激渋Rock! -Salt Water Lure Fishing -

陸っぱりから、メバル・アジ・アオリイカ・HRFを狙います。 Evidence & Experience-Based-Mebaring:根拠と経験に基づいたメバリングを展開したいと思います。

日付 2017.03.13
時刻 23:00~翌6:00
天候 晴れ
潮回 大潮
干満 (上げ7分~)満潮~下げ7分
水温 11℃
風向 南西3m
波高 0-50㎝
月齢 14.5
15
前5日間合計累積日照時間 
    34.1hr
前10日間合計降水量
    65.0mm
前5日間平均気温
    4.52℃

釣果
①鰺 41㎝×1 30㎝×3 20㎝×5
胃内容:マイクロベイト
卵有無:無
②ソイ 40㎝×1 その他多数
胃内容:不明
卵有無:不明 (おそらく有)





3月初旬。




海況天気が徐々に安定を見せ始める3月頭。
僕のスマートフォンに一件の着信履歴がある。
嬉しいことに、"餌釣り師匠"からの電話があったようだ。
急いで仕事を終え、自宅駐車場で餌釣り師匠に電話をする。

こんばんは!

久しぶりに餌釣り師匠との会話を楽しむ。

・昨年秋のエギングに関して
・昨年初冬のジギングに関して
・初冬のプレスポーニングメバルに関して
・1-2月のヤリイカの情報に関して
・1-2月、そして3月のホタルイカとメバル等に関して
・総じてポイント選択に関して

体調やご家庭の事情があったのか、今年はまだ釣りに出ていないようであった。

『是非都合をつけますので、ご一緒させてください!』と同行のお願いをして電話を切る。



その後、数回電話でやり取りをする。
お互いが共有している情報を持ち合い、あの日はどうか、この日はダメだなどと考えながら、釣りになるであろう日を予測する。


天気が良く、海況も安定するこの日。
とても残念なことに、大潮ではあるが満月。
僕の中では"釣果は得にくい"という予測であった。
行くかどうか悶々と悩んでいるさなか、スマホに着信。

『はい、仕事が終わったらすぐ行きます!』と答える僕(笑)。

当日、良い具合に仕事が進んでいたのだけれど、緊急の仕事が入る。
そのため「お互いやりたい場所で釣りをした後落ち合おう」という事に決定。

仕事が終わり、ここ最近気になっているいくつかのポイントを見て回る。
やはりどのポイントでもホタルイカの反応は捕食発光も含めて皆無。
僕が比較的好む"変化"にはメバルが付いていないような気がする。

であれば。

多くのLight salt Anglerが選択するであろう一般的条件を探る。
その一般条件に当てはまる多くのポイントの中の一つ。
最近気に入っているポイントの"その立ち位置"へ。

10gのスーパーボールフロートに0.4gJH+FireFlyをセット。

反応は一投目から。
リグをさびいている途中の違和感と更に。

コツ。

これはメバルの魚信ではない。
小さな硬質なバイトと先行したモゾっとした違和感。
反射的にある程度の初速をもって竿を立て、魚をかけに行く。
最初はゆっくりと揺蕩っていた魚は、リールが巻かれるにつれ反転。
想定した魚にしてはその重量感と引きは大きく、近づくにつれ期待は高まる。

小さな寄せる波に併せて、テンションがかからないように魚をズッと手繰り寄せる。
4
鰺41㎝。


恐らく地合いは長くない。
そんな風に思いながらキャストを繰り返すが反応は無い。
"居着き"の鰺が蛍烏賊等の豊富なたんぱくをShallowで捕食したのだろう。


こんな時期に、こんな水温で鰺が釣れるわけない。


ちょうど満潮潮止まりに時間があたったのだろう。
頭を切り替えて広くメバルを探る努力をするが、釣れない。
しょうがないので、フロートを外し、3.5gJHにFireFlyをセットしソイを狙う。
サンドバー馬の背からしばし立ち位置をずらし、水深があるであろうポイントへ。

追い風に乗せて3.5gJHをフルキャスト。
着水したのち、竿を45°の角度で保持し、カウント20でボトム。
ボトムべったりだと根掛かりしてしまうので、竿を少し立ててJHをさびく。

・・・
なんか違和感。

試しにJHを2.0gへ、FireFlyをペケペケロングへと変更しキャスト。
ボトムをとった後、3回の大きなワインドアクションを見せた後のフォールで。

コツ。

やっぱり鰺がいる。
この後、小一時間飽きない程度に良型鰺が釣れ、地合いが終わる。

2




反応が無いため、フロートセッティングに戻し再度ポイントを広く探る。

いくつかのストラクチャーが潮流と絡む場所で。

カツッン。

硬質なバイト。
黒鯛と思ったが暴れない。
上がってきたのは40㎝のソイ。
6


満月の夜に、41㎝の鰺と40㎝のソイ。

僕にとっては大満足。

水分を補給に車に戻ると、時刻は2時。


そうだ、餌釣り師匠に会いに行こう。
そう思いながら、車を走らせ師匠のポイントへ。
お土産は二番目に大きかった36㎝の鰺と40㎝のソイ。

餌釣り師匠に進呈させていただく前に記念撮影。
(画像が暗いなぁorz)
1

挨拶をかわし、近況を語り合う。
同時に、今日のこのポイントの情報をやり取り。
25㎝程度のメバルしか釣れていないようであった。

メバルはいるけど、喰いが立たないね。

師匠と幾度となくDiscussionした、メバルが出てくるための条件。
このタイミングは、メバルが出てくるには少し条件が悪い。

会話を止めて、しばし海を眺めつつ師匠の釣りを見る。

師匠はおよそ20mほどウキをキャスト。
スーパーボールフロート程潮は掴まないだろう師匠の棒ウキは、それなりに強い潮流がある中で、ゆっくりとバイトさせるポイントに向かう。ロッドをさびいて巻いて、テンションをかけてなどといった人為が加わらないナチュラルな動き。ウキ下にはがん玉が打たれており、その日の潮流の強さに応じて、また刻一刻と変わる変化に対応しつつ刺し餌が送り込まれていく。少し沖を流れる潮流のメインストリームと、足元にグワッと寄ってくる反転流とのヨレ。恐らく師匠はその境を狙っていたのだろう、僕だとしてもその境界面を狙う。

残念ながら、この時師匠のウキが沈むことは無かった。


                                                      

