やってみました母子残留 ~アメリカ滞在353日の記録~

帯同家族としてアメリカへ渡り、主人は任期満了で帰国。 子供の現地校卒業を目指し、1年弱母子残留をした記録です。

まずは国歌斉唱から始まります。
さすがはDC最大級のホール、
なんと天井から巨大な国旗がウィーンと降りてきました。

みんなその国旗を見上げ、胸に手を当てながら国家を歌います。
外人の私は、とりあえず立って見ていただけですが、
君が代と違って、気持が高揚する曲だよなあと聞いていました。

みんなちゃんと歌詞を覚えて歌っている感じだし、
何より、胸に手を当てるポーズが「国家に忠誠を誓う」みたいで、凄いと思います。
「国家斉唱時は胸に手を当てる」って教わるんでしょうか?
毎日学校で始業のベルとともに胸に手を当ててPledgeするので、
そんなのは、習うもんじゃ無く、当然のことなのかもしれません。

着席くださいの合図で全員席に座ると、
来賓の紹介が始まります。
司会は数人の選抜された卒業生代表達が、代わる代わる行います。
日本だったら教頭先生か、校長先生の仕事だと思いますが、
この辺、生徒に任せちゃうアメリカって凄いなと思います。

来賓紹介は、ただ名前と役職を呼ぶだけなのに、なかなか面白く、
自分の出身小学校や中学校の校長が呼ばれるとヒューヒュー言ったり、
教育委員会の人気者(大雪の日に閉校にしなかった謝罪で一躍有名になった人)の番になると
やんややんやの大騒ぎ。
ほんと、楽しい卒業式です。

必ず来賓のスピーチと言うのがあって、
実は、昨年はかの有名なアントニン・スカリア最高判事でした。
まさか、翌年お亡くなりになり、後任決めで大もめになるとは、この時はつゆ知らず。
そういえば、つい先ごろ後任がニール・ゴーセッジに決まりましたね。
私はオバマが任命したメリック・ガーランドの方が好きでしたけど。

そうそう、高校の卒業式はライブストリーミングされるので、
家にいても見ることが出来ます。
昨年は、来年の下見と称して家で見ていたのですが、
最初の自分の生い立ちのあたりは興味深かったけど、
その後長ったらしい演説になって眠くなっちゃっいました。

今年は会場にいたので眠るわけにもいかず、
一生懸命英語の聞きとりだと思って聞いていましたが、
やっぱり誰が話しても、来賓のあいさつっていうのは眠くなるものですね。

さあ、それが終わればいよいよ卒業証書授与。
続きは次回へ!




にほんブログ村 海外生活ブログ 現地校へ
にほんブログ村

さて、日差しの照りつける大理石の階段に並び、
ジリジリと肌が焼けるのを感じながら待つこと約30分、
ようやく扉が空きました。

そうそう、会場をご紹介しておきましょう。
DAR Constituion Hall、http://www.dar.org/constitution-hall
普通はDARは付けないで、コンスティトゥーションホールと呼ばれます。

DARというのはDaughters of the American Revolutionの略で、
こういう団体のようです。↓

The 
Daughters of the American Revolution (DAR) is a lineage-based membership service organization for women who are directly descended from a person involved in the United States' struggle for independence. A non-profit group, they work to promote historic preservation, education, and patriotism.

アメリカ革命に関係した子孫、しかも女性のみの団体って、なんか凄そう。
でも、ホール自体は誰でも使えて、
うちのように公立高校の卒業式はもちろん、歌手のコンサートや、
政治団体の集会、はたまた結婚式まで、色んな事に使われています。

当日は、大通りに面した入口からでは無く、横道の方から出入りします。
扉は3つくらいあったと思いますが、
とにかくみんな早く中に入りたいので、どの扉もごった返していて、
こんなんで本当にチケット出せって言うんだろうか?
と思ったら、きちんと渡さないと入れてもらえず、
案外ちゃんとしてるんだなあと感心しました。

真ん中の平らな席は卒業生が座る席。
親は周囲のすり鉢状になっている座席に、早いもん勝ちで陣取ります。
親戚一同で来ているような所は席取りが大変です。

正面に向かって右か左か、どちらの方が写真が撮りやすいのか悩みました。
このホールには行った事もなく、
自分が入った入口もいったいどこなのか見当もつきません。
そこで、みんなに付いて行けば人気のある方に行けるだろうと、
流れに乗ったのが大正解!ベストポジションゲットです。

卒業生は左から登って右に降りるので、
息子の顔を撮るなら正面右側の席がベストでした。
左側からだと、ずっと背中しか見えませんから。

で、階段を上って適当に真ん中かな~という辺りに座りました。
段々になっているので、登ったり降りたり。足の悪い方は大変です。

一番前はちょっとしたボックス席になっていて、そこだけは指定席でした。
一族ですといわんばかりの白人一家、アジア人一家、等がそれぞれ占拠していて
みな、ドレスにスーツで超着飾っています。
学校関係者か、はたまた高額寄付者かと思いを巡らしながら、
高校の卒業式って一大イベントなんだなあと改めて実感。

