャーに手をかけ、自分が戻ってきた道を確認すると。



・・・


僕がキャストしていた場所に存在する、白いイメージといやらしくゆがむ赤い唇


・・・




妻がウェーティングジャケットの中に入れておいてくれた塩が入った小袋を取り出し、肩から足元にパラパラと振りかけ、一礼してその場を立ち去る。更に、不意に大型魚が釣れた時に臭みを取る目的で車の中に常備してある日本酒でうがいをする。








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さて、今回の現象。



僕が行うウェーディング行為は海に入る行為であり、水に入るという行為は本来は禊としての側面がある。一方で、魚を釣るという行為は殺生をするという穢れの側面を持っており、禊と殺生という二律背反する概念は、一般的には日本人のDNAの中に畏敬の念をもって刻まれていると考えられる。また、水がある場所というのは歴史的に霊が描かれることがあり(ex.番町皿屋敷・柳の下の幽霊)、日本人の中に水と霊との関係は強く因果づけられている。更に、水がある場所では不幸な事故も生じる可能性があり、危険性と霊的な恐怖心をミックスして、子供たちを水に関与する事故から遠ざけようとする社会的な知恵もあるかもしれない。


今回僕が体験した事象に関して考察すれば。


水に対する危険性と霊的な恐怖心と、僕が過去に得た白いボンヤリとした存在に赤い唇といったイメージが形而下に存在し、幽霊テトラでの過去の体験と今回の危険な行動が相合わさって、僕の視覚野に再度結像したのだろう。



ただし、僕は自分自身を科学者の端くれだと考えており、所謂心霊現象とか宇宙人とかの類は全く信じていない。一方で、生命科学を生業にしている以上、現代の科学で解明できない事は多くあるという事も理解している。そういった意味で、現代の科学で解明できない多くの事象を幽霊や宇宙人の仕業と考えて、科学的に理由を解明するのをやめることにこそ問題はあると考えている。今回僕が遭遇した一連の事象に関しても、"現代の科学で解明できない何か"であり、それが科学的に解明される日がいつかやってくると考えている。

(にもかかわらず、オカルト話は大好きで、今回もお塩と日本酒でお清めしているのには笑えます。)







まあ、言い訳は良しとして。


やはり、海で釣りをするという事は危険を伴う。一旦事故が起これば、家族だけでなく救助をしていただく公的機関の方々や捜索隊等、多くの人に迷惑をかけることになる。

あれだけスノーボードが好きだった僕が、ニセコで立木に激突して下顎を骨折して以降、ほとんどスノーボードをやらなくなったのと同じ理由で、海で事故が生じた場合、精神的にも、もしかすると物理的にも僕はもう竿を握る事が出来なくなるだろう。


長く釣りを楽しむために。

幽霊テトラには行くけど、無茶な釣りはやめよう。

そう強く感じつつ仮眠をとって翌朝。

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やっぱり

マズメなどない!






追)ピーチさん、こんなところで釣りをしていますので是非探し出してください_(._.)_。一緒に幽霊テトラで釣りしましょう(笑)。




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