まだ僕がメバル釣りを始めた間もない頃。

真冬の北風が少し緩む夜。
この場所で試行錯誤しながらJHワームやユーリーで釣りをしていた。数回通い込んで行くと、いつも同じ場所で釣りをしているおじさん(=餌釣り師匠)がいる事に気付く。『こんばんは、釣れますか?』等挨拶をかわすうちに、いつしか顔なじみになる。僕にとっては、このポイントで22~25㎝程度のメバルが2-3匹釣れるのだが、餌釣り師匠は10匹単位でメバルを釣る。僕の釣るメバルは、そのバイトがせいぜい5mの範囲ででしか出ない。一方餌釣り師匠は、ウキの遠投性能を生かし、僕より遥か遠くでバタバタとメバルをかけていく。

『ここは遠くにもメバルがいるよ。』

そう教えていただいた結果、次の日にはぶっ飛びロッカーを購入。数週後再度そのポイントに立つと、餌釣り師匠もいらっしゃる。近距離のメバルを獲った後、フロートを付けて、餌釣り師匠の投げているところ近くにキャストするがメバルは釣れない。ワームをローテーションしたり、試しにフロートの先にプラグを付けたりしたけれど、釣れない。

『何で僕には釣れないのでしょう。』

師匠は笑いながら僕に言う。

『メバルはどこにいると思う? どっちを向いていると思う? 何を食べている? メバルが定位しているレンジは? そういったことを考えて、僕たちはメバルにどうアプローチしたらいいのだろう。私は餌釣りメインでワームの釣りをあまりしないのだけれど、君には君の釣り方があるのではないか。それを考えたらいいよ。』

帰宅後、釣りにならない時間はPCでメバルの習性を調べたり、⑬の加来氏が執筆された本や先達のブログを、目を皿のようにして読破する毎日。

メバルはどこにいるの?
⇒岩礁帯 場合によっては浮いている 光に寄せられる習性あり
どっちを向いていると思う?
⇒潮に向かって
何を食べている?
⇒おそらくこの時期は流下ベイト
メバルが定位しているレンジは?
近距離は中層~ボトム 潮の中では活性の高い個体群は浮いている

色々と調べて再度釣りに出ると、そこには餌釣り師匠がいらっしゃった。


光が海面に落ちる場所。

"活性の高いメバルはライズはしていないが、流下ベイトを捕食するため浮いてきているはずだ"。そう考え、フロートを光が落ちるポイントのさらに潮上にキャストする。キャストした瞬間、後ろで僕の釣りを眺めていらっしゃった師匠が、おッっと声を上げる。柔らかくフロートから竿先にテンションをかけて、メバルがいると想定できるポイントに流していくと一投目で反応がある。しかも、サイズは一回り大きく26-28㎝の個体群。

そうか、そういう事か。

どうやってメバルにアプローチするかという事だけではなく、メバルのいる場所へ至る潮へ、どうやってアプローチするかという事の重要性。この点を餌釣り師匠と同行することで徹底的に叩き込んでいただいた。

ちょうど同時期に、もう一人の師匠であるぺて公ぺて師匠と出会う。
ぺて師匠からいただいたご教示も、僕にとっては革新的であった。

が、今回は割愛。

                                                    

40㎝のソイと36㎝の鰺を餌釣り師匠へ進呈する。

〇〇さん、釣りが上手になったね。

帰り際に餌釣り師匠からいただいた嬉しいお言葉。
『いや、そんなことはありません。』と答えながらもニヤニヤしてしまう。

いや、鰺とソイくれたから、リップサービスだよ。10年メバルを釣り続けてやっと一人前だよ。

・・・orz 手厳しい(笑)。


餌釣り師匠といくつかのポイントへ通い込んだ一連の釣行経験。
僕はプラグ、師匠は季節に併せた様々な餌で、多くのメバルに挑んだ。

ある時は師匠のオキアミに群がった鰺にワームで惨敗したり、またある時は餌には反応を全く示さないメバルをルアーで山のように釣ったりと、とても楽しい経験が出来たと思う。

この"楽しさ"に、僕の釣りの原体験があるような気がする。




一般的に、餌釣り師とルアーマンはなかなか理解することが出来ないイメージがある。


長野県民同士の釣り人がラインが絡まったことからトラブルになり、ナイフで相手を切りつけた。
警察は41歳の男を殺人未遂で逮捕。



昨年筒石漁港で発生した、クロダイを狙っていたAnglerとイナダ(又は大型サヨリ)を狙っていたAnglerによる事件。僕も長野県の釣り人として、お互いの気持ちは半分くらいは理解出来るが、はたしてこんな事をやっていて楽しいのか。おそらく事件をおこした両者ともに釣りが楽しいものにならなくなっているのではないだろうか。・・・そう言えば僕も41歳だった。勿論僕ではありません(笑)。



餌釣り師匠と釣りをしていて、『こっちのポイント釣れるよ。早くおいで!』と言われることは多々あったが、あっちへ行けと言われたことは全く無い。更に、僕だけでは無く他のAnglerが来てもポイントの攻め方等を惜しげも無く披露していらっしゃった(注:だからと言って"簡単に大型メバルが釣れるほど甘くは無い"ともおっしゃっていましたww)。



結局は、餌釣り師匠のお人柄なのだろうなと感じる。

また機会があれば、餌釣り師匠と楽しい時間を過ごしたい。











さて、二つの命題に関して考えていきたい。

1.〇〇のメバルと××の鰺

この点について書こうと思ったのだけれど。
ポイントエリア選択に関わるため、書くことはできない。

一つだけ。
何故今年はこうなっているのか。
理由は現段階で不明だが、おそらく何かの要因があるに違いない。

今後も検討していく。

・・・
と書いたのだけれど、2.を書き進めていくうちに理解できた(笑)。




2.満月のBlack Rock Fish.