式が始まるまで、先生やカウンセラーを上から眺めているのはなかなか楽しかったです。
カウンセラーは自分の担当生徒の名前を呼ぶのが仕事なので、全員出席です。
しかも、これが卒業式の正装なのでしょうか、カウンセラーも全員ガウン姿です。
先生方は全員出席ではありません。ガウンもマストではないようです。

入口でプログラムをもらったのですが、これがなかなか立派。
全卒業生の名前が入っているので、良い思い出になります。
それを眺めながら待つ事数十分。
14:00開始というわりにいつまでもたっても生徒が入場しません。

と思っていたらにわかに会場が暗くなり・・・。
いよいよ生徒入場。これが長い。
500人近い生徒が一列になって左右からぞろぞろ入ってきて、
真ん中の通路で2列になり前まで進み、また左右に分かれ、奥から座っていきます。
列ごとに人数が揃って、先生が座れと合図してから着席。

これを進行する先生が、ウェダンにホーキンス。
どっちも息子がお世話になったけど、ちょっとな~というアクの強い先生達。
で、ホーキンスが一列着席させるのを失敗しました。
人数を数えながら生徒を列に詰め込んでいたはずなのに、
1人分空けて座らせてしまったのです。
いやあ、親受けの良い心理学の先生も、こういう失敗するんだねとクスッと笑えました。

この間、親たちは拍手をしながら、
自分の子を見つけて名前を叫んだりします。
こういうのが、日本の”厳格な卒業式”とは違う所です。
イベントなので、楽しまなきゃという感じ、まるでコンサートです。

さすがに最後の方は見ている方も疲れてくるので、
一番最後の生徒達が着席した時は、
ピューピューと指笛やら、口笛やらで大騒ぎ。
拍手喝さいの中、全生徒が無事に入場しました。

いよいよ始まった卒業式。
長くなりますので、次回へ続きます。











にほんブログ村 海外生活ブログ 現地校へ
にほんブログ村

卒業式当日は、シニアは学校に集合です。
そこから、全員そろってバスに乗って会場へ向かいます。

持ち物が非常に限定されていて、携帯も車の鍵も持って行ってはいけません。
「お金を持ってないとメトロに乗って家に帰れない」とか言っても、
式終了後に学校へ戻るバスが出るので、
持ち物に制限があって何か困ることがあるなら、バスで帰れと言われるようです。

といっても、ほとんどの子は親と一緒に帰るので問題は無い模様。
学校に車で来た子は、
今晩23:00から明け方の3:00まで、All night graduation partyがあるので、
その時に乗って帰ればいいんでしょう。
因みにうちは、翌日の朝の便で帰国なので、
もちろんこのパーティー券は買いませんでした。
前にも書きましたが、飛び級しているので友達もいませんしね。

卒業生は500人近くいるので、式後にごった返して会えないと困るからと
Tracphoneというプリペイド携帯を買ったのに、
持って行っちゃだめなんて、大誤算でした。

またアメリカに行くことがあったら使えるかなあと、
今も捨てずに取っておいてありますが、
もし学校に持って行っていたら、没収でした。

というのも、学校を出る前にSeculityスタッフの持ち物チェックがあり、
まるで空港の荷物検査のように、洋服の上からポケットチェックされ、
ダメなものは没収されていたというのです。
キチンと言う事を聞いて、携帯を家に置いて行って正解でした。

う~ん、さすがアメリカ。
卒業生をfriskするなんて、
誰かが銃でも持ってたら困るってことですかね。

さて、親はといえば、
車で会場に乗りつける人がほとんどで、
学校から、「最寄りの駐車場はすぐに一杯になるので、相乗りするか、メトロを使った方がいいですよ」というお達しが出る程です。

私はもちろん、バスとメトロを乗り継ぎ会場へ辿り着きました。
車で行けば30分もかからないのですが、
車はとっくに売ってしまったし、まさかタクシーで行くわけにもいきません。

学校から以下メールが来たので、
バスは2~30分に1本で、時刻表が全く当てにならないので、
遅刻しないよう、超余裕を持って家を出ました。

DAR will lock their doors promptly at 2:20pm and the Processional will begin at 2:30pm.  It is imperative that all guests have arrived at DAR prior to 2:20pm or they will not be allowed in the ceremony.  

2:20ぴったりにドアを閉めて、その後は入れてあげないなんて、
本当にそんなに厳しいのか?!
でも、そう書いてあるのですから、きっとそうなんでしょう。

11:00には家を出て、13:00前にはDC市内に入りました。
最寄りのバス停から20分ほど歩く場所だったので、
世界銀行の本屋さん(色々な本があってなかなか面白かった)で時間をつぶしてから行ったら、
ビックリ仰天!DARの入口の階段は入り待ちの人で鈴なりです。

ええ!まじで?!
こんなんならさっさと来てれば良かった!
当日は凄いピーカンのギラギラ太陽が照りつける日で、汗ばむような陽気。
早く来れば、ドアの前の涼しい日陰で待機出来ましたが、時すでに遅し。
皆皮膚がん間違いなし、くらいの日差しを受けながら、階段で立ちんぼです。

こういう所は、アメリカ人でも辛抱強く並ぶので、不思議です。

長くなりましたので、続きは卒業式②へ・・・。



にほんブログ村 海外生活ブログ 現地校へ
にほんブログ村

↑このページのトップヘ