真冬~初春の満月大潮周りでソイが釣れている。
以下、弊ブログより。
年末年始、釣友と。
Respect & Sympathy. + 泣き尺(笑)

以下Gyo-Net wikから抜粋

ソイは根魚と呼ばれる魚の一つで、岩礁域・堤防沿い・テトラ周りなどに生息する。


海魚であり夜行性の魚である。

明るいうちは岩礁などの隙間に潜んであまり動かないが、夜になると隙間などから出て活発に餌をとる。

日本各地に生息し、特に北日本に多く分布する。


ソイは胎生魚であり、産卵はせず仔魚[-しぎょ(つまり子の状態)]で産まれる。

卵は腹の中で孵化する。

稚魚期から2歳の秋までは浅瀬の岩礁域や防波堤などに棲み、秋から冬にかけて50m~100mの岩礁域に移動する。

交尾は秋から冬にかけて行われ、メスの体内へ送り込まれた精子はすぐには受精せず一旦休眠し、4月~5月ころに活性化し受精する。妊娠したメスは浅場へと移動し5月~6月にかけて出産する。この行動は南の地方ほど時期が早くなる。出産は夜間おこなわれる。出産の終わったメスは秋になると再び深場へと移動する。成魚の餌は主に魚類である。



メバルとは異なり、最大漁獲が北海道で得られる事から比較的低水温を好む魚であることは、上越糸魚川が最低水温期を迎えるこの時期でも釣りの対象魚となる一つの大きな理由だと考えられる。では、ソイが釣れる理由は何なのだろう。


メバルであれ、ソイであれ。

Shallowにやってくる理由は、主に捕食行動/生殖行動だと思われる。


1)捕食行動に関して
真冬の満月に絡むソイの胃内容物は、ほぼマイクロベイト(一部蛍烏賊)であった。
マイクロベイトである動物性プランクトンは、日周鉛直運動を行う。日周鉛直運動とは、日中水深のある層へ分布しているプランクトンが夜間は浅い層へと分布するという運動で、満月期の夜間は被食を恐れて水深が大きくなるといわれている。もし満月にプランクトンが深層へ移動するのであれば、これらを捕食する魚も深層へ引き寄せられるはずである。

しかし、この記事でいくつかの考えがつながった。

ここで考えてみたいのが、プランクトンの生殖行動である。

Angler's groupという富山の釣り具店のブログに興味深い記事があった。『エビは満月に生殖行動を行う』という記事だ。学術的裏付けが確認できないので断定はできないが、確かに、人の男性・女性も満月期に発情期を迎え、出産も満月に行われることが多い点はEvidenceが得られるであろう。(*ちなみに僕は新月期は釣りに夢中になることもあるため、満月にムラムラ来ます。←うるさいよ!) さらにどうでもいいけれど、様々な小説を見ても、小説内で男女の交合が行われる情景は、月明かりの元であること多いような気がする(村上春樹;ノルウェイの森、 宮城谷昌光;星雲遙かに、 司馬遼太郎:龍馬がゆく  他多数)。そう考えると、満月期にムラムラ来るのは実は種の保存の根幹に関わるものなのかもしれない。この数行ほんとどうでもいいけど、下ネタ好きなので許してください(笑)。

さて、満月期は明るさからもあり、小型回遊魚等はなかなか浮いてこない。これは、自分自身が他の上位捕食者に捕食されるというリスクを回避するためであろう。そのため、食物連鎖の最下層にいるプランクトンにとっては、一般的には安全だと考えられないだろうか。種の生残と種に刷り込まれた満月の生殖行動はもしかすると理に適っているのかもしれない。

ソイに戻る。
真冬の厳寒期、一般的には魚食性の強いソイが捕食するものは限られているであろう。勿論ホタルイカは大量に接岸すれば貴重なタンパク源となるだろうが、上越糸魚川で捕食できるホタルイカはおよそ限られているであろう。そういったベイトが不在の条件下では、マイクロベイトは貴重な食物となっている可能性がある。


つまり。
厳寒期満月
→明るさによる被食+低水温による小型回遊魚の不在
→マイクロベイトの生殖・繁殖行動の活性化
→ソイによるマイクロベイト捕食行動の活性化
(勿論ホタルイカの存在等によるソイ群の捕食活性の増大もあります。)

ここで疑問が残る。
小型回遊魚の不在と書いたにもかかわらず、鰺が湧いていた点。
この時期明らかに、鰺は近くまで来ている。マイクロベイトの存在密度の上昇を、たまたま鰺の群れが補足できたに過ぎないと考えている。それだけShallowは良い状況になりつつあるのであろう。



2)生殖産卵行動に関して


ソイは胎生魚であり、産卵はせず仔魚で産まれる。卵は腹の中で孵化する。 交尾は秋から冬にかけて行われ、メスの体内へ送り込まれた精子はすぐには受精せず一旦休眠し、4月~5月ころに活性化し受精する。妊娠したメスは浅場へと移動し5月~6月にかけて出産する。


上記Gyonetの記載が正しければ、交配が行われ、雌の体内で育成した胎卵は受精する直前の状態であると考えられる。これを裏付けるように、前回釣れた43㎝の黒ソイのお腹の中では胎卵が大きくなっていたのを覚えている。

-産卵前の荒食い-
おそらく、産卵を控えたソイにとって今はまさに食欲がまさる時期なのであろう。
再度手前事で申し訳ないが、私の美しい奥様も、妊娠初期に悪阻で体重が7kg減少し現在(30週)は+3kg合計+10㎏のV字回復を達成し、更に連日連夜子供たちが寝た後にご飯を大盛で夜食として摂取しているという状況でございます。
何が言いたいかというと、産卵前の個体は本能的に体力をつけるため、そして産後の体力低下に伴う捕食活動性の低下に備えるため、積極的の捕食を行っている可能性があるという事。
8

上記の下段真ん中のメバル。
腹パンパンで明らかにプレスポーニング個体。
何故この画像を出したかというと、産卵前の荒食いはSebastes属では生じうるという事を示したかったから。(ちなみにメバル:Sebastes inermis, Sebastes cheni, Sebastes ventricosus  黒ソイ: Sebastes schlegelii Hilgendorf)。


上記から、厳寒期満月大潮でソイが釣れる理由(現段階での仮説)を以下に示す。

①厳寒期ベイトが乏しい中でのプランクトン生殖行動によるベイト密度の上昇
②①に併せてソイの産卵前の捕食行動の合致


メバルが簡単ではなくなるこの季節に、黒ソイが釣れることはとてもありがたい。
今回の検証が、来シーズン以降も再現性が得られればいいなぁと感じる。

再現性、つまり、僕にとって重要なEvidenceだ。




保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存保存

いつもチェックしている情報から、久々に海況が安定しそうだ。



一週間近く前から"Day1."を予測し、その日の予報の変化の有無を確認する。




そしてその日に向けて。

①メイホーのタックルケースの中に入れるプラグ/ワームを選択。
・ユーリー三兄弟(ユーリー・マグナム・マグナムスリム)
・ZQ/チヌペン蛍/Fire fly
・2-3inchカーリーテール/4inch W-tail Grub
・普通のメバル用ワーム
・各種フロート&ケミ蛍
・0.4/0.8/1.2/2.0/3.0g JH(適当)
②リールのメンテナンス;オイル&グリス
③竿の選定;PEspecial? Zengake special?
④ウェーダーのチェック


夜な夜な、入れては出して、入れては出して・・・卑猥だな
持っていくプラグやワームを選択しては除外し、再度選択・・・という動作を幾度となく繰り返す。頭の中では35㎝のメバルを釣った気になって、どのポイントでどのリグで等と考えるこの時間こそが、趣味の釣りを楽しむ僕にとっての至福の時間。






Day1.

この日は4連戦の初日。
仕事を終え子供達と就寝。
長丁場を控え、体力を温存。
数時間の仮眠後北へと向かう。

日中は、長野でも10℃を上回ったこの日。
妙高近辺を通過していも、気温は2℃と高い。

初日にやるべきことは、『蛍烏賊接岸エリアを探る』事。
更には、蛍烏賊に限らず、ベイトの有無と藻場のチェック。
ただ、蛍烏賊の接岸を探ってはいるものの、接岸は疑わしい。


少し波っ気があるため接岸は明日・明後日。


そう思いながらも一つ一つポイントを探っていく。
短い時間で移動を繰り返しながら選択した本命ポイント。
蛍烏賊を予測した地合いにもかかわらず捕食発光すらない。


僕の中での"ホタルイカパターン"時のサーチワームである3inchカーリーテールで広くエリアを探るが反応は無く、レンジを落としてひっかけてきた藻にも、ワレカラ等のベイトはついていない。ホタルイカがいない状況下であったため、対メバル用のワームを試すが反応は無い。

少しだけエリアを達観してみる。

Shallowで釣りをするのに少し気になる程度の波と、深く濃い水色。

左からは強い払い出す離岸流。
右からは、45°の角度をもって、離岸流に楔を打ち込む潮流。
ちょうど潮と潮がぶつかる場所で、潮が一部ヨレを形成し、その奥にアオリイカは潜む。

一つやってみたいことがあった。

夏に¥100で投げ売りされていたFirefly。
たくさん買ったはいいけど、あまり信用はしていなかった。
信用していないため、持参はすれど使用はしないワームの代表。
今回大量の在庫を掃けさせるためにもFireflyを使用してみることにしてみた。


自作フロートにケミ蛍を装着後1gコブラ29にFireflyをセット。
セットしようとするが、JHを刺す度にとボロボロと崩れていく。
投げ売りされていた理由はこの耐久性のなさか。

などと思いながら、リグを5割程度の力でキャスト。
右からくる潮流にフロートを載せ、巻かずにテンションだけかけて流す。
フロートとリグに潮流を掴ませ、一定のテンションを感じながら潮に乗せる。
目標となる潮のヨレにゆっくりとリグを通し、その場でステイ。

頭の中でカウント。

僕の大好きなスローな展開。

・・・コン。

恐らくロックフィッシュであろう瞬間的なバイトに対し、PEspecialを立てる。
数回の突っ込みの後、ロッドに心地よい重みだけを乗せながら釣り上げたのはソイ。

ほぼ同じコースでソイが入れ食いとなる。
試しにチヌペン蛍やZQを使用すると、こちらも好反応。
サイズは20~25㎝とそれほど大きくはないが、久しぶりの魚からの反応は楽しい。
(いやしかし、FireFlyは2-3匹釣るとボロボロになってしまうorz。)

鰓が傷ついた数匹をキープする。

なるほど。
ソイなど比較的寒さに強いロックフィッシュはホタルイカを意識している。
(後に胃内容を確認するが、残念ながら蛍烏賊の捕食はない。)


ではメバルはどうなのか。

上述した潮のヨレは、メバルを釣るうえでの僕の一つの尺ポイント。
ただし、経験上この最低水温期にこのヨレの中にメバルは出てこない。

目標はストラクチャー。

もしこのポイントにメバルがいるとすれば。
比較的水深のあるストラクチャーの基部、深く洞窟状に掘られた中にメバルは数匹で隠れているはず。そこでじっとして、海況の良い穏やかな日に、上から流れてくる流下ベイトを捕食しているのだろう。ただし、ソイはホタルイカを意識しているように感じる。

メバルの中での季節のサーカディアンリズムにも、蛍烏賊が刻まれているだろう。

そう考え、リグをフルキャストし沖のシモリを狙う。
・・・Fireflyだけぶっ飛んでいきましたorz。

手持ちのJHで、ワームがずれるのを防止できるものを探す。
2gのシラスヘッドが数個入っており、FireFlyを丁寧にセットする。
8割の力でリグをキャストし、沖のシモリ近辺でリグを揺蕩わせる。

テンションを張らず緩めず。

・・・

こういった釣りをしていると、餌釣り師匠との釣りを思い出す。
師匠は、ウキを使ってメバルを狙うのだけれど、メバルは多彩なバイトをする。着水するやいなや餌をひったくるように捕食すると思えば、10分以上も餌一部を咥えるだけ。ウキは沈むのだけれど、アワセの動作を入れても乗らない。

僕がスローな釣りの展開を好きなのも、この餌釣り師匠の釣り方を見ているからかもしれない。メバルはリグを見ている。そして、捕食態勢に入ったとしてもワームを咥えているだけかもしれない。メバルが喰い込めば、自動的にゲイブはメバルの口にフッキングするだろう。

久しぶりに、餌釣り師匠と釣りをしたいなぁ。

そんなことを考えていると。

じんわりとメバルがリグに乗るテンションを感じる。
竿を少し立て、聞きに行くのと同時に、滑らかな引き。

『ああ、メバルだ。』

Fireflyがボロボロになったので2inchカーリーテールへ変更し、同じようなコースをトレースする。反応が無いため、手持ちのメバルワームを選択するも反応なし。再度新しいFireFlyをセットし、ストラクチャーの際を探ると、先ほどと同じ場所でメバルからの反応がある。

ここでタイムアップ。

3


この日得ることが出来た情報

①魚はホタルイカを意識しているかもしれない
⇒比較的蛍烏賊を模したルアーに反応が集中したが捕食は確認できず。

②蛍烏賊の接岸はこの日入ったエリアにはなかった

③メバルよりもソイの反応が良かった
⇒ただしメバルもいるところにはいる。恐らくベイト次第で入ってくるだろう。





Day2.

昨日Day1.が比較的短時間釣行だったにもかかわらず、全身が強張っている。
仕事が終わったあと、子供たちと一緒に入るお風呂が熱を帯びた筋肉に心地よい。

昨日の情報があったため、この日はホタルイカの接岸前後2時間の釣行を予定する。

仮眠後、少し早く目が覚めてしまったため、そのまま海へ向かう。



昨日選択したポイント。
波はほとんど無く、ベタ凪といってよい海況。

少し気になったのが水色。
昨日深く濃かった水色が、この日は少し白濁している。
昨日の日照時間は10.4で、この日は8.2。
最高気温は10℃を超えている。

昨日あれだけ釣れたソイからの反応は少なく、釣れたとしても小型。

嫌な予感がする。

実水温は昨日と比べ、0.5℃程度の低下。

雪代かもしれない。
だとすれば、エリア一帯が壊滅的な状況になるかもしれない。

そう考え移動を決断。

昨日同様エリアを広く探っていく。


幸いな事にその後の移動先の水は深く濃い。
蛍烏賊の地合いに入っていたため、各場所で15分単位で探るも反応なし。


最後に辿り着いたポイント。
比較的多くのAnglerに打たれている場所。
周囲はまだ暗いが、30分もすれば明るくなっていくだろう。

昨年この時期に蛍烏賊の大型接岸があった場所だが、見る限り接岸は無い。
FireFly、ZQ、ユーリーマグナム、チヌペン蛍と順番にリグをキャストするが海は沈黙。

そうこうしているうちに、黎明の時刻を迎える。

今日はもう駄目だなぁ。

そう考えながら明るくなるにつれて際立ってくる潮の流れを見る。

このポイントも左から強く払い出す潮、右からは潮目を伴い左の潮と緩やかに融合する関係上、手前エリア一帯が潮のヨレとなっている。そうこうしているうちに、右の潮目がゆっくりと寄ってくる。蛍烏賊ルアーをやめ、4inch W-tail Grubを選択し頭を半分嚙み切って(なんと塩味!)潮目にキャストする。

3投目。

着水は潮目の境界。
この日は何とか魚からの反応が欲しかった。
GRF-TR85special.の穂先先端を細かくシェイクする。
同時に、竿を持つ左手手首周辺でも、細かい振えを加える。
僕は、今まであまりこういったアクションを加えることはなかった。
しかし、理由はわからないが、この時はシェイキングを試そうと考えた。

キャスト。
フロートが着水し、ラインスラッグを回収後シェイキングを開始。
竿に柔らかいテンションをかけ、手元そして竿先を細かく動かす。

カンッ

硬質なバイトを感じ、反射的に強くテンションをかける。

重量感はある。
ただし、メバルのような滑らかさは無い。
ロックフィッシュのように諦める感じは無い。
クロダイのようにその場で大きく暴れる感じも無い。
青物のような瞬間的な爆発力はないが、それなりに暴れる。

この魚は何だろう。

ドラグを出しながら慎重にやり取りをし、小さな波に併せてランディング。


でかい。

メバル43㎝(と言い張っております)。


4


しかし、このポイントは本当に言いポイントだと思う。
Human pressureが比較的かかり、海況の悪化と濁りが入りやすいため僕はあまり選択するポイントではなかった。しかし、初めてシーマン君&Bocky君にこのポイントに連れてきて来てもらって以降、条件が良いときにこの場所にきて悪い思いをしたことが無い。確実に何らかの釣果が得られる事が多い。条件が合致すれば尺メバルすら出る。

そして、大型ロックフィッシュの食性。これもシーマン君からいただいたご教示の一つ。彼らはどこからやってきて、何を捕食するのかという問題。個人的に今回のロックフィッシュを釣ることで自分の中で理解することが出来た大きな収穫であった。

5

帰り道。


隣で眠る同行者をたたき起こし写真を撮ってもらう。
いつも感じる事なのだけれど、
頸城山塊がはとても美しい。
美しい山と川と海に囲まれている僕の環境は、恵まれている。





Day3.


この日も短時間の釣行を選択する。

到着して15分程度たつと、ポツリポツリと青色発光が確認できる。

6

蛍烏賊を捕獲する気は全くなかったのだけれど、『蛍烏賊釣ってきて!』という長男・次男に『蛍烏賊は釣れないよ。網で掬ったり拾うんだよ。』と話していたのを思い出し、子供達の喜ぶ顔を見たいがため、怪しく光る蛍烏賊を拾う。リグをキャストし、テンションを少しだけ張ったまま、足元のホタルイカを拾ってビニール袋に入れるという動作を続ける。

およそ30分ほどで蛍烏賊の接岸は終了。

この日は朝まずめも沈黙。

結局一匹も魚を釣ることなく帰宅。

7

20匹程のホタルイカは、子供達と奥様に捕食されました。この日も長男が『おとうちゃん、もっと獲ってこないとおとうちゃんのホタルイカは無いよ!』などとぬかしやがります(笑)。




Day4.


・・・不戦敗。
(起きられませんでしたorz)













上越糸魚川の1-4月は、釣りをする上での条件が非常に厳しい。海況・気象条件・風、そして釣り人のやる気。ここ数年は、1~4月であっても可能な限り海へ向かっていた。様々なデータや予測を駆使しても、現場では釣りがギリギリ不可能なほどに波が高かったり、キャストしたPELineが風をはらんが結果リグを安定することが出来なかったり。そんな中でもなんとか釣りができるポイントを見つけTry & Errorを繰り返すことで、釣果が得られたり得られなかったりする日々はとても充実していた。

ただし、僕は40歳。

この時期に根を詰めすぎるためか、GW以降は精神的に燃え尽きてしまったり、体力を喪失することで病気が長引いたりするような年齢になってしまった。結果的に、上越糸魚川で最もメバルが熱いと考えられる5~6月に海に出る事が精神的・体力的に出来なくなってしまうという問題を僕自身抱えている。これらの理由から、今シーズンは機会を絞って釣りをすることにしている。





上記で蛍烏賊第一陣並びに春の第一回釣行シリーズが終了。
今シーズン第一回は昨年一昨年と比較し、個人的には釣果に恵まれた。恐らくこれたまたま運が良かっただけなのだと思う。



釣り人として、より再現性を高めたい。

そのために何をするべきか。

思考錯誤の日々が続く。

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釣りに関して『人と競い合う事』は重要かもしれないと考えています。





僕がメバル釣りをするうえでメルクマールにしているダービー二つあります。

一つは、"やすや倶楽部メバルダービー"。
いうまでも無く、越前福井を主戦場に精鋭のAnglersがしのぎを削ったダービー。彼らの足跡をたどる過程で、"日本海"という近い土俵で戦う僕にとっては多くの発見が今なお得られるダービーです。残念ながら、元祖やすや倶楽部メバルダービーは終了となっているようですが、今は主催を代えて同様のダービーを行っているようです。


もう一つは、"SMF2メバルロングダービー"。
僕にとってのOnly oneであるプラグ『ユーリー』の作り手であるソルトマスター先生が企画されているダービー。特定のエリアではなく、日本全国のSMF2ユーザーと競い合うことが出来る稀有なダービー。

そもそも僕にとっての釣りはメバルとの非言語コミュニケーションであって、競い合うのは他の釣り人ではなく、昨日の自分だという強い考えもあります。しかし、同時に釣りブロガーとしては、他の凄腕Blogger/Anglerに追いつきたい、置いて行かれたくはないという気持ちもあり、これは魚釣りとブログを続けていくうえで力強い動機付けになっております。




今回ソルトマスターメバルダービー2017前半戦で、第一位を獲得しました。



SMF2Lureを使い、メバルを追い求めている凄腕Anglerの中で、この成績を出すことが出来たのはとてもうれしいことでした。


なぜ"ユーリー"なのか?
ということについて、語りたいと思います。


まず、僕がよく使用するワーム。
①Javastick1-3inch
4

②Ecstasy ウェーブテール等
1

③Jackal ペケペケロング等
0138

④Gary 2inchカーリーテール
無題


これでないと釣れない!というワームは無いと思います。一般的に釣れるといわれている汁系ワームも、メリットを感じないため今は使いません。ただ、ナチュラルに微波動を出しそうな形状(①-③)と、ワインド等のアクションによって(さらに強い波等の外力によって)強くアピールしそうなカーリーテールを選択して使用しております。

より重要な点は、フロートと軽量JHを使用し、リグを潮流に乗せてストラクチャーにあてに行くという釣りをしているという意識をもっているため、局地的な反転流や離岸流の壁の中で自ずから変化(例えば微波動)を生じてくれるようなワームを意識して選択しております。それらの中で、メバルを釣ることが出来た思い入れのある製品が生き残ってきているという感じです。



一方、プラグ。

①チヌペン蛍
チヌペン蛍

②ブルースコード
無題

③SPM 55/75
SPM

④シラスミノー
シラスミノー

これも基本的にワームと同じです。
フロートと上記プラグを使用し、リグを潮流に乗せてストラクチャーにあてに行くという釣りをしており、基本的にリトリーブはしません。リグを目標とするストラクチャー上流にキャストし、潮流と風を利用しストラクチャー又は潮の中に送り込むという釣り。プラグを泳がせないことは、ホタルイカパターン時には上記釣り方法とアプローチがとてもマッチするので比較的たくさんメバルが釣れます。ただし、②-④は泳がせてなんぼのプラグなのでリトリーブしない僕には、サイズに関しても数に関しても目が覚めるような釣果が得られることはあまりありません。

つまり、プラグを動かして魚を釣るということの本質を僕は理解していません。





さて、なぜユーリーなのか。

前提として。
釣りを"技術・知識・経験の集成"と捉えたとき、僕は圧倒的に初心者です。
ぺて師匠のように、ブラックバス釣り等で培った基本的な技術知識を持っておりません。ぺて師匠と釣りをしていて感じるのですが、"手数"が圧倒的に違う。一つのキャストで色々なことをやってみたり、同じリグでもあの手この手を使うように工夫されている。当然、ワームの選択やワームを使用することに意味、プラグの選択やプラグを使用することの意味付けなどをご自分の釣りの中でしっかりと体系づけているように感じます。同じような風格を、シーマン君やBocky君からも強く感じます。

翻って僕自身はどうか。
技術・知識・経験もない初心者Anglerが、プラグをキャスト‐リトリーブする中でメバルに対してバイトを誘発するようなアプローチが出来るわけがないと思っております。

では、どうするか。
メバルの居場所を想定し、風と潮流を利用してメバルへアプローチする。
これこそが、おそらく僕がこの釣りを始めて以降、一貫して研鑽してきた技術だと考えております。
『沖からやってくる比較的大きな波は、ストラクチャーにあたって左右へ大きな反転流を形成します。メバルが反転流の中、流れに逆らって口を大きく開け流下ベイトを捕食していると予測し、その場所にリグを送り込めば話は早い。JH0.4gから開始し、反応を見ながらワームをローテーションします。』


でも釣れない。

この段階でユーリーを選択します。
潮上にキャストし、予測したメバルの居場所へゆっくりとアプローチ。
ただ単に潮に乗せるだけのワームと異なり、ユーリーは比較的潮を掴みます。
潮を掴んだユーリーは、潮流に乗ってメバルがいるであろう場所へ流れていき、更に、局地的に形成された潮の複雑な流れ(反転流や離岸流)を捉え、瞬間的に姿勢を崩します。又は、任意でリグに圧をかけていき(≒フォールさせ)、瞬間的に圧を抜いて再度圧をかけてあたりをまつ。

これこそが僕にとってのユーリーの持つ"浮上アクション"だと考えており、メバルが反射的にバイトすることが経験的に多いです。

ただし、こういった強制的にスイッチを入れるような方法では、メバルのスレが早かったり~29㎝までの個体が多かったように感じているため、最近ではユーリーを投げ倒すような釣りはしておりません。そもそも簡単に購入できるプラグではなく、僕にとっては貴重なプラグですので、ここ一番というときに使います。

ユーリー

上記はユーリーマグナム+マリコDx。
僕の写真ではなく、僕以外のSMF2user様のinstagramから画像をかってに拝借。







さて、今日で2月も終わり。
この項を書き始めたのは2月2日。
色々と大変な2月だったけれど、2回釣りに行きました。

うち1回は。
2

1



4
(釣りの後のお楽しみ@道の駅新井 すき家牛すき鍋定食ごはん大盛肉増し。)

キープしたのは25㎝のメバル一匹のみ。

3

6

美味しいアクアパッツァになり、子供達&妻の栄養になりました。
因みに、僕までメバルは残っておりませんでした。
長男:『お父ちゃん、もっと大きいの釣らないと、お父ちゃんのお魚無いよ!』
などとぬかしやがっております(笑)。


追記
Scheme1
7

追加画像②
8

9

保存保存保存保存保存保存保存




メインターゲットであるメバルが釣れない。




今シーズンは過去数年で最も厳しいシーズンかもしれない。
メバルが厳しい条件なのか、釣り手側の条件が非常に厳しいのか。

1月末現在で 29.3-32.0-24.0-22.0-22.0 合計129.3㎝(Ave.25.86㎝)。

まあ、そんなもんかなぁと思っている。

思い返せば'15シーズン(一昨年前)は、アオリイカが非常に厳しい年だった。
生育個体が少ない結果、'16シーズンも厳しいであろうと予測していたが、ふたを開けてみれば'16シーズンは比較的まとまったアオリイカの釣果が得られた(まあ、貧果ではありますが)。その代りかどうか分からないが、'15秋は鰺の釣果を楽しめたシーズンであったが、'16シーズンは、纏まった鰺をほとんど釣っていない。

メバルはサイズが出る場所をいくつか抑えていれば、出る可能性がある。

でも、鰺は・・・。







1月初旬。


弱い冬型の気圧配置が緩む一瞬。
翌日も仕事があり、この日も短時間の釣行。
風と波が落ちるタイミングを予測して海へ向かう。
十分釣りになるため、ウェーダーをはいてShallowへ。

長野は0℃を下回っていたが、海の側は5℃近くある気温が暖かい。

目標の立ち位置で、いつものようにGRF-TR85PEspecialに自作フロート。
0.4g尺ヘッドにウェーブテールをセットし沖目の潮へ向かってフロートリグをキャスト。
リグをゆっくりとなじませながら、フロートをさびいてはスラッグをとるという動作を続ける。
律動的かつ単純な方法だけれど、フロートとリグは潮を掴み、魚のいる場所へ導いてくれる。
JH単体を使った釣りやフィネスな釣り、プラグを使った釣りもやってみたいけど、僕にはまだまだ。

フロートを使ったメバル釣りを深めていきたいと同時に、福井のメバルAnglesは、日本海Shallowにおいての非常に有効な釣り方を発見し、発展されたのだなぁといつも感じている。特に、フロートリグが潮を掴んだ瞬間は、何にも得難い緊張感を経験できるし、それこそがメバルを釣るにあたっての"前あたり"であることが多い。

この日も、一投目、ストラクチャー周囲というよりは、右方向からの離岸流と、左方向離岸流からの支流がぶつかる潮のヨレ手前でフロートリグに重みが増し、さらにヨレまでさびいてき他タイミングでリグ重量が変化し、いきなりリグをひったくるような当たりがある。

このタイミングでメバルが出るわけはないと思いながらも、急いでリールを巻く。
メバルほどの滑らかさと重厚感はないけれど、重くかつ落ち着きのない引き。
上がってきたのは、きれいな金色の中に紫色をまとった30㎝ありそうな鰺。

こんな時期に、このタイミングで鰺?

急いで温度計を出し、海水表面温度をチェック。


14.6℃・・・そうか。


鰺の地合いはおそらく長くない。
潮の流れ以外に変化に乏しいShallowは、メバルが定位するには適したポイントかもしれないが、鰺が足を止めるために必要な条件が少ない。明かりも無ければベイトも不明。更にこの時期は風を味方につけられず(=ウィンディーサイドでは釣りにならない)、深さも無い。それでもレンジコントロールやワームのローテーションを行いながら鰺の居場所を探していくが、少ないながら反応があるのはSurface。ワームはラメの入っている2-3inch。時間が経過するにつれて、ヨレは沖合へ移動していく。あまり多くはない当たりも、ヨレに従って沖合へ移動していき、反応が消える。

この間、時間は30分。

その後、潮の動きが止まる。

結果的にキープできた鰺は3匹だけ。
うち一匹は比較的大きな個体だったので自分の中では満足。
aji 30



日とタイミングを改めるとメバル29.3㎝。
3

やっぱり、今年はあそこではなく、ここがいい。
しかし、メバルが出てくるタイミングは驚くほど同じ。
大型メバルを釣るにあたって効率化できていると感じる。
同時に、まだ見ぬ34.1㎝を超えるには、今のままでいいのか。




さて、上記14.6℃

14.6℃という水温と、尺クラスの鰺にはおそらく相関がある。
リンクさせていただいているarakayanさんの検証である、島根半島における尺鰺接岸条件を思い出す。この記事を目の当たりにした僕にとって、海水温13-16℃というのは少し驚きだったのだけれど、今回の釣行も含めて、いくつか思い当たることがある。

僕たちのエリアである上越糸魚川で言えば、およそ12月中旬~1月中旬の海水温。この時期に、こんな大型の鰺が釣れるのかと言えば、あまり鰺を釣るという意識がないけれど、確かに鰺が釣れることがある。まだブログを始める前、年末にあるポイントでイナダを狙っていた時のこと。周りにはイナダが釣れていたのだけれど、下手くそな僕にはまぁ当たり前のように釣れない。その当時読んでいた釣りの本に"レンジを探れ"と書いてあったのを思い出し、根掛かり覚悟でボトムまで落とそうとしていた時に違和感。

『やった、イナダだ!』

そう思いながらごり巻して、上がってきたら勝手が違う。金色一部紫に光る細身な魚体。40㎝はあるかと思われる鰺。その時は、イナダを釣りたかったのであまり嬉しくなかったのだが、家に帰って刺身で食べるととてもおいしかったという思い出がある。

季節外れの鰺。

この時、また、一昨年前、そして昨年。僕は"季節外れ"と考えていたのだけれど、今思えば、鰺が接岸する必然性があるのかもしれない。フォールターンオーバーは、海域を一気に悪化させる要因ではあるけれど、同時に腐ったボトム堆積物は、植物性そして、動物性プランクトンを育てる。そして、海域が改善した条件で小型フィッシュベイトが接岸し、それに惹きつけられてイナダや鰆や大型鰺が接岸・・・。

正解は、今の僕にはまだわからない。

可能性としては、十分あり得るけれど、残念ながらEvidenceがない。

あれだけメバルの情報を記録しているにも関わらず、鰺に関しては全くない。


メバルを狙っていて偶発的に鰺釣れることはある。しかし、あくまで"偶発的"であり、鰺を狙って釣ったわけではない。偶発的である以上釣れた条件に価値はないと考え、情報を積み上げていない。今となっては、メバルを狙う秋・冬・春に一致して鰺の釣果が得られるタイミングがあるにも関わらず、自分の中で確固たるEvidenceへと構築できていない。


まあ、愚痴っても仕方がないので、手持ちのデーターを見て考えてみる。

asi

サイズにかかわらず、釣果数での比較。
今年は昨年と異なり、58匹の鰺しか釣っていない。
鰺釣りのうまい人ならば、おそらく数時間で得られる釣果数だろう。
これを見ていると、まだまだ『鰺のいる場所』をとらえていないのだなぁと思う。

と同時に思い当たる一つの疑問。

『高海水温時には鰺、低海水温時にはメバル』

上記印象を強く持っているのだけれど、意外なことに、水温9-12℃という最低水温期に全体の半分の鰺を昨年は釣っていた。振り返ってみれば、シーズン初期に苦しんだ、上越メジャーポイントでの大型アジングから始まるGWにかけての鰺の接岸。この結果をもたらしているのは最低水温期の鰺だったような気がする。

この結果を水温別メバル捕獲数と比較すれば。

7

大型メバル
⇒水温13℃以上。
大型鰺
⇒水温9-12℃(最低水温期)+日本海における大型鰺接岸条件となる13-16℃。

つまり、これからが大型鰺のねらい目かもしれない。
残念ながらEvidenceが蓄積されていないため、正確にはわからない。
特定のポイントで釣れるとしても、Human pressureもあるので行く気がしないし、Gさんに怒られる。




鰺元年。


これは、今年から鰺を主眼に据えて釣っていこうということではない。
あくまでメインターゲットをメバルに据えながらも、鰺が釣れるときは、しっかりと鰺を釣ろう、鰺が釣れた時の情報をしっかりと記載していこうという僕自身の意識の変化。もちろん、メバル・アジだけでなく、シーバスやクロダイ・フラットやイカも同じように情報をとっていく。







半歩。 


更に、半歩。


足場を確認しながら歩みを進める。

目標の岩礁帯まで残された距離は約2m。

わずかな北風ではあるけれど、海面を騒がしく搔き立てる。

周期的に比較的大きな正弦波が股下まで海面を持ち上げ、僕の歩みを阻む。



・・・・・・・・・・・・・













11月中-下旬。


それまでアオリイカや鯵を釣ろう、ターンオーバーを理解しようと思いながら海に通っていたけれど、同時に、メバルの接岸の有無をチェックしていた。例年、この時期のShallowでは、ポイント選択を間違えなければ比較的簡単に出る一匹が、今シーズンは出ない。勿論、Deep areaはターンオーバーの真っただ中であり、サビキ釣りにすら鯵も釣れないような惨憺たる状況が続いていた。


結果として、シーズン最初の一匹は、24㎝の小さな個体。でも、煮付けにすると、身の奥まで煮汁が浸潤していき、とても美味しい。因みに、尺クラスのメバルは、大きすぎて身の中まで味が沁み込んで行きにくい。ゆえに、激渋家では、"油淋尺メバル"又は"アクアパッツァ"、"一夜干し"として食べる。


鯵もアオリイカも、そしてメバルも釣れない釣行がしばらく続く。

『今年はもう駄目なんだ。メバルは少ないんだ。』

そう思い、秋-初冬シーズンは終了しようと何度も考えたが、一週間もすれば再度釣りに行く。





そんな日々を過ごしていた12月上旬。


0-50㎝の波予測。
1-2mの北風が吹いた後静穏。
タイミングはピンだと思いながらも、いくつかのポイントを探る。
まあ、当たり前のように反応が無い中辿り着いた、本命ポイントの一つ。
昨シーズン秋・春に開拓した、僕が考えた"秋-初冬に効く"ポイント。
ウェーダーとライフジャケットを装備し、いざ目標の立ち位置へ。








・・・・・・・・・・・・・



チェストハイのウェーダーではあるが、既にインナーは濡れている。

立ち位置に立てば、波の飛沫を被ることはあっても、海水の流入はないだろう。



残り2m。



水深が大きくなってくるため、ゆっくりと歩みを進めていると。

『ドンッ』と大きな音がして、目標の岩礁に対して垂直に波しぶきが立つ。

飛沫が頭から降り注ぎ、周りから流入した海水に体のバランスを崩し足元を踏み外す。

幸い、踏み外したその先に、しっかりとした石があったため、転倒には至らなかった。



残り1.5m。



足が進まない。

頭の中で、甲高い警報音が響く。

その場所へ立ちたい。でも、行ってはいけない。






気持ちは前を向いているつもりだ。

でも、心の深いところで、一歩引いている自分がいる。

そういった自分に気が付いた瞬間に、全身の緊張感が緩む。



ため息をつきながら、夜空を眺めると、
長男の変顔
次男のどや顔

同時に、妻の笑顔が星空に浮かぶ。




昨年秋の実績から考えると、この状況下で目標の立ち位置に立つことが出来れば、尺に絡む大型メバルが釣れるという確信を持っている。いや、本心を言えば、Bocky君が打ち立てた34.1㎝を超えるメバルを本気で獲ろうと思って選択したポイントだ。


34.1㎝という可視化出来ない壁は、果てしなく高い。


その高さを超えられる可能性がある1.5mはすぐ手が届く距離だ。


しかし、昨年までは遠いと感じなかったその1.5mが、今はとてつもなく遠い。


遠いと感じるだけ、僕は釣りが下手になったのだろう。


そして、釣り以上に価値のあるものを見つけることが出来たのだろう。





勇気をもって、誇りをもって、撤退することを決め、ゆっくりと来た足場を戻る。

戻り始めた瞬間に、海は静かになったような気がしたが、これは何かのトラップだろう。

おそらく、再度立ち位置へ向かう瞬間に大きな波が立ち、僕の体は一瞬で消し飛んでしまう。





浜に戻り、出来るだけ遠投してストラクチャー周囲を狙うが、ドリフト幅が短い。
この立ち位置からでは、しっかりと潮に乗せて、じっくりとアプローチ出来ない。



車へ戻り、ウェーダーとライフジャケットを脱ぐ。

お茶を飲みながら、いくつかポイントを見ながら移動する。

メバルな夜だなぁと思い、何だか感傷的になったので、BCBライングループへアクセス。




移動先途中での写真をグループへ送信。

mebaru 2


無数の水滴が写真上に写っている。

水滴なのか、はたまたオーブなのか、そういえばここ数日右肩が重い。
(注;釣りのし過ぎによる痛みです!・・・と思いたい。







まあ、そのあと何だかんだ色々あって、ユーリーで。

mebaru 1

32.0㎝。
またしても、32.0㎝どまりのプレスポーニング個体。
尊い命を感謝して、余すことなく食べさせていただきます。

おそらく、時合い的には粘ればまだ釣れたような気がするが、一匹で満足。
一匹で満足なのか、はたまた僕には一匹しか釣れないのか。
まあ、一匹しか釣れないのだと思います(笑)。









季節的にも、社会的にも釣りにはなかなか行けない。

でも、何とか行けば出てくれる一匹。


釣りって本当に楽しい。

でも、家族あって、仕事あっての趣味の釣り。

楽しい趣味の釣りがあるからこそ、家事育児そして仕事も頑張れる。


うん。
今の僕は釣りと上手く付き合っている(笑)。

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